2018.11.01 (木)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法 295号

    東洋療法295号(3.36MB)
    月刊東洋療法295号(11月1日号)
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

    *****
    目次
    1 AMDA・JIMTEF・全鍼師会
      連携協力協定を締結!
      災害鍼灸マッサージを世界へ
    2 第17回東洋療法推進大会in鹿児島 大会報告
    3 学術局からのお願い 国際疾病分類(ICD-11)フィールドテストのお願い
    4 Dr.タコの外来小咄(103)
    5 医者いらず 健康長寿処方箋(58) 「顎力 握力 歩行力」
    6 協同組合ニュース
    7 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    8 編集後記
    *****
    以下本文

    1 AMDA・JIMTEF・全鍼師会 連携協力協定を締結!
      災害鍼灸マッサージ を 世界へ
     【写真:協定書を持つこにし理事長と伊藤会長】

     「災害鍼灸マッサージ」は世界でも全く新しいコンセプトで、WHOには伝統医学部門があるにも関わらず災害医療は現代医学が主流で伝統医学は全く入っていない。しかし東日本大震災、熊本地震、その他大水害など被災者治療や復興支援に従事する職員やスタッフなどに鍼灸マッサージの施術が非常に有効であることが認識され、学会で報告されているが世間での認知度が低い。その証拠に行政との災害協定を結んでいる都道府県は、滋賀・岡山・大阪の3府県のみである。市町村単位で結んでいる師会も数件あるが都道府県との協定を結ぶことで市町村とリンクできるため早めの協定を結ぶべきである。
     そのためには災害鍼灸マッサージ師の育成が急務で医療連携、多職種チーム医療への参加するための共通認識、共通言語を学ぶスキルアップ研修が必要である。また日本の避難所の整備、運営マニュアルは世界に比べると大変遅れており、行政や多職種医療機関と連携し、様々な課題を解決することで「災害鍼灸マッサージ」を体系化し、日本発でWHOに提言し世界に発信できるはずである。
     国連やWHO等で意見を発信できる経済社会理事会で諮問的地位を有しNGO総合諮問資格を持つ日本の4つの団体の一つに特定非営利活動法人アムダ(AMDA)がある。そのAMDAと国内で唯一鍼灸とマッサージの名称がついている団体、(公社)全日本鍼灸マッサージ師会と(公財)国際医療技術財団(JIMTEF)との3者機関が協力して国際保健医療協力及び災害鍼灸マッサージ医療連携について協定を結びたいという打診があり協議を重ね10月14日協定を締結した。
     この協定により、保健医療及び関連する分野における先進国を含む諸外国及び地域からの要請に基づく研修コース、技術協力プロジェクト、調査団の派遣及び専門家の派遣等の企画、運営、支援、災害鍼灸マッサージ師による災害医療の活動が組織的に運営され、平時より研修・訓練が行われることにより、被災地での鍼灸マッサージ師による災害医療の迅速化につながる。
     今回は全鍼師会との協定だが将来的にはオール鍼灸師・マッサージ師が対象になるように働きかける。(公財)国際医療技術財団のこにしけいいちろう理事長は、「そのためにもあはき団体が一つになることが重要である」と力説された。
    (報告:仲嶋 隆史 なかじまたかし)

    2 第17回東洋療法推進大会 in 鹿児島 大会報告
     【写真:松元会長、委員集合写真】

     10月14日・15日に鹿児島で東洋療法推進大会が行われ、十分なもてなしが出来たか心配でしたが、皆様のおかげで盛会裏に終えることができました。 皆様、けがなく無事にお帰りいただくことができました。
     会場に来られたご来賓、各師会の皆様、大会関係者・全日本鍼灸マッサージ師会の皆様、ありがとうございました。
    (公社)鹿児島県鍼灸マッサージ師会会長 松元 健一(まつもとけんいち)

    【第1部】 開会式 【写真:会場風景】

     10月14日正午から行われた開会式では、なかのよしお 全鍼師会副会長の開式の言葉で始まり、いとうひさお 全鍼師会会長の挨拶で感謝の言葉が述べられた。まつもとけんいち 鹿児島県師会会長の歓迎挨拶に続き、みたぞのさとし 鹿児島県知事の鹿児島弁を交えながらのユーモアあふれるご祝辞、もりひろゆき 鹿児島市長、かまやちさとし 日本医師会会長代理常任理事のご祝辞、来賓紹介、祝電披露の後にほりまさひろ全鍼師会副会長の閉式の言葉で閉会し、熱き2日間のスタートを切った。(報告:中川 紀寛 なかがわとしひろ)

