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第1回生涯研修会報告


実施日時:平成26年5月18日(日)13:00〜16:00
学術部


第1回生涯研修会をとくぎんトモニプラザにおいて開催し、38名が受講しました。

徳島市地域包括支援センターの筒井愛先生・宇山耕平先生に「認知症の対応と予防について」のテーマでご講演頂きました。


まず、筒井先生より認知症の型と症状を講義して頂き、次に宇山先生が対応と諸制度について予防を解り易く講義して頂きました。

認知症の型について主なものしては、変性疾患(アルツハイマー型・レビー小体性認知症)と脳血管性認知症(脳梗塞・脳出血等)がありアルツハイマー型が半数を占めています。

症状については、中核症状と周辺症状があり、中核症状には脳の細胞が壊れて直接起こる症状、周辺症状については性格、環境、人間関係等の要因により精神症状や行動に支障が起きます。

若年性認知症は64歳未満での発症で全国2万6千人余りアルツハイマー型男性が多いです。


認知症をもつ人への対応としては正しい理解と心のバリアフリー、心得を踏まえてそのポイントが大事です。

諸制度としては、法務省管轄の成年後見人制度や厚労省管轄の日常生活自立支援事業があります。

予防としては、加齢が最も大きな要因ですが、リスクを少なくする、脳の活性化で一定の効果が報告されています。

しかし、嫌がる事を強要するのは逆効果なので注意が必要です。行政の事業としては、健康相談や介護保険においての相談があります。


昨今、話題にもなり患者そして会員自身も身近に対応する事になるテーマなので、「こういう場合はどうしたら良いのか」と質問も出て講師の先生も一緒になり考えていく良い研修会でした。

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