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第13回東洋療法推進大会in岡山プログラム
「東洋療法と癒しの心〜世界に広げたい日本の鍼灸マッサージ〜」
 10月19、20日の両日、岡山市のホテルグランヴィア岡山において(公社)全日本鍼灸マッサージ師会(会長杉田久雄)主催、(一社)岡山県鍼灸マッサージ師会(会長松浦浩市)共催による「第13回東洋療法推進大会in岡山」が開催され、一般市民をはじめ、鍼灸マッサージ師などの東洋療法関係者ら、参加者は500名を超えた。
 大会の目的は、国民に向けた良質な医療情報の提供と鍼灸マッサージ師の資質向上であり、開会式には加藤勝信内閣官房副長官、大森雅夫岡山市長、他ご来賓もご出席された。杉田会長は「鍼灸マッサージを取り巻く情勢は大きな変革期を迎えようとしている。2日間、様々な分科会が企画され新しい情報もたくさんあるので、しっかりと吸収され、今一度業界に対するご力添えをいただきたい」と挨拶し熱気あふれる今大会の口火を切った。(広報局)
大会プログラム
◇第1日 10月19日(日)
時間 プログラム
12:00〜12:30
 第1部 開会式(事業局担当)

12:40〜14:10
 第2部 特別講演
  「医師が認め自ら行う手技療法と代替医療のすすめ」
   講師:長尾光城 
      川崎医療福祉大学医療技術学部健康体育学科教授
         (市民公開講座:普及事業委員会担当)

14:20〜15:50
 第3部
 分科会1 「在宅医療マッサージ調査・研究報告」
       〜今後の方向性を検討する〜
         (学術委員会&保険推進委員会(合同)担当)
      
 分科会2 「無免許者との差別化方策の方向性」
         (無免許対策委員会担当)

16:00〜17:30
 第4部
 分科会3 「かかりつけ鍼灸マッサージ師の役割」
       〜地域医療を担う専門職として地位確立を〜
         (学術委員会担当)
      
 分科会4 「東京オリンピックに向けて」
         (スポーツ事業委員会担当)
 
◇第2日 10月20日(月)
9:00〜10:30
 第5部
 分科会5 「一般口演」[10題](学術委員会担当)

 分科会6 「社会保障制度抑制トレンドの中での鍼灸マッサージ」
         (保険推進委員会担当)

 分科会7 「日本型スパと東洋療法」(スパ事業委員会担当)

10:40〜12:10
 第6部
 分科会8 「地域で健康つくりの指導者となるためには」
         (地域健康つくり委員会担当)

 分科会9 「相談事業に見る治療院経営の現状と課題」
         (視覚障害委員会担当)

 分科会10 実技講習「スパで実践する健康美容鍼灸」
         (スパ事業委員会担当)

12:20〜13:00
 第7部 分科会報告/閉会式(事業局担当)
特別講演
「医師が認め自ら行う手技療法と代替医療のすすめ」
講師:長尾光城 先生
   (川崎医療福祉大学医療技術学部健康体育学科教授)
「医師が認め自ら行う手技療法と代替医療のすすめ」講師:川崎医療福祉大学医療技術学部健康体育学科教授 長尾光城 先生
 今回の特別講演は元々数学の先生をされていて、体育の先生が医者だったら面白いという発想で医師になられた変わった経歴をお持ちの長尾先生。軽快なリズムで90分の講演時間がとても短く感じました。先生は鍼灸・マッサージ師等の資格者と勉強会を開催されておりコンディショニング調整や痛み軽減の手技も習得されています。痛みを軽減する方法を科学的に考え、関節にスムーズな動きを取り戻す方法を考案され脊椎を中心に股・膝・足・肩関節に対してアプローチをした経験を踏まえ体幹から下肢にかけての手技とマッサージの持つ不思議な魅力について語られ代替医療の必要性を熱く語っていただきました。会場は会員参加者はもちろんのこと、一般市民の方も多数来場されて会場満タンで笑いの絶えない素敵な市民公開講座となりました。(報告:古賀慶之助)
◇分科会(1)学術委員会&保険推進委員会 合同シンポジウム
「在宅医療マッサージ調査・研究報告」
〜今後の方向性を検討する〜
 在宅医療マッサージについて3名のシンポジストから発表があり、フロアと共に今後の方向性についてシンポジウムを行った。近藤宏学術委員から学術局が本年度行っている在宅医療マッサージのQOLとADL障害に対する効果についての中間報告。尾野彰学術委員からは具体的な事例を挙げながら在宅医療マッサージの実際についての紹介と認定訪問マッサージ師制度の概要についての説明。往田和章保険推進委員長からは、社会保障制度における鍼灸マッサージの状況や厚生労働省との保険制度等に関する交渉の進捗状況についての報告があった。討論では、在宅医療マッサージは社会保障制度抑制トレンドの中で、行政や医療機関に対してEBM(科学的根拠)に基づいた効果を積極的に示していかなければならないこと、地域包括ケアシステムが推進される中で、他職種との連携を強化するためには現代医学的に患者状態を評価し、情報を共有する必要があることなど、今後の方向性が示された。(報告:近藤宏)
◇分科会(2)無免許対策委員会 シンポジウム
「無免許者との差別化方策の方向性」
「差別化方策の方向性」と題し、以下の項目に関して説明・報告がされた。
(1)資格者の施術所において厚生労働省大臣免許を有する者である旨を広告・提示する。
(2)施術所内に免許証または免許証の内容を記載した書面を掲示する。
(3)患者が国家資格者による施術と認識できるようにするため、施術者自身も免許登録番号を記載したネームプレートを着用する。

