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鍼(はり)Q&A

Q1
鍼は、なぜ効くのですか?

A.
身体の不調は、帰結の通り道である経絡が交通渋滞を起こしているようなものです。
経穴(ツボ)に鍼を行うことで交通整理を行います。


Q2
鍼は痛くないですか?

A.鍼は毛髪ぐらいの細さであり、特殊な手法で行いますので痛みはほとんど感じません。


Q3
鍼のあとは残りますか?

A.
基本的にあとが残ることはありません。


Q4
治療した日にお風呂へ入っても大丈夫ですか?

A.
大丈夫ですが、治療後一時間はお控えください。


Q5
鍼は癖になりませんか?

A.
鍼治療は癖になることも、副作用が出ることもありません。


Q6
金属アレルギーがあるのですが、鍼をして大丈夫ですか?

A.銀鍼ですと反応が出る可能性があるのですが、現在はステンレス鍼が主流なので反応が出ることは少ないです。
ステンレスアレルギーの場合は、状況を施術者へご相談ください。


Q7
エイズや肝炎に感染する心配はありませんか?

A.
現在使われている鍼は使い捨てのものがほとんどですので、感染の心配はありません。
安心して鍼治療を受けてください。
使い捨て鍼を使用しているかどうかが不安なかたは、お気軽に治療院へお問い合わせください。



きゅう(灸)について




マッサージについて




はり・きゅう・マッサージって?

 鍼灸マッサージは中国を起源とし、2000年以上前から用いられている医学です。

日本は仏教伝来(6世紀前半)と共に伝えられ1500年の時を経た今もなお、国民の健康保持増進に寄与しています。

米国国立衛生研究所(NIH)も平成9年11月専門家委員会で理論的根拠となるメカニズムははっきりしないとしながらも、鍼灸の効果を認知し、保険会社、老人医療保険制度、医療扶助制度を含む合衆国と各州の保険事業および他の第三者支払機関に適切な鍼灸治療を保険適応できる様にし、より簡単に受けられるようにすべきであると奨励しました。

そうすれば患者が、鍼灸治療を受ける際の経済的障害が取り払われるであろうと報告しています。



 はり治療とは、金属製のはりで経穴(ツボ)を刺し、いろいろな方法で人体内に特殊な刺激を与え疾病を治療する方法です。

症状にあわせてその方法及び刺鍼量を調節します。

きゅう治療とは、もぐさ(艾)を経穴(ツボ)の上で燃焼させ、人体の皮膚に一定の温熱刺激を与え疾病を治療する方法です。

通常、使用するもぐさの量や施灸部位は病気によって異なりますが、もぐさを半米粒大に捻って使用します。

はり、きゅう治療は西洋医学の科学的理論に基づくものに対して、長年の歴史を基盤とする経験的医療と言えます。

古代中国で生まれた治療法ですが、技術や経穴(ツボ)の取り方など、治療そのものに関する様々な研究がなされてきましたが、なぜはり、きゅうが効くのかという根本的な理論の科学的研究は大変複雑で、今日までその殆どが解明されていませんでした。



 その為、科学論拠絶対主義の今、はり、きゅう治療に対する様々な偏見もありますが、長年の歴史の中消え去ることもなく脈々と受け継がれていることが物語る通り、体にやさしく、治療効果が充分期待出来る素晴らしい治療法です。

近代になって科学的研究も盛んに行なわれるようになり、特にアメリカ国立衛生研究所(NIH)は、1997年11月に、はり治療が様々な病気に有効か有用であるという結論を発表し、はり治療を正式に医療として認知すべきであるという勧告を行いました。

それに伴い臨床的データも集積され、適応範囲、治療指針等のはり理論も徐々に確立されてきています。

こうした背景の中、はり、きゅうの治療効果は国際的にも認められ、はり治療が世界中で行われるようになり、東洋療法の素晴らしさが認識され、全世界中に広がりつつあります。



 あん摩マッサージ指圧治療は、押し、引き、撫で、さすり、揉み、叩くといった手技を用いて患者個々に適した刺激量を選択し、治療を行います。

あん摩、指圧が経穴(ツボ)、経絡(ツボとツボを結ぶスジ)を意識して施術するのに対し、フランスから伝わったマッサージはリンパ、血液の流れ、筋の走行に従って施術します。

このように、あん摩指圧とマッサージとでは理論や手技が全く異なるのですが、日本においてはひとつの国家資格として法制化されています。

こうした手技療法は、長い歴史の中で体系づけられ、あん摩・指圧・マッサージなどは、国が認めた唯一の手技療法です。

基本的にあん摩や指圧は衣服の上から行いますが、マッサージは直接皮膚に対して治療を行います。

また、あん摩や指圧は身体の中心から末梢に向って遠心性の刺激を与えるのに対し、マッサージでは体の末梢から中心に向って求心性の刺激を加えるのが原則です。

こうした手技療法の刺激法を大別すると、「さする」「もむ」「こねる」「たたく」「ふるわす」「押す」の六つです。

この中で、指圧は「押す」、按摩は「揉む」、マッサージは「さする」が基本的刺激法です。

手で身体の状態を診ながら、悪い部分を見つけ治療する」という点では、あん摩・指圧・マッサージは同じですが、あん摩は中国で、マッサージはフランスで、指圧は日本で、それぞれ生まれ発達してきた手技療法です。


はり・きゅう・マッサージの免許って?

