2011.08.15 (月)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第10回「せき」

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別にご紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用ください。


    第10回「せき」
    ゴホンときたら、のどのツボをやさしく押す

    【症状】
    風邪やインフルエンザにかかるとせきが出ますが、症状がひどくなるといつまでもせきがとまらず、大変苦しい思いをします。ゴホンときたら、すぐにツボ療法をして早めに治してしまいましょう。

    【ツボ】
    天突(てんとつ)

    【治療】
    胸骨の上縁で、のどのまん中に天突(てんとつ)というツボがあります。このツボは、のどの痛みや息切れ、しゃっくりにも効きますが、せきを止める特効ツボなのです。でも、押し方は注意して下さい。このツボの下には気管が通っているので、ツボに垂直に押すと気管を圧迫して息苦しくなります。人さし指か中指で、骨の裏側を押すようなつもりでやさしく、そっと押します。
    天突(てんとつ)の指圧をする前に、蒸しタオルやホットパックでのどを温湿布しておくと、指圧の効果がいっそう高まり、すみやかにせきが鎮まります。自宅での治療の時は温めてから行うとよいでしょう。

    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。


    以上