2012.08.15 (水)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第22回「下痢」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。

    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男監修

    第22回「下痢」part2

    便意をとめるツボは手の甲にある

    【症状】 神経の過度の緊張が原因で、大切な会議や入学試験の直前に、急に下痢ぎみになることがある。トイレ通いもできない状況なので、こんなときは便意を一発で止める秘法が必要。
    【ツボ】 下痢点(げりてん)
    【治療】 下痢の特効ツボがこの下痢点。手の甲の中心部から少し薬指寄りのところがこのツボで、下痢の時は、ここに強い痛みが現れている。ここを親指でゴリゴリと強めに押し揉みすると、便意がスーッとひくのは不思議なほど。
    普段から下痢気味の人は、このツボを毎日揉んでいれば、しだいに下痢便から正常便になってくる。また、「今日は大事な日」という場合、事前に下痢を予防するためにも、このツボを揉んでから出かけるとよいでしょう。

    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上