セミナー情報




平成28年度 第4回生涯学習研修会 報告

 

 平成29年2月5日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成28年度第4回生涯学習研修会を茨城県立盲学校 3階会議室において開催しました。

 参加者は会員39名、一般1名、計40名でした。


 午前の部は、水戸医療センター 総括診療部長 廣瀬 一郎先生による「「腰痛症」近年の医学的見地から」。

 国民生活基礎調査のデータによると通院理由の2位を占めるという「腰痛症」。最近では原因がはっきりせず、理学初見や画像初見で特定しきれない「非特異的腰痛」が腰痛症の中でも多くを占めるとされてきており、先生が提示されたデータによると腰痛患者の約85%がそれと診断されているとのことです。

 レントゲンなどでは異常が見られないが腰がつらくてたまらないというようなタイプの腰痛は鍼灸マッサージ国家資格者が臨床でも多く遭遇し、また得意とする症状でもあり、先生のお話でこれからの時代における我々の役割は大きいと改めて実感しました。

 逆に我々の鍼灸マッサージの適応とはならない、がんや内臓疾患など重篤な疾患のサインとして現れる腰の痛み(red flag)についてもお話があり、万一そういった疑いがある場合はいち早く専門の医療機関に紹介するというようなことも我々の役割であるとも改めて確認することとなりました。

 ほか、腰痛に関連して近年使われるようになってきたビスフォスフォネート等の新しい骨粗鬆症治療薬について、先生の専門である脊椎の手術の新しい術式に関するお話など現在の病院ではどういった治療が行われているかのご説明もあり、最後の時間の質疑応答も終了間際まで丁寧に回答いただくなど、非常に充実した内容の講義となっておりました。



午後は、人迎脈医会 理事 飯田孝道先生による「人迎脈診について」。

 中国の古典に記載があり、手首のみで診断する一般的な脈診に比べて習得が容易でありながら、これまで活用されることの少なかったという人迎脈診について講義していただきました。
 頸動脈上にある人迎部の拍動と手首脈口部の拍動を直接比較して行う人迎脈診を習得するための実技に十分な時間を取られており、参加者は何人もの被験者の脈を取って判断し、答え合わせを行うという内容になっておりました。
 ほかにも参加者同士で脈を取り合うなど、とにかく脈を取って確認する実技面に主眼が置かれており、人迎脈診習得の機会であるだけでなく一度に多くの被験者の脈を取って比較・検討するという貴重な機会ともなりました。
(報告:菊池 健太郎)



平成28年度 第3回生涯学習研修会 及び 第69回関東甲越地区協議会 茨城大会基調講演 報告

 

 平成28年10月30日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成28年度第3回生涯学習研修会をホテルマロウド筑波 鳳凰の間において開催しました。

 茨城県内からの参加者は会員35名、一般1名、学生1名、計37名でした。

 茨城県鍼灸マッサージ師会の第3回生涯学習研修会と第69回関東甲越地区協議会茨城大会基調講演を兼ねた今回は、香取俊光先生を講師とする「経穴部位の世界標準化の課題 −鍼灸学史・臨床とのかかわり−」と題した講義が行われました。

 2006年に開催された経穴国際部位標準化会議により、日本・中国・韓国などでそれぞれ異なるところもあった経穴の位置の国際標準化が行われましたが、香取先生は2006年に決定がなされるまでに何度も開催された会議において作業部員として参加されていた方です。そのため、参加各国の思惑や会議における日本のポジションについて、今回の決定に至るまでの経緯についてなど、内部から見た大変具体的なお話を聞くことができました。

 この標準化はそれまで多国間で異なる部位があった経穴位置のすり合わせとして行われたものであり、決して今まで使われていた日本の経穴位置が間違っていた、あるいは治療効果において劣るということではないが、これからの時代に世界に向けて研究成果を発表する目的や、新しい教育を受けた後進に自分たちの術式を伝えるためには現役の鍼灸マッサージ師はどうしてもこちらを知る必要があるとのことです。

