2016.10.01 (土)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法 270号

    月刊東洋療法 270号
    月刊東洋療法270号(10月1日号)
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会


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    目次
    1 第15回東洋療法推進大会in東京・法人化35周年・協同組合設立20周年記念式典・祝賀会開催
    あはきの伝承と発展をめざし
    大会報告
    2 保険局便り あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費の改定について
    3 「鍼・灸・マッサージの日」活動報告(その2)
    4 FOCUS 「ICD-11」
    5 医者いらず 健康長寿処方箋(33) 『現代社会と冒険心遺伝子』
    6 Dr.タコの外来小咄(78)
    7 認知症ミニ講座(15) 「回想法によるリハビリ」
    8 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    9 協同組合ニュース
    10 編集後記
    *****
    以下本文

    1 第15回東洋療法推進大会in東京・法人化35周年・協同組合設立20周年記念式典・祝賀会 開催

    あはきの伝承と発展をめざし
    【写真:会場風景・会長・表彰額・会長表彰授与】

    9月22日(木・祝)、東京の品川プリンスホテルにおいて、第15回東洋療法推進大会in東京・全日本鍼灸マッサージ師会法人化35周年・日本鍼灸マッサージ協同組合設立20周年の記念式典並びに杉田 久雄(すぎたひさお)会長叙勲を含む祝賀会が開催された。
    記念講演では、帯津三敬病院名誉院長の帯津 良一(おびつりょういち)先生が「東洋療法と養生~『粋な生き方』」、2004年アテネオリンピック
    女子ハンマー投げ日本代表の室伏 由佳(むろふしゆか)先生は「スポーツと身体の対話~コンディションを把握する大切さ~」をご講演された。
    記念講演に続いて挙行された記念式典では、杉田 久雄(すぎたひさお)会長が35年間を振り返り、「これまで歩んできた全鍼師会の蓄積を次の時代のエネルギーとして、国民のニーズに応え続ける鍼灸マッサージ師の伝統の継承と発展を目指し、これからも皆様の期待に沿えるよう努力をしていきたい」と挨拶され、業界発展に功労のあった会員ら48名が表彰された。
    全国の会員のほか、厚生労働大臣、鍼灸マッサージを考える国会議員の会の方々、あはき等法推進協議会7団体等の関係団体から多数の御来賓をお迎えし、約500名の皆様が出席され、盛大な式典となった。
    その後、祝賀会では多くの御来賓からお祝いの言葉をいただき、参議院議員の片山(かたやま)さつき氏による乾杯の発声から宴が始まり、場内は和やかな祝福ムードに包まれた。


    ■御礼
    (公社)東京都鍼灸あん摩マッサージ指圧師会 会長 皆川 浩一(みながわこういち)
    【写真:皆川(みながわ)会長】

    この度、第15回東洋療法推進大会in東京を共催する大役を仰せつかり、無事終了させることができました。行き届かないところが多々あったと思いますが、何とかお役に立てましたのも、ひとえに関東甲越ブロック県師会の皆様、杉田(すぎた)会長はじめ実行委員・理事の先生方、職員の方々のお力添えの賜物と深く感謝いたします。今後ともご指導・ご助言をお願いいたします。


    ■記念式典及び祝賀会ご臨席のご来賓紹介(法人格・敬称略)

    ○議員
    参議院議員 衛藤 晟一(えとうせいいち)
    参議院議員 片山 さつき(かたやまさつき)
    参議院議員 古川 俊治(ふるかわとしはる)
    参議院議員 羽生田 俊(はにゅうだたかし)
    衆議院議員 田村 憲久(たむらのりひさ)
    衆議院議員 塩崎 恭久(代理)(しおざきやすひさ)
    衆議院議員 松本 純(代理)(まつもとじゅん)
    衆議院議員 鴨下 一郎(代理)(かもしたいちろう)
    衆議院議員 馳 浩(代理)(はせひろし)
    衆議院議員 門 博文(代理)(かどひろふみ)
    参議院議員 伊達 忠一(代理)(だてちゅういち)
    参議院議員 武見 敬三(代理)(たけみけいぞう)
    参議院議員 福岡 資麿(代理)(ふくおかたかまろ)

    ○関係団体
    日本医師会 常任理事 釜萢 敏(かまやちさとし)
    日本鍼灸師会 会長 仲野 彌和 (なかのひろかず)
    日本あん摩マッサージ指圧師会 会長 安田 和正(やすだ かずまさ)
    日本盲人会連合 会長 竹下 義樹(たけしたよしき)
    東洋療法学校協会/全日本鍼灸学会 会長/副会長 坂本 歩 (さかもとあゆみ)
    全国病院理学療法協会 会長 平野 五十男(ひらのいさお)
    全国病院理学療法協会 前会長 龍澤 良忠 (りゅうさわ りょうちゅう)
    日本東洋医学系物理療法学会 会長 緒方 昭広 (おがたあきひろ)WFAS TOKYO/Tsukuba 2016 会頭 後藤 修司 (ごとうしゅうじ)
    国際医療技術財団 代表理事 小西 恵一郎 (こにしけいいちろう)
    東洋療法研修試験財団 理事長 小早川 隆敏 (こばやかわたかとし)
    東洋はり医学会 会長 中田 光亮 (なかたこうりょう)


