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第7回全鍼師会大会in千葉&第34回日東医学会学術大会 千葉大会プログラム
■大会要項
大会テーマ「みんなで創ろう 新たなる業の頂」
主催:社団法人全日本鍼灸マッサージ師会
協力:関東甲越ブロック協議会
会期:平成20年10月11日(土)〜12日(日)
会場:アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張
 
 第7回全鍼師会大会in千葉が、10月11・12の両日、千葉市のアパホテル&リゾート東京ベイ幕張を会場に盛大に開催された。大会テーマは、「みんなで創ろう 新たなる業の頂」。
 メイン会場に集まった500名を超える参加者を前に挨拶に立った杉田 久雄 全鍼師会会長は、「この大会も第7回目を数えた。今回初めての試みとして日本東洋医学系物理療法学会学術大会との連結開催を企画した。私は欲張りだ。いつも同じことをしていてもつまらない。全鍼師会だから前進したいと考えている。当大会開催に当たって、関東甲越ブロック協議会の協力のもと、越川 和夫 師会長をはじめとする千葉県師会の皆さんには実に一生懸命取り組んでいただいた。心から感謝申し上げたい。今回のプログラムは内容が盛り沢山で欲張り“すぎた”かも知れないが、私の名前に免じてどうか許していただきたい。来年は、北海道での開催が予定されている。この大会の楽しい思いを、是非、来年に伝えていきたい。どうかよろしくお願いします」と述べた。
 その後、来賓のご祝辞を賜り開会式は無事終了。熱き2日間のスタートを切った。
(報告:丸山 芳也)
 
■御礼
大会実行委員長 北村 喜久雄
 第7回目となります全鍼師会大会in千葉も盛会裏に終えることができました。
 今回初めてのケースとして日東医学会との連結開催ということで、多少不安もございましたが、千葉県師会をはじめ関係スタッフの諸先生方のご協力もあり、担当者として心より感謝申し上げます。
 ただ、今後の問題として、一般参加者数をもっと増やす為にはどのようにすれば良いか、努力・検討したいと思っております。
 また、会員各位におかれましては、お気づきの点、御意見等がございましたらお聞かせいただければ幸いに存じます。
以下、全鍼師会大会in千葉の詳報をお知らせします。
■大会プログラム
◇10月11日(土)
13:00〜13:30
 第1部 開会式

13:40〜14:40
 第2部 特別講演
     「チャレンジスピリッツと未来」

14:50〜16:20
 第3部 分科会
  1)一般公開講座「トレーナーズサミット」
  2)一般公開講座「言葉の力、コミュニケーション」
  3)無資格対策部会
  4)組織強化部会
  5)公益法人制度改革化における協同組合設立説明会

16:30〜18:00
 第4部 分科会
  6 一般公開講座「鍼灸の作用機序の解明を目指して」
  7 一般公開講座「美容分野に対する東洋医学的アプローチ」
  8 保険部会 
  9 組織強化部会
 10 観光地部会 
 
◇10月12日(日)
9:00〜11:00
 第5部 分科会
 11 鍼灸医療推進研究会シンポジウム
 12 介護事業推進委員会
 13 スポーツセラピー部会
 14 一般公開講座「忙しいあなたのためのメタボリックシンドローム撃退作戦」

11:15〜11:50
 第6部 総括

11:50〜12:00
 第7部 閉会式
第34回日東医学術大会 千葉大会
大会テーマ「総合医療における鍼灸マッサージの役割」(10月13日まで開催)
 
○ご来賓(敬称略・順不同)
堂本 暁子 (どうもと あきこ)千葉県知事(代理)
鶴岡 啓一 (つるおか けいいち)千葉市長(代理)
臼井 日出男(うすい ひでお)衆議院議員
椎名 一保 (しいな かずやす)参議院議員
藤森 宗徳 (ふじもり むねのり)千葉県医師会会長
阿部 紘一 (あべ こういち)千葉県議会議員
石毛 之行 (いしげ くにゆき)千葉県議会議員
臼井 正人 (うすい まさと)千葉県議会議員