    【第2部】 特別講演 「西郷隆盛の文明観」【写真:原口教授】
     講師:志學館大学人間関係学部 教授 原口 泉(はらぐちいずみ)先生

     原口 泉(はらぐちいずみ)先生は、志學館大学教授、鹿児島県立図書館館長、鹿児島大学名誉教授でNHK大河ドラマ「西郷どん」「篤姫」「翔ぶが如く」などの時代考証をされています。鹿児島から日本を変えた明治維新。「『西郷どん』は歴史ドキュメンタリーではなくヒューマンドラマ。ドラマを見た子どもたちが政治家になって世の中をよくしたい、変えていきたいと思ってほしい」と説き、史実を基に、よりドラマチックに物語を作り上げていると説明した。西郷隆盛の座右の銘である「敬天愛人」とは「天が私も他人も平等に愛するように、私も自分を愛する気持ちで他人を愛する」という意味で、徹底して自分に打ち勝ち、徹底して人に尽くさないといけない「克己」と「利他」が不可欠で、その芽生えは幼少期の母の影響が大きいと言われている。西郷隆盛の文明観をユーモアと東洋医学の要素を交えた素敵な講演であった。
    (報告:中川 紀寛 なかがわとしひろ)

    【第3部-1】 災害対策委員会「鍼灸マッサージ医療の課題と展望」
    【写真:小西理事長】

    講師:(公財)国際医療技術財団 理事長 小西 惠一郎(こにしけいいちろう) 氏

    ●全鍼師会・日鍼会・日マ会の合併
     数が力という原則で永田町や霞が関にアピールするためには、三国志の例えでわかりやすく3団体が一緒にならなければと説き、医師会や歯科医師会、薬剤師会、理学療法士会などは一団体であり公益、政治連盟、学術団体とそれぞれ一直線に連携しているからこそ政治関係機関や国際社会等に交渉しやすくアピールしやすくなる。これから先、国内だけの問題でなく海外にも目を向けなければ政界に通用出来なくなる。吸収合併ではなくすべてを解散し新たに新しい団体を作ることが急務である。

    ●医業類似行為からの脱却
     あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師法という法律は素晴らしい法律で、すべての法律の中で医師以外の者が施術をしてはならないと明確に身分を保証している法律は他にないことを誇りに思ってほしい。以前に出された最高裁判決も一部のメディアの曲がった解釈が今に生きているだけで、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師は真の国民医療であることを認識してほしい。

    ●伝統医療推進基本法の制定
    世界各国から伝統医療について国の窓口と交渉したいといわれても厚生労働省にもどこにも取り次ぐ窓口がないのは日本だけで、大変困ることがある。また、今後中国が打ち出しているICD(WHO国際疾病分類)、ICHI(WHO国際医療行為分類)、ISO(国際標準化機構)などの対策を本気で対応できなければ、日本での鍼灸が廃れる結果になりかねない。そのためにも3団体が一つになり、基本法を議員立法し、官僚が窓口を新設し伝統医療行政を整える必要性がある。

    ●鍼灸医学を海外に輸出
     2018年1月18日外務省、厚生労働省、経済産業省が後援となり、JIMTEFと日鍼会と共に日越外交関係樹立45周年記念事業の一環として日本の鍼灸をベトナムに紹介した。このように政府も日本外交の主要課題に国際保健を位置づけ、オールJAPANで伝統医療を世界に発信していこう。
    今回の分科会の内容は特別講演に匹敵し、これからの鍼灸業界を発展させるためには何をすべきかそれぞれ真剣に考え実行していかなければならないと感じた講演であった。 (報告:仲嶋 隆史 なかじまたかし)

