2010.12.15 (水)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第2回「疲れ目」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。

    第2回「疲れ目」part2
    首こりのある疲れ目は後ろ首のツボ

    【症状】
    目だけが疲れているのではなく、肩こりや首のこりを伴っている疲れ目の場合は、目の周辺の指圧だけでは回復しません。

    【ツボ】 天柱(てんちゅう)

    【治療】
    天柱は、後ろ首の髪の生え際で、二本の太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみにあるツボです。疲れ目、肩こりをはじめ、頭痛や頭重、慢性甲状腺病にまで効く、多目的で重要なツボ。
    ここを、まず両手の四指を組んで後頭部にあてて下さい。親指の腹があたる部分がちょうどツボで、そのまま頭を後ろに傾けます。こうすると親指に楽に力が加わるので、自分一人だけでも効果的な指圧ができます。
    天柱の指圧で神経の緊張がとれ、首、肩の血行がよくなり、疲れ目も治ってしまいます。首や肩がこりやすい人は、日頃からよく天柱を指圧して、こりのない状態にしておきたいものです。

    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上