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会報「全鍼徳島」
第16号 平成17年1月1日発行


保険便り
保険部長  木下義博

2005年あけましておめでとう御座います。
災い転じて福となす!と成りたいものです。


T:療養費対象疾患増える

 今年度は、10月1日付で厚生労働省保険局医療課長通知(保医発1001002号)が出され「はり師、きゅう師及びあん摩・マッサージ・指圧師の施術に係る療養費の支給の留意事項等について」大きな前進があった。

その中で、はり・きゅう療養費の支給対象として、今まで認められていた
@神経痛
Aリウマチ
B 頸腕症候群
C五十肩
D腰痛症
E頸椎捻挫後遺症
の他に、慢性的な疼痛を主症とする類症疾患も認められ

Fその他

の欄が診断書に追加されました。



U:介護予防はじまる

 斯界通信1月号に、本会の推薦する参議院議員の武見敬三先生が、年頭のご挨拶の中で、

「この度、介護保険制度改革の議論の中で初めて予防給付が検討対象となり、介護予防が現実の政策課題となるに至りました。

この介護予防は、ただ単に要支援・介護度1・2の方が介護度3・4等に重度化することを阻止するのみならず、介護保険の非該当者の中でリスクファクターの多い高齢者の方を特定化した上で、臨床的に効果の上がる方法で予防給付を提供することも実現されなければなりません。

そこでは、人間が本来持っている自然治癒力を活性化するマッサージ、鍼灸の果たす役割は極めて大きく、医学・医療分野との連携を確保しつつこれらの予防給付の中で一定の役割を果たすことが望まれます。

 このように、さまざまな社会保障制度の中において、マッサージ・鍼灸の役割を、事後的施術という側面のみならず予防給付の側面も勘案しつつ、未来志向で拡充していくことが大切です。」

と私達にエールを送ってくれています。


 平成18年度から本格的に介護予防事業がスタートしますが、平成17年度は各市町村でモデル事業が実施され、その中で介護予防効果がみとめられたメニューが正式に新予防サービスに認められ、新予防給付が受けられる。

現在考えられているメニューは
@筋力向上トレーニング
A低栄養予防教室
B転倒予防教室
Cフットケア教室
D認知症予防教室
E口腔ケア教室
F尿失禁予防教室

等がありますが、武見先生の云われているように「予防医学」を得意とする私達が一定の役割を果たすことが出来るように、業団一致して産学協同で新たなメニューを開発するか、上のメニューに参加させてもらうか、今が正念場です。

そこで徳島方式の鍼灸マッサージを応用した新介護予防メニューを募集中。

高齢者に無理なく楽しみながら、痛みを取りながら筋力アップできる様な、利用者・行政(保険者)ともに納得のいくような、利用プログラムを開発しませんか。


 介護予防には目標と継続が必要。それには、しっかりした指導者と常に効果の検証が欠かせない。介護予防は高齢期の「生活の質」を高めるためにある。
(1月1日徳島新聞)


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