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![]() 第22号 平成20年1月1日発行 第6回全鍼師会大会inなにわ報告 平成19年7月8日(日)〜9日(月)の二日間、第6回全鍼師会大会inなにわが開催されました。 今回の大会より生涯研修の単位取得を目的とした分科会設定が設定され、全鍼大会inなにわ全日程での取得単位は合計7単位。本会からは中野義雄先生、宮下健造先生、高島弘和先生、濱崎倫宏先生、北川和彦先生、坂本貴子先生、中島智美先生の7名が参加し、充実した日程を過ごしました。大会プログラムは、下記のとおりです。 平成20年度の全鍼師会大会は日東医との連結開催です。本会では、会員の親睦を深めると共に日本各地の業界の現状を見学し、自県の利益に繋げる目的での活動を組み込んでの大会参加をしており、真面目なだけじゃない徳島県師会の充実した様子は、感想文を読めば一目瞭然です。千葉県は幕張で開催される来年度の大会に、ぜひたくさんのご参加をお願いいたします。 会場・・・シェラトン都ホテル大阪 大阪市天王寺区上本町6-1-55 大会第1日目・・・7月8日(日) 13:00〜13:20 第1部 開会式 13:30〜14:40 第2部 府民公開講座 ○特別講演「食と健康」 講師:伊藤 壽記 大阪大学大学院 医学系研究科 生体機能補完医学講座 教授 ○基調講演「暮らしの中の東洋医学」 講師:杉田 久雄 社団法人全日本鍼灸マッサージ師会 会長 14:50〜16:20 第3部 分科会 協同組合商品展示&説明会 1.視覚障害局「フォーラム」〜すべての会員が同じステージで!情報・イベント・活動 2.スポーツセラピー部「スポーツ臨床の実際」 3.事業局・組織強化部その1「みんなで創る 経営本」〜経営アイテム活用講座〜 4.鍼灸実技1「婦人科疾患の鍼灸」講師 迂思(ユー ス)森ノ宮学園専門学校 講師 5.在宅ケア1「あはき師のための在宅ケアの実践」 講師:西村久代 竃K問リハビリ研究センター代表取締役 16:30〜18:00 第4部 分科会 協同組合商品展示&説明会 6.観光地部会「温泉とマッサージで健康つくり」 7.保険局「保険取扱の現状」 8.事業局・組織強化部その2「みんなで創る 経営本」〜経営アイテム活用講座〜 9.鍼灸実技2鍼灸医療安全ガイドライン」講師:楳田 高士 学校法人関西医療大学 准教授 10.在宅ケア2「あはき師のための在宅ケアの実践」 講師:西村久代 竃K問リハビリ研究センター代表取締役 18:30〜21:00 第五部 懇親会 大会大2日目・・・7月9日(月) 9:00〜11:00 第6分科会 協同組合商品展示&説明会 11.組織強化部組織強化担当者会議」〜組織強化への確かなビジョン〜 12.法制局「規制緩和と法令遵守」 13.介護事業推進委員会「早わかり介護予防」〜地域支援事業参入への確かなビジョン〜 14.事業局「治療院経営のサプリメント」 講師:本多 雄一 NPO法人トリプルエー理事長 :中村 ゆみ子 NPO法人トリプルエー 15.学術局「学術担当者会議」〜生涯研修の重要性と全鍼師会学術活動の展開〜 11:15〜11:50 第7部 総括 11:50〜12:00 第8部 閉会式 全鍼師会大会inなにわの感想文 全鍼大会inなにわに参加して 高島弘和 大阪で行われた「第6回全鍼師会大会inなにわ」に参加して一番感じたことは、はスケールの大きさでした。今大会では、総数1000名を超える今までにない規模での大会開催でした。私自身「全鍼大会」となって2度目の参加ですが、年々盛大になっていくように思えました。とても地方組織での開催は無理だなと・・・いらぬことを想いながら参加させていただきました。 私事ですが、今回開催された会場の隣駅(鶴橋)の治療院で4年間勤めておりました。帰りに18年ぶりに立ち寄りましたが、焼肉&キムチが非常に懐かしく感じました。 大会の内容としましては、府県民公開講座・13テーマの分科会を通じ業界を取り巻く様々なテーマを取り上げていました。業界のニーズが細分化されてきたことの表れであると思います。 