2017.11.01 (水)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法 283号

    月刊東洋療法 283号
    月刊東洋療法283号
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会


    目次
    *****
    1 39年に亘り「鍼灸展」を開催!
    徳島大学医学部主催
    2 第16回 東洋療法推進大会in京都 報告
    3 平成29年度 第1回学術セミナー報告(全鍼師会・神奈川県師会共催)
    4 第13回 国民医療推進協議会総会開催
    5 Dr.タコの外来小咄(91)
    6 医者いらず健康長寿処方箋(46)
    7 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    8 編集後記
    *****
    以下本文

    1 39年間に亘り「鍼灸展」を開催!
    徳島大学医学部主催

    【写真:医学部校舎、蔵本祭パンフレット、ハリ・灸実技の模様、ブース内、受付のようす、集合写真】

    10月8日、 国立大学法人 徳島大学 医学部「蔵本祭」において「第39回鍼灸展」が開催されました。医学生15名の鍼灸展実行委員と(公社)徳島県鍼灸マッサージ師会の若手会員や新入会員等17名が参加し、受付・案内等を医学生が、体験施術(ハリ又は温灸)を有資格者が担当しました。今回のハリ体験者は167名、温灸体験者は209名、この内、両方を体験した方も多く、会場は常に時間待ちの状態が続いて大盛況でした。
    「現代に生きる鍼灸を見直そう!」と40年程前に医学生と我々あはき師との企画から始まったこの鍼灸展は回を重ね、毎年医学部の大学キャンパスにておこなうことで、医療としての価値を評価・普及・啓発することに大いに貢献すると共に、将来医療に携わる学生達や医療関係者・市民がこの大学祭の中で「ハリや温灸を気軽に体験できる」機会を提供しています。
    医療の選択肢の一つとして普及するよう、これからも活動を継続する予定です。
    (報告:全日本鍼灸マッサージ師会 副会長 徳島県鍼灸マッサージ師会 会長 中野 義雄 なかのよしお)

    2 第16回 東洋療法推進大会 in 京都 報告

    【写真:実行委員集合、各分科会講師、会場の様子】

    ■大会報告
    9月24日・25日にリーガロイヤルホテル京都で開催された「第16回東洋療法推進大会in京都」の続報をお送りします。会場の熱気をお届けしたいと思います。(広報局)

    ■御礼
    京都大会の御礼を申し上げます。
    各都道府県師会から京都大会に御参加頂き心より感謝申し上げます。
    京都大会は新体制で最初の大会という事もあり、全国の会員が元気になる大会にしたい思いがありました。全国の仲間一人ひとりから勇気と感動を受けた事、大会前、終了後も全国から励ましや感謝のお言葉を頂いた事は、大会を通して強い絆を感じる事が出来ました。我々の未来に期待しましょう。ありがとうございました。
    (公社)京都府鍼灸マッサージ師会 会長 朝田 聖二(あさだせいじ)

    ■第2部 特別講演「iPS細胞による網膜再生とロービジョンケア」
    講師:理化学研究所 網膜再生 医療研究開発プロジェクト
    仲泊 聡(なかどまりさとし) 先生

    仲泊(なかどまり)先生の研究チームが現在おこなっている網膜移植治療(iPS細胞から作った網膜色素上皮という細胞を加齢黄斑変性の患者さんの目に手術的に植える)は、現在、改良を施して実際におこなわれています。この治療により全盲の人がわずかに見えるようになることは可能だそうです。また、治療後の不十分な見え方により、生活にまだ支障を残している状態(ロービジョン)の視覚障害者支援(ロービジョンケア)のための啓発活動を、本年12月に開業予定の神戸アイセンターにおいておこなわれる予定です。視覚障害者を支えてきた就労支援の代表であるあん摩マッサージ指圧、はり・きゅうを視覚障害者の就労フィールドとして、より効果的に実現する方法についてもさらに検討していきたいと考えておられ、視覚障害者の今後に希望を感じることができました。
    (報告:中川 紀寛 なかがわとしひろ)

    ○第3部 スポーツ事業委員会
    「2020東京大会に向けて」

    開催まで3年に迫った「2020東京大会」、各自治体では人的や文化的な交流を図る「ホストタウン」が多数登録され、‘おもてなし’の準備が具体的に進められています。
    鍼灸マッサージに関係する4団体による準備協議会が組織され、大会期間中に選手村でのサポート活動が検討されている報告がありました。また、全国179市町村に各国の選手団が事前キャンプに訪れることが既に予定されており、各都道府県師会を中心にサポート活動の検討を進められるよう自治体への働きかけを始めようと提言中です。
    会場からは、活動時にマッサージ師以外の医療他職種がおこなうマッサージの取り扱い、施術者の技量の標準化、活動に必要な人員の推定数などに関する活発な質疑がありました。
    最後に約50年ぶりの東京での大会、「歴史に残る活動をおこないましょう!」と呼びかけ結びました。
    (報告:朝日山 一男 あさひやまかずお)


