平成25年度スポーツセラピー研修会

日　時：8月25日（日）午後1時〜5時
場　所：山形市福祉文化センター

１．『スキーの特性と最近の国体』
　　　時 間：午後1時〜2時
　　　講 師：山形県国体クロスカントリースキー監督
　　　　　　　高橋鉄也先生（新庄北高校スキー部監督）

概要：以前は、選手はいっぱい練習すれば強くなるという考えが主流だった。2000年に長野オリンピック強化の為にフィンランドの元ナショナルチームヘッドコーチを招聘し、成果をあげたことからフィンランド式のトレーニング法が全国に普及した。
　内容は心拍数BASE1(130~155)、BASE2(155~165)、SPEED1(130~155)、SPEED2(155~165)、MAXトレーニング(185~乳酸４mmol以上)という分類でトレーニングを行う。特にBASE1のトレーニングを全トレーニングの70％以上行う。ゆっくりしたスピードでトレーニングを行うことによりエネルギー源が脂質、使われる筋肉は遅筋がほとんど。毛細血管が増え持久力が増すといわれている。
トレーニング方法もRun一辺倒からバイク、水泳、ローラースキーを上記のトレーニング方法で行う。
　筋力トレーニングとしてウエイトトレーニング・ストレングストレーニング（サーキットなど）・スタビリテーション・スロートレーニングを行う。特に体幹トレーニングとしてスタビリゼーショントレーニングが主流になってきている。
　最近の国体スキー競技会の傾向として底辺が縮小している。連戦して国体に参加しているので選手は非常に疲労困憊して参加している。スキーの道具の改良に伴い身体の一部に負担がかかり易くなっている。10年前の冬季国体ボランティアマッサージは他県では行われていなかったので、選手には好評だった。その後、他県でもボランティアを行うようになった。

２．『スキーの障害について・冬季国体ボランティアについて』
　　　時間：午後2時〜3時
　　　講師：スポーツセラピー局長：梁瀬吉仁

概要：スキーは腰の障害が多い（資料HP参照）。ボランティアを行うにあたって、大切なことは文書にして残すこと。全国から沢山の選手・監督コーチが鍼灸マッサージボランティアに訪れてくれても、10年後に検証してよりよいボランティアをしようと思って、文書化されていないと実績の蓄積にならない。文にして明らかにすることによって初めて鍼灸マッサージ師も社会的に認知される。

３．マラソン大会ボランティア協議
　　　時間：午後3時〜4時

○10/6山形まるごとマラソン：山形市鍼灸マッサージ師会長加嶋勉・東北リレーションシップ多田裕也・山形県鍼灸師会五十嵐純知
　　窓口は加嶋・多田それぞれで大会事務局と連絡をとる。
　・集合時間は6時半。
　・場所は大会議室畳１２畳用意。
　・駐車場は３台ぐらい(乗合、自転車、ランニングで集合する)。
　・時間は７時〜１２時まで
　・ベッド10台・マット12枚は東北リレーションシップの多田先生から借りる。
　　10月5日午後8時まで白田・五十嵐・梁瀬が多田先生の所に受け取りに伺い、
　　スポーツセンターに搬入する。
　・バスタオルは杉沼・白田が各２０枚用意する。
　・フェイスタオルは用意しない。
　・事務用品（鉛筆・消しゴム・板・ネームプレート）はスポーツセラピーの物を使う。
　・スタッフTシャツ・弁当・飲み物を大会事務局から貰えるか交渉する（加嶋）。　
　・参加予定（鍼灸マッサージ師会10名・東北リレーションシップ7名+8名・鍼灸師会5名）
　・参加者募集は山内先生が山形師会を中心に行っている（なるべく速く参加者名簿をつくる）。

○10/20酒田シティマラソン：池田研二
　　　ベッドが2〜3台しかないのでマットを使う予定。氷は準備が大変なので使わない。

４．ボランティアマッサージの仕方（10分ぐらいで軽く患部を緩める）

　・石川…腰痛。ベッドから脚を下げ、側臥位で腸肋筋にテンションをかけて緩める。
　　坐位で腸肋筋をもう一度緩め、左L4の捻じれをとり、腸腰筋のストレッチをする。
　・杉沼…ふくらはぎの張り。骨盤・仙骨の過度の前傾位矯正。仰臥位で下肢にテンションをかけふくらはぎの張りをとる。
　・池田…右腸肋筋の張り。ベッドから脚を下げ、側臥位で腸肋筋にテンションをかけて緩める。
　・池田信…両膝痛。骨盤矯正。側臥位で腸肋筋にテンションをかけて緩める。
　　中殿筋を緩め、大腿骨の内捻矯正。脛骨の前方移動他の矯正。両膝を立位で回す。

５．参加者名簿