 単純に経穴の知識をアップデートするだけでなく、国際社会における日本鍼灸の未来についても考えさせられる大変素晴らしい講義でした。

報告:菊池 健太郎)


平成28年度 第2回生涯学習研修会 報告

 

 平成28年9月4日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成28年度第2回生涯学習研修会を茨城県総合福祉会館1階コミュニティホールにおいて開催しました。

 参加者は会員36名、一般56名、計92名でした。

 今年度も埼玉医科大学講師・医学博士 山口智先生による講演で、今回の演題は「頭痛に対する鍼灸治療の効果」。

 例年通り鍼灸マッサージ祭り第一部の県民公開講座ということで、テレビ出演の機会も多い山口先生に一般の方にもわかりやすく楽しい講義をしていただきました。前半は我々の行う東洋医学の概要やその科学的な裏付け、鍼灸治療が有効な疾患や今回のメインテーマである頭痛に関する大まかな解説が中心。鍼灸治療は主訴が改善されるだけでなく、QOLや精神面もよくする治療であることが映像やデータを交えて語られました。

 後半の頭痛に対する鍼灸治療の治効メカニズムに関するお話では、山口先生ご自身の研究結果や埼玉医科大学における臨床の成果に基づきどのような経過を経て症状が改善したかを具体的にご説明いただくなど、我々有資格者にとっても大いに参考となる内容となっておりました。

 
(報告:菊池 健太郎)



平成28年度 第1回生涯学習研修会 報告

 

 平成28年7月3日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成28年度第1回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)実技研修室において開催しました。
 参加者は会員38名でした。

 今回は午前・午後通して活心会代表 樋口匡先生・他3名の先生方による「活法について」と題したセミナーでした。

 午前は活法の思想や心構えなど精神面中心、午後は頸・肩・肘・腰などの治療の実技について丁寧に指導していただきました。
(報告:菊池 健太郎)


平成27年度 第4回生涯学習研修会 報告

 

 平成28年2月7日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成27年度第4回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)大研修室において開催しました。

 参加者は会員34名でした。

 午前の講師は、水戸医療センター 総括診療部長 広瀬一郎先生で、演題は「小児の四肢外傷」についての講演でした。小児の外傷や骨折、小児の骨の特徴、骨の成長、改善など、小児は成人の小型版ではない、という話が印象的でした。スポーツ障害についても、「骨端線損傷」の野球肩、野球肘、骨折、オスグット病など、「筋損傷」の筋挫傷と肉離れの違い、足関節の外側、前面、内側の痛みや圧痛部など、オーバーユース症候群など、たいへん勉強になりました。

午後の講師は、日本鍼灸マッサージ協同組合 理事長 堀昌弘先生で、演題は「鍼灸マッサージ過誤」についての講演でした。鍼灸マッサージ過誤で、お灸をして火傷をした、施術により症状が悪化したなどで、場合によっては訴えられるケースがあるそうです。注意をして施術をしていても事故が起きる場合もあります。いつ何が起こるかわからないですから、会員は全鍼師会110番に入り、何かあったときの対応に備えるべきですね。患者とのコミュニケ―ションが大切であるということを、何度も強調されていました。問診をし、カルテをしっかりとり、話を聴き、説明をして、治療も納得してもらうこと。言われてみれば当たり前のことですが、それが患者から信頼される治療師になるための大事なことなのだと、あらためて思いました。

(報告:鈴木 直樹)



平成27年度 第3回生涯学習研修会 報告

 

 平成27年11月1日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成27年度第3回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)大研修室において開催しました。