    ◯第3部 AcuPOPJ(国民のための鍼灸医療推進機構)
    「AcuPOPJの活動報告」

    国民のための鍼灸医療推進機構(以下、AcuPOPJ)の組織体制及び実施事業について、AcuPOPJ委員である堀口 正剛(ほりぐちまさたか)先生、津田 昌樹(つだまさき)先生より紹介があった。
    AcuPOPJは、質の高い鍼灸医療を国民(様々な疾患でお悩みの方々の症状改善や健康増進を目的とされている方々など)に提供し、社会に貢献することを目的として活動をおこなっている。(公社)全日本鍼灸マッサージ師会、(公社)日本鍼灸師会、(公社)全日本鍼灸学会、(公社)東洋療法学校協会の4団体が協力して設立した任意団体である。国民に鍼灸の効果を理解して頂き、症状の改善、健康維持増進のためのサポート活動をするために、普及啓発作業部会、鍼灸グランドデザイン検討委員会、研修作業部会を立ち上げ、各部会で作業をおこなっている。普及啓発作業部会では鍼灸netのポータルサイトの運営をはじめ、鍼灸の普及啓発に関する活動。鍼灸グランドデザイン検討委員会では、医療分野における鍼灸の将来像とその基本的な方針の検討。研修作業部会では、鍼灸師卒後臨床研修を実施。平成26年度より始まった研修は、鍼灸師が医療人としての人格を涵養するとともに、果たすべき社会的役割を認識しつつ、業務として取り扱う疾患などに適切に対応できるよう、基本的な臨床能力(態度、知識、技能)を身に付けることを目的におこなっている。開講以降、毎年40~50名程度の方々が参加し、現在、認定指導員を請け負う鍼灸師を募集している。詳しくはホームページ『鍼灸net(http://shinkyu-net.jp)』で確認下さい。
    医療や福祉の分野で貢献できるよう鍼灸の業界が一致団結するとともに、AcuPOPJを有効に活用し、鍼灸師全体が医療や福祉に対する共通の認識や最新知識をもって他職種と連携し、国民の健康に寄与することが望まれる。
    (報告:近藤 宏 こんどうひろし)



    ○第3部 保険推進委員会(1)
    「いわゆる不正請求対策における対応について、及び受領委任制度導入後の取り扱いの変化について」
    講師:保険推進委員長 往田 和章(おおたかずあき)

    今回の東洋療法推進大会前に、社会保障審議会医療保険部会「あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会」が開催されず、新たな情報に関しては、11月開催の協同組合第4回研修会で改めて報告をする。
    まず、現状について「あはき療養費」が年々増加し、後期高齢者医療制度における業者の不正請求問題が社会化しているため、あはき療養費に対して、不正を減らし質の高い施術を確保するために、不正請求対策や指導監督の強化が求められている。
    具体的には、(1)患者本人による請求内容の確認~架空請求や水増し請求防止のため患者本人による請求内容の確認を徹底する。(2)医師の同意・再同意~現在口頭同意での再同意が認められているが、一定期間ごとに医師が患者の状態や施術内容・必要性等を確認するために文書による方法が検討されている。(3)長期・頻回の施術~1年以上かつ月16回以上の施術について、施術継続理由・状態記入書の書き方について説明があり、特に記載に関しては、16回以上の施術が必要となる医学的根拠を明らかにすること。単に患者の希望による理由ではだめである。また、真に16回以上の施術が必要なものには、意図的に回数を減らすことなく請求すべきであるとの注意もあった。(4)往療の問題~施術料よりも往療料が多い現状を見直すことが検討されている。(5)審査体制~療養費の審査体制の強化と請求書の電子化が検討されている。
    厚生労働省では、上記のことを関係機関との調整のうえ、さらに検討し、平成29年度内に制度設計をおこない、平成30年度中に受領委任制度を実施できるよう準備を進めるという。
    (報告:常盤 和成 ときわかずしげ)


    ○第4部 京都府師会
    「活動紹介」

    今回京都府師会では(1)スポーツケア(戸中 照之 となかてるゆき理事・北川 忠史 きたがわただし理事)(2)無免許対策(田中 光博 たなかみつひろ理事)(3)災害対策(吉舎 定良 きさやすよし委員)のテーマ別活動の発表をしました。
    会場には多くの先生方にお越し頂き、また、京都府師会の取り組みに対する関心の高さを感じ、嬉しく思いました。これからも京都府師会は進んで行きます。
    他都道府県・他団体の先生方とも手を繋ぎ、鍼灸マッサージの明るい未来に向かって共に進んで参りましょう。
    (報告:吉舎 定良 きさやすよし)


