公益社団法人 徳島県鍼灸マッサージ師会 ロゴ

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会報「全鍼徳島」
第29号 平成23年8月発行

もくじ

ごあいさつ

東日本大震災義援金募集

通常会員総会報告

おぎゃっと21報告

学術研修会報告

四ブロ保険研修会報告

学術研修会案内

電子カルテデモ参加者募集

広報部からのご案内

編集後記


ごあいさつ

会長
中野 義雄


本年3月11日の東日本大震災にて被災されました皆様に謹んでお見舞い申し上げますとともに一日も早い復旧復興が進みますよう心より祈念申し上げます。

 残暑お見舞い申し上げます
会員皆様には猛暑の夏ながらもご健勝にてご活躍中のことと心よりお喜び申し上げます。
さて、本会では予てより取り組んでまいりました法人改革に伴う公益社団法人への移行のための作業を進めておりましたが、去る7月11日、めでたく認定委員会より答申をいただきました。
これまでご苦労いただきました高島副会長をはじめ役員各位に感謝と敬意を表します。

 今後のスケジュールとして県知事の査定、法人登記、設立総会〔日時は未定〕等がございますが、とにかく本会が「社団法人」から「公益社団法人」となります。

 本会は9月1日に登記する予定で、それよりは「公益社団法人徳島県鍼灸マッサージ師会」と名称が変わります。
全鍼師会の地方師会では4番目です。
徳島県においても業団としては最も早い認定です。

 今後はより公の法人団体として公益活動に努め、はり・きゅう・マッサージが真に県民のものとなるよう普及させて行きたいと心に期しております、どうか本会の今後の発展にご期待をいただきたいと思います。

残暑とはいえまだまだ酷暑、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。


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東日本大震災義援金募集

東日本大震災義援金募集について
総務部

 このことについては7月18日付けで本会から皆さんにお願い状としてお送り済みですが、まだお振り込み頂いてない方は是非ご協力をお願いします。
この義援金は他の団体がしているのとは異なり全鍼師会中央を通して直接被災された我々の仲間に送金出来ると言うことです。

 以前本会からお送りした振り込み用紙が手元にない場合は下記の口座にお振り込み下さい。
宜しくお願いします。


義援金の送り先

金融機関
ゆうちょ銀行(郵便局)

口座番号
00130−5−704535

口座名義
全鍼師会災害義援金口
(ゼンシンシカイサイガイギエングチ)

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通常会員総会報告



平成23年度通常会員総会報告
総務部


日時:
5月22日(日)
10時30分〜12時30分

会場:
クレメントサロン

終了証伝達式・新入会員紹介に引き続き議事に移りました。

会員数:
158名(平成23年5月22日現在)

出席者:
107名(内委任状提出者64名)

議長:
井貝仁先生

議事録署名者:
金丸 守 先生
永井 明人 先生

書記:
宮本 常宏 総務部長

議事:
事業報告・決算報告・監査報告・事業計画案・予算案は原案通り承認されました。

 一般質問で議長より「選挙管理委員規程により今年度は同委員を総会にて選任する必要があるのでは」との指摘があり、中野会長より「役員改選と隔年で実施しており、今年が正にその年です。
失礼しました。
それでは石山清美さん、楠彰浩さんの留任を承認して貰えませんか」と返答があり、議長より会場に諮ったところ拍手による全会一致で承認されました。

議事終了後、事業部作成のカルテの説明を八百原副会長が行いました。当日参加者にはこのカルテの見本が配られました。




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おぎゃっと21報告



おぎゃっと21報告
事業部

 平成23年5月3日、4日の両日(午前10時〜午後4時)、アスティ徳島において第10回次世代育成イベント「おぎゃっと21」が開催され約1万6千人の来場者がありました。

 私共(社)徳島県鍼灸マッサージ師会は「小児はり」を紹介するブースとして「赤ちゃんの疳(かん)の虫退治!施術体験・相談コーナー」を設置し、疳の虫と言われる“夜泣き・夜驚・奇声・噛みつき・乳吐き・指しゃぶり・引きつけ・むずがり・泣き虫”等に悩むお母さん達に「お母さんは名医!」と称し、お母さんが手軽に家庭で出来る〈刺さない・痛くない〉小児はり理論を活用した施術方法を紹介して、実際に0歳〜幼稚園ぐらいまでのお子さんに体験してもらいました。
非常に関心が高く、両日で約300組の体験者があり、私共の「小児はり」のブースは大盛況となりました。
子育てに奮闘するお母さん方へのマッサージを行っていた例年とは方向性を大きく変更しましたが、子育て中のお母さんや家族はもちろん、他のブースの医療関係者からも注目されるほどでした。
また「鍼」といっても一概に刺すばかりではないことを知ってもらえたことも大きな収穫でした。

