2014.10.15 (水)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第48回「疲れ目」

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男(ささきくにお) 監修

    第48回「疲れ目」

    簡単な体操で疲れ目もスッキリ

    【症状】
    私たちの目は、長時間テレビを見たり、パソコンやスマホに向かう生活のために大変疲れやすくなっています。疲れ目は視力低下のもと。近視・遠視・乱視などの人は、特に目が疲れやすく、心や身体が疲労している時も目が疲れます。

    【ツボ】 全身

    【治療】
    単純な疲れ目は、目のまわりの指圧だけでもラクになるが、目のかすみや不眠症、動悸、めまいなどの全身症状がある時は、簡単な中国式体操がよく効きます。動作は一つ一つ流れるようにゆっくりと、力をいれておこなうのがコツ。
    1. 両足を肩幅よりも少し広く立ち、右手の甲を腰にあて、左手のひらのつけ根を頭頂部にあてます。左手の4指は前に向ける。
    2. 上体を右へ回しながら、左手のひらを頭骨中央部にそって後頭部へ動かす。
      (左手のひらを頭にぴったりつける)
    3. 上体をもとに戻しながら、左手のひらのつけ根を前にして耳の上から右の額の前へ動かし、頭を左へ向ける。
    4. 手を逆にして同様におこなう。
      健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上