2008.01.28 (月)健康つくりのススメその他

    東洋医学の風邪予防

    東洋医学の風邪予防

     寒い冬の到来です。
    うがい、手洗いをこまめに行い、外出時はマスクを着用しましょう
    寒い冬の到来です。
    うがい、手洗いをこまめに行い、外出時はマスクを着用しましょう。

    東洋医学では風邪は万病のもとといい、古来から恐れられていました。ひいてからの手当も大事ですが、ひく前の予防がもっと大事。簡単な道具でからだを刺激して予防に努めましょう。

    乾布摩擦のしかたを説明します。適度な皮膚刺激は免疫力をアップし、血行をよくし風邪の予防になります。

    お風呂からあがったら、乾いたタオルで3回~5回程度軽くさすってみましょう。さすったところが少し赤くなれば結構です。これを1クールとして毎日、1回、行いましょう。
    1. むこうずねの乾布摩擦
      むこうずねの外側を乾いたタオルで上から下にこすりましょう。次に足関節から足の背(こう)をさすりましょう。
       
    2. うでの乾布摩擦
      うでの後ろがわを肘から手くびにむけてさすりましょう。次に手の背(こう)を手くびから指先にかけてさすりましょう。
       
    3. むねの乾布摩擦
      左右ともに鎖骨の下を外側から内側にこすりましょう。
    4. 背中の乾布摩擦
      背中の両肩の間、肩甲骨の間をさすりましょう。気持ちいいですよ。
    5. こしの乾布摩擦
      腰とその下の仙骨の部分をさすりましょう。赤ちゃんではおしりの青いところをさすりましょう。2歳ぐらいの子供さんには根気よく行えば体質改善にもなりますよ。
    6. 腹の乾布摩擦
      おへそを中心に時計回りに円を描くようにさすりましょう。便通効果もありますよ。
    7. タオルを使わずに…
      歯ブラシの柔らかいもので鎖骨の下をさすってください。これははり治療を応用した方法です。こすりすぎないで下さいね。
    8. 注意して下さい
      ご紹介した乾布摩擦は、強くこすればよくきくというものではありません。こすった場所が軽く赤みを帯びればOKです。こすりすぎると赤く腫れるので3回程度の刺激でOKです。

    風邪を引かないからだは、夏のうちにつくりましょう。夏は肌に太陽が直接当たらぬように長袖のシャツなどをきて肌を守りましょう。海水浴をして塩水(海水)に浸かることも風邪の防止対策になります。

    詳細なご相談は当師会学術局にお問い合わせ下さい。

    学術局は皆様の健康のために、お問い合わせをお待ちいたしております。

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