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鍼灸(はり・きゅう)について
身体の自然治癒力を引き出し、病を未然に防ぐ東洋医学の知恵をご紹介します。
◆ 病気に対する東洋医学の考え方
東洋医学には「未病(みびょう)」という重要な考え方があります。これは「病気ではないが、健康でもない、病気に近づきつつある状態」を指します。
鍼灸治療は、この段階で身体本来の「自然治癒力」を高め、病気を未然に防ぐことを得意としています。日々の体調管理や、なんとなく続く不調の改善に非常に有効です。
◆ 鍼灸で期待される効果
WHO(世界保健機関)では、以下の疾患について鍼灸療法の有効性を認めています。
- 【神経系疾患】
- 神経痛、自律神経失調症、めまい、頭痛、不眠など
- 【運動器系疾患】
- 腰痛、リウマチ、五十肩、頚椎捻挫後遺症(むち打ち)、関節炎など
- 【消化器系疾患】
- 胃腸病(胃炎、消化不良)、便秘、下痢など
- 【婦人科系疾患】
- 更年期障害、生理痛、冷え性、月経不順など
- 【代謝・内分泌系疾患】
- 貧血、糖尿病、痛風など
◆ 健康保険の適用について
以下の6疾患については、医師の同意により健康保険での施術が可能です。
- 1. 神経痛
- 2. リウマチ
- 3. 頚腕症候群(首から肩、腕にかけての痛み)
- 4. 五十肩
- 5. 腰痛症
- 6. 頚椎捻挫後遺症(むち打ちなど)
※保険適用の詳細については、お近くの「あんしん治療院」または当会事務局までお問い合わせください。
