2012.03.14 (水)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第17回「腹痛」part3

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男 監修

    第17回「腹痛」part3
    冷えたおなかはコンニャクで温める

    【症状】
    ダテの薄着をしたり、冷たい飲食物やからだを冷やす生野菜などを多食する人は、おなかが冷えて腹痛をおこしやすいものです。特に、日頃からからだが冷たい人は要注意。十分に保温に気を配りましょう。

    【ツボ】
    おなかのツボ

    【治療】
    おなかの冷えには、おなかを温めるに限ります。いろいろな方法がありますが、ここではコンニャクで温める方法を紹介しましょう。昔からよく知られた方法で、とても気持ちよく温まります。市販のコンニャク一丁を10分間ほど煮て、
    2~3枚のタオルで包み、おなかの痛む部分の上にのせて、少しさめてきたらタオルを一枚ずつはいでいきながら約30分温めます。終わったら乾いたタオルで腹部の水分をよく拭き取り、おなかをすっぽり覆うタイプの下着をつけて保温しましょう。そして、熱い梅干し番茶を一杯飲んで休めば、とてもおなかが温まり、腹痛をおこしたことがウソみたいに楽になってくるはずです。
    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。


    以上