2016.02.01 (月)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法 262号

    月刊東洋療法 262号
    月刊東洋療法262号(2月1日号)
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

    *****
    目次
    1 経済産業省「グレーゾーン解消制度」回答
    「あはき等法」に抵触するのでは!?
    2 厚生労働大臣 年頭所感
    3 「厚生労働大臣免許保有証」の申請結果(平成27年度)
    4 スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会(後期)報告
    5 医者いらず 健康長寿処方箋(25)
    6 認知症ミニ講座(7) 認知症の症状
    7 Dr.タコの外来小咄(70)
    8 FOCUS 「発達障害」
    9 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    10 協同組合ニュース
    11編集後記
    *****
    以下本文

    1 経済産業省 「グレーゾーン解消制度」回答
      「あはき等法」に抵触するのでは!?

    平成28年1月13日、産業競争力強化法に基づく「グレーゾーン解消制度」について、経済産業省所管の事業分野の企業からの照会に対して、経済産業省は以下のとおり回答した。

    +++++

    鍼灸治療院、接骨院、エステサロン等における非侵襲式家庭向け鍼用器具の取扱いが明確になりました ~産業競争力強化法の「グレーゾーン解消制度」の活用~

    1.「グレーゾーン解消制度」の活用結果
    今般、事業者より、医師以外の者が、鍼灸治療院、接骨院、エステサロン等において、患者・顧客に対し、非侵襲式家庭向け鍼用器具を施術する行為は、医師法上の「医業」に該当するか否かについて照会がありました。
    関係省庁で検討をおこなった結果、今般照会のあったサービスにおいて、医師でない者が医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第7項に定める一般医療機器(非侵襲式家庭向け鍼用器具を含む。)に分類されるものを、利用者に対して貼付する行為は、医師法に規定する「医業」に該当するものでは無い旨の回答をおこないました。
    今回の整理により、当該業界にて非侵襲式家庭向け鍼用器具を活用した新たな施術サービスを拡げ、国民の健康向上に資するとともに、市場全体の活性化にも寄与することが見込まれます。
    2.「グレーゾーン解消制度」の概要
    産業競争力強化法に基づく「グレーゾーン解消制度」は、事業に対する規制の適用の有無を、事業者が照会することができる制度です。

    +++++

    「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第7項」には、「一般医療機器とは、高度管理医療機器及び管理医療機器以外の医療機器であって、副作用又は機能の障害が生じた場合においても、人の生命及び健康に影響を与えるおそれがほとんどないものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう」と書かれている。
    この回答には、いくつかの疑問点がある。まずは、「あはき等法」(法律217号)との整合性をどう捉えるのか。また、「非侵襲式家庭向け鍼用器具」とは具体的にどのようなものを指すのか。厚生労働省からの通知で示される「医療機器クラス分類表」には、「家庭ではり治療に使用するため、身体に刺入せず皮膚に貼付する器具をいう」と書かれているが、この文言も「あはき等法」を配慮しているのか。これらの疑問を質し、少なくとも早急なガイドライン策定が必要ではないかと考え、あはき等法推進協議会(中央7団体)では経済産業省、厚生労働省に申し入れをおこなうこととしている。

    2 年頭所感 厚生労働大臣 塩崎 恭久(しおざきやすひさ)

    【写真:大臣】

    (はじめに)
    平成28年の新春を迎え、心よりお慶び申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
    厚生労働大臣に就任してから約1年4ヶ月が経過しました。その間、国民の皆様の安全・安心の確保に万全を期すべく努力して参りました。引き続き、私自身が先頭に立って、様々な課題に全力で立ち向かう決意を新たにしています。

    (「一億総活躍」社会の実現に向けた取組)
    「一億総活躍」社会の実現に向けては、新しい三本の矢いずれにも責任を持つ厚生労働省としてしっかり取り組む必要があります。昨年10月には私を本部長とする「厚生労働省一億総活躍社会実現本部」を設置し、具体的な施策の検討を進め、昨年11月には一億総活躍国民会議において緊急対策が取りまとめられました。また、今春には「ニッポン一億総活躍プラン」として道筋が取りまとめられる予定になっています。
    厚生労働省としても、国民の一人ひとり誰もが、家庭で、職場で、地域で、活躍する場所があり、将来の夢や希望に向けて取り組むことができるよう、「全産業の生産性革命」、「希望出生率1.8」、「介護離職ゼロ」の実現を目指し取り組んでいきます。

    (持続可能な社会保障制度の確立)
    今後も高齢化が進展していく中で、世界に冠たる国民皆保険・皆年金をはじめとする社会保障制度をしっかりと次世代に引き渡していくため、安定財源を確保して制度の充実・安定化を図るとともに、重点化・効率化に取り組んでいきます。
    昨年末には、骨太の方針2015に位置付けられた「経済・財政再生計画」に基づき、経済財政諮問会議において、財政健全化目標の達成時期である2020年度に向けた社会保障制度の改革工程表が取りまとめられました。改革工程表に基づき、改革の進捗管理をしっかりとおこないながら、医療・介護の提供体制の改革や予防インセンティブの強化等に取り組み、持続可能で安心できる社会保障制度を構築していきます。
    また、昨年6月には、保健医療政策について、中長期にわたる政策のパラダイムシフトや変革の方向性についてのビジョンをお示しいただきました。このビジョンの実現に向けて、「必要な改革は決して先送りしない」という決意のもと、しっかりと実行・実現を進めていきます。