 皆さんは車の運転に免許が必要なことはご存知ですよね。

それと同じように業務としてはり治療、きゅう治療、あん摩マッサージ指圧治療をするためには、国が認めた「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」の免許が必要です。



 ところが、近年「カイロ」「整体」「中国整体」等といった免許を持たない無資格の施術所が、危険な誇大広告とともに町にあふれています。

それらは、いわば「運転免許を持たずに営業運転しているタクシー」のようなものだとは言えないでしょうか?



 営業としてはり治療、きゅう治療、あん摩マッサージ指圧治療をするためには、国が認めた「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」の免許が必要です。

「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」(昭和二十二年法律第二百十七号)第一条。

また、同法第十二条により、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の免許を有する者でなければこれを行ってはならないものであるので、無免許で業としてこれらの行為を行ったものは、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律第十三条の五により処罰の対象になります。



 ではどのようにしてはり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師の免許は取ることがでるかといえば、高等学校卒業後、鍼灸専門学校・鍼灸大学・鍼灸短期大学等の教育機関等で解剖学、生理学、病理学、リハビリテーション医学といった基礎医学や東洋医学専門科目を3年以上履修し卒業試験に合格した後、さらに国家試験に合格しなければ資格が取得出来ません。

つまり、ベースとして現代医学をしっかり学び、更に東洋医学の専門を学ぶシステムになっています。



 最近、カイロプラクティックや整体といった施術所が多くみられますが、これらは認められた医療機関ではありません。

ほとんどが、医療とは関係のない、無免許・無資格者が行う素人療法です。

またカイロプラクティック学院や整体学校などについては、国や県が認めた学校や養成機関はありません。

ですから、これらの国家試験、国家資格(免許)なども、実際には存在しませんのでご注意下さい。



 では、国の認めた免許を持っている治療院と無免許・無資格の治療院との簡単な見分け方は、看板などに掲げてある「施術所」の名称です。

看板などに「指圧・マッサージ」「鍼灸(ハリ、はり、鍼、針、灸、きゅう、キュウ)」のどれかが入っていれば、免許者のものと考えられます。その3つは法律上の療法名ですので、無資格者が紛らわしく看板などに出すと保健所に指導を受けるためです。

逆に、「カイロ・カイロプラクティック・整体・療術院・リフレクソロジー」等と書かれている場合は無資格者の場合がほとんどです。また、看板やチラシなどに、「腰痛・肩こり・神経痛」などの症状名が入っていたら、そこは無資格者の治療院と思われます。

免許者が疾患名を出すと 、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」第七条違反になるからです。



 確実な方法は、保健所に電話をして施術所の登録の有無を聞くことです。

免許者は開業して一定日数中に保健所に「開設届け」を出さなくてはなりません。

ですから「○○治療院はそちらに、何等かの治療を業務として出来る免許者として登録が有りますか?」と聞いて、登録が確認されれば、間違いなく有資格者の開設した施術所ということになります。



 言うまでもありませんが、当会会員はすべて国家資格の有免許者です。

会員名簿のページで安心できる治療院をお探し下さい。

何かございましたら遠慮なくこのホームページに記載してある本会事務局までメールやお電話を頂けたら幸いです。


詳しくはこちらをご覧ください。

あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうを受けられる皆様へ



ホテル・旅館関係者の方へ

はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧を行うには、国家資格が必要です。

ホテル、旅館に出入りしているはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師についても同様です。

外部からはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師を雇用している関係者の方は、ぜひ、免許証の有無をご確認ください。

無免許の偽はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師を、決してあなたのホテルや旅館に入れないようにしてください。

もし、無免許者があなたのホテルや旅館ではり・きゅう・あん摩マッサージ指圧行為をして、それについて訴えられた場合、同様に訴訟の対象になる可能性があります。

また、事故を起こした場合、同様に損害賠償の対象になる事も考えられます。



マスコミの方へ

はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧は国家資格です。

安易に、違法な無免許者や、免許のない類似行為を紹介しないようにお願いします。

我々プロにとっては、無免許者と混同されるのは、大いに迷惑ですし、また、一般の方にとっても、誤った知識を植え付けられてしまうことになります。

違法な医療類似行為、無免許者を出すことによって、マスコミ自体が違法行為を助長する恐れもあるのです。制作に当たる方は、もっと法律をよく勉強して、まともなものを作っていただくようにお願いします。


 
   

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