    ■記念講演(1)

    東洋療法と養生~『粋な生き方』
    【写真:帯津(おびつ)先生】

    記念講演第1部は、帯津三敬病院名誉院長の帯津 良一(おびつりょういち)先生が「東洋療法と養生~『粋な生き方』」を講演されました。貝原 益軒(かいばらえきけん)の「養生訓」は、長生きをするとか、病気にならないことを書いているのではなく、「粋な暮らし」をすることを勧めている本だそうです。九鬼 周造(くきしゅうぞう)氏は、粋とは、垢ぬけていて、張りがあって、色っぽいことという。垢ぬけているとは、諦めることも知っていること。張りがあるとは、目標へと向かう意気地を持ち合わせていること。色っぽいとは、男であれ女であれ性の魅力が伴っていること。そして「粋な生き方」とは、ときめきを感じて生きること。
    帯津(おびつ)先生は、今日が最後の日だと思って生きておられる。そうすると、晩ごはんは「最後の晩餐」だと思うので、背筋がピンと伸びて、食卓に並べられたメニューの一つひとつが輝いて見え、感謝の気持ち、喜びでいっぱいになるのだそうだ。そんな思いで生きることが「攻めの養生」である。
    帯津(おびつ)先生の養生法は、そのまま「凛として老いる」生き方の哲学でもありました。
    エントロピーの法則、宇宙の中での人間の存在、人間の尊厳、医療と医学、生命の躍動、歓喜と自己実現、生と死の統合など、深遠なテーマを分かり易く解説された。最後に会場から「医の道を目指す若者に対するメッセージ」を問われ、「生きる悲しみがわかる人(医療人)になってほしい」と答えられた。


    ■記念講演(2)

    スポーツと身体の対話~コンディションを把握する大切さ~
    【写真:室伏(むろふし)先生】

    続いて第2部は、2004年アテネオリンピック女子ハンマー投げ出場の室伏 由佳(むろふしゆか)先生による「スポーツと身体の対話~コンディ
    ションを把握する大切さ~」でした。
    日本選手権円盤投げ10連覇達成など、日本を代表するアスリートとして長年活躍された華々しい活躍の裏には、競技や練習での負荷による故障や外傷に加え、婦人科疾患や精神的ストレス、父親が有名であるが故のプレッシャーなどもあり、私たち一般人からは想像もできないような苦労があったのです。そのような実体験を笑いも交えながら話され、数多くスライドを使ってご自身の症例を紹介されました。
    過酷な環境にあって、スポーツ選手がいかにモチベーションを保ち続け、心身ともにコンディションを維持するのか。また故障をしてもどのような治療を受け、リハビリから復帰に向けてのプログラムをどう組み立てるのか。怪我を繰り返さないためにどのタイミングで復帰するのか。アスリートといっても皆が決して健康ではなく、ギリギリの闘いをしていることについて紹介いただきました。だからこそ「選手には医療従事者との関わりと心身両面からサポートする専門家が必要」と強調され、鍼灸マッサージ師にとって2020年東京オリンピック・パラリンピックも視野に入れた進むべき方向性が啓示されたような素晴らしい講演でした。
    引退後は体験を活かし、後進の指導や講演活動などに活躍されており、会場から惜しみない拍手が送られました。



    ■9月23日 品川プリンスホテル メインタワー

    ★第6部 A 学術委員会講座(会場:10F ムーンストーン)

    「よくわかる地域包括ケアシステム」
    【写真:講師陣】

    シンポジウム形式で、学術委員長の小川 眞悟(おがわしんご)氏が座長として進行した。最初に、特別講演として厚生労働省・老健局老人保健課介護保険データ室長の西嶋 康浩(にしじまやすひろ)氏より、「地域包括ケアシステムの概要と他職種連携~鍼灸マッサージ師の役割について~」の講演をいただいた。地域包括ケアシステム構築に、どのように関わることができるかという視点から、多くのヒントをいただいた。
    次に、地域健康つくり委員長の長嶺 芳文(ながみねよしふみ)氏より、「介護予防・総合支援事業の実際」について、ご自身の事業所と自治体が協力して、新たな介護予防サービスに取り組んでいる実例を紹介していただいた。
    最後に、学術委員の西村 博志(にしむらひろし)氏より、「はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧施術受療者の生活機能に関する調査報告」があった。今年度、全鍼師会の会員にアンケートをとらせていただいた結果、1281人中フレイル(虚弱な状態)高齢者が、22.9%、プレフレイル36.8%と約60%が、虚弱な高齢者が外来施術を受けていることがわかった。今後、2025年に向けて、要介護状態に陥る高齢者の増加が予想される中、鍼灸マッサージ師が、介護予防の有効な手段として活躍していくことは、日本の社会保障制度を維持するためにも必要不可欠であると強く確信した。
    (報告:学術委員長 小川 眞悟 おがわしんご)