 参加者は会員32名、一般1名、学生8名、計41名でした。

午前の講師は、千葉県柏日体高等学校 副校長 大澤友博先生で、演題は「スポーツ選手育成のコツ」についての講演でした。霞ケ浦高校の先生を38年間勤め、昭和54年レスリング部を創部、30回のインターハイ出場、優勝23回、春の全国大会優勝20回、国体優勝10回、全国高校チャンピオン382名を育てた名将です。今年3月に定年で霞ケ浦高校を退職され、柏日体高校に転任された、かすみがうらの北川さんの恩師です。

人を育てるということ、子どもたちに何を教えているか、というお話は心に残る話でした。高校時代、夢中で部活に取り組んだこと、あの頃の体育の先生はみんな怖かったことを思い出しました。

午後の講師は、公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会スポーツ事業委員長、朝日山治療室 朝日山一男先生で、演題は「国体に向けての提言と経絡ストレッチ」についての講演でした。2019年(平成31年)に茨城国体が開催されますが、当会でもマッサージボランティア等のサポート参加を進めていく考えです。国体までの準備やサポートの考え方、実際の実務について、今までのご経験をお話しいただきました。私どもの鍼灸、マッサージの治療はスポーツ選手にも多く利用されており、2020年に開催される東京オリンピック、パラリンピックに繋げて行けるような取り組みを、会を挙げて進めていこうと考えており、大変有意義なご講演でした。

(報告:鈴木 直樹)



平成27年度 第2回生涯学習研修会 報告

 

 平成27年9月6日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成27年度第2回生涯学習研修会を茨城県総合福祉会館1階コミュニティホールにおいて開催しました。

 参加者は会員37名、一般19名、計56名でした。

 前年同様、埼玉医科大学講師・医学博士 山口智先生による講演で、今回の演題は 「凝りや痛みがとれる鍼灸マッサージ、最近の話題」。

 鍼灸マッサージ祭り第一部の県民公開講座ということで、前半は一般の方々向けの鍼灸マッサージの歴史、鍼灸の道具、経絡・経穴の話などが盛り込まれたわかりやすい内容の講義となっておりました。

 腰痛をメインテーマとした後半においては、凝りや痛みを取り全身状態を改善する鍼灸マッサージがQOL(生活の質)を向上させ得ること、「非特異的腰痛」という画像診断からは鑑別できない新しい概念の腰痛に対しても丁寧に触診を行う鍼灸治療が有効であること、鍼刺激により筋血流の絶対値が増加するといったことが確認されていることなど、先生ご自身の研究から得られた多数のデータを根拠として示され、我々有資格者にとっても大変興味深い内容でした。
(報告:菊池 健太郎)



平成27年度 第1回生涯学習研修会 報告

 

 平成27年7月5日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成27年度第1回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)大研修室において開催しました。

 参加者は会員42名、一般4名、計46名でした。

 午前の部前半は茨城県国体推進課長・柴崎太郎様を講師とする「茨城国体について」。 2019年に予定されている「いきいき茨城ゆめ国体(茨城国体2019・第74回国民体育大会)」に関する概要を、国体の意義、前回との比較などと併せてお話いただきました。

 後半は仲澤進会長、日立支部・根本博行先生、稲敷支部・北川裕基先生をパネリスト、伊藤徳也副会長をコーディネーターとするパネルディスカッション「茨城国体での当会活動の可能性」。本会の仲澤進会長、ご自身も陸上競技に携わり長年多くのスポーツ選手を治療された根本博行先生、現役時代一流のアスリートであった北川先生よりスポーツと鍼灸マッサージの関わり合いについて語られ、我々が来たる茨城国体においてどういった役割を果たせるかという意見交換が活発にかわされました。

 午後はアクア鍼灸整骨院代表・矢島実先生による「〜市民ランナーから国体選手まで〜必要とされる鍼灸マッサージとは」。オリンピックのトライアスロン競技をはじめ、国際大会のスタッフトレーナーとして帯同されるなど、スポーツ鍼灸マッサージの分野において大変なご活躍をされている矢島先生。選手が何を求めているか、トレーナーは競技会中にどういった活動を行うのか、といったお話はもちろん、スポーツに留まらない幅広い治療の話題についても講義していただきました。