    (医療保険)
    医療保険制度については、昨年5月に成立した医療保険制度改革法の円滑な施行、医療費適正化の取組を着実に進めるとともに、地域包括ケアシステムの構築と、質が高く効率的な医療提供体制の構築に向けて、診療報酬改定を含めてしっかりと取り組んでいきます。

    (医療提供体制)
    今年は、各地域で地域医療構想として2025年における医療提供体制のビジョンを示す年です。厚生労働省としても、地域医療構想の達成に向け、地域医療介護総合確保基金等による支援をおこなうとともに、構想達成のための選択肢として地域医療連携推進法人を活用していただけるよう、関係法令をできる限り早くお示しするなどの取組を進めていきます。また、地域医療構想との整合性や地域間偏在の是正等の観点を踏まえた医師・看護職員等の需給に関する検討を行います。これらを通じ、質が高く効率的な医療提供体制の構築に引き続き取り組んでいきます。

    (国際保健、医療の国際展開)
    国際保健分野については、国際的な公衆衛生危機への備えと対応、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの推進、強靱で持続可能な保健システムの構築、超高齢社会への対応や非感染性疾患の予防、薬剤耐性菌(AMR)対策等の課題に対応していく必要があります。本年五月の伊勢志摩サミット、9月のG7神戸保健大臣会合等において、これらの課題について議論を主導し、国際社会における日本のプレゼンスを高めていきます。
    また、昨年4月には、国立研究開発法人日本医療研究開発機構が創設され、「健康・医療戦略推進本部」の決定する方針の下、医療分野の研究開発を推進する体制が整えられました。世界をリードする革新的な医療技術の研究・実用化を後押しすることにより、日本の医療関連産業の国際競争力の強化を図っていきます。

    (医療分野での新技術の活用)
    ゲノム医療については、個々人の体質や病状に適した、より効果的・効率的な疾患の診断、治療、予防が可能となることから期待が高まっており、昨年11月に設けたタスクフォースにおいて、ゲノム医療の質の確保など実用化に向けた諸課題の検討を進めていきます。
    また、「保健医療分野におけるICT活用推進懇談会」において、保健医療におけるICTの活用のあるべき姿を検討していきます。
    我が国のバイオベンチャーの育成支援については、官民一体となって取り組む観点から、外部有識者による懇談会を立ち上げ、バイオベンチャーを育てる好循環(エコシステム)の確立に向けて検討していきます。

    (感染症、疾病対策等)
    感染症対策については、エボラ出血熱や中東呼吸器症候群(MERS)の動向が落ち着いてきているところですが、国民の生命や健康を守るため、他の新興・再興感染症の発生・流行に備え、引き続き対策に万全を期していきます。
    がん対策については、昨年策定した「がん対策加速化プラン」に基づき、「予防」「治療・研究」「がんとの共生」を柱として、がんの克服に向けた取組を加速するとともに、本日施行されたがん登録推進法の円滑な実施に取り組んでいきます。
    難病や小児慢性特定疾病については、昨年1月から、難病法等に基づき、対象疾病を拡大し医療費助成制度を実施しているところです。今後とも、国が定めた基本方針の下、難病等の克服を目指し、疾病の調査・研究、医療提供体制整備、就労支援など総合的な対策を進めていきます。
    また、東京オリンピック・パラリンピックに向けた「おもてなしの環境づくり」を一つの契機として、受動喫煙対策を強化すべく、関係府省庁とも連携し、検討を進めていきます。
    このほか、予防接種基本計画に基づく予防接種施策の推進、肝炎、生活習慣病等様々な疾病を抱える方々への支援策や予防策、原爆被爆者やHIV感染者、ハンセン病回復者の方々への支援を引き続き進めていきます。

    (医薬分業、医薬品等の迅速な承認)
    薬剤師・薬局については、昨年10月に策定した「患者のための薬局ビジョン」を踏まえ、かかりつけ薬剤師・薬局の推進を図り、患者・住民から真に評価される医薬分業の速やかな実現を目指していきます。
    医薬品・医療機器等については、薬事戦略相談の拡充や、先駆け審査指定制度の確実な運用等により、世界に先駆けて革新的な医薬品、医療機器等が承認される環境の整備に取り組んでいきます。

    (生活衛生・食品安全)
    生活衛生関係営業の振興やいわゆる「民泊サービス」に係るルールづくりの検討、老朽化した水道施設の計画的更新や耐震化、運営基盤強化のための広域化等を推進するとともに、引き続き食品の安全性の確保に取り組んでいきます。

    (介護)
    介護については、高齢者が介護が必要になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスが切れ目なく一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築に引き続き取り組んでいきます。
    また、在宅・施設サービスの整備や人材確保により、必要な介護サービスを確保するとともに、介護サービスを活用するための柔軟な働き方の普及や働く家族の方々等に対する相談・支援の充実に取り組むほか、介護現場におけるICTやロボットの活用を推進していきます。

    (障害者施策)
    障害のある方もその能力を存分に発揮できる環境の整備を推進し、共生社会の実現に向けた施策のより一層の充実が図られるよう、障害者総合支援法の施行後3年の見直しに向けた準備を着実に進めていきます。また、障害者に対する差別の禁止、合理的配慮の提供義務等を定めた改正障害者雇用促進法の本年4月からの円滑な施行に取り組んでいきます。

    (社会福祉法人制度改革)
    社会福祉法人については、福祉ニーズが多様化、複雑化する中で、その果たす役割はますます重要になっています。経営組織のガバナンスの強化等を講ずる「社会福祉法等の一部を改正する法律案」は継続審議となっていますが、高い公益性と非営利性を備えた社会福祉法人の在り方を徹底するため、引き続き早期成立に向けて取り組んでいきます。

