2014.11.15 (土)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第49回「不眠」

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男(ささきくにお)監修

    第49回「不眠」

    眠気を誘う特効ツボは失眠

    【症状】
    興奮したり、心配事があって眠れない状態が続くと不眠症ということになる。しかし、昔から「不眠で死んだ人はいない」と言われ、どんな重症の不眠症の人でも少しは眠っている。糖尿病や高血圧症等の病気によっておきている不眠症でなければ、心配することはない。ところが、不眠を非常識に深刻にとらえ、夜が近づくにつれて「また眠れないのではないか」と恐怖するため、ますます悪循環に陥ることが多い。

    【ツボ】失眠、足三里、三陰交

    【治療】
    足のかかとには、不眠症にとても効果がある失眠というツボがある。このツボには利尿作用もあるので、就寝前でなく、昼間起きている間に刺激する。刺激法としては、こぶしで200回ほど叩くだけでOK。そして就寝前にはドライヤーの温風で、足三里から三陰交、足の裏にかけて快適な程度に温め、ツボをじっくり指圧する。きっと眠れるようになります。
    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上