    ★第6部 B 保険推進委員会講座(会場:12F シルバー)

    「あはき療養費検討専門委員会報告と今後の展望」
    【写真:往田(おおた)委員長】

    保険推進委員会では「あはき療養費専門検討委員会報告と今後の展望」のテーマで、本年3月から8月まで開催された第4回~6回専門検討委員会での議論と、今後継続する7・8・9回の専門検討委員会への展望について講演した。専門検討委員会では「Q&Aの発出」「定期的計画的往療の容認」など患者さんにとって朗報とも言える報告が決定した一方で、「一部負担金でかかれる制度」については継続議案となった。今年から来年にかけて正念場となる業団の取り組みについて説明をおこなった。
    (報告:保険推進委員長 往田 和章 おおたかずあき)


    ★第7部 A 無免許対策委員会講座(会場:10F ムーンストーン)

    「厚生労働省100点満点の回答」〈今後の活動〉
    【写真:パネリスト】

    今年の分科会も厚労省医政局医事専門官、佐生 啓吾(さしょうけいご)氏による厚労省の無免許問題に関する施策が報告され、我々業団にも今後の活動方策をパネリストから提供されました。
    本年6月29日「はりきゅう、あん摩業の施術所に関して広告し得る事項の一部を改正する件について」の告示が通知された。これにより、(1)施術所の外に厚生労働大臣免許を有する旨の広告が可能。(2)施術所内に免許証又は内容等を記載した書面の提示。(3)施術者本人が、免許保有証を着用する。以上の3つの対策が法的にも全て実施できるようになった。また、実際認められない、小顔になる効果を標ぼうした数社に対し、景品表示法に違反する行為で措置命令を消費者庁が実施した背景には、厚労省医政局医事課の取締り通知等がある。
    こうしたことから、表題の100点満点の回答になったのである。
    (報告:無免許対策委員 山田 敏雄 やまだとしお)


    ★第7部 B 災害対策委員会講座(会場:12F シルバー)

    「災害対策に対する今後の取り組み」について
    【写真:朝日山(あさひやま)委員長】

    現在は、日本のどこで災害が発生するか、予想がつかない状況である。
    そこで全日本鍼灸マッサージ師会では災害対策委員会を設立し、災害発生に対しどのように対処し、また支援したらよいか、「危機管理基本規定」「災害鍼灸マッサージ派遣要綱」「災害支援マニュアル」の作成に着手している。
    今回の熊本地震では、熊本県師会、・福岡県師会の先生方の御尽力により、被災者の方々に対して主として西原村避難所、熊本市総合体育館に於いて被災者の方々に鍼灸マッサージ施術による支援が可能になった。さらに、これら現地でのコーディネートに対し、初めて全日本鍼灸マッサージ師会、日本鍼灸師会、鍼灸学会が同一のフォームで申し込みができる体制が築かれている。その結果131名の方が登録され、そのうち全鍼師会の会員が60名参加するに至るなど、師会の垣根を超えた活動として大きな成果だと言える。
    しかし、今回の支援活動を見ると師会で対応された県はわずかであり、ボランティアのほとんどを自己責任のみに頼っているのが現状である。災害に対しては、備えがなければ、いざというとき支援活動はできないことが近年の災害でも明らかになった今、(1)各都道府県師会で災害対策委員会の立ち上げ、(2)災害対策研修会・支援鍼灸マッサージ師の育成講習会の実施をお願いしたい。また、全鍼師会で作成するマニュアルを参考に、師会ごとに作成していただきたい。
    これがひいては、地域の師会と地域行政との災害協定へ結びつくものと確信している。
    (報告:災害対策委員長 朝日山 一男 あさひやまかずお)



    ■総括 大会実行委員長 中野 義雄(なかのよしお)
    【写真:中野(なかの)大会実行委員長】

    9月22日・23日の両日、東京・品川プリンスホテルにてのべ1000名のご参加を得て盛大に開催されました。今回は第15回の記念大会として特別記念講演を2題と分科会を主要4テーマに絞り開催。記念祝賀会では多数のご来賓のご臨席の中、会長表彰、協同組合感謝状贈呈など、大会15周年・法人化35周年・協同組合設立20周年及び杉田会長の叙勲の祝いを和やかな雰囲気の中開催され、全体として非常に充実した大会でした。
    【写真:役員集合・大会旗は京都へ】
    来年は京都でお会いしましょう!