この(1)(2)(3)の周知等が行われることが前提であるが、お招きした城本正明厚生労働省医政局医事課医事専門官から厚労省の対応をうかがうと、

1.都道府県に事務連絡を発出し免許証の内容を記載した書面を掲示していない施術所は「無免許者が施術を行う恐れがある施設」として必要があれば積極的な指導を依頼する。

2.国民向けリーフレットを作成し、HPに掲示するとともに都道府県にもリーフレットを送付し国民一般に周知を行う。その際、無資格者による施術は健康保険の療養費の対象とならない旨も合わせて周知する、と説明された。

 杉田全鍼師会会長からは平成24年8月の国民生活センター報道発表通り、有資格・無資格が分かりにくいので、判別しやすくするために(公財)東洋療法研修試験財団と協議し「携帯用本人確認証」を発行することになり準備が始まっている。全鍼師会会員は全員がカードを所持してもらいたいと要請があった。
 また、法制局展示ブースでは各師会活動や資料を掲示しアピールした。(報告:山田敏雄)
◇分科会(3)学術委員会 シンポジウム
「かかりつけ鍼灸マッサージ師の役割」
〜地域医療を担う専門職として地位確立を〜
 「かかりつけ鍼灸マッサージ師の役割」をテーマにシンポジウムを開催。シンポジストの岡山県師会会長松浦浩市先生、神奈川県師会の榎本恭子先生、全鍼師会介護予防委員長の長嶺芳文先生、神奈川県師会副会長の沢田昌子先生、それぞれの立場から「かかりつけ鍼灸マッサージ師」のポスター内容「治療・予防・連携・相談」についてお話をいただいた。イメージを広めるために地域との信頼の構築は大事なことであり、また、シンポジストの先生からは治療院で行っている実践例を報告いただくなど、実りある分科会であった。
(報告:西村博志)
◇分科会(4)スポーツ事業委員会 シンポジウム
「東京オリンピックに向けて」
 スポーツ事業委員会の分科会は京都府師会の田中順一郎先生から同師会のスポーツケア部の活動報告のあと、日本鍼灸師会(三浦 洋 研修事業担当理事)・全日本鍼灸学会(櫻庭 陽 スポーツ鍼灸委員会委員)から担当者を招いて「東京オリンピックへ向けて」をテーマにシンポジウムを開催。
2020年に控えたオリンピック・パラリンピックについては鍼灸マッサージ業界として、当然参加に向けたアクションを起こすことは必須であるとの認識で一致。今後は団体間の連携協調した活動へシフトすることなどが提案され、これまでの各団体の取り組みを元にこれからのオリンピック参加に向けた具体的なアクションプランについて、ガイドラインの策定・共通した認定制度の構築・窓口を統一化するための専門委員会創設・戦略的な広報媒体の活用など多岐に渡り議論を交わした。
今後は定期的な座談会・講習会などで意見交流を図り、オリンピックに向けた取り組みを一致協力していくという結論でシンポジウムを終えた。(報告:笹川隆人)
◇分科会(5)学術委員会
一般口演
 一般口演分科会において、次の会員10名による臨床発表が行われた