 また、実技や質疑応答にも時間を割かれ、非常に充実した講義内容となりました。 (報告:菊池 健太郎)



平成26年度 第4回生涯学習研修会 報告

 
 平成27年2月1日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成26年度第4回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)中研修室において開催しました。

 参加者は会員37名、一般3名、計40名でした。

 午前は、本会にとっては恒例となっている水戸医療センター整形外科医長・広瀬一郎先生による「ロコモティブシンドロームについて」。 「ロコモティブシンドローム」という概念が作られた経緯や、それに関連した介護・骨粗鬆症・健康寿命と生命寿命について、さらには簡単にできるロコモチェック法についても教えていただきました。また、例年通り質疑応答も表題のロコモティブシンドロームに留まらない非常に充実したやり取りが交わされました。

 午後は、全日本鍼灸マッサージ師会保険局長・往田和章先生による「保険診療について」。鍼灸マッサージ師の療養費取り扱い制度を取り巻く現在の社会的状況や将来の展望などについて、くわしくお話頂きました。
(報告:菊池 健太郎)


平成26年度 第3回生涯学習研修会 報告

 平成26年11月2日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成26年度第3回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)大研修室において開催しました。

 参加者は会員37名、一般他13名の計50名でした。

 今回は埼玉県三郷市にあります訪問リハビリマッサージ純誠会代表取締役尾野彰先生による「訪問リハビリマッサージについて」。

 午前中は先生の略歴、経歴の話のあと、訪問リハビリマッサージとデイサービスセンターについて、先生の運営している会社の取り組みについての話が中心でした。

 午後は医学的評価についてと評価報告書の書き方について、実技としては評価のテクニックについて講演。実際に先生の会社で使用している評価表を
基にして、その概要、評価の仕方、記入例と、評価テクニック法について2時間半の講演がありました。

(報告:日立支部 菖蒲 武)



平成26年度 第2回生涯学習研修会 報告

 
 平成26年9月7日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成26年度第2回生涯学習研修会を茨城県総合福祉会館4階・中研修室において開催しました。参加会員数は会員43名、一般51名、合計94名でした。
 
 今回は、昨年同様第6回茨城県鍼灸マッサージ祭りの午前の部である県民公開講座として、埼玉医科大学東洋医学科主任・山口智先生を講師に迎え、「鍼灸マッサージはなぜ身体によいのか」と題した講演をしていただきました。

 過去最多の聴講者数となった一般の方々にとってはわかりやすく鍼灸マッサージの治効メカニズムを理解することができ、我々会員にとっては原点を確認することができるような内容で、第二部の鍼灸マッサージ治療体験につながる素晴らしい講義となりました。


(報告:菊池 健太郎)



平成26年度 第1回生涯学習研修会 報告

 
 平成26年7月6日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成26年度第1回生涯学習研修会を茨城県総合福祉会館3階・多目的ホールにおいて開催しました。参加者は会員50名、一般他10名の計60名でした。

 午前は、 茨城県厚生総務課様による「在宅医療、介護保険の取り組みについて」。在宅医療や高齢者福祉に対する県の取り組みや最新の状況について知ることができました。

 午後は、株式会社ゆうせん堂代表取締役・石川泉様による「訪問リハビリについて」。開業時の苦労や訪問リハビリを中心とする株式会社への移行など、先生のご経歴や事業の現状に関して語っていただき、我々開業者にとっては大いに刺激となる講義となりました。


(報告:菊池 健太郎)


平成25年度 第4回生涯学習研修会 報告

 
  2月2日(日)茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成25年度第4回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)大研修室において開催しました。参加人数は会員40名、一般8名、合計48名でした。

