2011.03.15 (火)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第5回「耳鳴り」

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別にご紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。

    第5回「耳鳴り」
    足の裏を気長に鍛えれば耳鳴りが消える

    【症状】
    耳鳴りは治りにくい症状の代表といわれていますが、根気よくツボ療法をすれば治すことができます。セミが鳴くような耳鳴り、キーンという耳鳴りなどいろいろあり、なんとも不快なものです。

    【ツボ】
    湧泉(ゆうせん)

    【治療】
    東洋医学では耳鳴りは「腎」の不調による症状と考えています。
    腎は西洋医学でいう副腎にあたり、人間の生命力の源なので、腎の働きが正常な人はいつまでも若々しく精力的でいられるのです。
    現代人は靴で足を締め付け、コンクリートの上を歩くので、足の裏の湧泉のツボを押すと痛がる人が多いようです。これは腎が弱っているためで、耳鳴りもしやすいのです。
    湧泉は腎を強める大切なツボで、足指を内側へ曲げるとできるくぼみの中にあります。ここを親指でよくもみほぐしたり、イボイボつき健康サンダルをはいて刺激しているうちに、しだいに腎が丈夫になり、耳鳴りもしなくなってきます。仕事中、床にゴルフボールをおいて足の裏でコロコロと刺激するのもよい方法です。

    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上