    ○第4部 災害対策委員会
    「熊本地震災害医療派遣の報告」

    平成28年4月に起きた熊本地震の現場に災害医療班として実際に派遣された4人の先生から、それぞれの立場で気付いた点、苦労した点など活動の詳細な報告がされた。
    (1)発災(はっさい)直後に現地に入られた山内 敏司(やまうちさとし)先生は、正しい情報を得て、連絡を取って出向いたこと、発災(はっさい)直後は生活の不安・1か月後は肩こり腰痛など慢性症状の訴えが多かったこと。(2)仮設住宅でサロン的に活動した秦 章(はたあきら)先生は、仮設住宅でのサロン活動を通して、住民相互の繋がり、助け合いの醸成を支援したこと。(3)視覚障害者として活動した林 和俊(はやしかずとし)先生は、障害者故に様々な躊躇があったこと、晴眼者(せいがんしゃ)鍼灸師とチームとして活動した治療家としての意義を再確認する有意義な経験ができたこと。(4)被災県師会として活動された髙橋 武良(たかはしたけよし)先生からは、DMATと連携する医療班として活動し、避難所において1か月で約1000人の施術にあたったこと、その後は仮設住宅での活動までの経緯を報告された。
    会場の参加者からも今後の在り方への提言があり、意義深いディスカッションとなった。
    (報告:朝日山 一男 あさひやまかずお)



    ○第4部 保険推進委員会(2)
    「あはき療養費の中長期展望を考える」

    テーマ1 「医師による適当な治療手段のないもの」 初めに往田(おおた)保険推進委員長より、過去の厚生労働省からの通知(昭和25年1月保発(ほはつ)第4号・昭和42年9月保発第32号・昭和46年4月保険発第28号・平成9年保険発第150号・平成16年保医発(ほいはつ)1001002号)を整理し解説があった。
    この文言をどうするかという問題について、1つは、通知の解釈で円滑に取り扱いをする。2つめが文言の廃止。3つめが医科の保険に鍼灸を点数化する。すなわち、療養の給付化。病院での鍼灸を認めるかという問題で各発言者から意見が述べられた。病院での鍼灸の是非については、賛否両論があり、今後さらなる議論が必要である。
    テーマ2 「療養費の改定(案)について」 現状、療養費の総額に対し、往療料に係わる費用が6割を占めている現状を是正するため、往療料を減らし施術料を増やすという案に対して活発な意見交換がなされた。
    テーマ3 「医師の同意書の拒否について」 この問題については、討論する時間がなくシンポジウムを終了。今後業団の発展と明るい未来を切り拓いていくためにも、今回の3つのテーマについて、さらなる議論が必要である。
    (報告:常盤 和成 ときわかずしげ)

    ■懇親会報告
    舞妓さんの華やかで上品な祝舞で懇親会が始まった。伊藤(いとう)会長は杉田(すぎた)前会長への感謝の言葉とともに花束を贈呈された。その後、ご来賓の衛藤 晟一(えとうせいいち)議員より祝辞を賜り、京都府師会 朝田(あさだ)会長による日本酒の乾杯、舞妓さんの歓迎の舞が披露された。サブステージではジャズバンドの生演奏、舞妓さんが各テーブルをまわられ大盛況でした。美味しい和洋折衷の料理と演出。センスの光る京都の夜でした。次回、東洋療法推進大会開催地の鹿児島県師会による三本締めがあり、最後に往田(おおた)副会長より閉会の挨拶があり懇親会が閉会された。
    (報告:中川 紀寛 なかがわとしひろ)


    ○第5部 学術委員会 「臨床発表」

    今年度は下記の会員9名による臨床発表がおこなわれました。
    1)「慢性的な腰痛や下肢の痛みを運動療法で改善」
    京都府師会 華学 和博(はなさとかずひろ)先生
    2)「疼痛発生肢位における関節運動学的アプローチの有効性について」
    京都府師会 中神 孝策(なかがみこうさく)先生
    3)「介護予防運動教室と鍼灸マッサージ施術の実施からの報告」
    大阪府師会 古田 高征(ふるたたかゆき)先生
    4)「経穴や人体構造を肉眼解剖学的方法で観察する」
    神奈川県師会 榎本 恭子(えのもとやすこ)先生
    5)「大腿神経に発生した神経鞘腫の術後後遺症に対する鍼施術」
    岡山県師会 倭田 淳平(わだじゅんぺい)先生
    6)「頭皮鍼によるDLPFC(背外側前頭前野)活性の可能性」
    岡山県師会 吉田 智恵(よしだちえ)先生
    7)「スポーツ障害のてい鍼治療」
    静岡県師会 黒山 幸男(くろやまゆきお)先生
    8)「背臀位(はいでんい)で軽減する慢性腰痛に対する鍼治療の一考察」
    石川県師会 坂北 謙(さかきたけん)先生
    9)「上頸(じょうけい)神経節置鍼法による心因性頭痛への一症例」
    宮城県師会 山田 幹夫(やまだみきお)先生
    今年度は朝8時30分からの開始時間にも関わらず、会場は満員となり、活発な意見交換もでき、実りある分科会となりました。皆様のこれからの臨床に活かして頂ければと思います。
    (報告:西村 博志 にしむらひろし)


    ○第5部 無資格対策委員会
    「どうなる?あはきの広告規制-その意義と意味について」

    厚生労働省 医事専門官 佐生 啓吾(さしょうけいご)氏からホームページにおける虚偽誇大広告の規制を中心とした医療法の改正や違法広告の実態調査についての説明があり、広告の規制に関してあはき師の意見を聞きたいとのことでした。質疑応答では料金や効果・効能の表示、無資格施術所の併設などに関して議論がおこなわれ、状況を変えていくためにも違法広告に関しては保健所や消費生活センターへ継続して通報していくことの重要性を認識し、現状にそぐわない法律は変えていくという伊藤(いとう)会長の言葉で締めくくられました。 (報告:工藤 司 くどうつかさ)