    2 保険局便り

    あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費の改定について

    平成28年9月23日、厚生労働省保険局長より療養費の支給について通知が発出されました。
    10月1日施術分より、下記の通り改定となります。

    マッサージ 1局所につき: 現行275円、 改訂後285円
    変形徒手矯正術 1肢につき: 現行565円、 改訂後575円
    はりきゅう施術料 1術: 現行1270円、 改訂後1300円
    はりきゅう施術料 2術: 現行1510円、 改訂後1520円
    往療距離加算: 現行800円、 改訂後770円

    ※上記以外の温罨法加算、初検料、電療料、往療料は変更ありません。

    また、留意事項の変更通知は追って発出される予定です。発出されましたら、改めてお知らせいたします。(保険局)

    3 「鍼・灸・マッサージの日」活動報告(その2)

    【宮城】 【写真:テント風景】

    8月27日、28日の2日間にわたり宮城県師会では日本テレビ系列宮城テレビ「24時間テレビ 愛は地球を救う」にブース参加いたしました。二日
    間でテント内350余名の来訪者にチャリティーマッサージ・お灸をおこない、我々の仕事の素晴らしさを知っていただきました。
    (報告:堀田 三千春 ほったみちはる)

    4 FOCUS ICD-11

    ICDとは「国際疾病分類」のことであり、正式名は「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」。1900年に、第1回国際死因分類として国際統計協会により制定され、以降9版までほぼ10年ごとに改訂がされている。第7版からは死因だけでなく疾病の分類が加えられ、医療機関における医療記録の管理に使用されるようになった。
    最新の分類は、ICDの第10回目の改訂版として、1990年の第43回WHA(世界保健総会)において採択されたものであり、ICD-10(1990年版)と呼ばれている。2005年にWHOの上部組織であるWHAはWHOに対して、ICD-10の大規模改訂作業を開始し、ICD-11を作成するよう要請した。ICD-11の構造はより現代的で、研究や臨床で得られた知見との一致度も高まるとされる。あはき(特に鍼灸)業界関連では、今年10月12日、東京でおこなわれるWHOのICD-TMセッションで、東洋医学の用語がICDに記載されることが期待される。

    5 医者いらず 健康長寿処方箋(33)

    大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)
    井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!!
    ご連絡は下記URLより。
    健康科学研究所HP http://www.inouemasayasu.com/seminar/

