2013.04.15 (月)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第30回「テニス肘」

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。

    板橋区三療師連合会会長 佐々木邦男 監修

    第30回「テニス肘」

    冷却療法と腕のツボで炎症をやわらげる

    【症状】
    テニスや腕を使う仕事などで、肘の痛みがおきるのがテニス肘。痛みは、肘の外側におこり、手を捻る、こぶしを握る、肘を強く伸ばすなどの動作が痛みのためにできにくくなります。

    【ツボ】
    四とく【さんずいに売るの旧字】(しとく)

    【治療】
    スポーツでテニス肘を起こした時は、患部が炎症を起こしていて、さわると熱感があるはず。熱感が強い場合は、まず患部を水で濡らしたタオルか氷のうで、熱がとれるまで2時間おきに2~3回、2時間ずつ冷やします。その後、肘に包帯を
    巻いて、なるべく痛む方の手を使わないようにします。ツボ療法は、痛まない方の手で、痛む方の手の四?は、肘の横紋までを12等分した肘から12分の5のところの、外側(甲側)の2つの骨の間にあります。ここを親指で指圧しているうちに、肘の痛みがやわらいでくるはず。
    健康はあなたの“財産”です。昔から「治療より養生」といいます。
    健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。


    以上