    ◯第6部 地域健康つくり(介護推進)委員会
    「総合事業の実際~事業に関わるために~」

    地域健康つくり委員会では、小川 眞悟(おがわしんご)理事を座長に、3名のシンポジストによる分科会を開催した。
    狩野 裕治(かのうゆうじ)地域健康つくり委員長からは、地域包括ケアのチームの中で自分の力を発揮していくために必要なこと、三重県師会の伊藤 文恵(いとうふみえ)氏からは地域健康つくり指導者研修会で学んだノウハウを生かし、介護予防教室「おたっしゃ筋力アップ教室」を立ち上げた経緯や内容、長嶺 芳文(ながみねよしふみ)介護推進担当理事からは地域包括ケアシステムについて、それぞれ発表がおこなわれた。
    (報告:髙野 広行 たかのひろゆき)

    ◯第6部 視覚障害委員会
    「視覚障害あはき師の現状と未来」

    表題のようなテーマで、日本理療科教員連盟会長の栗原 勝美(くりはらかつみ)先生にご講演を頂きました。
    これまでの歴史は、輝かしいものがあるが特に強調されていたのは、「視覚障害あはき師は世界遺産にも匹敵する」とのことです。フロアからの活発な質疑応答があり、視覚障害あはき師が社会で認められるためには、臨床・研究・教育の現場でなお一層の奮闘が求められると感じました。充実した90分を終え、新たな意欲を持って最終の分科会を終えました。
    (報告:仲澤 進 なかざわすすむ)

    ■総評
    9月24・25日の両日、古都京都のリーガロイヤルホテルにおいて延べ1110名のご参加を得て、盛大かつ有意義な大会及び京都府師会の粋な計らいによる優雅な懇親会が開催されました。今回は役員改正に伴う運営委員の変更や、申し込み方法のシステム化の導入など運営の刷新を試みた大会でもあり、今後の参考となりました。
    内容としては、各委員会の活動が一挙に展開され、フロアとの意見交換もあり非常に充実した分科会でした。また特別講演では理化学研究所の仲泊 聡(なかどまりさとし)先生を講師に「iPS細胞による網膜再生とロービジョンケア」は先端医療そのものであり大変興味深いご講演でありました。
    全般としては、伊藤 久夫(いとうひさお)新会長の下、大会の司令塔として活躍した廣野 敏明(ひろのとしあき)副会長、司会進行を勤めた西島 登貴子(にしじまときこ)新理事を始め各局・各委員、そして京都府師会とボランティアの皆様の活躍が輝いた大会でした。
    最後にご参加頂きました皆様が非常に真摯な態度で大会に臨んで頂きましたことに心から敬意と感謝を申し上げます。ありがとうございました。
    大会実行委員長 中野 義雄(なかのよしお)

    ありがとうございました!
    来年は鹿児島でお会いしましょう!

    3 平成29年度 第1回学術セミナー報告 (全鍼師会・神奈川県師会共催)

    【写真:会場の様子】

    10月22日、神奈川県の湘南医療福祉専門学校にて、第1回学術セミナー(全鍼師会・神奈川県師会共催)が開催された。
    第1部の講演内容は、「災害対応概論」「災害対応の実際」のテーマで、国立病院機構災害医療センター・DMAT事務局運営室で災害医療に携わる医師の小早川 義貴(こばやかわよしたか)先生にご講演を頂いた。災害が起きた際、被災者のその後の生活を支えるために、医療機関がどのように連携をしてチームとして活動しているかを知る貴重な講演であった。私達あはき師が災害医療に携わり、我々の持っている力を十分に発揮するために、災害医療の定義を知ること、災害医療時の構造的アプローチ(CSCATTT)を理解しておくこと、災害医療コーディネートを理解、それらを踏まえて多職種連携の際、専門職としてどのように関わるかなど、被災地に入る前に知っておくべきことや、業界全体で考え準備しておく必要性を実感する内容であった。第2部では、「緊急時の災害対策」について、日本栄養士会常務理事の下浦 佳之(しもうらよしゆき)先生によるお話があった。栄養士の方々が、国家資格を持つ職能団体として、どのように災害医療に携わっているのかを知ることができ、あはき師が学ぶべきことの多い講演内容であった。第3部は、当会理事で災害対策委員長の仲嶋 隆史(なかじまたかし)先生を座長に、先に講演を頂いた小早川(こばやかわ)先生、下浦(しもうら)先生、当会災害対策副委員長の朝日山 一男(あさひやまかずお)先生をパネリストとしてディスカッションがおこなわれた。受援者側と支援者側の思いの違いの理解や、組織的に動くことの大切さ、あはき師として一本化できる組織作りをする必要性などの意見交換がおこなわれた。
    (報告:西村 博志 にしむらひろし)