(1) 「小江戸川越マラソン大会マッサージケアブースに
    おけるアンケート調査」
    埼玉県師会:近藤宏先生

(2) 「通所型介護予防事業!治療院で行う疼痛の改善と機能向上」
    熊本県師会:青木広光先生

(3) 「スポーツ選手をサポートするチーム医療としての
    鍼灸マッサージ師の立場」
    石川県師会:田中良和先生

(4) 「スポーツ界における足関節捻挫の実態」
    岡山県師会:辻美穂子先生

(5) 「かかりつけ鍼灸マッサージ師の必要性と役割」
    神奈川県師会:榎本恭子先生

(6) 「手掌部の多汗に対するツボ治療の私見」
    青森県師会:福井宏郷先生

(7) 「温熱療法による妊孕性向上の検討」
    岐阜県師会:野崎利晃先生

(8) 「胚移植前後の鍼治療で妊娠した症例について」
    鳥取県師会:松岡義人先生

(9) 「裏内庭を主とした対症療法による東洋医学的スコアへの影響」
    大阪府師会:古田高征先生

(10) 「鍼刺激が慢性疼痛患者の脳機能活動にあたえる効果」
    鹿児島県師会:大勝孝雄先生 
  
今年度は昨年を上回る10題の応募があり、開始時間を30分早めて対応。発表は多様な内容となり、会員の皆様と活発な意見交換ができ、充実した分科会となった。(報告:西村博志)
◇分科会(6)保険推進委員会
「社会保障制度抑制トレンドの中での鍼灸マッサージ」
 保険局ではシンポジウム「社会保障制度抑制トレンドの中での鍼灸マッサージ」のタイトルで財政再建、人口減少の社会情勢の中での社会保障制度抑制トレンド下で鍼灸マッサージ業界はどのように国民に貢献していくべきか、データといくつかの案を示しシンポジストの意見を伺った。
 国民の社会保障負担増、可処分所得の減少、労働生産人口の減少といった中で、国民の社会保障制度に対するニーズは現在よりも高くなる事が予想される一方、今後少なくとも数十年は社会保障費の抑制は続いていくと考えられる。その中で法的位置付けも無く、エビデンスに乏しい鍼灸マッサージが社会保障の中で切り捨てられてしまうかもしれないという危機感を共有し、長期的展望に立った戦略を全鍼全体のみならず業界全体で取り組まなければ、長い歴史の中で日本人の健康に寄与してきた鍼灸マッサージに未来はないとの見解で一致した。(報告:往田和章)
◇分科会(7)スパ事業委員会
「日本型スパと東洋療法」
 近年、健康と美の維持、増進、回復を目的とした「スパ」(SPA)と呼ばれる施設が、世界各地で流行し、一大ブームを巻き起こしている。スパで行われる業務の目的は、私たち鍼灸マッサージ師の業務と合致しており、新しい形態の職域としても、大きな可能性と将来性を持っている。
 一方、日本には、古来より「温泉」における「湯治」という「日本特有のスパ」と呼べる文化が存在する。このような現状から、スパ事業委員会では、「日本型スパと東洋療法」をテーマとしたシンポジウムを行い、スパという施設について解説し、スパ及び温泉地における鍼灸マッサージの可能性についての検討を行った。
 会場からは、非常に活発な意見と質問があり、スパと温泉を鍼灸マッサージ師の「職域」として認知する機会とすることができ、一定の成果を上げることができた。(報告:荒深公泰)
◇分科会(8)地域健康つくり委員会
「地域で健康つくりの指導者となるためには」
 「地域で健康つくりの指導者となるためには」と題し、地域包括ケアシステムの講演及び会員による地域での健康つくり活動の実例報告、最後に地域健康つくり指導者の認定審査が行われた。講演では岡山市高齢者福祉課介護予防担当課長の山邊浩樹氏をお招きし、地域包括ケアシステムや介護予防に関する具体的な取り組みをご紹介いただいた。なお、岡山市は厚生労働省のホームページ上で地域独自の取り組みを行っている好事例としても紹介されている。