    『現代社会と冒険心遺伝子』

    新奇なものを求める性格にはドーパミン神経の受容体遺伝子DRD4が関係しており、この遺伝子は“冒険心遺伝子”とも呼ばれている。未知なものを求める冒険心遺伝子を獲得した人類は、危険な事への挑戦で得られる快感刺激を原動力にしながら過酷な地球の環境を生き抜いてきた。この冒険心遺伝子は、ヒトを進化させ、今日の文明や文化を創り上げてきた陰の立役者でもある。“脳の快感汁”とも呼ばれるドーパミンは、冒険、セックス、ギャンブルなどで興奮した際に多量に分泌される報酬系伝達物質である。
    ネグロイド、コーカソイド、モンゴロイドを問わず、全ての人種はこのDRD4遺伝子を持っている。この受容体遺伝子内には同じ塩基配列が2~7回繰り返される部分があり、その反復回数が多いほど多くのドーパミン刺激を求める傾向が強くなり冒険好きになる。この反復回数には人種差や個人差があり、欧米のコーカソイドや南米の人々では7回繰り返し構造のDRD4-7R遺伝子を持つ人が多い。長い受容体を持つ人では刺激を求めるドーパミン神経が活発であり、ドーパミンが分泌されると更に強い刺激を求めるようになる。人類史ではこの遺伝子が、新たな資源を求めて大航海時代に植民地を拡大し、単独で真冬のエベレストに挑み、スペースシャトルで月に行ったり宇宙旅行を試みるなど、人々を命知らずの挑戦に駆り立ててきた。ギャンブルや麻薬に手を出して止められなくなるのもドーパミン受容体遺伝子のなせる業である。日本人では4回繰り返し構造の短いDRD4-4R遺伝子が大多数を占めている。欧米人と比べて日本人は失敗を恐れてチャレンジ精神が乏しい民族であると云われるが、この民族性の背景にもDRD4受容体遺伝子が関与している。
    病原体は動物にとって永遠の宿敵であり、彼らに対する防御機構を常に進化させなければならなかった。この目的で動物が獲得したのが免疫的多様性を拡大する遺伝子の有性生殖システムである。産みっぱなしの魚類などと異なり、胎児を子宮内で育てる哺乳類の雌が生涯に出産できる個体数は著しく限られてくる。この為に哺乳類では遺伝的多様性の拡大速度が著しく低下する。哺乳類の少ない産子数と免疫的多様化減速のハンディーを補う戦略として進化したのが乱婚システムである。事実、哺乳類の約97%以上が乱婚型であり、人類でも祖先がチンパンジーと分枝する前からこのシステムが継承されてきた。ドーパミン受容体遺伝子は“浮気遺伝子”と云う異名も持っており、この乱婚型繁殖戦略に深く関与している。野生的で運動能力の高いオリンピック選手やトップアスリートなどにはDRD4-7R遺伝子の持ち主が多く、エネルギッシュで多情多感である。この事と関連した裏話として、五輪主催国は常に大量のコンドームを供給するために奮闘していると言われている。例えば、2000年のシドニー五輪では配給した7万個のコンドームがわずか1週間で底をついたので、2010年のバンクーバー冬季五輪では10万個が供給されたと言われている。健康でエネルギッシュなアスリートの優れた運動能は、多情多感なドーパミン受容体遺伝子に支えられているのである。
    ドーパミンは能動的活動で多く分泌されるので、アスリートのみならず、権力志向性や自己顕示欲の強い起業家や政治家などでも多く分泌されている。このドーパミン受容体は、冒険心を駆り立てるのみならず、離婚率や婚外子の割合にも影響している。地域や宗教的背景で多少は異なるが、人類の3~6割は婚外子であるとのデーターがある。その大半は情熱的DRD4-7R遺伝子が多くて離婚率の高いアムールの国で産まれている。これが“英雄色を好む”と言われる所以でもある。某哲人は“判断力の欠如で結婚し、忍耐力の欠如で離婚し、学習力の欠如で再婚する”との体験的迷言を残したが、時空を超えた人類の「三欠如力」が遺伝子の多様化と免疫的生存能力を支援し続けてきたのである。古今東西、絶えることの無いスッタモンダも浮気遺伝子DRD4に組み込まれた進化生物学的生存戦略の副産物なのである。
    しかし、ドーパミン受容体が求めるのは報酬系の興奮であり、その手段は色恋である必要はない。脳でドーパミン神経を刺激する人間活動は、スポーツやギャンブルのみならず、研究や社会的慈善活動まで、蓼食う虫も好き好きであり、手段は問わない。ドーキンズの「利己的遺伝子」は有名であるが、ヒトは「利他的遺伝子」も持っている。シェバイツアーやマザーテレサの人道的行為から東日本大震災で世界中からボランティアが結集して献身的支援活動に没頭したことも利他的遺伝子のなせるワザである。これらの利他的遺伝子の活躍も、大いなる冒険心や未知への挑戦と同様に、脳の報酬系を刺激して人を駆り立てる。この様な利他的遺伝子が活性化される最小単位が家族であり、その延長線上に愛する仲間や民族を支援する文化が創生されてきたのである。利他的遺伝子が心の琴線を震わせる活動は、ミラーニューロンやドーパミン神経を介して人々に希望を与える心のビタミン剤となる。この感動や希望は若さの原動力であり、心のアンチエイジングホルモンでもある。ウルマンの名詩「青春」でも詠われているごとく、高齢者の希望や感動は海馬の神経細胞死を抑制して認知機能を強化してくれる。超高齢社会の現代では、冒険心遺伝子を適度に活性化し続ける事が認知症予防と健康長寿の妙薬となる。

    6 Dr.タコの外来小咄 (78)

    最近は想定外の場所で、地震や台風の被害が起きています。この経験をムダにしないためにも、わが国は防災の最先端として、世界に範を示す役割かなとも感じます。紛争地でも敵地?でも天災はおこる可能性はあり、そのとき助け合うという道があると良いですね。

    ◎心の準備
    「今日は健診に来たんですけど、しばらく検査してないから胃カメラもしてみたら、と看護婦さんがいうので、やってもらえますか?」
    「いいですよ、喜んで!」(検査終了後)
    「今回は心の準備なしに来たんですけど、割に楽に飲めました」
    「そうでしょう、心の準備といったって何かを用意できるわけでもない、あれこれ考えて心配で夜も眠れなくなるのが落ちで、かえってぶっつけ本番のほうが無抵抗で楽だったりするんですよ」
    「そうかもしれません」
    ビギナーズ・ラックというやつで、初心忘るべからずですな

    ◎エネルギー注入
    「最近眠れないので睡眠薬いただこうと思って」
    「何か心配事でもあるんですか?」
    「ええ、お隣さんがホント嫌な人で、露骨に嫌がらせしてくるし、イライラして」
    「そうですか」
    「聞いてくださいよ、こないだなんか(数分間)ひどいでしょう?」
    「そのヒトが本当にそのつもりなのか実際わからないじゃないですか」
    「そんなことないです、ひどく性格悪いんです、たとえば(数分間)」
    「その嫌な人にあなたの貴重な時間と平和を奪われるのは悔しくないですか?」
    「ええ、だからどうやったら仕返しできるかと思って悶々として・・・」
    「重症ですな」そのヒトが強大なパワーを持ってるんじゃなく、与えてるのは実は自分だということに気が付きましょう、でないとその人が土下座したと
    しても、新しい嫌な人が出てくる

    ◎外来の七不思議
    無意識に反応してしまうクセがあるようです
    「ハイ胸の音を聞きますよ」とシャツをまくると、バンザイしてしまう
    「今度は背中の音を聞きますよ」というと前かがみに丸くなってしまう
    「ノドを見ますからアーと声を出して」「・・・」と歌を忘れたカナリアになる
    「ノドを見ますから大きく口を開けて」でなぜか両目も見開いて天井を見る
    「血圧測ります」「これ取らなくていいですか」と毎回腕時計を外そうとする
    番外編:大豆くらいの真っ黒なへそのごまを大事に育てている(女性に多い!)