臼井 正一 (うすい しょういち)千葉県議会議員
小林 義明 (こばやし よしあき)関東鍼灸専門学校校長
福原 正義 (ふくはら まさよし)千葉県立千葉盲学校教頭
 
○ご祝辞(敬称略)
外口 崇 (とぐち たかし)厚生労働省医政局長
 
○ご祝電(敬称略)
麻生 太郎 (あそう たろう)自由民主党総裁 
細田 博之 (ほそだ ひろゆき)自由民主党幹事長
松本 純  (まつもと じゅん)内閣官房副長官 衆議院議員
さいとう 健 (さいとう けん)自由民主党衆議院千葉第7選挙区支部長
■特別講演
「チャレンジスピリッツと未来」
講師:吉田 義人 氏(元ラグビー日本代表選手)
講師:吉田 義人 氏(元ラグビー日本代表選手)
 特別講演講師は吉田 義人氏。明治大学ラグビー部をその強烈なキャプテンシーで日本一に導き、90年代の日本代表の不動の11番、W杯(ワールドカップ)でもそのスピードで“YOSHIHITO YOSHIDA”の名を世界中のファンに鮮烈な印象を残した名選手。ラグビー界だけではなく、日本のスポーツ界の中でも一流を極めた吉田氏の講演に迫る。
 講演タイトルは「チャレンジスピリッツと未来」。
 高校・大学時代、日本一という輝かしい栄光の陰で、彼もまた多くの挫折と孤独を経験していた。選手として高いレベルを求めるほどチームから孤立し、ラグビーすらできないほど思い悩んだ日々。家族の支えと、自分とは違う環境で頑張る何気ない人々の日常に気がついた時に、周囲への感謝と弱い自分を認める勇気を感じたのだという。
 大学4年生で主将となり、それまでアピールすることだけを考えていた自分が、強いチームを作るために多くの課題をチームに課し、同じ目的へと向かう集団へと変貌させていく。
 「名選手である前に良き社会人となれ」「尊敬される先輩となれ」「時間を守れ」。一見当たり前の話のようだが、体育会系の独特な習慣を変革するだけでも大変な作業だろう。
 こうしてチームメイトと、とことん話し合ったというエピソードは、スポーツだけではなく組織を作り上げていく過程の中で多くの場面に共通することではないだろうか。
 また吉田氏の言う「チャレンジスピリッツ」とは明治大学ラグビー部の部訓「前へ」と共通している。
 チャレンジこそが未来を創り、チャレンジする心こそが自分自身であると。
 個人個人が強くなり、さらにそれらが同じ方向を向く組織の大切さを語ってくれた吉田氏のメッセージは、全鍼師会にとっても千金の価値だったと思う。
最後に吉田氏の座右の銘を添えて報告とする。
 「本物であること」
 「本流を歩むこと」
 「本筋を貫くこと」
(報告:笹川 隆人)
■第1分科会
一般公開講座「トレーナーズサミット」
 パネリスト:
   日体協AT 朝比奈 茂(あさひな しげる)先生
   JOCハンドボール強化スタッフ
   永井 正之(ながい まさゆき)先生
   JOCバトミントン強化スタッフ
   倉林 準(くらばやし じゅん)先生
 座長:
   (社)神奈川県鍼灸マッサージ師会学術部次長
   朝日山 一男(あさひやま かずお)
一般公開講座「トレーナーズサミット」
 第1分科会となるトレーナーズサミットは、柔道整復師で日本代表男子ハンドボールチームトレーナーの永井 正之 先生、理学療法士で日本代表バトミントンチームトレーナーの倉林 準 先生、鍼灸マッサージ師で昭和大学勤務の傍らサッカーJ2ヴァンフォーレ甲府のチームトレーナーの朝比奈 茂 先生をお招きし、朝日山が座長でトレーナー活動の現状をおうかがいしました。
 実は私を含めパネリストの先生方同士、大会当日が初対面ということもあり、シンポジウムの打ち合わせの時間まで不安でいっぱいでした。しかし、実際お会いして話してみると、それぞれが活動する中での問題点や苦労話には驚くほど共通点があり、スムーズに打ち合わせもできました。