来年度は日本東洋医学系物理療法学会と併せてのさらに新しい開催形式での大会になるとのこと、全鍼師会大会にもなお一層の期待を持って今後の大会を楽しみにしております。 ![]() 全鍼大会inなにわの思い出 中島智美 全鍼師会大会には、第1回から参加しており(第4回の青森大会には行けませんでした)毎年感じるのですが、参加されている全国の先生のお元気さ、活気が凄い!会場でも、ロビーでも、懇親会会場でも、あちこちで議論がされています。これだけの大会を開催している実行委員の方々のご苦労がしのばれます。本会の坂本貴子先生は、全鍼師会組織強化部の組織強化委員でもあり、前日から会場入りされての活動には頭が下がります。何かお手伝いしたい気持ちはヤマヤマですが、私は、お会いする先生方のお話を伺い、徳島も今以上に頑張らなくてはと思ったり、分科会でのディスカッションで熱く語ったりと、思う存分楽しませていただくことに頑張りました。 勉強や業界の話しも大切ですが、やはり、思い出作りも欠かせません。今回は、高島副会長にご尽力頂き、観光ツアーを計画しました。鶴橋が近いなら焼肉は必須です。韓国の食材が沢山ある鶴橋商店街も行って本格派キムチを買いたいし、夜の大阪の街も魅力的です。そこで、開会式前の昼食に「焼肉」で食文化の研究、夜は「ベティーのマヨネーズ」で社会見学、閉会式後は「鶴橋商店街」で異国の文化を研究しました。 ハプニングもありましたが、初参加の北川先生にも楽しんでいただけたのではないかと思います。ちょっと疲れたかな? 次回は千葉県で、日東医との連結開催です。一回の旅費で、業界の現状もわかり、学術も得られる大会に、是非沢山の先生方とご一緒に参加したいと思います。 ![]() 「第6回全鍼師会大会inなにわ」に参加して 濱崎 倫宏 7月8日、シェラトン都ホテル大阪にて開催された「第6回全鍼師会大会inなにわ」に参加してきました。 徳島から大阪まで高島先生の車で移動。僕なら2時間半から3時間はかかる所、高島先生のがんばりで2時間ちょっとで到着できました。 開会式は午後1時からだったのですが、かなり早く到着できたので鶴橋で豪華に焼肉の昼食です。初めて歩く鶴橋の町はどこか懐かしい(3丁目の夕日的な)空気と異国情緒の漂う不思議な町で、他では感じない独特の雰囲気を持っています。行きかう人の言葉にも、看板にも韓国語が混じり、まさに「リトルコリア」です。高島先生の案内で現地の有名店に入りました。朱色に塗られた韓国宮廷風の内装の高級そうな店内に入り、チマチョゴリを着た店員さんに2階に案内され(居酒屋ならともかく焼肉屋で2階建ては初めてです)ロースター付きテーブルに腰を下ろし、皆さん「とりあえずビール!」え?開会式の前ですよ?・・・あ、僕はウーロン茶で・・・豪快な飲みっぷりに圧倒されつつ、肉の焼ける音、香ばしい匂いに包まれて僕も負けじとご飯も注文、しっかり満腹になりました。冷麺は明日の楽しみに取っておきます。 鶴橋から会場のある上本町に向かいます。車で数分の距離です。それにしても大阪の交通マナーは相変わらずひどいなあ。もし、個人的に来る時は列車で来よう。「シェラトン都ホテル大阪」に到着、その大きさに圧倒される。今回の大会参加総数は1000人強、それをすっぽり収めてしまってもまだ、一般客も宿泊できるのだから・・・青森でも山口でも感じた事ですが、こんな大規模宿泊施設は徳島ではありえないなあ何百台も駐車可能な駐車場、広い吹抜け、小洒落たバーや、洗練されたレストラン、いやはや徳島とは比べようが無い・・・ ![]() 受付を済ませ4階「浪速の間」へ、午後1時より開会式が始まります。杉田会長の開会の挨拶に続き、大阪府副知事、関大阪市長、酒井大阪府医師会長と来賓の祝辞が続きます。いやいや、大阪のVIPをよくぞこれだけ集められたものだ。 シャンデリア煌めく立派な会場に1000名以上の参加者、副知事や市長の挨拶・・・全国大会のスケールの大きさに圧倒されます。次は祝電の披露、これも大阪各学校の校長名がずらりと並びます。徳島とは養成機関の規模が違うもんなあ・・・ 閉会の言葉から少し間をおいて大阪大学大学院教授による特別講演「食と栄養」です。世の中には様々な健康食品が溢れていますが、一体何を基準に選べば良いのか健康食品とサプリメントの違い、免疫力を高める食品とは、腸内細菌とプロバイオティクス、癌になりにくい食生活、最新の抗癌治療、ストレスとヘルペス、などなどいろいろと大変参考になる講演でした。