    ◎人生オリンピック
    「おばあちゃん足がむくんでるので、調べてもらおうと思って来ました」
    「これぐらいのむくみはそんなにひどくないけどなあ、本人が来るって?」
    「いいえ」
    「痛いとかの訴えは?」「ないですね」
    「ヘルパーさんがこれ病院に行って調べたほうがいいわよ、でしょう?」
    「じつはそうです」
    「以前、血圧が高いけど薬飲みたくないってやめた方ですよ。この程度ではむくみを取る薬はいらないし、出しても飲まないでしょうね。94歳になって、歩けるし喋れるし普通に食べられる。この時点で金メダルですけどね」
    人生というオリンピックではまさに「参加することに意義がある」

    +++++
    Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

    7 認知症ミニ講座(15) 「回想法によるリハビリ」

    回想法は1960年代にアメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏が提唱した心理療法です。当初は高齢者の「うつ病」の治療としておこなわれていましたが、後に認知機能が改善することも明らかになり、認知症のリハビリとしても実践されるようになりました。現在、日本でも介護施設などで取り入れられています。認知症の方は、短期記憶(少し前にあったことの記憶)は失いやすいですが、昔のことについては覚えていることが多いため、回想法をおこなうことができるのです。

    【回想法の方法】
    回想法には、1対1でおこなう「個人回想法」と6人ほどの複数人でおこなう「グループ回想法」があります。個人回想法は、特別な知識がなくても家庭で気軽に取り組むことができ、グループ回想法は施設などで専門家と一緒におこなうのが一般的です。グループ回想法には参加者との新たな出会いが生まれ、ともに過去を楽しみながら語り合えるといった特徴もあります。どちらの回想法も大切なのは、当事者の記憶を引き出す「きっかけ」を用意してあげることです。質問するキーワードとしては、ライフステージを示す「ふるさと」「小・中・高校時代」「趣味」「仕事」「交友関係」「出会い」「結婚」「出産」「子育て」「孫の誕生」「定年」「これから」などが良いでしょう。記憶を引き出す物としては、子どもの頃に遊んでいたおもちゃや昔の写真、若い頃に流行した映画のポスターやCDなど。最近では高齢者が青春時代を過ごした頃のポスターを掲示している施設もあるそうです。

    【回想法のコツ・注意点】
    1.当事者が答えやすいような具体的な質問をする
    × 「子ども時代を思い出して」子ども時代と言っても幅広いため、答えにくい質問です。
    ○ 「小学校の頃は何の授業が好きだった?」「小学校」「授業」という具体的なキーワードが質問に盛り込まれているため、当事者は答えやすいでしょう。
    2.無理に聞き出そうとしない
    過去の記憶は楽しいものばかりではありません。質問をしてみて進んで話すようであれば傾聴し、話したがらないことであれば質問の内容を変えてみましょう。
    3.間違いを訂正しない
    当事者が語ったことが事実ではなくても、訂正せずに聞きましょう。大切なのは正確に思い出すことではなく、過去の記憶をたどることです。