 午前は独立行政法人国立病院機構水戸医療センター整形外科の廣瀬一郎先生による「小児の四肢外傷 -知っておきたい疾患-」でした。

 骨端線がある、骨膜が厚い、骨癒合が早い、自家矯正能力がある、という特徴を持つ小児の身体は、決して大人の小型版ではないという認識を持たなければならないというところをスタート地点とし、オスグット病、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、単純性股関節炎、疲労骨折、スポーク外傷など外来で多く見られる小児特有の疾患について丁寧に講義していただきました。

 また、例年同様質疑応答の時間には今回のテーマである小児科領域に留まらない整形外科疾患に関する質問も相次ぎ、一つ一つに時間をかけて丁寧な回答をいただきました。

 午後は、筑波国際大学教授・杉野一行先生及び茨城県長寿福祉課様による「認知症の仕組みと対応へのヒント」。

 まず、アルツハイマー型・前頭側頭型(ピック病)・レビー小体型・脳血管性といった認知症それぞれの病態生理と特徴の丁寧な説明があり、その上で表題にある「対応へのヒント」として認知症患者の取りやすい行動や陥りやすい心理状態に対しては、たとえば怒りを向けられても正面からぶつかりあったりはせず興味を他に向けるようにするといった対処法を教えていただくなど、現実的な認知症への向き合い方を学ぶことのできる講義となっておりました。

 また、「タウたんぱく」という新たな診断基準や、「ネプリライシン」という酵素によりアルツハイマー病の原因となる「ベータアミロイド」の除去を目指す先端医療の紹介や、それを応用した予防法など、これからの認知症治療に関しても学ぶことができました。また、本年度第一回セミナーの「認知症のケアについて」同様認知症サポーターの養成講座ともなっており、講習受講者には認知症サポーターの「目印」であるオレンジリングも配布されました。

(報告:菊池 健太郎)


平成25年度 第3回生涯学習研修会 報告

 
 11月10日(日)茨城県師会(仲澤 進会長)は、イオンモール水戸内原2階イオンホールにおいて第3回生涯学習研修会を開催しました。参加人数は会員42名、一般32名、合計74名でした。

 今回は、第5回茨城県鍼灸マッサージ祭りの午前の部である県民公開講座として、(公社)全鍼師会理事 中野 義雄先生を講師に迎え、「保険でかかれる訪問鍼灸マッサージ」と題した講演をしていただきました。

 潜在的な需要は日に日に高まっていながら、わかりにくい制度だとも思われていて、まだまだ利用の進んでいない鍼灸マッサージの保険取り扱いに関する普及・啓発を目指した内容となっており、療養費とは何かということ、保険施術に必要となる医師の同意書について、保険治療の対象疾患についてなど、どのようにすれば保険を使って鍼灸マッサージの往療が受けられるのかを、この県民公開講座に聴講に訪れた一般の方々に向けて非常にわかりやすく説明していただきました。

 もちろん、この制度の成り立ちと現状、そして将来の展望についてのお話は、我々有資格者にとりましても改めて鍼灸の保険取り扱いに対する理解を深める機会でもありました。

 平均寿命だけが長い「病弱長寿国」ではなく、国民が長きに渡って心身の健康を維持し、いきいきとした生活を営むことのできる「健康長寿国」を目指さなければならないわが国にあって、鍼灸マッサージ師の保険施術はますます必要とされていくということを我々会員は改めて確信でき、また、地域社会に対してその強いアピールとなる素晴らしい講義でした。

(報告:菊池 健太郎)


第12回東洋療法推進大会 in 新潟 報告

 
 平成25年10月20日・21日、第12回東洋療法推進大会 in 新潟がANA クラウンプラザホテル新潟にて行われました。今回は日立支部90周年事業として同支部によるバスツアーが組まれ、日立支部を中心とする茨師会会員が大挙大会に参加することとなりました。


