2011.05.15 (日)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第7回「のどの痛み」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別にご紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。

    第7回「のどの痛み」part2
    合谷の灸がのどの痛みを取る

    【症状】
    扁桃炎、咽頭炎、酒の飲み過ぎ、たばこの吸いすぎなどが原因ののどの痛みに、ツボ療法はとてもよく効きます。

    【ツボ】
    合谷(ごうこく)

    【治療】
    合谷は大腸経にある非常に使い道の多いツボで、のどの痛みに効くほか、歯や歯ぐきの痛みや耳鳴りにも特効があり、胃腸の調子も整えてくれます。
    ツボの位置は、手の親指と人差し指の間で、四指を軽く曲げるとできる親指と人差し指との間の輪を上に向け、片方の親指で人差し指側の骨の中央をさぐると、少しくぼんだところがあります。そこが合谷のツボ。この合谷を親指でゴリゴリと指圧しても効きますが、灸の方が効果的です。市販のインスタント灸で十分に効果があるので、左右の合谷のツボに5~6壮(回)ずつ灸をすえてみてください。アッという間にのどが楽になってきます。
    日頃からのどが弱い人は、三日すえて一日休む要領で根気よく3~5壮(回)ずつ、この合谷に灸をすえるとよいでしょう。

    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。


    以上