 因みに本会会員からの参加者は、1日目が10人、2日目が8人、2日間で合計18人でしたが、自身小さなお子さんのいる若手の先生方が大活躍する場となりました。


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学術研修会報告



学術研修会報告
学術部


第1回生涯研修会
講演中の盛先生
日時:
平成23年5月22日(日)
13:30〜15:45

場所:
クレメントプラザ5階
クレメントサロン

テーマ:
「認知症の支援について」

講師:
徳島市地域包括支援センター総括主任、社会福祉士、介護支援専門員
盛裕二先生

研修単位:
3単位(医学教養1単位・臨床2単位)

参加者:
34名

認知症の症状の変化や対応について具体例を交えて分かり易くご説明いただき、認知症に対する認識を深めると共に地域包括支援センターの果たす役割など高齢者を取り巻く状況についても理解が深まり大変充実した研修会となりました。

また、高齢世帯・単独世帯の急増のなか、認知症の方やその家族を地域全体で支援する活動の必要性を強く感じました。



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四ブロ保険研修会報告


平成23年度四国ブロック保険研修会報告
保険部


7月10日に愛媛県伊予鉄会館にて行われた「四国ブロック保険研修会」に出席してきました。

全参加者数は54名で、徳島からは6名の出席でした。
会場は新しい知識を得るために熱気に包まれています。
前回までと大きく違うのは「公益社団法人」としての研修会の開催で各県の会員だけでなく、有資格の非会員、そして一般の方も交えての保険研修会となっています。

 全国で最初に公益社団法人認定を受けた鹿児島県から来て頂いた公益(社)鹿児島県鍼灸マッサージ師会代表理事今村茂先生による「はり・きゅう・マッサージ療養費の基本的な考え方」の講演です。


各県を人口を目安に会員数を考えると
鹿児島県
170万6千人
230名

愛媛県
143万人
186名

香川県
99万5千人
128名

徳島県
78万5千人
123名

高知県
76万4千人
95名


 鹿児島では毎月90人が保険を取り扱い、22年度で約3億400万円の申請を出しているそうです。
中には年間に保険だけで800万以上の収益を上げている会員が40人近くいるそうで、さすがは保険先進県だと思います。

 この療養費とは別に鹿児島市には鍼灸マッサージの助成券制度もあり国保には1回1100円の助成券を年間60枚支給(年間66000円)後期高齢者にも(保険の種類に関係なく)1100円を60枚支給。毎年、鹿児島市だけで1億数千万円になるそうですから非常に大きいです。徳島市の助成金と比べるまでもありません。

 21年度の全鍼のアンケートの数字と比較してみると徳島県は1億3000万円ですから人口比率を考えれば、ほぼ鹿児島県並み。といえるのではないでしょうか?

 鹿児島県師会は公益社団法人として年会費と2%の定率会費で運営しているのですが、あわせて年間1000万円になるそうで・・・それだけあれば、いろいろな活動ができます。

 続いて鹿児島県における毎月の保険申請の分析に入ります。
平成22年度10月の例を見ると取扱件数は1300件で取扱高は2600万円。
一番多いのはやはり後期高齢でマッサージ370件の1000万円。
後期高齢の鍼灸は450件で900万円になるそうです。
次いで多いのが国保のマッサージが75件230万円。
鍼灸は173件で220万円。
その次が協会けんぽで22件で61万円。
鍼灸は100件82万円。
ビックリする金額です。

 年間の内訳は3億円のうち、マッサージが1億6000万円、鍼灸が1億4000万とほとんど同じ比率になっています。
保険者の比率では後期高齢が2億2000万円、国保が5000万円、協会けんぽが1600万円、となっているそうです。

 1件当りの平均請求額はマッサージが3万円、これは往療料と回数を考えると理解できる金額です。
特筆すべきは鍼灸で1万5000円。
鍼灸の全国平均請求額が8000〜9000円なのに対し鹿児島県は5000円以上ずば抜けています。
これは鍼灸の在宅治療に積極的な鹿児島県の地域性で、こればっかりは我々には真似のできない所だと思います。

 ここで、『どうしてここまで鹿児島県で保険件数、金額が伸びたのか』の深い理由になっていきます。
保険治療を行うに当たって、まず第一に必要なのは診断書や同意書です。
診断書、同意書さえ貰えれば、すぐにでも治療開始できるのですが、最初のそのハードルが高いのは、どの県でも同じはずなのです。
いかに工夫して診断書、同意書を取り付けるか、そこに鹿児島の工夫があります。