    4 第13回 国民医療推進協議会総会開催

    【写真:会場の様子】

    10月3日、日本医師会館に於いて、国民医療推進協議会総会が開催され、37団体が参加。本会からも伊藤 久夫(いとうひさお)会長、狩野 裕治(かのうゆうじ)理事が出席した。国民医療を守るための国民運動活動の概要や医療・介護の適切な財源確保に向けた説明がなされ、満場一致で決議された。

    ※国民医療推進協議会とは、平成16年10月、「国民の健康と福祉の向上を図るため、医療・介護・保健及び福祉行政の拡充をめざし、積極的に諸活動を推進すること」を目的に、日本医師会が各医療関係者団体等に呼びかけ発足した。

    5 Dr.タコの外来小咄(91)

    県内診療所の各種アンケート調査結果が発表されました。院長の年齢は60代が最も多く、そのうち後継の目処があるのは25%。現場では実感していますが困難な現状が浮き彫りに。うちの長男は医学部は受けないとのこと。さて、タコは笑って愚直に、目の前の患者さんと向き合うしかないようですね。

    ◎こわれもの扱い
    「痛めた膝はその後どうですか。整形外科には通(かよ)っていますか」
    「いいえ、遠いので行ってません」
    「でもここに来るのとそう変わらないでしょう」
    「少しでも膝に負担をかけないようにと思って」
    「そうですか、あんまり動かないとかえって弱くなりませんかね」
    「大丈夫、家の中でいっぱい歩いてるから」
    「そんなのたかがしれてるでしょう、負担かけないなら杖を使えば楽ですよ」
    「まさかそんな年じゃありませんよ!」
    そういうKさんはもう80才です。
    こわれもの扱いにしないで、からだをもっと信じてあげましょうよ

    ◎ながら主義
    お昼の定食屋で驚かされることがあります。みなさんきまって熱心にマンガ本や新聞を読みながら食べ物を口に運んでいます
    脇目もふらずにこぼさないで食べるのは感心(寒心)するほど
    テレビがお昼のにぎやかな(うるさい)番組を流すなか、食材や味に注意を払っている人は少ないようで・・・
    静かなのってそんなに居心地が悪いかなあ
    食事は「済ませる」ものではなく、からだにも大切なイベントのはずなのに

    ◎それって褒め言葉?
    昔から気になっていた言葉づかい(年上のヒトばかりです)
    「タクシーみえました」「銀行さんみえました」
    「・・・?」
    不安になって調べてみましたが「みえる」は「来る」の尊敬語です
    あと「先生はおりますか?」「わかる方はおりますか」
    「・・・?」
    やはり「おる」は「いる」の謙譲語です(自分に使う言葉)
    用法としては間違いですよね?あまりにみんなが言うので
    (こないだは「先生、タクシーお見えになりました」に大苦笑)
    地元の特殊な使い方だと結論。しょうがないから合わせています
    「自分は家におりますが」が尊敬語ととられてもマズイし

    ◎あなたは学校の先生でした
    小中学校のかつての恩師が患者さんとして来られることがあります、あまり変わらないお姿なのにびっくりしますが
    「先生、よろしくお願いします」
    なんて言われるとかえってとまどいます
    「お薬の飲むの忘れないでくださいね」なんて
    生活上の注意をするハメになったらまた冷や汗ものですね
    なんだか自分だけどんどん年をとったみたいなヘンな気分です

    +++++
    Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

    6 医者いらず 健康長寿処方箋(46)

    健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)
    井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!!
    ご連絡は下記URLより。
    健康科学研究所HP http://www.inouemasayasu.com/seminar/