    (生活保護・生活困窮者施策)
    生活保護・生活困窮者施策については、支援を必要とする人には確実に保護を実施するという基本的な考えの下、不正・不適正受給対策の推進や医療扶助の適正化を図るほか、受給者の自立に向けた就労支援を促進するとともに、昨年四月から施行された生活困窮者自立支援制度に基づき、生活困窮者に対する包括的な相談支援や就労支援等を着実に実施していきます。

    (子育て支援)
    子育て支援については、昨年4月から施行されている子ども・子育て支援新制度の着実な実施を通じ、引き続き、地域の子ども・子育て支援の総合的な推進を図ります。
    また、若者の雇用・経済的基盤の改善や女性の継続就業の支援等の「働き方改革・両立支援」と、安全・安心に妊娠・出産・子育てのできる環境整備等の「総合的子育て支援」とを車の両輪として推進していきます。

    (児童虐待の防止)
    児童虐待については、子どもの命が奪われる痛ましい事件が後を絶たないなど、依然として深刻な状況が続いています。最も愛されるべき親から虐待を受け、子どもが心身に深い傷を負うことは悲しむべきことであり、社会全体で子供の「命」と「権利」、そしてその「未来」を守らなければなりません。この問題を正面から捉え、子どもの成長時期ごとの課題に応じた必要な支援の実現に向けて取り組みます。

    (安心できる年金制度の構築)
    年金制度については、現在の高齢者世代と若い世代がともに高齢期に適切な所得を確保できるよう、高齢期の多様な就労を進めることとあわせて、公的年金と私的年金を通じた年金水準の確保を図っていくことが重要です。このため、公的年金について、中小企業の短時間労働者への被用者保険の選択的適用拡大など、必要な制度改正に取り組むとともに、継続審議となっている確定拠出年金法の改正法案の早期成立等に取り組みます。また、年金積立金の管理運用に係る法人について、適切なガバナンス、運用の在り方などを社会保障審議会年金部会で検討いただいており、その議論を踏まえて適切に対応します。

    (日本年金機構における不正アクセスによる情報流出事案)
    昨年5月に発生した日本年金機構における不正アクセスによる情報流出事案については、二度とこのようなことが起こることのないよう、厚生労働省に設置した検証委員会、政府サイバーセキュリティ戦略本部での事案の解明結果を踏まえ、組織全体として再発防止にしっかりと取り組んでいきます。
    厚生労働省においては、昨年9月に取りまとめた「情報セキュリティ強化等に向けた組織・業務改革」に基づき、情報セキュリティ対策室やCSIRT体制等の組織的強化、実践的訓練の実施等の人的対策、業務運営のルールの見直し・徹底、技術的側面からのシステム強化等、安全・安心で国民に信頼されるシステム構築に向け、情報セキュリティ対策の強化を総合的に進めております。
    また、日本年金機構においても、昨年12月、組織の一体化や内部統制の確保、情報開示の見直し、情報セキュリティ対策の強化を内容とした業務改善計画が取りまとめられ、厚生労働省に提出されました。日本年金機構では本年1月からこれらの改革に着手することとしており、改革が確実に実行されるよう、厚生労働省においても監督をおこない、年金事業に対する国民の信頼回復に努めていきます。

    (働き方改革)
    働き方改革については、長時間労働の削減に向けて、私を本部長とする「長時間労働削減推進本部」において、長時間にわたる過重な労働が疑われる事業場等に対する監督指導の徹底等、引き続き、省を挙げて取組を行っていきます。また、長時間労働を抑制し、多様で柔軟な働き方を実現することにより、働き方改革をさらに強力に推進していくため、昨年の国会に提出し、継続審議となっている労働基準法改正案早期成立に引き続き取り組んでいきます。

    (高齢者雇用・非正規雇用対策)
    高齢者雇用対策については、65歳以上の方への雇用保険の適用に向けた検討を進めるとともに、シルバー人材センターの機能強化等により高齢者の多様な就労機会の確保に取り組んでいきます。
    非正規雇用対策については、昨年9月に、私を本部長とする「正社員転換・待遇改善実現本部」を厚生労働省内に設置し、本年1月には、今後5年間の非正規雇用対策に係る目標値や具体的な施策等を盛り込んだ「正社員転換・待遇改善実現プラン」を策定し、非正規雇用で働く方の正社員転換・待遇改善に強力に取り組むこととしています。また、昨年の通常国会で成立した改正労働者派遣法の円滑な施行に引き続き取り組んでいきます。

    (援護施策)
    援護施策については、戦没者等の御遺族に対する特別弔慰金の円滑な支給に努めるほか、戦没者の遺骨収集帰還事業の促進を図るとともに、慰霊事業に着実に取り組み、戦傷病者や戦没者遺族、中国残留邦人等に対する支援策をきめ細かく実施していきます。

    (東日本大震災への対応)
    東日本大震災からの復興を加速させなければなりません。
    東日本大震災の発生からもうすぐ五年が経とうとする今もなお、多くの方々が避難生活を送っておられます。私自身も復興大臣であるとの強い意識で、対策を進めていきます。具体的には、避難生活の長期化に対応するとともに、地域の復興を進めるため、被災者の健康確保や心のケア、医療・介護の体制整備、雇用対策等に取り組んでいきます。また、東京電力福島第一原子力発電所事故への対応も重要な課題であり、発電所での作業や除染作業等に従事する方々の放射線障害防止や食品中の放射性物質の安全対策に努めていきます。
    以上、厚生労働行政には多くの課題が山積しています。国民の皆様には、一層の御理解と御協力をお願い申し上げ、年頭にあたっての私の挨拶と致します。
    平成28年元旦