 鹿児島県師会では独自の診断書(マッサージも診断書)を作成していました。
表題が「診断書」となっているだけで文言に「同意する」と入っている等(医師からすると『同意書』より『診断書』のほうが心理的に書き易い為)各所に工夫がしてありました。
また、医師の記入欄に「1ヶ月に○回まで」と回数指定の欄を作ってありました。
これを作ることで回数が多くても『医師の指示により』とお墨付きになります。
その他、再同意にも配慮があり、口頭同意を得る際に保険者とのトラブル(医師との再同意をした、しない、のトラブル)を避ける為に必ず文書で再同意を貰っています。
それと、どの都道府県でも言われるのが「医師会で申し合わせて診断書、同意書を出さないようにしている」ということですが、今村先生によれば鹿児島県に限らず地方で医者同士で競争の激しい所ではどんなに医師会の(整形外科の)先生が診断書や同意書を出さないようにファックスで呼びかけても、内科の先生は自分の患者さんの取り込みのために整形に受診させるよりは、と同意を断らないとの事です。

 因みに、公益社団法人鹿児島県鍼灸マッサージ師会の会員は保険については個人請求する人は1人も存在せず、もし個人請求している実態が判明すれば即除名になるとのことです。

 お国柄の違いもあり、全ての事で同じようにはいきませんが、徳島でも参考にできる所も沢山あり、面白く保険の深い所を勉強できる研修会でした。


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学術研修会案内



学術研修会案内
学術部


第2回生涯研修会のお知らせ

時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、平成23年度第2回生涯研修会を徳島市はり灸マッサージ師会と共催し、以下の通りに開催します。
今回は、肩こり、五十型、坐骨神経痛など臨床でよくある症例について指圧の実技研修を行いますので参加される方は、バスタオルと実技がしやすい服装の準備をお願いします。

多くの皆様のご参加をお待ちしています。

1. 日時:
平成23年9月4日(日)10:00〜15:00

2. 会場:
自治会館 ホテル千秋閣
徳島市幸町3-55
TEL088-622-9121

3. テーマ:
『指圧の臨床』

4. 研修単位:
医学教養(0単位)・基礎医学(0単位)・臨床(5単位)

5. 講師:
行岡鍼灸専門学校非常勤講師
濱田 勉 先生

6. 内容:
肩こり、五十型、坐骨神経痛など代表的症例の施術法

7. 参加費:
会員・・2,000円
会員外・・4,000円(会員外有資格者)※一般参加は不可
学 生・・1,000円
(昼のお弁当は準備いたします)

8. 締め切り:
平成23年8月30日(火)

【申込先】
学術部 泉木 礼子
電話:0883-52-5545
メール:bs-h13@quolia.ne.jp

総務部 宮本 常宏
電話:088-665-3523
メール:m0502@me.pikara.ne.jp

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電子カルテデモ参加者募集


電子カルテデモンストレーション参加者募集
保険部

 事業部では以前より作成していた電子カルテがようやく出来上がりました。
これは一般のカルテとして使用出来ることは勿論のこと、患者さんの検索や経過確認がとてもスムーズに出来るように仕上がっています。
しかし、まだ試作段階ですので会員の皆様に一度使って頂いて色んなご意見を頂戴し、改良をしていこうと企画しています。
そこで、下記日程で電子カルテのデモンストレーションに参加して頂ける会員を募集しています。
会場はあまり広くないので募集は5人までとさせて頂きます。参加料は無料です。

日時:
8月27日(土)
午後8時30分〜10時

会場:
県保険師会事務所(徳島駅前、中野ハリ灸院2階)



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広報部からのご案内


広報部からのご案内
広報部

会員の皆さんでご自身のホームベージをお持ちの方は広報部までお知らせ下さい。
本会ホームページの会員名簿にリンクを貼ります。

ホームベージに掲載してほしいことやご意見があればいつでも広報部までどうぞ。
メールアドレス tokushima@zensin.or.jp



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《編集後記》



会報29号夏号は各種報告と今後の予定を掲載しています。
また、同封で『とくしま在宅医療推進フォーラムの参加案内』を添付しています。
会報に対するご意見をどしどし総務部までお寄せ下さい。
9月以降、福岡での全国大会や学術研修会等色んな活動を予定していますので、多くの方々に参加し て頂ければと思います。



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ご意見、ご要望、ご感想などがございましたら、総務部 宮本常宏・中野善仁 までお願いいたします。

発行所  社団法人 徳島県鍼灸マッサージ師会

事務局 〒770-0831 徳島市寺島本町西1丁目60-5中野ハリ灸院内
TEL&FAX 088-625-2412   URL http://www15.ocn.ne.jp/~tokusima/



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