2012.11.15 (木)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第25回「二日酔い」part1

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木邦男 監修

    第25回「二日酔い」part1

    吐き気があれば、おなかのツボ指圧

    【症状】
    酒の飲み過ぎ、酒の肴のつまみ過ぎは、胃の粘膜を荒らします。飲んでる時はご機嫌でも朝起きるとみぞおちのあたりに圧迫感があり、胸がムカムカして朝食どころではないのが典型的な二日酔いの症状です。

    【ツボ】 巨闕(こけつ) 期門(きもん)

    【治療】
    まず、嘔吐するようであれば吐けるだけ吐いた方がラクになります。吐ききれない時は、舌の奥を指で押すと上手に吐けます。ツボ療法は、その後、布団の上に仰向けになって行います。背中に枕を縦にあてて、身体をグッと反らせましょう。枕の代わりに座布団を二つ折りにしてもかまいません。そして、巨闕を親指以外の四指でソフトに食い込ませるようにして指圧します。これで背中のこりもとれ、吐き気もおさまってくるはず。

    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上