    『恋の賞味期限と遺伝子の継承戦略』

    ヒトとチンパンジーの遺伝子は約1.62%異なるが、この僅かな差異が圧倒的な文化を創成して両者の生活様式に劇的な差異を生み出してきた。約2万3千種の遺伝子を有するヒトでは性染色体のXとYに夫々1098個と78個の遺伝子が局在している。これは全ゲノムの約0.4%に過ぎないが、ヒトとチンパンジーとの遺伝的差異と較べるとかなり大きな差である。男女の特性が性染色体(せいせんしょくたい)のみに依存するワケではないが、この差異が両者の考え方や行動におけるスレ違いやスッタモンダの主な原因となっている。これは原始狩猟生活における食物採取や育児の役割分担により培われながら両脳に刻み込まれてきた特性である。獲物を追いかけて広範囲を移動する男脳ではGPS的方角把握能力が強化され、子連れで狭い範囲を移動する女脳では些細な変化や仲間の表情などを読む能力が強化されてきた。“女は地図が読めない”と言うのは大きな誤解であり、世界を認識する方法が両脳で異なるだけである。両者の行動の大半は無意識的にコントロールされているが、それらに関与する脳の部位には顕著な性差が見られる。何事もシステム化して考える男脳と共感的に空気を読む女脳が協力する事により原始社会で食物を確保して子孫を残す事ができたのである。空気を読めない男脳を極限化すると自閉症的になり、複数の作業を同時並行的に処理できる協調的女脳が日常生活での主導権を握る事になった。
    女性の妊娠、出産、子育てには膨大なエネルギーが必要である。英語でLaborと称される出産は生死を賭けた重労働であり、一昔前までは母子共に命を落とすことも少なくなかった。本来、ヒトはシンドイ思いやメンドくさい事は避けたい生き物である。しかし、その思いが強くなり過ぎると種が絶滅してしまう。数百万年もの年月を生き延びてきた哺乳類は、この苦痛を乗り越えながら遺伝子を継承するために理性の麻痺装置を進化させてきた。その中心的役割を果たすのがドーパミンの報酬系である。この刺激が強くなると理性ではコントロールできない情動行動にかり立てられる。“恋は盲目”と言われるが、理性を麻痺させなければ恋は成就しないのである。しかし、この装置は賞味期限付きであり、多くの場合は1年程度で恋愛感情も薄らいでくる。この時期までに運良く子供を授かった場合は期限切れの麻痺装置を補完する脳内機構が目覚めてくる。愛情ホルモンのオキシトシンである。脳から分泌されるオキシトシンは子宮平滑筋(しきゅうへいかつきん)を収縮させて出産を促し、赤ちゃんの鳴き声に反応したお母さんの乳腺では平滑筋(へいかつきん)が収縮して授乳を促進する。飢餓が日常茶飯事であった時代には子供が無事に離乳して独立できるには男女の出会いから最低4年の年月が必要であった。その時代には怪我や感染も日常茶飯事であり、感染症対策も生存に不可欠な課題であった。病原体から身を守る免疫力では多種多様な抗原に対応する為に抗体の多様性を拡大することが必須である。免疫の多様性を拡大する有効な手段は有性生殖により異質な遺伝子を融合させる事である。生涯に僅かな子供しか持てない哺乳類では乱交的遺伝子継承システムが生存を最適化する手段であった。事実、哺乳類では98%以上が乱交型であり、人類史でも一夫一妻制はキリスト教文明以後に始まった例外的制度に過ぎない。ヒトに近いボノボやチンパンジーはその典型であり、雌雄共に父親を同定する事ができない。この事が雄による子殺しを抑制して平和的に同族集団を増やす事を可能にした。人類も数十万年をかけてこの様(よう)な仕組みを進化させてきた。悠久の時空を超えて脳に組み込まれてきた本能は現代社会でもフル稼働しており、人々の生殖行動を無意識下で支配し続けている。文春砲などが世間を騒がせている不倫騒動などはそのささやかな一面に過ぎない。事実、一夫一妻制の現代社会でも世界の6割は婚外子である。民族、宗教、時代を問わず離婚可能な国々では、多くのカップルが子供が離乳する四年目に離婚のピークを迎えている。しかし、野生動物と較べて超未熟児状態で生まれてくる人間の子供は、離乳後も安全に生きていく事が困難であり、もうしばらくは親の保護を必要とする。ヒトはこのリスクを軽減するために様々な仕組みを進化させてきた。雄ではこの時期に愛情や愛着心を誘導するバゾプレシンの遺伝子が目覚め、家族を思う感情が強化される。家事や子育てに積極的な男性ではバゾプレシン受容体が多く発現しており、育メン行動が強化される。この時期にドンファン的に生きるかマイホーム的になるかはバゾプレシンの遺伝子次第なのである。しかし、オキシトシンやバゾプレシンだけでは未熟な子供を守るには不十分である。人類はキリスト教、イスラム教、仏教など、八百万の神々を脳内で誕生させ、あの手この手で様々な儀式や神通力を介して強力な社会的同調圧を創生しながらこの困難を乗り切ってきた。七五三の儀式は子供が3歳まで無事に育ってくれた事を祝うと同時に、家族の絆を再度強化して離婚のリスクを回避し、子供達の生存を最適化する為の遺伝子継承ソフトでもある。
    有史以来、人類は食欲、性欲、社会欲を三位一体化させながら遺伝子を継承してきた。しかし、ヒトを含む多くの動物は基本的には“自分ファースト”の生き物であり、状況次第で種の保存よりも個体維持を優先される事が少なくない。飢える事を忘れた現代のSNS社会では、承認欲求を代表とする社会欲がイージーに満たされる様になった。その代表例がフェースブックである。美味しいレストランの一品やささやかな手作り料理の写真をフェースブックにアップすると瞬く間に沢山の“いいね”が送られてくる。たわいもない出来事を掲載してもそれなりの反響があり、承認欲求が簡単に満たされる様になった。この様なバーチャル世界に絡み取られると、スレ違いが多くてメンドくさい儀式を要する男女の脳は直接的に交流することを回避する様になった。現在の日本では適齢期(?)の若者の半数以上が異性の友人を持たず、性体験も無いとの調査結果がある。人口問題研究所の推計では、2035年における生涯未婚率は男性で30%、女性で20%であり、有配偶率は男性で55.7%、女性で49.3%になると予測されている。これは人口の約半分が単身世帯である時代が到来する事を意味し、日本の人口が今世紀中に現在の半分以下にまで減少する予定である。欧米先進国の多くも人口減少に頭を痛めており、様々な対策がなされている。それらの国々の中でも出生率が2.0以上に上昇しているフランスなどでは、家族主導型の婚姻形態は絶滅状態であり、様々な煩わしさを排除した事実婚が主流となっている。しかも、出産は全て無料であり、子供を多く持つ母親への経済的支援は極めて手厚い。この為、世話のかかる面倒な宿六的男性は不採算的存在となり、懸命に尽くさなければお払い箱にされてしまう。これは人類が早期から形成していた母権性社会の復活である。母子を思い切り手厚く支援する事が賞味期限付き脳内ホルモンの機能不全を補完する唯一の処方箋である。行政はタレントや政治家の不倫を糾弾する同調圧的三面記事に振り回されず、数百万年に渡り脳が遺伝子を継承してきた本能の仕組みを学ぶ必要がある。

