2014.01.15 (水)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第39回「顔のけいれん」part3

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男(ささきくにお)監修

    第40回「顔の神経痛」

    足のツボ指圧で顔の痛みを軽くする

    【症状】
    顔面にビリビリと電気にさわったような激しい痛みが発作的に起こるのが顔の神経痛。話したり、洗顔しただけで発作が起こることもあります。

    【ツボ】
    解谿(かいけい)、太衝(たいしょう)、足三里(あしさんり)。

    【治療】
    顔の神経痛の場合は、へたに顔を押したりもんだりすると余計に痛むので、ここでは足を指圧して治す方法を紹介します。顔の痛みは、足の胃経の治療で思いのほかよくなります。解谿は、足の甲で靴紐を結ぶ位置にある窪みの中にあります。ここを親指で押すと、かなり痛みがあるはず。太衝は足の親指とひとさし指の間から指3本上で骨と骨の間にあります。このツボは、足の指先の方に向けて親指で押す。足三里は、むこうずねの外側で、ひざ下へ指4本分のところ。押すと足先の方に強い痛みが走るところがツボで、ここを親指で強めに指圧して下さい。
    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。