 それぞれ、仕事を持ちながら、しかもほとんどボランティアに近い報酬で、土日など時間をつくってトレーナー活動をされており、アマチュアスポーツの厳しさを話されましたが、トレーナー活動が生かされ、多くのスポーツ選手の治療を手掛けている様子もうかがえました。また、鍼灸マッサージは状況に応じてトレーナーが使用する選択肢の一つであること。特にPTとしてトレーナー活動されている倉林先生は鍼灸師とチームを組んでサポートにあたるなど、日常的に協力関係を持っているという点をお話ししてくださいました。また、現場に出る場合は、場の空気が読め、選手・監督・コーチ・ドクター等と連携を取っていくことが必要であることを強調されていました。これは日常の臨床現場でのコミュニケーションにもつながる話で、相手に伝わるように説明することの重要さについてそれぞれのパネリストの先生が共通の認識としてお話しされました。初めての試みでもあったトレーナーによるシンポジウムは、もう少し多方面にわたって意見をうかがいたいと思う間に終わった分科会でした。    
(報告:朝日山 一男)
■第2分科会
一般公開講座
 〜すべての会員がおなじステージで〜
  言葉の力、コミュニケーション
  講談で伝える「杉山 検校(すぎやま けんぎょう)の世界」
講師・パネリスト:講談師 宝井 琴調(たからい きんちょう) 師匠
   パネリスト:広報局長 丸山 芳也(まるやま よしや)
      司会:視覚障害局長 小澤 繁之(おざわ しげゆき)
講師・パネリスト:講談師 宝井 琴調(たからい きんちょう) 師匠
 視覚障害局では、昨年から「すべての会員がおなじステージで」をコンセプトに分科会を開催させていただいていますが、今年は「言葉の力、コミュニケーション」というテーマを取り上げました。自分の意思を伝え、相手の気持ちを理解し、仕事においても患者さんの訴えを聞き、それに答えるとき「言葉」は重要な手段です。そこで、この「言葉の力」をもう一度改めて考えてみたいと思ったのです。今回は言葉の最高芸術、講談を聞いて言葉の力を体験していただき、シンポジウムでより深く考えてみたいと思いプログラムを企画しました。
 講談は名作を現代に伝える講談全集の中から、私達に関係の深い「杉山 検校」を、わが国トップクラスの講談師、宝井 琴調 師匠に講演していただきました。言葉の楽しさ、そして深い感動を十分に体感した後、丸山 芳也 広報局長に加わっていただきお二人の提言によりシンポジウムを開催しました。お二人のパネリストのお話はとてもすばらしく、特に丸山局長の軽妙なナビゲーションでテーマにぴったりのトークショーになり、会場からもテーマを掘り下げるような発言をいただき、大変盛り上がった有意義な分科会になりました。しかし残念だったのは会場からの発言とパネリストとの意見の交換などが時間の都合で十分にできなかったこと。あと15分あったら、と心残りでした。
 用意していただいた80の席はすぐに満席となり、追加席も足りないくらいで、全部で120人程の方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
(報告:小澤 繁之)
■第3分科会
無資格対策部会 
 「タイ・スパ・サービス受け入れ阻止に向けて 〜これからが正念場〜」
法制局長 川村 雅章(かわむら まさあき)
 無資格対策部会入り口には各師会に募集した、鍼灸マッサージの日ポスターをはじめ、新聞広告・厚生労働大臣免許である趣旨のチラシ、配布されたティッシュ、また新聞取材記事等をパネルに掲載し、入場者の注目を浴びていた。
 宮本 年起 委員が司会。杉田会長の挨拶では「法律無視は毅然として対処する。受刑者の職業訓練で推拿の実習訓練で民間資格を得られるニュースに対し法務省に抗議し、今後このような科目の訓練はおこなわないと確約をとった」と述べた。川村法制局長も「タイ・スパ・サービスの日本での雇用を2度阻止した。しかし油断できないため、今後も各師会の地元国会議員に陳情書をもって各省に反対の意思表示をお願いしたい」と現状を報告した。
 その後、各師会からの報告・無資格対策の活動状況、要望等を会場に求め意見・情報交換がおこなわれた。
 特に鍼灸マッサージの日の取り組みは多くの師会から報告があがり、24時間テレビやスポーツ祭典会場での有料施術を実施し、福祉機関に全額寄付の報告もされた。無資格対策では、保健所に無資格監視員を置き対処や被害者相談窓口の実施、学生進路指導の学校への啓蒙等の報告がされた。NTTタウンページ等、整体カイロの広告取り締まり、厚労省は無資格徹底を謳い何故法律遵守ができないのか等、質問や要望が多く出された。