    7 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

    各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
    詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更等がある場合もありますので事前にご確認下さい)
    なお、全鍼師会HP:トップページ内「事務局より」もご参照下さい。

    月日、師会名(しかいめい)、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位の順番で記載。

    11月3日、石川、10時~12時、西田記念哲学館、三国式トントン療法、可、 無料、2単位
    11月4日、北海道、13時30分~15時、とかちプラザ、低周波鍼・経皮通電療法のおこない方、可、2000円、2単位
    11月5日、北海道、9時~12時、十勝ガーデンズホテル、緩和ケアやフレイルの方のための施術法、可、2000円、4単位
    11月5日、茨城、10時~16時、水戸市福祉ボランティア会館、茨城師会会員交流症例報告会、あなたやご家族ががんと言われてもあわてないために、可、会員2000円 会員外5000円 学生1000円 付添500円、6単位
    11月5日、富山、14時~16時15分 サンシップとやま、健康長寿の処方箋―さらば生活習慣病、可、無料、3単位
    11月5日、石川、10時30分~12時30分、石川県立盲学校、ウオーキングのメガニズム、可、無料、2単位
    11月5日、山口、9時30分~16時、下関海峡メッセ、しものせき海峡マラソン2017 クールダウンボランティア、可、―、5単位
    11月5日、香川、10時30分~16時、四国医療専門学校、ステロイド外用薬忌避の現状、可、会員無料、5単位
    11月11日、北海道、15時30分~17時、函館 湯の浜ホテル、治療院運営における保険取扱Q&A、可、1500円、2単位
    11月12日、北海道、9時~12時10分、函館 湯の浜ホテル、緩和ケアやフレイルの方のための施術法、可、3160円、4単位
    11月12日、北海道、14時30分~16時、わくわくホリデーホール、肩の評価―徒手検査法を中心に―、可、会員・学生1000円 一般2000円、2単位
    11月12日、宮城、10時~14時、デイサービス郷の湯 くりはら健康センター、地域包括ケアシステムとデイサービスの実際・将来、可、
    会員・学生1000円 一般2000円、4単位
    11月12日、山形、13時~15時、鶴岡市ゆうあいプラザかたぐるま、高血圧症について、可、無料、3単位
    11月12日、福島、10時30分~15時15分、いわき市文化センター、地域包括ケアシステムにおける鍼灸マッサージの役割、こころのサポーター『ゲートキーパー』、可、無料、5単位
    11月12日、神奈川、13時30分~16時45分、横浜市技能文化会館、アメリカ心臓協会ガイドラインに基づいた食事・運動療法による狭心症・不整脈・骨折の予防、VAMFITの実際(実技編)、可、無料、4単位
    11月12日、石川、8時~16時、いしかわ四高記念公園、歩行者の鍼灸あん摩マッサージ指圧施術サポート、―、―、5単位
    11月12日、京都、9時~16時10分、京都府立盲学校、陸上長距離・マラソンスポーツ障害理論、陸上長距離・マラソンを中心としたスポーツマッサージ実技、可、会員・学生各500円 会員外各1000円、8単位
    11月12日、兵庫、10時~13時、さらら仁川 シーズンセミナー、可、会員・学生無料 一般2000円、4単位
    11月12日、和歌山、8時~17時、和歌山マリーナシティ、ランナーに対するマッサージボランティア、不可、無料、12単位
    11月12日、鹿児島、10時~15時、鴨池公民館、鍼灸治療における痛みの診方~筋肉・筋膜と経穴の関係性、可、一般1000円 学生無料、4単位
    11月17日、滋賀、10時~15時、アヤハレークサイドホテル、第8回市民健康公開講座 他、可、無料、5単位
    11月19日、青森、10時~15時15分、青森市しあわせプラザ、血液内科疾患の最新診断と治療 水素灸、可、1500円、6単位
    11月19日、福島、10時~15時15分、福島市民会館 脳科学研究から見えてきた心の働き~人生をよりよく変える脳の使い方~、可、無料、6単位
    11月19日、群馬、10時30分~16時、群馬県社会福祉総合センター、肩こり・腰痛に対する東洋医学、触診技術と鍼灸マッサージ治療、可、無料、6単位
    11月19日、長野、10時~15時15分、長野県視覚障害者福祉センター、チクチク療法、可、5000円、6単位
    11月19日、静岡、10時~15時30分、静岡県総合福祉会館シズウエル 寒熱と五行を意識した東洋医学的生活の勧め うつ病、可、無料、6単位
    11月19日、大阪、13時~16時、天王寺都ホテル、超高齢社会に生きる東洋医学の知恵~認知症と鍼灸~、プロバイオティクスで快腸生活~健やかな腸内環境をめざして~、可、無料、4単位
    11月19日、香川、13時~15時、香川県総合福祉会館、スポーツマッサージ、可、会員無料、3単位
    11月19日、高知、13時30分~15時45分、高知市障害者福祉センター、療養費取り扱い講習会、可、会員無料 会員外1000円 学生500円、3単位
    11月19日、佐賀、9時45分~14時30分、メートプラザ佐賀、不妊・子宝治療、妊娠期の鍼灸治療、可、会員3500円 会員外5000円 学生1500円、5単位
    11月19日、長崎、10時~16時、松藤プラザ「えきまえ」いきいきひろば、鍼通電療法、可、会員2000円 会員外有資格3000円 学生1000円、7単位
    11月26日、石川、10時~12時、金沢ニューグランドホテル、なぜ名前だけが出てこないのか~脳科学者が教える記憶力の鍛え方~、可、100円(モクサアフリカへの募金)、2単位
    11月26日、和歌山、13時~16時、和歌山ビッグ愛、衛生行政について、療養費の現状と展望、腰痛に対する鍼灸マッサージ、可、3000円、4単位
    11月26日、島根、10時30分~15時、東洋鍼灸院、経絡色体治療、不可、1500円、5単位
    11月26日、広島、10時~15時、広島市心身障害者福祉センター、災害医療研修報告と療養費取扱いについて、可、会員無料 会員外3000円 学生1000円、4単位
    12月3日、石川、10時30分~12時30分、石川県立盲学校、第16回東洋療法推進大会in京都参加報告会、可、無料、2単位
    12月3日、全和歌山、13時~16時30分、和歌山市中央コミュニティーセンター、東洋療法健康フェスタ 東洋医学基礎講座、体験実技、健康相談、可、無料、―
    12月3日、鳥取、10時~15時、米子市公会堂、スポーツ分野における鍼灸マッサージ~腰部の運動機能評価と鍼・マッサージ治療~、可、会員500円 会員外有資格1000円 学生・一般無料、5単位
    12月10日、奈良、9時~16時、奈良市鴻ノ池陸上競技場、奈良マラソン大会ボランティア、―、無料、5単位