    8 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

    各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。詳細は各師会へお問い合わせ下さい。

    月日 師会名 時間 場所 内容 一般参加 参加費 生涯研修単位 の順番で記載。
    10月1日 岩手 1日12時~2日12時 一関市東山観光ホテル 関係者に聞く世界遺産平泉について、解毒の鍼治療 不可 15000円(宿泊込み) 4単位
    10月1日 長野 10時30分~16時 松本市 長野県視覚障害者福祉センター 中医弁証に基づく鍼灸臨床 可 会員6000円
    学生1000円 6単位
    10月2日 長野 10時30分~16時 中枢神経疾患に対する在宅療法~part2 可 会員6000円 学生1000円 6単位
    10月2日 北海道 10時20分~14時20分 遠軽 ビジネスホテルタカハシイン トリガーポイント療法 不可 2000円
    TEL0158-42-6241 髙尾 4単位
    10月2日 福島 10時~15時15分 郡山市立中央公民館 脳血管障害について、災害被災時等のエコノミークラス症候群に対するマッサージ手技実技 可 無料 6単位
    10月2日 千葉 9時~15時 JR船橋駅北口前ロータリー 船橋市福像めぐりフィールドワーク 可 無料 6単位
    10月2日 神奈川 13時~16時55分 おだわら市民交流センター 認知症とうつ病の診断と治療、地域健康つくり指導者研修会(2)、スポーツ講習会(1) 可 神奈川県会員1000円 会員外2000円 学生 500円 5単位
    10月2日 石川 10時30分~12時30分 石川県立盲学校 現代鍼灸臨床論通読 可 無料 2単位
    10月2日 岐阜 10時~13時 高山市民文化会館 はり灸マッサージの健康法、あなたもできる簡単ツボ療法3 可 無料 4単位
    10月2日 高知 13時35分~15時45分 旭障害者福祉センター 浮腫への対応とリンパマッサージ 可 会員無料 会員外1000円 学生500円 3単位
    10月6日 山形 18時30分~20時30分 米沢 喜久好会館 臨床に活かせる手技療法5 不可 無料 3単位
    10月9日 北海道 9時45分~12時50分 旭川盲人福祉センター トリガーポイント療法 不可 1000円(付添同額)
    TEL090-2074-4970 立花 4単位
    10月9日 宮城 10時~15時30分 宮城県立視覚支援学校 医療連携に必要な心構えと知識技術、腰部症状への効果的なアプローチ~
    鑑別・施術・施術計画 可 会員・学生3000円 一般5000円 6単位
    10月9日 岐阜 10時~13時 岐阜県鍼灸マッサージ会館 あなたが選ぶ統合医療、あなたもできる簡単ツボ療法その4 可 無料 4単位
    10月9日 岡山 9時30分~17時 岡山ターミナルスクエア スポーツ鍼灸マッサージ専門講習会 可 会員5000円 8単位
    10月15日~16日 愛媛 10時~16時 大街道アーケイド内 みんなの生活展事前研修会(有資格者による健康相談、療養費制度の説明など) 不可 無料 4単位
    10月16日 北海道 9時~12時 ホテルいずみ トリガーポイント療法 可 2000円 TEL080-6090-4148 臼井 4単位
    10月16日 群馬 10時30分~16時 群馬県社会福祉総合センター 症状のナンバーワン「腰痛」 可 会員・一般3000円 学生無料 6単位
    10月16日 富山 14時~16時 サンシップとやま 眠りの基礎講座 「心も体もスッキリ!快適睡眠術」 可 無料 2単位
    10月16日 石川 13時~16時 野々市市文化会館フォルテ 人生の『ナラティブ=ものがたり』の終わりまで寄り添う医療~患者と医療者と地域でつくるあたたかい関係~ 可 無料 2単位
    10月16日 静岡 10時~15時30分 静岡駅ビル パルシェ 心のケア:自分を知り他人を思いやる心、スポーツ障害に対する鍼灸マッサージ療法膝・足関節 可 無料 6単位
    10月16日 徳島 10時~16時15分 とくぎんトモニプラザ よくわかる中医学的な診断法 可 会員2000円 会員外4000円 学生1000円 7単位
    10月16日 鹿児島 10時~16時 宝山ホール スポーツ現場での基礎知識と東洋医学アプローチ 可 一般1000円 学生無料
    6単位
    10月22日~24日 岩手 ― 盛岡市運動公園、雫石町陸上競技場、奥州体育館 全国障害者スポーツ大会選手コンディショニングルームスポーツセラピー研修 不可 無料 5単位
    10月23日 秋田 10時~13時 横手市消防本部 救急救命法(心肺蘇生、AEDの操作法) 可 無料 4単位
    10月23日 山形 13時~14時30分 ホテルリッチ&ガーデン酒田 夕日を釣り上げた男~クラゲに全て懸けてどん底から生還した物語~ 可 無料 2単位
    10月23日 埼玉 13時~17時 呉竹医療専門学校 鍼灸師・マッサージ師のためのモビリテーションテクニック、解剖から学ぶ健康つくり
    可 会員3000円 会員外5000円 学生1000円 5単位
    10月23日 新潟 10時~13時 新発田市老人福祉センター金蘭荘 無免許者に対する対応と広告について 不可 無料 4単位
    10月23日 大阪 12時30分~17時20分 大阪府鍼灸マッサージ会館 脊椎疾患の診察と治療、腰下肢症状に対する鍼灸治療、頚上肢症状に対する鍼灸治療 可 2000円(資料代含) 6単位
    10月23日 島根 10時30分~15時 ビッグハート出雲 鍼灸マッサージ師のための在宅ケア 可 会員1000円 一般2000円 5単位
    10月30日 北海道 10時20分~14時15分 千歳市民文化センター トリガーポイント療法 可 無料 TEL0123-42-2355 小山 4単位
    10月30日 青森 10時~15時15分 弘前市社会福祉センター 理学療法士のお仕事、家庭で出来るセルフエクササイズ 可 無料 6単位
    10月30日 茨城 13時40分~15時10分 ホテルマロウド筑波 経穴部位の世界標準化の課題~鍼灸学史・臨床とのかかわり~ 可 会員
    8000円 一般無料 2単位
    10月30日 広島 11時~16時 西区民文化センター 解剖学的に見た膝関節の鍼灸施術及び手技療法のテクニック 可 3000円 5単位
    11月3日 広島 8時~14時 コカコーラウエスト広島総合グランド マラソン大会ボランティア施術研修会 可 無料 5単位
    11月6日 北海道 9時~12時 ラスティングホテル トリガーポイント療法 可 会員・一般無料 有資格者2000円
    TEL0154-25-3599 小野 4単位
    11月6日 福島 10時~15時15分 いわき市文化センター 漢方薬の基礎知識他 可 無料 6単位
    11月6日 山口 9時30分~16時 しものせき海響メッセ しものせき海響マラソン クールダウンボランティア 可 ― 5単位
    11月6日 高知 13時30分~16時45分 高知県立盲学校 お灸実技~お灸のアレコレ、スポーツアロマ 可 会員無料 会員外
    1000円 学生500円 4単位