 多くの師会が実施しているイベントは確実に国民、マスコミ、行政へと結果が出て無資格対策につながっている。タウンページの件は、広告内容に病名や厚生労働大臣免許等の記載は取り締まれる旨、牧野委員が回答。最後に山本 登副会長より「無資格対策はあきらめてはいけない。何より政治力が必要だ」と強調し協力を求め、閉会した。
(報告:牧野 雅興)
■第4・9分科会
組織強化部会
 「みんなで創る 全鍼の経営本 〜経営アイテム活用講座〜」
組織強化部長 古賀 慶之助(こが けいのすけ)
組織強化部会「みんなで創る 全鍼の経営本 〜経営アイテム活用講座〜」
 分科会4および分科会9ともに60名程度の出席であった。
 現在作成中の「全鍼の経営本」について経過の報告をおこない、完成後は全鍼HP内会員ページに掲載の報告をおこなった。フロアより経営本の中には「今すぐ使えるテンプレート」があるが年賀状や暑中見舞い、ニュースレターなどのツールを随時更新してほしい等の意見が上がり、将来的にはウィキペディアのように参加者が自由に書き込みできるように工夫することにした。大目標である「みんなで創ろう」で徐々に完成型に近づけたい。
 続いて5人の先生に経営体験談を『経営のツボ』と題し、バラエティーにとんだ経営形態を披露していただいた。治療院経営といっても、いろいろな方向性で考えられると実感した。
 また質疑応答では、よく聞く成功事例より失敗事例を教えてほしいというフロアからの意見もあり発表していただいた先生方に「リスクマネージメント」も含めてご回答いただき非常に盛り上がった。 このほか、組織強化部の継続事業であった会員管理システムがほぼ完成し、実際にソフトを操作して概要・機能の説明をおこなった。全鍼事務局及び各都道府県師会に正式に配布される事が発表された。
 その後、ナイトサロンにて組織強化担当者会議を実施。組織強化委員5名を含む約30名が参加した。参加者には全国の担当者名簿が渡された。残念ながら参加できなかった担当者分の資料は隣県あるいはブロック代表者に渡しておりますのでご確認ください。
 全員の自己紹介のあと、組織強化部の今後の目標設定や業界のこれからに対する思いなど、年齢やキャリア等問わず活発な意見が交換され制限時間をはるかに超える議論が交わされた。
 なお、来年度より「ブロック代表担当者会議」の開催時期を大会前に移行し、各師会担当者およびブロックの意見を集約しやすくし、大会のスムーズな運営がおこなえるようにすることなどを決定した。
(報告:古賀 慶之助)
■第5分科会
公益法人制度改革化における協同組合設立説明会
講師:全国中小企業団体中央会総務部長
   加藤 篤志(かとう あつし)先生
講師:全国中小企業団体中央会総務部長 加藤 篤志(かとう あつし)先生
 分科会講師として、全国中小企業団体中央会総務部長の加藤 篤志 先生をお招きし、今回の公益法人制度改革を中心に分かりやすく解説をいただいた。
 公益法人の歴史は民法制定の明治29年に始まり、現在25000法人を超えていると推察される。新公益法人制度の施行は、平成20年12月1日と目前に迫ってきたが、事業内容の見直しや収益事業の継続等、検討課題は山積みであり、情報を得ようと会場はみるみる間に満席となった。
 これから本番を迎える公益法人改革、その中で協同組合の事業として継続が可能か、如何に組合設立ができるのか等、格好の入門講座となった。
(報告:河崎 良一)
■第6分科会
一般公開講座
 「鍼灸の作用機序の解明を目指して」
講師:昭和大学医学部第一生理学教室助教
   石川 慎太郎(いしかわ しんたろう)先生
講師:昭和大学医学部第一生理学教室助教 石川 慎太郎(いしかわ しんたろう)先生
 昭和大学医学部で、日々鍼灸の作用機序の研究をされている石川 慎太郎 先生に、その研究の一端を発表いただいた。鍼灸は様々な疾病に対して治療効果を発揮するが、マウスを使っての研究で裏づけを証明する結果を導き出した。