    3 「厚生労働大臣免許保有証」の申請結果 平成27年度

    平成27年12月28日時点の申請総数は、財団発表8840枚となった。なお、全鍼師会経由の申請は、5562枚であった。
    業界としては、施術者・施術所の登録管理体制という視点で大きな一歩を踏み出したと言えるが、普及率はこれからの課題である。今後も業界全体で取り組んでいかなければならないため、関係各位には引き続きご協力をお願いするとともに、昨年申請されていない方は、平成28年度の募集時に是非とも申請いただきたい。
    厚生労働省では、財団と調整し、年度内に一般国民向けと、免許証保有者(施術者)向けの周知用リーフレットを発行予定である。

    ◎免許保有証用申請書 申請数 平成27年度

    県番 県名 所属県師会 申込数 会員 会員外 合計 の順番で記載

    01 北海道 公益社団法人 北海道鍼灸マッサージ師会
    114、 24、 138
    02 青森 一般社団法人 青森県鍼灸マッサージ師会
    36、 1、 37
    03 岩手、 9、 61
    04 宮城 一般社団法人 宮城県鍼灸マッサージ師会
    106、 1、 107
    05 秋田 一般社団法人 秋田県鍼灸マッサージ師会
    42、 0、 42
    06 山形 一般社団法人 山形県鍼灸マッサージ師会
    94、 3、 97
    07 福島 公益社団法人 福島県鍼灸あん摩マッサージ指圧師会
    86、 14、 100
    08 茨城 公益社団法人 茨城県鍼灸マッサージ師会
    123、 0、 123
    09 栃木 一般社団法人 栃木県鍼灸マッサージ師会
    46、 7、 53
    10 群馬 公益社団法人 群馬県鍼灸マッサージ師会
    86、 6、 92
    11 埼玉 公益社団法人 埼玉県鍼灸マッサージ師会
    179、 22、201
    12 千葉 公益社団法人 千葉県鍼灸マッサージ師会
    122、 7、 129
    13 東京 公益社団法人 東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会
    42、 57、 99
    13 東京 一般社団法人 東京都東洋医学療法鍼灸マッサージ師会
    25、 14、 39
    14 神奈川 一般社団法人 神奈川県鍼灸マッサージ師会
    647、 42、 689
    15 新潟 一般社団法人 新潟県鍼灸マッサージ師会
    83、 7、 90
    16 富山 公益社団法人 富山県鍼灸マッサージ師会
    110、 6、 116
    17 石川 公益社団法人 石川県鍼灸マッサージ師会
    100、 9、 109
    18 福井 一般社団法人 福井県鍼灸マッサージ師会
    28、 6、 34
    19 山梨 一般社団法人 山梨県はり師・きゅう師・マッサージ師会
    23、 29、 52
    20 長野 一般社団法人 長野県はり灸マッサージ師会
    119、 30、149
    21 岐阜 公益社団法人 岐阜県鍼灸マッサージ師会
    187、 11、 198
    22 静岡 公益社団法人 静岡県鍼灸マッサージ師会
    228、 15、243
    23 愛知 一般社団法人 愛知県鍼灸マッサ-ジ師会
    60、 10、 70
    24 三重 一般社団法人 三重県鍼灸マッサージ師会
    98、 4、 102
    25 滋賀 一般社団法人 滋賀県鍼灸マッサージ師会
    96、 3、 99
    26 京都 公益社団法人 京都府鍼灸マッサージ師会
    145、 15、 160
    27 大阪 公益社団法人 大阪府鍼灸マッサージ師会
    511、 18、 529
    28 兵庫 公益社団法人 兵庫県鍼灸マッサージ師会
    207、 11、 218
    29 奈良 一般社団法人 奈良県鍼灸マッサージ師会
    52、 4、 56
    30 和歌山 一般社団法人 和歌山県鍼灸マッサージ師会
    46、 1、 47
    30 和歌山 一般社団法人 全和歌山県鍼灸マッサージ師会
    62、 0、 62
    31 鳥取 公益社団法人 鳥取県鍼灸マッサージ師会
    46、 3、 49
    32 島根 一般社団法人 島根県鍼灸マッサージ師会
    75、 12、 87
    33 岡山 一般社団法人 岡山県鍼灸マッサージ師会
    82、 0、 82
    34 広島 一般社団法人 広島県鍼灸マッサージ師会
    100、 0、 100
    35 山口 公益社団法人 山口県鍼灸マッサージ師会
    58、 1、 59
    36 徳島 公益社団法人 徳島県鍼灸マッサージ師会
    105、 16、 121
    37 香川 一般社団法人 香川県鍼灸マッサージ師会
    41、 12、 53
    38 愛媛 公益社団法人 愛媛県鍼灸マッサージ師会
    78、 2、 80
    39 高知 一般社団法人 高知県鍼灸マッサージ師会
    41、 14、 55
    40 福岡 公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
    73、 9、 82
    41 佐賀 一般社団法人 佐賀県鍼灸マッサージ師会
    24、 4、 28
    42 長崎 一般社団法人 長崎県鍼灸マッサージ師会
    34、 0、 34
    43 熊本 一般社団法人 熊本県鍼灸マッサージ師会
    94、 28、 122
    44 大分 一般社団法人 大分県鍼灸マッサージ師会
    45、 4、 49
    45 宮崎 一般社団法人 宮崎県鍼灸マッサージ師会
    29、 5、 34
    46 鹿児島 公益社団法人 鹿児島県鍼灸マッサージ師会
    133、 6、 139
    47 沖縄 一般社団法人 沖縄県はり・きゅう・マッサージ師会
    36、 11、 47
    小計 5049、 513、 5562
    合計 申請者数 5562