    ※研修単位は会員のみ

    8 編集後記

    先般の「鍼施術による神経麻痺」報道による影響はどうでしたか?鍼灸の年間受療率が約4%と言われる中、国民への影響が気になるところです。今回良かったことは、業団9団体が速やかにまとまって「公開質問状」を作成されたことではないでしょうか。同9団体では、影響を調べる目的で施術者に向けてアンケートをおこなうことになり、4団体の広報担当者連絡会がこれを実施しています。このアンケート結果は、今後の交渉、マスコミに対する報道資料、今回のような事例の影響についての研究のみに使われます。出来るだけ多くの皆様の実態を集めたいと考えておりますので、アンケートの回答にご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
    (広報局長:廣野 敏明 ひろのとしあき)
    https://goo.gl/Hrbqf9
    (スマートフォンでも回答できます)
    以上 本文
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    ◇学校法人呉竹学園
    呉竹学園は、時代に適応した人材を育成し社会に貢献する努力を続けます
    設置学科: 鍼灸マッサージ科 鍼灸科 柔道整復科
    鍼灸マッサージ教員養成科(東京医療専門学校のみ)
    http://www.kuretake.ac.jp

    <東京医療専門学校>
    〒160-0008 東京都新宿区三栄町3番地
    TEL03-3341-4043
    <呉竹鍼灸柔整専門学校>
    〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-7-24
    TEL045-471-3731
    <呉竹医療専門学校>
    〒330-0854 さいたま市大宮区桜木町1-185-1
    TEL048-658-0001

    ◇鍼灸院の開業設備から治療室の改装設備等ご相談はカナケンへ
    http://e-kenkou.jp

    株式会社カナケン
    本社: 〒225-0002
    神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-17-39
    TEL_045-901-5471(代)
    FAX_045-902-9262
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    E-mail info@kanaken.co.jp
    大阪営業所:TEL_06-6935-3016(代) FAX_06-6935-3017
    新潟営業所:TEL_025-286-0521(代) FAX_025-286-8870
    福島営業所:TEL_024-961-7211(代) FAX_024-961-7221
    仙台出張所:TEL_022-287-6273(代)
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    ◇産地直送 日本一の梅の里、紀州南部の完熟梅干(南高梅)
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    取扱商品 1 はちみつ入り 福豊梅
    2 さわやか 紀州の梅
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    発売元:株式会社かわしま
    お申し込み:日本鍼灸マッサージ協同組合
    電話03-3358-6363

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    発行所 〒160-0004
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    編集人/広報局長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
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    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」
    となります

    以上