1)がんなどの悪性腫瘍の細胞に対して有効に働く
  リンパ系細胞のナチュラルキラー細胞は足三里穴相当部位への
  鍼刺激で活動が活発になることが明らかになった。
2)リウマチ様関節炎に対し、命門穴相当部位に
  鍼灸刺激を加えたところ炎症を抑える働きがあることがあり、
  関節炎症状の悪化を予防する事が明らかになった。
3)鍼刺激が血液をサラサラにする結果が得られつつある。
 上記の内容を大変分かりやすく発表いただき、参加者は大いに興味深く聞き入った。
 今後、鍼灸の作用機序の研究が鍼灸のEBMを明らかにしていくことは、業界の社会的認知度を高める事にもつながる大変意味のある事であり、石川 先生の今後の研究に期待が高まるものである。
(報告:澤登 拓)
■第7分科会
一般公開講座
 「美容分野に対する東洋医学的アプローチ」
講師:健美会主宰 北川 毅(きたがわ たけし)先生
講師:健美会主宰 北川 毅(きたがわ たけし)先生
 北川 毅 先生の、美容分野に対する東洋医学的アプローチでは、「東洋医学と美容」「美容鍼灸の現状」「美容鍼灸の手法」の三つのテーマでご講義と実技を見せていただいた。
 講義の中で、「健美」という言葉が出てきました。「健康の基礎の上に成立する美」「健康に基づく美しさ」という意味。それが、東洋医学・中医美容の特徴でもあり、現代医学や美容エステ等と大きく違い、身体と精神を共に健康にする美容鍼灸だそうです。
 美容整形をしたり薬物を塗ったりするのではなく、身体の内側から改善を図る美容鍼灸、故に今アジアブームが来ているそうです。「インナービューティー」「アジアンビューティー」といった言葉をよく耳にすると思います。
美容鍼灸
 また、実技ではモデルの顔面に極細の短鍼を約50本近く、次々と鍼管を使わずに手際よく打たれていく姿はとても鮮烈でした。医道の日本社からDVDが発売されているそうなので、機会があれば皆さんも是非拝見して下さい。
 この講座を受講して、タイ・スパやエステといった美容分野で無資格者達がおこなっている事を、我々有資格者が東洋医学の技術を持ってやらなくてはいけないのではないか、やるべきだと。そうしていくことによって、無資格者排除にも繋がると感じました。
(報告:岩本 賀奈夫)
■第8分科会
保険部会
 「あなたにだけ保険の将来展望について教えます」
保険局長 吉井 保(よしい たもつ)
 今回は2部構成でおこなった。
 1部は保険推進委員のメンバーが【中野 義雄(なかの よしお)・浜田 郁夫(はまだ いくお)委員】「療養費の取り扱いの現状と今後の展望」と表記、年度別の資料を基に経緯と説明をおこなった。
 この資料は、一部、先般おこなわれた全国保険担当者会議資料に追載したものを使用した。特に平成16年10月通知「留意事項等」以降、取り扱いが随分スムーズに展開しているなどかなり改善された。また、通知の改正と基準書「療養費の支給基準」の説明文の改善と部分改正は、ある目的に向かって有意義になることであるので、その意を汲んで見守ってほしいと具体的表現は避けつつも協議内容に理解を求めた。
 引き続き2部では、地域・個人は問わず、要望・意見等は、それぞれ主張されることは結構だが、担当部局に対して「間違ったメッセージ」を与えた場合に不利益を被ることの重大性を学んでほしいと定期協議で学習した感想を披露。
 事例として、償還払いに変更する保険者が続出傾向を示していることを説明。
 また、年次別取り扱い高推移表を示し、その中で18年度は料金改定でマッサージを冠とする当会として往療料(いわゆる8km規制)の影響がどのようになるのか改定に一部不満及び批判を繰り返していた意見に一定の理解を求めた。
 最後に療養費の取り扱いで「マッサージが果たすべき位置づけ」について独自の視点から保険局の意気込みを参加者全員が共有したかのように「いかがですか」の問いに対して参加者の1人から「わかりました」と満足感ある明快な返事があり、分科会を象徴するすべてを物語っているようであった。
(報告:吉井 保)
■第10分科会
観光地部会
 「温泉地活性化、進化する温泉地 〜温泉療養コーディネーターの育成〜」