    「厚生労働大臣免許保有証」とは・・・
    「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師免許証」を持つ者が、免許を保有していることを示すための携帯用カードである。医師以外の者が、あん摩、マッサージ若しくは指圧、はり又はきゅうを業として行おうとする場合には、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和22年法律第217号)において、それぞれ、あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許又はきゅう師免許を受けなければならないと規定されており、無免許でこれらの行為を業としておこなったものは、同法により処罰の対象になる。厚生労働省でも、都道府県等関係機関と連携し、無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止に努めている。

    4 スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会(後期)報告

    【写真:橋本 聖子 (はしもとせいこ)議員】

    12月19・20日、湘南医療福祉専門学校にて、平成27年度スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会(後期)が開催され、全国から77名の受講生が集まり2日間の講義に挑んだ。
    第1部「アスレティックリハビリテーション」 講師は理学療法士・日本体育協会公認ATである小泉 圭介(こいずみけいすけ)先生。日本オリンピック委員会医科学強化スタッフ、過去にロンドンオリンピック日本選手団(水泳)や世界水泳にもトレーナーとして現役で帯同。体幹の機能的分類から筋肉の働きの説明後、コンディショニングトレーニングの段階的展開で上半身トレーニング方法、ストレッチの実技を交えながら解説。受講生もペアになり実技指導を受けた。
    第2・3部「新しいスポーツマッサージ 理論と実技講習」 新しいファンクショナルスポーツマッサージとディープシューマッサージを応用した講義・実技を広橋 憲子(ひろはしのりこ)先生が担当。過去には北京・ロンドンオリンピック日本選手団(競泳トレーナー)として帯同。マッサージの歴史からスポーツマッサージの作用・目的・禁忌・時期別相違などを講義。基本実技では必要なこと・術者の手指と身体を痛めない方法・評価等についてモデルを使い解説。時折受講生の中に入り個別に対応し、濃密な内容で、すぐに使える技術を教示していただいた。
    第4部は「運動器疾患の評価と治療~鍼灸徒手治療を歩行と姿勢の視点から~」 あはき師・理学療法士・日本体育協会公認ATと様々な資格を持つ桑井 太陽(くわいたいよう)先生が担当。鍼灸治療院院長として施術しながら、日本水泳連盟医事委員競泳委員、オリンピック委員会医科学強化スタッフなど現職で勤め、過去にシドニーオリンピック、北京・ロンドン大会、世界水泳やヨーロッパGPなど国際試合にトレーナーとして帯同し現在活躍中。今回は歩行動作についての分析することで筋骨格系、神経系の機能評価、実技を実施。
    第5部「スポーツ鍼灸に期待されるもの」 全日本鍼灸学会スポーツ鍼灸委員長、呉竹学園東洋医学臨床研究所所長古屋 英治(ふるやひではる)先生の講演。学会の立場からオリンピック・パラリンピック担当者として、鍼灸をおこなうにあたり、コンディショニングに対するエビデンスの提供、スポーツ東洋療法ハンドブックの編集委員としてのエビデンス、さらに、国体のセーリング競技で鍼灸を手掛けてこられた。選手のコンディショニングを食欲や便通・生理痛等の観点から日常的に対応する必要があることを強調。現場での鍼施術については、グローブを使用し硬結部位を浅く刺すなど安全に対応する必要を述べた。
    第6部「ドーピングコントロール」 丸紅健康開発センター勤務・日本陸上競技連盟医事委員の山澤 文裕(やまさわふみはる)先生の講義。なぜドーピングが禁止されているか、禁止薬物にはどのようなものがあるか、サプリメントやドーピングの検査の具体的な方法等、わかりやすく説明。18歳未満でもドーピング検査は実施され、スポーツ選手の施術を行うにあたり、競技会以外でも日常的に認識していなくてはならない。
    第7部「特別講演」 参議院議員 橋本 聖子(はしもとせいこ)先生の講演。スピードスケート銅メダル、夏には自転車競技にも出場し、鉄の女と言われていたが、小学校2年、高校生の時にも体を患い、精神的にも追いやられ入院を余儀なくされた。そこで出会った後に亡くなった明るい笑顔の少女に励まされ復帰、オリンピックに出場したとのこと。また、オリンピックに向け、「地域のキャンプ地で外国の皆様を迎えていただきたい」という我々への心強いメッセージも語られた。国体やオリンピック・パラリンピックなど、サポートしていきたいという機運が盛り上がってきたことを感じた講習会だった。
    (報告:朝日山 一男 あさひやまかずお)

    5 医者いらず 健康長寿処方箋(25)

    健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)
    〈現在、多くの府県師会より講演依頼を受けています。ぜひ貴師会でも!〉

    井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。専門書、一般書のご執筆をはじめ、マスメディアでも大活躍、「予防医療」の研究と普及に取り組まれています。

