2015.11.15 (日)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 第61回「肩こり」part3

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。
    板橋区三療師連合会会長 佐々木 邦男(ささきくにお) 監修

    第61回「肩こり」part3

    慢性肩こりには腕の揉みほぐしが効く

    【症状】
    運動不足や悪い姿勢での長時間のデスクワーク等が日常的になると、肩の筋肉が硬くなり、血行が悪くなって慢性的肩こりに悩まされがちです。

    【ツボ】腕全体

    【治療】
    慢性になってしまった肩こりは、直接、肩を治療するより、肩から離れたところから始めたほうが効果的。ここでは、腕の揉みほぐしを紹介します。腕には、橈骨神経、正中神経、尺骨神経の3本がはしっていて、腕全体をまんべんなく揉むことでこれらの神経が刺激されて肩こりが軽くなります。肩から腕の下端に向けて、親指で小さく円を描く感じで、また四指で揉みほぐす感じで、十分に揉んで下さい。揉む前に、蒸しタオルで腕を覆い、その上からヘア
    ドライヤーの温風を吹き付けながら、15分程腕を温めておくと、一段と効果的です。
    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」。健康な時こそ身体を大切に。
    「疲労は万病の元」その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。