観光地部長 山田 真以知(やまだ しんいち)
 北海道、福島、群馬、千葉、石川、京都、愛媛等の各師会よりご意見をいただいた。
 温泉地の師会は、もっとボランティア活動をして師会の存在感を高めるようにとの提案をいただいた。地元の住民向け、観光客向けのボランティア活動を実践し、観光地部会が温泉地活性化の目標に挙げた「温泉とはり、きゅうマッサージで健康つくり」その担い手としての、あはき師による「温泉療養コーディネーター」を多くの人に知っていただく良い機会にもなります。8月9日の「鍼灸マッサージの日」におこなうも良いし、地元の観光協会のおこなうイベントに師会として参加協力し、あはきの無料体験コーナーや健康相談等を設けて広告宣伝活動をおこなうことは、費用対効果から見ても非常に有意義であると思います。杉田会長の挨拶があり、「温泉地の、あはき師が減少しているが、チャンスと捉え新しいことに挑戦し前進して欲しい」。山本副会長より「温泉療養コーディネーターを生かし観光地を活性化させる」。北村副会長より観光地における無資格者対策は「有資格者が安全・安心な施術を施すことが大切だ」等々のコメントをいただきました。
 温泉地のあはき師の活性化には、「温泉とはり、きゅうマッサージで健康つくり」。その担い手、あはき師の温泉療養コーディネーターの養成が必要です。
 このような人材の養成を成功させるためには温泉地のあはき師だけでなく、都市部のあはき師の先生方の参加が必要不可欠です。その目的達成の方策として全鍼師会の冠を被せた温泉療養コーディネーター講習会を開催していただきたく、お願い申し上げます。
 温泉地を活性化して、何時の日か「全鍼師会温泉療養コーディネーター」全国大会開催を胸に描きつつ観光地部会報告とします。
(報告:山田 真以知)
■第11分科会
鍼灸医療推進研究会シンポジウム
 「国民のための鍼灸医療推進を目指」
  〜業団・学会・学校の統合による鍼灸医療推進研究会〜
☆シンポジスト:
 研修作業部会長 小川 卓良(おがわ たかよし)先生
 研究作業部会長 川喜田 健司(かわきた けんじ)先生
 普及啓発作業部会長 杉山 誠一(すぎやま せいいち)先生
☆座長:
 (社)東洋療法学校協会副会長 坂本 歩(さかもと あゆみ)先生
 (社)全日本鍼灸マッサージ師会副会長 高田 外司(たかた そとし)
鍼灸医療推進研究会シンポジウム「国民のための鍼灸医療推進を目指」
 今回「鍼灸医療推進研究会」が目指す事業をご理解いただくために、シンポジウムを企画しました。
 はじめに、座長の高田 外司が本研究会の構成団体、設立目的、事業、事業期間、委員紹介、本年6月に発会した「マッサージ等将来研究会」の内容を案内後、各部会長より報告と計画案が述べられた。
○小川 卓良 研修部会長:
卒後研修必修科目と選択科目のシラバスを作成し、必修科目(健康保険取り扱い疾患+膝痛)の内容を学識経験者に依頼し原案を作成中であり、今年度中の完成を目指している。卒前・卒後・生涯研修の取り組みについて、卒前は学校協会の委員とともに卒前・卒後の整合性を検討。卒後研修は実施にあたり今年度中に「卒後臨床研修施設協力基準アンケート実態調査(お願い)」を実施。鍼灸の健康保険における同意書撤廃も視野に入れており6疾患+膝痛の鑑別を中心とした講座も盛り込んでいる。
○川喜田 健司 研究部会長:
鍼灸のエビデンスに基づいた鍼灸治療を目指して多方面にアプローチ、その成果として「エビデンスに基づく変形性膝関節症の鍼灸医学」を出版。今年度は鍼灸治療効果に関する中国・韓国との臨床試験実施やデータべースの構築と利活用体制の確立など多くの課題に取り組む。
○杉山 誠一 普及啓発部会長:
「鍼灸の需要喚起を目的に、鍼灸の安全性や有効性について広く国民に認知されるようPR活動をおこなう」に基づき、「報道基礎資料(ファクトブック)」を作成(報道機関に350部配布)し、多方面からの取材に対応。メディアが関心を持つテーマに即した鍼灸情報を継続的に発信するためニュースレター1・2発行。今年度はこれまでの事業を継続し、「鍼灸医療推進研究会」のホームページ開設に向けて準備中である。