確かに「生活の基本は食事」です。先程まで、暴飲暴食の限りを尽くして来たばかりの我々にとっては耳の痛い話でした。 続いて大和の間にて分科会「スポーツセラピー部 スポーツ臨床の実際」にいきました 前半は紙コップを使った簡単なアイスマッサージを実技を交えながらの講習、後半はマイクロカレント(人体が感じない程の微弱な電流治療器)を使用した筋肉の回復法を実際に機器を用いて解説していきました。 最後にスポーツに起因した痛みに対する鍼灸マッサージ療法、特定のスポーツ競技者が傷める部位とそのケア方法、競技前と競技後の施術の違い、選手との信頼関係、等学ぶ事がたくさんありました。僕の場合どうしても高齢者に対する治療が中心で、若いスポーツ障害で苦しんでいる選手に関わる機会はほとんどありません。でも実際にスポーツトレーナーとして現場でバリバリやっている先生のお話をお伺いしてとても良い刺激になりました。 ![]() 次は、同じく大和の間にて保険局の分科会「保険取扱の現状」です。相変わらず吉井局長節は健在で、全国各地によって取り扱い状況が様々に違う中、奮戦しておられるようです。 前半は会場で配布されたテキストを用いて保険の現状報告がありました。保険請求額自体は年々、鍼灸、マッサージ共に右肩上がりに伸びてきています。それには期間回数の撤廃の影響もあるのですが、保険取り扱い団体の乱立(話題になったコムスン系列の「まごころベルサービス」等)も関係しているようで、今後の動向が(保険者の対応も含めて)気がかりなところです。無茶な請求や不正請求を繰り返して鍼灸マッサージ業界全体の信頼を失墜させる事が無ければよいのですが それに関連する事なのですが、期間の撤廃によって長期に渡って請求していた者が過去3年、4年に遡って療養費の返還を求められるケースがあったようです。そんな事があっては他団体への非難どころではありません。再同意などの適正な保険請求を心掛けなければなりません。 ![]() 後半はそれぞれの案件に対する質問コーナーでしたが円満に終了しました。最後に特別参考資料として、某医師会発行の機関誌の抜粋が紹介されました。いかに医師がどのような基準で同意書を取り扱うべきか、という留意事項について解説された物で、医師が同意するにあたって注意すべき事や、施術同意責任(施術にかかわる事故が発生した場合に同意書を発行した医師にも診断責任があるという事)、そのトラブル症例等が事細かく説明されていました。 僕が医者でこんな機関誌を読んでいたら、やっぱり診断書、同意書の発行に及び腰になるだろうなあ。と思います。こういう状況を打破するにはやはり個人個人のスキルアップと、同意して頂く医師との信頼関係の向上しかありません。「あそこの先生にまかせれば大丈夫」と認められるだけの技量を身に付けなければ・・ ![]() 一旦客室に荷物を置きに行き、開会式のあった浪速の間に戻ります。毎年美味しい料理と楽しいイベントがあって楽しみにしていた懇親会がはじまります。今年は河内音頭だそうです。西川きよしさんが登場するという噂もあったのですが、どうやらそれは無いようです。 同じテーブルには何故だか、展示即売会でおなじみの紀州の梅干しを販売している株式会社かわしまの業者さんと一緒でした。食事しながら歓談していると、どういう訳か?中島先生の話術の魔力か?紀州梅干しを自宅にプレゼントして頂く話に・・・ 恒例の名札番号の抽選会では何も当たりませんでしたが、とびきりのお土産ができました。いつもより更にお酒も進んで、手拍子しながら「エンヤコラセェーッ!ドッコイセーッ!」テレビでは何度も見た事のある河内音頭ですが、生演奏の迫力は違います。「西日本人」の魂を揺さぶるリズムに、徳島には阿波踊りがあるけれど、これはこれで輪になって盆踊りを踊ったら楽しいだろうなあ。と妙に感心してしまいました。大阪師会の皆さんと学生さんの盛り上げで、実に関西らしい(ボケとツッコミのある?)懇親会で河内音頭にはしゃぎ、笑い、実に楽しいひと時を過ごしました。
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