2014.08.15 (金)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第46回「イライラ」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男 監修

    第46回「イライラ」part2

    ぼんやり立ち尽くす立禅で精神安定

    【症状】
    複雑な人間関係で常に緊張を強いられる世の中。完全主義者で理想が高く、自己批判が過敏すぎる人や心配性の人は、イライラがつのってノイローゼ気味になろうというもの。

    【ツボ】 全身

    【治療】
    坐禅には精神安定や自然治癒力を増大させる効果があります。最初は寝る前に毎日30分くらい、できれば1時間くらいしたいもの。普通は仏像のように足を組んだ結跏趺坐、半跏趺坐で行いますが、家庭でできる立禅をご紹介します。
    方法は足を肩幅くらいに開いて立ち、膝を軽く曲げて全身をリラックスさせ、心静かに目を閉じます。このままの姿勢で立ち続け、最後はへそ下丹田まで息を吸い込み、気を整えて終わります。
    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。