 シンポジスト間での意見交換の後、フロアからの「鍼灸マッサージ師を雇用している施術所のネットワークを作って欲しい」との要望に検討するとの返答があり、学生からは「将来の不安を抱きながら勉強しているがどうすればよいのか?」との質問に、シンポジストから、目前の課題を日々努力し、臨床力量を高めて開業すべきとの助言をいただいた。
 終わりに、坂本 歩 座長は鍼灸医療推進研究会の目的達成のために会員各位のご理解とご協力を切望され、初めて開催されたシンポジウムをまとめられた。
(報告:高田 外司)
■第12分科会
介護事業推進委員会
 「早わかり介護予防 〜地域支援事業参入で目指す新たなる業の頂〜」
介護事業推進委員会 委員長 丸山 芳也(まるやま よしや)
 平成18年より国の施策により介護予防の普及啓発がはじまり、適切な健康管理、指導によって年間医療費を大幅に削減させた自治体の事業が新聞の一面を飾る時代になりました。医療福祉財政逼迫のおり、介護保険・医療保険制度ともに「予防」という概念が重視されつつあるのは、当然の流れに思われます。それに伴い、各自治体がおこなう地域支援事業による健康管理・予防事業展開の動きが盛んになってきています。
 地域支援事業の特色は、自治体の財源を使い、地域の社会資源である様々な団体・組織に委託し、地域の特色を生かしたサービスを展開していく点にあります。
 まさに、地域の中で、我々鍼灸マッサージ師の得意分野である「未病治」を実践するステージが整いつつあると言っても過言ではないと思います。
 今回のシンポジウムでは、丸山委員長の挨拶の後、実際に地域支援事業を受託し活動している具体的事例を担当者に発表していただいた。神奈川県では、小川・朝日山委員より川崎市鍼灸マッサージ師会が昨年10月より一般高齢者施策を受託し地域の公民館5ヵ所でおこなっている例と、二宮町では社会福祉協議会から委託され会員で分担しておこなっている例を報告。
 埼玉県では川口市より長嶺氏の施術所で特定高齢者施策を受託しておこなっている例。
 千葉県では船橋市の藤林氏と地元の師会の会員とで特定高齢者施策をおこなっている例。その他、兵庫県では1人で介護教室を開催している賀内氏の例も報告していただいた。全国の取り組みと、具体的な参入方法を聞く事ができ、大変参考になりました。
 最後に、経絡テストと簡単にできる介護予防運動を実施。
 平成24年には、介護保険制度の大きな改正がありますが、今後予防給付も地域支援事業として、各自治体で企画・運営することになると予想されます。業界としても地域の社会貢献と鍼灸マッサージ師の活躍するまたとないチャンスです。そのためには、各師会で具体的に取り込むことが肝要だと思います。介護事業推進委員会でも、12月に地域健康つくり指導者研修会を開催しますので、できるだけ多くの方々が参加し、地元で普及啓発をしていただきたいと思います。
(報告:小川 眞悟)
■第13分科会
スポーツセラピー部会
 「スポーツ障害の臨床とアンケート調査報告」
スポーツセラピー部長 林 俊秀(はやし としひで)
 今回の分科会では、スポーツ障害の臨床と各都道府県セラピー部への要望や今後の活動について、会場いっぱいの参加者全員で熱心な討議がおこなわれた。
○臼井 武文(うすい たけふみ)氏(長野県)
 スポーツ障害の治療で発見した効果的な治療法はすべての疾患に対し応用できる。どのような業種でも若い人が集まらない商売に将来性はなく、発展もしにくいもの。若いアスリート達は自ら陥ってしまった障害に即座に治療をしてもらい、すぐにでも現場に戻れると考えている。そんな彼らの期待に応えられるパルス鍼を紹介した。
○草川 正規(くさかわ まさき)氏(熊本県)
 4回目の発表で疲労回復とコンディショニングの調整について発表。独特な自律神経を介しての治療や試合前・試合中・試合後の治療についての要点。身体だけでなく心のケアについて紹介した。
○中田 和宏(なかた かずひろ)氏(学術委員・石川県)
 各都道府県師会にお願いしたアンケート結果の報告。全国では過半数の県でスポーツ大会の取り組みがあり、国体や毎年おこなわれている各地域のスポーツ大会に積極的な取り組みが紹介され、その時の治療や組織の対応についても話が弾んだ。