    「生体のストレスとホルミシス」

    私の娘が可愛がっている子犬のポメは、食欲が無い時や下痢をした時などには無性に室内の観葉植物を食べたがる。寄生虫でも居るのだろうと思いながらポメが食べていた葉を噛んでみたが、案の定、それらには強い苦味や渋味があった。この苦味や渋味は、それが危険な物である事を知らせる味覚情報である。医薬品の多くも基本的には毒物であり、適量を用いれば薬となるが、多過ぎると副作用と呼ばれている毒性を発揮する。「毒でなければ薬ではない」とか「良薬は口に苦し」などと云われる所以である。
    薬物ハンター達は、体調の悪いゴリラやチンパンジーの糞の性状とその際にどの様な植物を食べるかを調べ、それらの植物が既知の薬効成分や新薬となりうる化合物を含んでいる事を発見してきた。生まれながらに室内犬として育ったポメには苦い葉が薬である事を学習する機会は無いので、これは多くの動物の本能に組み込まれた生存反応であろう。
    一カ所に固定されて環境から逃げる事の出来ない植物は、害虫などから身を守る為に何億年もかけて様々な防御機構を進化させてきた。それが苦味や渋味のある毒物であり、天然の殺虫剤である。害虫を寄せ付けない苦味成分は多くの病原菌に対しても有毒である。昆虫の口にはヒトの味蕾に似た味覚受容体があり、甘い樹液に群がり、苦い毒物は避ける様に脳に信号を伝えている。
    植物性ポリフェノールの多くは抗酸化作用を介して身体に良い影響を及ぼすと考えられてきた。しかし、抗酸化機能が確立されているビタミンCやビタミンEなどに比べ、ポリフェノールの直接的抗酸化力は驚く程低い。茶の渋や柿のタンニンは代表的なポリフェノールであり、その渋さ故に青くて未熟な実は種子が成長するまで鳥やサルなどに食べられることはない。赤く色着いてその毒性が弱まると、甘くて美味しい果実として動物に食べられ、種子は肥料となる糞とともに広範囲にばらまかれる。
    植物の苦味成分の多くは細胞毒であり、微量で様々なストレス反応を誘起する。ヒトでは軽度のストレスに対してホルミシスと呼ばれる生存支援反応が誘起され、ストレス負荷前よりも生存能力が強くなる。この様なホルミシス効果を有する化合物としてワサビのアリルイソチオシアネート、ニンニクのアリシン、トウガラシのカプサイシン、カレーのクルクミン、コーヒーやお茶のカフェインなどが知られている。これらの化合物は古くより調理のスパイスや嗜好品として利用されてきた。その多くは、抗菌作用のみならず、味覚や嗅覚を介して脳を刺激して食欲を亢進させる物が多い。その主要な作用機序は細胞膜受容体を介する代謝制御作用やホルミシス作用である。このホルミシス反応により内因性の抗酸化防御システムが強化され、細胞死も抑制される。これらの化合物が細胞傷害を抑制する作用から抗酸化物と誤解されてきたのである。
    ホルミシス反応は、植物性化合物や医薬のみならず、物理的刺激や精神的刺激でも誘起され、生存能力を強化する軍事訓練として機能している。運動による筋肉の炎症反応、心臓への適度な負荷刺激、精神的ストレスによる精神力の強化などもホルミシス反応によるものである。循環系への適度なストレスはプレコンディショニングと呼ばれ、軽度の狭心症発作を繰り返す事により心筋梗塞時の深刻な傷害が軽減されることが知られている。絶食による低血糖も脳にストレスを与える。これを利用した健康法が断食療法やイスラム教のラマダンである。適度な断食は神経細胞の生存能力を強化し、神経毒に対する抵抗性を高めてアルツハイマー病やパーキンソン病になる可能性を低下させると考えられている。
    NAD依存性ヒストン脱アセチル化酵素のサーチュインは、酵母の老化反応を抑制して寿命を延ばす事が知られている。サーチュインはほ乳類で炎症誘起因子等の遺伝子発現を抑制し、エネルギー代謝と老化関連遺伝子の発現を制御している。このことからサーチュイン遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれている。断食によるカロリー制限や赤ブドウに含まれるレスベラトールはサーチュインを活性化してホルミシス反応を誘起する。動物にとっての永遠の宿敵は寄生虫や病原菌であるが、それらの脅威から身を守ってくれるホルミシス誘起物質は天然の薬である。現在使われている医薬品の多くはホルミシス反応を介して薬効を発現している。医食同源や薬食同源と呼ばれる概念は、ヒトのみならず過酷な進化の歴史を生き抜いてきた多くの動物にも当てはまる。その基本的反応には生物の生存機能を強化するホルミシスが大きな役割を果たしている。鍼灸マッサージではツボを刺激するとイタギモチ良く響く。この適度なストレス刺激の一部はホルミシス作用を介して生体機能を改善していると考えられる。

    6 認知症ミニ講座(7) 認知症の症状

    認知症の症状は、大きく分けて、脳の細胞が壊れることで起こる共通の症状「中核症状」と、本人の性格や環境、ストレスの影響を受け、人によって症状が異なる「周辺症状(行動・心理症状)(BPSD)」の二つ。
    中核症状は、記憶障害、見当識障害、判断力の障害(実行機能障害)、失語・失認・失行(高次脳機能障害)などであり、周辺症状(BPSD)には、徘徊、弄便(ろうべん)、物盗られ妄想、せん妄、幻覚と錯覚、うつ・抑うつ、暴力・暴言・介護拒否、失禁、不眠・睡眠障害・昼夜逆転、帰宅願望などがあり多種多様だ。

    7 Dr.タコの外来小咄 (70)

    今年は暖冬で雪が少ないです、それは大変有難いのですが、雪かきしないので運動不足になって太りました。スキー大会が中止になったり、かまくらつくりに苦労したり、何事にも両面あるという自然のあり方を、本当に教えられます、トホホ。

