2012.01.15 (日)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第15回「腹痛」part1

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男 監修

    第15回「腹痛」
    下腹部痛なら、へその下をやんわり押す

    【症状】
    腸が弱い人は顔色が青白く、ヒョロッとしていて、見るからに元気不足という感じがするものです。このような方は、下腹部に痛みをおこすことが多いのですが、それほど強い痛みではありません。

    【ツボ】
    関元(かんげん)

    【治療】
    へそから真下へ指四本分のところにあるのが関元(かんげん)のツボです。へそから恥骨上縁までの長さを五等分したときに、へそから下がって五分の三のところにあたる位置です。このツボは、下腹部が痛いときにかかせない特効ツボであると同時に、下痢や胃下垂、頻尿、排尿困難、遺精、月経痛などにも効果的です。この関元(かんげん)を指圧します。押し方は、両手の親指をツボにあてて、息を吐きながら、ゆっくりおなかの中へ押し込むような感じで痛みがやわらぐまでおこないます。毎日指圧していれば、弱い体質も改善され丈夫になるので、「絶対に元気になる」と信じて、根気よくおこないましょう。
    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上