2015.04.15 (水)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第54回「頭痛」part2

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男(ささきくにお) 監修

    第54回「頭痛」part2

    偏頭痛は足の胆経を叩くと治る

    【症状】
    突然、ズキンズキンと脈打つような痛みが頭の片側におこるのが偏頭痛。慢性的に繰り返し起こり、発作の前には、目の前がチカチカしたり、真っ暗に
    なることがある。

    【ツボ】陽陵泉、足の胆経。

    【治療】
    胆経は胆嚢を司る経絡で、胆経が悪い人は偏頭痛や側頭部痛など、身体の側面にいろいろな症状が現れる。胆経には陽陵泉という代表的なツボがある。
    膝関節の外側から下へ探っていくと小さな丸い骨の突起があり、この突起の外側の前面を親指幅分下がった窪みにあるのが陽陵泉。ここを親指で10回ほど指圧する。次に、股関節から足の外側を通って足の薬指の先まで(胆経)を、軽くこぶしを握った小指側でトントンとリズミカルに3~4回叩く。親指と四指で筋肉をつかみ、胆経に沿ってもみほぐすとさらに効果的。
    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」といいます。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」。その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。