    ◎身と心をストレッチ
    「うちの父さん、最近車をぶつけてから自信をなくして、運転やめるって。足腰も弱ってるから散歩もしないし、家にこもって寝てばかりになって」
    「そうですか、ちょっと出かけるにも車を使うから、都会よりも田舎の方が歩く量が少ないって言いますからね」
    「どうしたらいいんでしょうか」
    「まずは家の周りの散歩から初めて、徐々に距離を伸ばすのがいいでしょうね」
    「でもやるかしら、付き合いもないし、何回いっても聞かないし」
    「お二人で歩けばいいじゃないですか!」
    「え~まさか」
    「ご夫婦で歩いてる方、結構見かけますよ、まず隗より始めよです」
    硬くなったからだと人間関係をほぐすいいチャンスです

    ◎二億四千万の薬
    「こないだ転んで腰痛めて、整形外科にいったんだす」
    「そうですか」
    「はい、いろいろ検査してもらったす」
    「じゃあ痛み止めは貰ってるのかな?」
    「いや、もらってねえす」
    「薬は出てないの?」
    「んにゃ、出てらすよ、ほら、あの青くて丸っこいの一つもらってらす」
    「あのねえ、世の中にどんだけの薬があると思ってるんですか!お薬手帳とか処方箋とかないのかな」
    「ねえすな」
    「何の薬だって言われました」
    「さあねえ・・・」
    それだけお任せで生きられるのもある意味すごいです

    ◎ヨーグルト、よく食うと?
    「ここ1ヶ月くらい、ズーと下痢気味なんですよ」
    「長いですね、何か変わったもの食べていませんか」
    「いいえ、でもラーメン食べると下痢しやすいかな」
    「だったら控えればいいですね、あと、牛乳もね」
    「牛乳は一発で下痢するので飲んでません、ヨーグルトは食べるけど」
    「それも控えた方がいいんじゃないですか」
    「そうか、ここ1ヶ月毎日2個ずつ食べてるんです」
    「えっ、そんなに好きなんですか?」
    「いや、カラダにいいと思ってね」「・・・」
    インフルエンザ予防といって子どもにヨーグルトを食べさせて、下痢してスキー大会で不調だったという話しも聞きました、なんでそこまで

    ◎テストの珍解答
    そんな題名の本があり、面白くて結構売れているようです
    試験中に考えあぐねて、苦し紛れに、あるいは真面目に勘違いして、とんでもない答えを書く
    小学生から高校生まで、笑えます、自分もそうでしたし問診票の「既往歴」のところにも珍解答を見つけます
    「心呼吸(深呼吸)」「高年期(更年期)」いろいろです
    「食中毒、ピンキロバクターによる」
    正解はキャンピロバクターですが、指摘するのも野暮なので、笑いをこらえていました

    +++++
    Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

    8 FOCUS 「発達障害」

    発達障害とは生まれつきの特性で、「病気」とは異なる。いくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、チック障害などが含まれる。米国での研究によれば、発達障害の有病率は13.87%と報告されている。これらは、生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点が共通しており、同じ人に複数のタイプの発達障害があることも珍しくなく、そのため、同じ障害がある人同士でも全く似ていないように見えることもあり、個人差がとても大きい。
    最近、約100人に1~2人存在すると報告された「自閉症スペクトラム障害(ASD)」は、広汎性発達障害(PDD)とほぼ同じとも考えられており、相互的な対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏り(こだわり)の3つの特徴が現れる。男性は女性より数倍多く、一家族に何人か存在することもある。