 臨床発表の後、フロアとディスカッションをおこなった。
 特にスポーツセラピー部への要望として、もっと積極的な活動と指導者の養成、今後の方向について全鍼師会の指導力を期待する意見が多数出された。   
 (報告:林 俊秀)
■第14分科会
一般公開講座  
 「忙しいあなたのためのメタボリックシンドローム撃退作戦
  〜はらすまダイエットの勧め〜」
講師:日立健康管理センター放射線診断科主任医長
   中川 徹(なかがわ とおる)先生
講師:日立健康管理センター放射線診断科主任医長 中川 徹(なかがわ とおる)先生
 日立製作所の産業医である中川先生は、「従業員の在職中死亡率をゼロに!」という熱い志に共感して、働くことを決めたそうです。
 メタボリックシンドロームを一言で説明すると、“あなたの血管は実年齢と比べて早くに硬く・厚く・狭くなっていきますが本当によろしかったですか症候群”ということなのです。
 メタボ撃退のために“はらすまダイエット”という内臓脂肪減量作戦をご紹介します。大原則は「無理なことはやらない、がんばらない、けれども簡単にはあきらめない」ということです。
 “はらすま”とは。あなたのはらをスマートにするダイエット。SMARTとは細いという意味ではなく、賢いという意味とのこと。おなか周りをへこませて、かっこよく賢く生き生きとお仕事していければという思いを込めているそうです。
 その方法とは
1、 目標の設定・・・3ヵ月で体重の5%を減量
2、 毎日実行・・・・・・100kcalカードの中から自分ができそうな方法を選ぶ
  例えば通勤時の徒歩・階段を現在より増やす(100kcal)
  ごはん・アルコールの量を減らす、大豆を摂るなど200kcalは食事から。
  (よく噛んで、いつもより長い食事時間を意識する)
3、 毎日記録・・・・・・朝晩の体重をチェック
 日々の生活習慣の何気ない行動についても、ダイエットのヒントがあると気付かせてくれました。
 こうした生活指導を治療現場にも取り入れ、地域の健康を守ってくださいとのメッセージをいただきました。
(報告:大淵 真)
※100kcalカードは大塚製薬のHPからダウンロードできます。
http://www.otsuka.co.jp/health/harasma/tools_100kcal/
はらすまダイエットは…Hitach Associates LifeStyle Modification & Action Diet
(日立の仲間たちが生活習慣を変える、動く、そしてダイエットするという意味)の略語でもあるそうです。
■総括
副会長 山本 登(やまもと のぼる)
 第7回全鍼師会大会in千葉は分科会など担当者報告のとおり、盛会裏に終了いたしました。北海道から沖縄まで全国から参加された皆様、大変ご苦労様でした。実行委員はじめ役員一同は力を込めて大会運営に当たりましたが、行き届かない部分がありましたらお許しください。
 大会テーマ「みんなで創ろう 新たなる業の頂」を目指して、特別講演1、分科会14、ナイトサロン3など、限られた日程の中で皆様と共に有意義な一時を共有できたこと、何よりの喜びであります。
 特別講演講師の吉田 義人氏(元ラグビー日本代表選手)は、恩師から受けられた言葉「本物・本流・本筋であれ」と私達に伝えてくれました。
 また、5つの分科会が一般公開講座の形式をとり、講談で伝える「杉山 検校の世界」、業界をリードする著名な講師による講演、シンポジウムなど、会場は満員となり、開かれた全鍼師会を内外に示すことができました。
 今大会は、日本東洋医学系物理療法学会第34回学術大会との連結開催となり、多くの会員が引き続き参加し熱心に受講されました。
 最後になりましたが、今大会を盛会裏に導かれたすべての皆様に御礼申し上げるとともに、全鍼師会と日東医学会が互いに協力し、業界学会の更なる飛躍に貢献されることを願い、総括といたします。以上
 
 
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