2011.07.15 (金)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第9回「胸の痛み」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別にご紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用ください。


    第9回「胸の苦痛」part2
    狭心症の発作は手首のツボで応急処置

    【症状】
    胸をしめつけられるような、圧迫されるような軽い痛みが数秒から数分間続くのが狭心症の発作です。冠状動脈(かんじょうどうみゃく)等の硬化による心臓への血液の供給不足が原因で、運動や肉体労働の後、精神的な緊張時、食後等に発作が起きやすくなります。

    【ツボ】
    内関(ないかん)

    【治療】
    狭心症の発作は、それほど激しい痛みではないので、発作がおさまるとケロリと忘れがちです。しかし、見くびると危険な病気です。
    ツボ療法では、あくまでも応急処置として、腕の手のひら側で手首の横紋のまん中から上へ指三本分の内関のツボを親指で押しもみします。内関は心包経(しんぽうけい)のツボで、胸の痛みに特効があり、押しもみで胸の痛みはやわらいでくるはずです。けしてそのまま放置せず、必ず専門医に診てもらいましょう。
    また、症状を進行させないために、過労や睡眠不足、過食、ストレスを避け、規則正しい日常生活をすることも大切です。

    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。


    以上