 また、実際の健康つくり活動事例として千葉県師会の田将光先生、京都師会の木村公一先生が発表した。認定審査では持ち時間内で健康講話を行い、三重県師会の伊藤文恵先生と沖縄県師会の豊平朝清先生の2名が合格し閉会式で杉田会長より認定証が授与された。今後の国の介護保険や地域で必要とされる資源を知る機会はとても貴重であり、現在活動している先駆者の話は今後の臨床や地域活動においてとても重要である。更なる認定者の増加と、健康つくり活動がより多くの地域で開催されることを願う。(報告:高野広行)
◇分科会(9)視覚障害委員会
「相談事業に見る治療院経営の現状と課題」 
 視覚障害委員会は、平成23年度から、訪問相談・電話相談等の相談事業を行っている。これまでの相談では、情報に関すること(PC環境・読書環境等)、講習会・研修会に関すること、就労に関すること等の相談を多くお寄せいただいた。
 中でも「無免許業者の横行で仕事を奪われ困っている」との相談に注目し、業績ダウンの原因は何処にあるのか、その根っこを探り、将来の業績拡大につなげたいのが、この度の分科会の狙いである。
 分科会では、初めに、全鍼師会副会長堀昌弘先生に討論の口火を切る意味で表題のテーマで講演をいただいた。後半では、全鍼師会副会長山本登先生に、助言を仰ぎながら、フロアの皆様と意見交換を行った。
 時間が限られ、当面の目標であった治療院経営の現状をきちんと検証したか、全ての課題を解決できたかどうか不安だが、ご参加の皆様方には、存念を語っていただけたと思う。今後も、明るい明日を拓けるようご意見を活用したいと思っている。
 ご参加の皆様方の熱意に、視覚障害委員会は新たな力をいただいた。(報告:梅宮光男)
◇分科会(10)スパ事業委員会
実技講習「スパで実践する健康美容鍼灸」
 「スパ」は健康と美の増進施設であり、全世界的に見た場合には美容に関する施術の需要と売上が高いことから、スパの業務では美容に関する施術が不可欠な要素となる。一方、美容を目的とする日本の鍼灸は海外の高級スパで高く評価されている。スパ事業委員会では、スパで行われる鍼灸のひとつの形態として、顔面部を対象とした美容鍼灸の実技披露を行い、多くの方に体験していただいた。(報告:荒深公泰)
○総括
 晴れの国で開催した「第13回東洋療法推進大会in岡山」が盛会裏に終了した。
大会テーマは「東洋療法と癒しの心〜世界に広めたい日本の鍼灸マッサージ〜」。
 長尾光城川崎医療福祉大学教授による特別講演「医師が認め自ら行う手技療法と代替医療のすすめ」を始め10分科会が行われ、どの会場も参加者の熱気に包まれた。分科会の模様は各担当者からの報告に委ねるが、今大会では無免許対策委員会が行ったシンポジウムへ厚生労働省医政局医事課医事専門官が初めて出席されご指導いただいた。また、学術委員会分科会「一般口演」は開始時間を早めて10名の演者が臨床等熱心な体験発表で会場を盛り上げた。スポーツ事業委員会では東京オリンピック・パラリンピックに向けたディスカッションを開始するなど、今後の発展に繋がる多くの課題を発信した。全鍼師会は鍼灸マッサージの総合団体として、また一歩前進したに違いない。本大会開催にあたり早くから周到な準備をされた(一社)岡山県鍼灸マッサージ師会(松浦浩市会長)の皆様、事業局を初めとする実行委員の皆様、そしてご協力いただいたすべての関係者に厚く御礼申し上げ、総括といたします。(副会長 山本登)
第13回 東洋療法推進大会in岡山 実行委員集合写真
○御礼の言葉
(一社)岡山県鍼灸マッサージ師会 会長 松浦浩市
 大会にご参加いただきました一般・会員の皆様を始め、委員会の諸先生方には大変お世話になり、ありがとうございました。この度は岡山県が実行部隊として、委員会・全鍼師会本部と連携を取りながらの大会、2年をかけやっとの思いで開催にこぎつけた感がありました。500人を超える業友らの皆様に参加していただき、ご期待に添えたかどうかわかりませんが、なんとか最後までとり行うことができました。これもひとえに会員の皆様と委員会の先生方のおかげと感謝いたします。
今後ますますこの大会が盛大になることと鍼灸マッサージが盛んに行われるようになりますことを祈願いたしましてお礼のご挨拶とさせていただきます。
 
 
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