    9 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

    各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。詳細は各師会へお問い合わせ下さい。

    月日 師会名 時間 場所 内容 一般参加 参加費 生涯研修単位 の順番で記載します。

    2月7日 岩手 10時~13時15分 盛岡市アイーナ 鍼灸マッサージを取り巻く現状と課題、障害者差別禁止法と無免許問題について 不可 無料 3単位
    2月7日 宮城 13時30分~16時 仙台市荒町市民センター 業界の現状と展望について 可 会員1000円 学生500円 一般2000円 2単位
    2月7日 茨城 10時~16時 水戸市福祉ボランティア会館 整形外科疾患スポーツ障害・外傷について、鍼灸マッサージ過誤 可 会員2000円 一般5000円 学生1000円 付添者500円 6単位
    2月7日 新潟 10時~12時 新潟市総合福祉会館 介護予防 可 会員無料 会員外1000円 4単位
    2月7日 石川 10時30分~12時30分 石川県立盲学校 筋骨格系の触診マニュアル実技、現代鍼灸臨床論通読 可 無料 2単位
    2月7日 兵庫 13時20分~16時 あすてっぷKOBE 冷え症について 可 無料 3単位
    2月7日 愛媛 7時~16時 松山市市民会館 西駐車場 愛媛マラソンフィールドワーク 不可 無料 6単位
    2月14日 島根 10時30分~15時 出雲市社会福祉センター 療養費の現状について、実技 坐骨神経痛を中心にして 不可 会員
    1500円 5単位
    2月14日 高知 13時30分~15時 四万十市立文化センター ノロウイルスへの新型対策と予防法 可 会員無料 会員外1000円 2単位
    2月14日 長崎 10時~16時 長崎市障害福祉センター トリガーポイント鍼・手技療法 可 会員2000円 会員外3000円 学生1000円 7単位
    2月14日 鹿児島 10時~15時20分 宝山ホール 知っておきたい事業に役立つマイナンバーと税務制度、中医学弁証と食事指導としての糖質制限 可 一般1000円 学生無料 6単位
    2月21日 北海道 10時~12時 札幌市民ホール 美容鍼灸安全管理講習会 可 道鍼会員1000円 一般5000円 申込道鍼事務局 2単位
    2月21日 青森 10時30分~16時10分 八戸市ユートリー 統合医療支援セミナー(4) 可 1コマ4000円 3コマ12000円 6単位
    2月21日 栃木 10時~15時 栃木県教育会館 地域包括ケアシステム・運動療法・触察解剖学 可 無料 6単位
    2月21日 千葉 10時~16時 千葉県師会事務所 鍼灸マッサージの科学的に考えた治療技術、変動経絡捜査法VAMFIT、天地人治療 理論と実技 可 資料代1000円 6単位
    2月21日 大阪 12時30分~17時20分 大阪府鍼灸マッサージ会館 お灸ビューティー、栄養学とダイエット、エビデンスからみた不妊に対する鍼灸治療 可 2000円(資料代含む) 6単位
    2月28日 群馬 10時30分~16時 群馬県社会福祉総合センター 統合がん医療について 可 会員・一般3000円 学生無料 6単位
    2月28日 石川 9時~12時 石川県女性センター チーム医療につながる~連携の実際とカルテ記載、お手紙マナーを知って医療機関と仲良くいこう~ 可 会員無料 一般無料 会員外有資格者1000円 4単位
    2月28日 奈良 13時~16時30分 奈良商工会議所 地域包括システム、振り子の補助的臨床活用 可 無料 4単位
    2月28日 和歌山 10時~12時15分 和歌山県鍼灸マッサージ会館 スポーツマッサージ研修 不可 無料 3単位
    3月6日 岩手 10時~15時30分 盛岡市障害者福祉センター 韓国における鍼灸マッサージの現状、全国障害者スポーツ大会選手コンディショニングルーム設置について、アイシングとテーピングの実際 可 会員・学生1000円 一般2500円 6単位
    3月6日 富山 13時30分~16時 (公社)富山県鍼灸マッサージ師会会館 今、患者さんが真に求めている鍼灸マッサージ師の技術(仮) 可 1000円 3単位
    3月6日 石川 10時30分~12時30分 石川県立盲学校 筋骨格系の触診マニュアル実技、現代鍼灸臨床論通読 可 無料 2単位
    3月6日 和歌山 13時~16時 和歌山県JAビル 膝の痛みとその予防~百まで歩ける膝づくり~ 可 無料 4単位
    ※研修単位は会員のみ

    10 協同組合ニュース

    協同組合 堀 昌弘理事長の「経営ナンデモ電話相談」 受付中!
    はり・きゅう・マッサージ施術所経営に関する様々なご相談にお答えします。例えば、施術所経営にかかわる法律・税金・従業員(労務)・金融・新築、リフォームに関するご相談など、この機会にお気軽にご利用下さい。料金は原則無料。
    【相談日時】第1・第3土曜日 午前10時~正午
    【受付電話】フリーダイヤル 0120-14-1212
    ※法律・税務相談等で専門家への照会をご希望なさる場合は別途料金が発生します。

    11 編集後記

    「自閉症」というと特殊な障害というイメージがあります。実は軽度から重度まで様々なレベルがあり、その特性が見られる人を広く捉えようという考え方から「自閉症スペクトラム」と呼ぶようになりました。この人たちに共通する特性は、「臨機応変な対人関係が苦手で、自分の関心、やり方、ペースの維持を優先させたいという本能的志向が強いこと」で、発達過程の障害の一つと考えられています。このような特性を持つ人はとても大勢いて、一説には人口の10%に迫るとも言われますので、皆さんの周りにも何人かいらっしゃるはずですし、自分もそうかも知れません。今後、家庭や学校、職場などで理解を広めて、その人たちが感じている「生きづらさ」を軽減し、支えていく必要があります。子供から大人まで鍼灸やマッサージによって筋肉や神経がリラックスすると、心も穏やかになることは私たちが日々目の当たりにするところ、きっとお役に立てる気がします。
    (広報局長:廣野 敏明 ひろのとしあき)

    以上本文
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    ・最大出力電圧 48Vp-p
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    ・出力周波数 連続モード 0.1Hz~100Hz
    間欠モード 3.0Hz~100Hz
    ・ミックスモード 3&10Hz、3&15Hz、3&30Hz、3&50Hz
    ・治療タイマー 5、10、15、20、25、30分
    ・安全装置 ゼロスタート方式、出力レベルインターロック
    電源ヒューズ、3.15A
    ・寸法 H88×W235×D165±5mm
    ・重量 570g(電池除く)
    ●本体及び付属品
    ●消耗品

    製造販売業者 株式会社テクノリンク
    総発売元 株式会社カナケン
    本社: 〒225-0002
    神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-17-39
    TEL_045-901-5471(代)
    FAX_045-902-9262

    大阪営業所:TEL_06-6935-3016代表
    FAX_06-6935-3017
    新潟営業所:TEL_025-286-0521代表
    FAX_025-286-8870
    福島営業所:TEL_024-961-7211代表
    FAX_024-961-7221
    仙台出張所:TEL_022-287-6273代表
    FAX_022-287-6218

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    以下奥付

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    E-mail jamm@jamm.or.jp
    名称 鍼灸マッサージ情報誌 月刊東洋療法
    代表者 杉田 久雄(すぎたひさお)
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    銀行口座 りそな銀行 新宿支店 普通口座 1717115
    名義/公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

    発行人 杉田 久雄(すぎたひさお)
    編集人/広報局長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
    購読料 3600円 〒共(会員は会費より)

    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」となります


    以上