 免疫研究で名高い新潟大学名誉教授・安保徹先生による特別講演「免疫アップの生き方と東洋療法」をはじめとする実りある講義に参加することができただけでなく、一日目夜の懇親会においては根本博行当会元会長が全国からの参加者を代表して乾杯の音頭をつとめ、二日目の『ディスカッション「ふみだせ!鍼灸マッサージ師」』においては現役時代一流のアスリートであった北川裕基先生(稲敷支部長)が壇上より指名され発言の機会を与えられるなど、茨師会にとっても大変栄誉ある大会となりました。


(報告:菊池 健太郎)


平成25年度 第2回生涯学習研修会 報告

 
 平成25年9月1日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成25年度第2回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)大研修室において開催しました。参加会員数は会員51名、一般7名、合計58名でした。

 午前は、 筑波技術大学教授・形井秀一先生による 「婦人科疾患に対する鍼灸・手技療法」。『産婦人科領域の鍼灸治療』など、婦人科疾患に関する著作も出版されているこの分野の専門家である形井先生に不定愁訴・冷え・肩こり・腰痛など婦人科で多く見られる症状やその治療法を一通り解説していただきました。

 午後は、埼玉医科大学東洋医学科主任・山口智先生による 「緩和ケア医療における鍼灸・手技療法」。終末期医療の現場にあってはQOL(quality of life=生活の質)を向上させる治療が極めて必要とされており、実際にその力を持つ我々の鍼灸・手技療法が埼玉医科大学病院の各科と密接に連携しながら多大な貢献をしているという話を日々行われている治療の解説を通して非常に具体的に聞かせていただきました。


 両先生共にアカデミックな場の第一線で活躍されているだけに、臨床研究で得られた科学的なデータから古典の記述まで、実に幅広い情報に基づいた深い内容の講義でした。
(報告:菊池 健太郎)


平成25年度 第1回生涯学習研修会 報告

 
 平成25年6月2日(日)、茨城県鍼灸マッサージ師会(仲澤進会長)主催平成25年度第1回生涯学習研修会を水戸市福祉ボランティア会館(ミオス2階)大研修室において開催しました。参加人数は会員54名、一般10名、合計64名でした。

 午前は、茨城県長寿福祉課様及びNPO法人認知症ケア研究所様による「認知症のケアについて」。茨城県長寿福祉課様からは認知症を取り巻く茨城県内の現況や、患者さんやその家族を応援する認知症サポーターなどの説明をしていただきました。

 NPO法人認知症ケア研究所様からは、加齢とは何かということから始まり認知症に関する介護現場の方ならではの経験も交えた詳しい説明、認知症の患者さんへの接し方のポイントや注意点などをユニークな語り口で教えていただきました。また、セミナーの最後には認知症の患者さんとのやりとりをわかりやすく示した寸劇が行われ、大変リアリティがありしかも温かみがある内容に参加者も熱心に見入っていました。


 午後は、株式会社みどりの丘代表取締役・公益法人埼玉県鍼灸マッサージ師会理事山岸克也先生による「介護施設の経営について」。
 埼玉県行田市においてデイサービスみどりの丘イーストという少人数機能訓練特化型デイサービスを運営される山岸先生には、あんまマッサージ指圧師がデイサービスを一から立ち上げ、経営するにあたってのエピソードや苦労などの具体的な話をしていただきました。介護保険を扱う施設を経営することで社会的信頼も高まり、病院やケアマネージャーとの強固なつながりも生まれて訪問マッサージの仕事にも好影響が見られたということなど、一般の治療院経営とはまた違った大変興味深いお話を聞くことができました。
 また、山岸先生が埼玉県鍼灸マッサージ師会において保険部長を務められていることもあり、療養費関連や訪問マッサージの全国的な状況などのお話も丁寧にしていただきました。

 今回は午前・午後ともに介護・福祉に関する内容ということで、我々鍼灸師・あんまマッサージ師指圧師がこれからの社会において何ができるかということを考えさせられる一日となりました。

(報告:菊池 健太郎)

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