2014.12.15 (月)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第50回「不眠」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦夫(ささきくにお)監修

    第50回「不眠」part2

    寝る前の安眠体操でスヤスヤ

    【症状】
    不眠症にはいろいろな原因があるが、寝る前はとにかく、身体の緊張をときほぐし、眠りに入れる状態にしなくてはいけません。安眠体操で身体をリラックスさせると、たとえ心配事があっても身体が眠りを要求し、自然に眠りに入れます。

    【ツボ】全身

    【治療】
    寝る前に、ふとんの上で安眠体操をしましょう。
    1. あおむけになり、手足を思い切りのばし、しばらくのばしたままでいる。
    2. 両足を思い切り開いて、両足裏を合わせ、腹式呼吸をする。100以上数える。
    3. 両手を横に開き、右足を左手の先まで持っていく。左足も同様に。
    4. 腰に手をあてて両足を揃えたまま垂直に上げ、肩逆立ちになりながら両足先を頭上の床につける。
    5. 両手は拳をにぎり、両肘を身体の脇につけ、肘に力を入れながら胸を伸ばしきったら力を抜いてストンと落とす。

    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。