    ※研修単位は会員のみ

    9 協同組合ニュース

    先日の東洋療法推進大会in東京の展示販売では、多くの皆様にお買い上げいただき有難うございました。皆様への感謝をこめて、10月末日まで大高酵素商品のキャンペーンを開催します。スーパーオータカ12本のご注文で1本無料サービス! まとめ買いのチャンスです!
    さて、来る11月12日(土)東京・新宿において協同組合第3回研修会を開催します。今回の研修も、療養費取扱いの最新情報、治療院経営のノウハウ等を予定しており、参加費はお一人様5000円。
    詳細は近日中に各都道府県師会宛にご案内します。参加希望者も各都道府県師会を通じて募集しますので、宜しくお願いいたします。

    ご注文・お問合せは、協同組合まで。
    TEL:03-3358-6363 FAX:03-3359-2023
    E-mail : jamm@jamm.or.jp

    10 編集後記

    秋の味覚といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?
    インターネット調査によれば、1位はダントツで「秋刀魚」、以下2位「栗」3位「松茸」4位「梨」5位「柿」6位「新米」7位「ぶどう」8位「さつまいも」9位「きのこ類」10位「銀杏」と続きます。焼いた秋刀魚に大根おろしとすだちを添えていただくのは私も大好きです。男性では2位、3位が入れ替わり、ちょっと贅沢な松茸が2位、栗は女性に人気。また、4位5位も熟年層では逆に熟れた柿が4位で、若い世代で瑞々しい梨が人気です。
    アルコールでは、普段はビール派でも日本酒やワインに移行する方も多いとのこと。行事ラッシュの秋ですが、美味しい肴と少し度の強いお酒で夜長をゆっくりと過ごしたいものです。
    (広報局長:廣野 敏明 ひろのとしあき)
    以上本文
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    ■重量:290g
    ■最大出力電流:2mArms(1000Ω負荷時)
    ■定格出力電圧:12.6Vp-p(1000Ω負荷時)
    ■出力周波数:0.27~333Hz
    ■パルス幅:1ms~1850ms
    ■出力波形:パルス波
    ■出力チャンネル数:2チャンネル
    ■治療時間:15、20、35分
    ■使用環境条件:温度10~40℃、湿度30~75%、気圧700~1060hPa
    ■安全装置:ゼロスタート方式、電源スイッチ、出力レベルDOWNスイッチ
    ■適合規格:JIS T2003:2011
    付属品(消耗品)
    (1)粘着導子TRS-7000 KE-549E 1800円
    (2)オクトパスコード KE-509K 12000円
    別売品
    (3)ワニ口アダプター(4個1組) KE-563A 2400円
    (4)専用ACアダプター KE-563B 2500円

    総発売元 株式会社カナケン
    本社: 〒225-0002
    神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-17-39
    TEL_045-901-5471(代)
    FAX_045-902-9262
    オンラインショップ http://e-kenkou.jp/
    E-mail info@kanaken.co.jp
    大阪営業所:TEL_06-6935-3016(代)
    FAX_06-6935-3017
    新潟営業所:TEL_025-286-0521(代)
    FAX_025-286-8870
    福島営業所:TEL_024-961-7211(代)
    FAX_024-961-7221
    仙台出張所:TEL_022-287-6273(代)
    FAX_022-287-6218

    以上 広告



    奥付

    発行所 〒160-0004 東京都新宿区四谷 3-12-17
    全鍼師会会館内
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
    TEL.03-3359-6049 FAX.03-3359-2023
    全鍼師会
    ホームページURL http://www.zensin.or.jp
    E-mail zensin@zensin.or.jp
    協同組合
    ホームページURL http://www.jamm.or.jp
    E-mail jamm@jamm.or.jp
    名称 鍼灸マッサージ情報誌 月刊東洋療法
    代表者 杉田 久雄(すぎたひさお)
    郵便振替 00160-8-31031
    銀行口座 りそな銀行 新宿支店 普通口座 1717115
    名義/公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

    発行人 杉田 久雄(すぎたひさお)
    編集人/広報局長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
    購読料 3600円 〒共(会員は会費より)

    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」
    となります

    以上