2015.12.15 (火)健康つくりのススメ簡単にできるツボ療法

    簡単にできるツボ療法 最終回「自律神経失調症」

    自分の手で簡単にでき、しかも効果の期待できるツボ療法を症状別に紹介するコーナーです。もちろん、専門的な診断・治療は医師、鍼灸マッサージ師などに委ねなければなりません。ツボ療法は、あくまでも手軽な日常の養生法の一つとしてご活用下さい。

    最終回「自律神経失調症」

    掌の押し揉みがじんわり効く

    【症状】
    自律神経とは、呼吸、循環、消化などの機能を自律的に行っている神経のことで、私達の意志とは無関係に働いています。この自律神経の働きが乱れると、疲れやすい、だるい、冷える、のぼせる、不眠、動悸、頭重、食欲不振、肩背痛、腰痛、微熱、息切れ、嘔吐、発汗過多または減少、月経障害、更年期障害、不安、もの忘れなど、様々な症状が現れてくる。

    【ツボ】心包区(しんぽうく)

    【治療】
    掌には多くのツボが密集している。その中で、自律神経失調症の人に効くのは、心包区と言われる部分。掌のほぼ中央で、中指と人差し指のまたの間から約2cm下がったあたりから始まる部分。押すと圧痛があるはずなので、親指の腹で軽く円を描くようにして、気持ちの良い程度の力で、よく押しもみして下さい。
    健康はあなたの財産です。昔から「治療より養生」。健康な時こそ身体を大切に。「疲労は万病の元」その日の疲れはその日のうちに回復させましょう。
    今号で「簡単ツボ療法」は最終回となります。今までご愛読いただき、ありがとうございました。