2014.03.15 (土)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第41回「アレルギー性鼻炎」

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男(ささきくにお) 監修

    第41回「アレルギー性鼻炎」

    鼻水をとめる特効ツボは顔と腕にある

    【症状】
    くしゃみや鼻づまりと一緒にサラサラした鼻水が出て止まらないのがアレルギー性鼻炎。風邪をひいた時は、だんだん膿状の鼻汁になっていく。

    【ツボ】
    印堂(いんどう)、尺沢(しゃくたく)

    【治療】
    流れて止まらない鼻水はとてもやっかいだが、印堂の指圧がよく効くので試して下さい。印堂は、両眉のつけ根の中間にあるツボです。ここを親指の先で少し痛いくらいに十文字に押さえ、しばらく押したり離したりを繰り返しているうちに鼻水が出なくなってくるはず。
    しかし、それでも止まらない時は肘の掌側の、親指側の窪みにある尺沢のツボを親指でしばらく押しもみする。尺沢は呼吸器系を司っている肺経にある重要なツボ。咳やのどの痛みにも優れた効果を現します。肺経が悪い人は咳や喘鳴、口の渇き、肩や背の痛み、寒気、呼吸困難などの症状があるので、それらの症状を取るためにも尺沢を毎日少しづつ指圧すると良いでしょう。
    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。