2013.02.15 (金)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第28回「寝ちがえ」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男 監修

    第28回「寝ちがえ」part2

    急ぐ場合の即効ツボは落枕という

    【症状】
    大急ぎで出かけなければ間に合わない。一分だって惜しいのに、ツボ療法なんてやってる場合じゃない、ということも多いもの。そんな時に即効の
    ツボを知っていると大変便利です。

    【ツボ】 落枕(らくちん)
    【治療】
    手の甲で、人差し指と中指の分かれ目から上へ親指幅の骨と骨の間にあるのが落枕のツボ。ここをヘアピンやボールペンの先などで、4~5秒ずつ、ゆっくりと10数回押せば、首の痛みが取れ回るようになります。それでも、治らない時は、
    落枕に米粒を絆創膏で貼り付けて出かけましょう。着く頃には、だいぶラクになっているはずです。絆創膏の上から指で数回、コリコリと押しもみしてやると、さらによく効きます。市販の粒針でも、もちろん効果があります。
    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。
    健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上