2015.01.15 (木)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第51回「眠気」

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男(ささきくにお) 監修


    第51回「眠気」

    百会のツボで仕事中の眠気をとる

    【症状】
    世の中には入社試験の面接で眠ってしまったという猛者もおり、その大物ぶりが気に入られて、みごと合格というケースもあるが、普通は眠ってはいけないときに眠くなるという状態は好ましいものではありません。居眠り運転はその最たるもので、会議中の居眠りもサラリーマン失格。

    【ツボ】百会、天柱、風池

    【治療】
    眠気取りに最高に効くツボは、頭のてっぺんにある百会。特に眠いというほどでないが、頭がボーッとして冴えない時も、百会を押せば、たちまち頭がスッキリしてくるのがわかります。運転中や会議中等、眠くてたまらない時や頭が冴えない時は、とにかく一番に百会を指圧して下さい。親指をカギ型に曲げた角でグイッと力を入れ頭の芯に響くように押すと、とても効果があります。それでも眠い時は、後ろ首の天柱と風池を親指でグリグリと頭の芯に向けて押しもみします。これで眠気とさよならできるはずです。
    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。