2013.03.15 (金)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第29回「寝ちがえ」part3

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。
    ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木邦男 監修

    第29回「寝ちがえ」part3

    軽い寝ちがえなら簡単な首体操

    【症状】
    首が回らないほどの重症ではないけれど、朝起きたら首の筋肉が凝っていてどうにも重だるい、ということがあります。また、合わないメガネをかけていたり、眼を酷使する仕事をしている人は、首凝りをおこします。こういうときは放っておかずに、首の体操をして凝りを早く取ることが身体全体の健康のためにとても大切なことです。
    【ツボ】 首、肩
    【治療】
    首筋をよく伸ばしながら、首をゆっくりと前後に5回ずつ曲げます。次に、やはり首筋をよく伸ばしながら、耳が肩につくくらいまで、首をゆっくりと左右に5回ずつ曲げます。最後に、上体は動かさずに顔だけ左右にゆっくりと5回ずつ回します。この時、眼はできるだけ後ろを見ます。以上を、眼を開けたまま自然に呼吸しながらおこないます。よく首をグルグル回している人を見かけますが、あれは頸椎にとってよい影響を及ぼさないので、特に中年以降の人はやめた方がいいでしょう。
    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。

    以上