2011.02.15 (火)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    間単にできるツボ療法 第4回「歯痛」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別にご紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。

    第4回「歯痛」part2
    こりからくる歯痛には耳の前とあご指圧

    【症状】
    虫歯や歯槽膿漏ではないのに、風邪や疲労、慢性の頭痛、肩こりなどによって歯が浮いて痛むときがあります。こんなときはツボ療法が予想外の効果を上げます。

    【ツボ】
    下関(げかん)、頬車(きょうしゃ)

    【治療】
    歯が痛むときは、上の歯、下の歯のどちらが痛んでも、下関と頬車を組み合わせて治療します。
    まず下関のツボです。口を閉じて耳たぶの前を手でさわると顎骨弓(がつこつきゅう)の下にくぼみがあります。このくぼみの中にあるのが下関のツボです。ここに中指または人さし指の腹をあて、左右のツボを同時に強めに押しもみします。
    次に頬車のツボは、あごの先端と耳たぶの下端との中間で、手で押さえると鈍痛のあるくぼみがそうです。ここは、手のひらを外にして、親指の腹をツボにあて、左右同時に指圧します。とくに過労で歯が痛むときは、頬車の指圧が効果抜群です。

    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上