    【第3部-2・第4部-4】 保険推進委員会「あんまマッサージ指圧・鍼灸療養費について」
    【写真:往田保険局長】

     初めに、今大会に参加されている養成学校学生に対して、往田 和章(おおたかずあき)保険局長より「あはき療養費の制度について」の簡単なレクチャーがあった。
     次に、厚生労働省より日本医師会に向けて発出された「はり、きゅう及びあん摩マッサージ指圧の同意書について、平成30年10月1日から取扱いが変わります」という保険医療機関へのリーフレットについて説明された。その後本題である「あん摩マッサージ指圧療養費・鍼灸療養費について」移行期間である10月より12月までの特に注意すべき要点について詳しく説明がされた。
    1.同意書(診断書)書式の変更について
     イ)診察日項目の新設 ロ)初回同意・再同意の区分の新設 ハ)同意書裏面の新設
     ニ)症状欄の詳細化 ホ)「往療を必要とする理由」欄の新設
    2.口頭同意の廃止(再同意書の取得義務化) 3.支給可能期間の延長 4.施術報告書の交付と施術報告書交付料の新設
    詳細な内容については、厚生労働省HPより平成30年10月1日付け事務連絡「はり、きゅう及びあん摩・マッサージの施術に係わる療養費の取扱いに関する疑義解釈資料の送付について」をご参考にして下さい。
    最後に、これまでの往田保険局長の社会保障審議会での業界に対する熱い想いと無私のご尽力に、心より感謝する次第であります。まだまだ多くの課題もありますが、国民のためのあはき療養費に向けて、全会員が一致団結して取り組まなければなりません。(報告:常盤 和成 ときわかずしげ)

    【第4部-3】 鹿児島県師会「HTLV-1関連脊髄症(HAM)の診療とリハビリテーション」
    【写真:松崎先生】
     講師:大勝病院脳神経内科医師 松崎 敏男(まつざきとしお)先生

     HAMとは、ヒトT細胞白血病ウイルス1型の関連脊髄症のことで、南九州だけでなく全国的にキャリアやHAM患者がいるとのことでした。主要症状は、排尿・排便障害、強い両下肢痙性麻痺があり肺疾患、シェーグレン症候群、関節リウマチがあり、最新薬物知見・免疫学的検査を話された。また、ロボットスーツやパワーアシスト装置、電気刺激療法を利用したリハビリテーションの実際を説明された。鍼治療では腰部・下腿部の筋・神経低周波パルス療法のサーモ画像・誘発筋電図所見も紹介され、フロアと活発な質疑応答があり満員御礼にて講演を終了した。(報告:大勝 孝雄 おおかつたかお)

    【第5部-5】 学術委員会 「臨床発表」
    【写真:発表者の皆さん】

       今年度は会員7名による臨床発表が行われた。
    (1)「下顎智歯抜歯後に生じた知覚神経障害に対する鍼灸治療の1症例」 石川県師会:竹田 太郎(たけだたろう)先生
    (2)「難治性の下痢に鍼灸治療が有効だった一症例」 宮城県師会:平野 篤(ひらのあつし)先生
    (3)「急性腰痛時の帯脈穴へのアプローチが著効した一症例」 鹿児島県師会:住吉 光輝(すみよしみつき)先生
    (4)「脳卒中後の嚥下障害に対する鍼治療の有効性」 鹿児島県師会:谷川 絹(たにがわきぬ)先生
    (5)「乳がん手術前後の施術と抗がん剤治療前後の施術~鍼灸マッサージ師の必要性~」 神奈川県師会:小田 良実(おだよしみ)先生
    (6)「心地よい治療を目指して」 大阪府師会:古田 高征(ふるたたかゆき)先生
    (7)「医療連携による眼科領域での鍼灸治療の効果」 神奈川県師会:榎本 恭子(えのもとやすこ)先生
     今年度も全国から、様々な症例報告や研究の発表をしていただいた。会場は昨年に引き続き満員となり、活発な意見交換もできた。8分間という限られた発表時間の中で、自身の考えを他者に伝えるということは大変な作業ですが、プレゼンテーションスキルは、今後のあはき業界に必要になる技術。この経験を日常の臨床や地域連携等、様々な分野で活かしていただきたい。(報告:西村 博志 にしむらひろし)

    【第5部-6】 無免許対策委員会&視覚障害委員会「あはき広告規制と共に考える19条問題」
    【写真:委員の皆さん】
    講師:厚生労働省医政局医事課医事専門官 松田 芳和(まつだよしかず)氏

     厚生労働省の松田 芳和(まつだよしかず)氏から名称の基準、広告の範囲、施術範囲の明確化、及び保健所による違法広告の取締の実効性の確保が検討されていること、消極的弊害の防止を重視していることが説明された。また19条に関し、鍼灸(のみ)養成学校の伸びに対し、あん摩マッサージ指圧師の養成校が増えていないことが説明され、パネリストからは視覚障害者のあマ指師の収入や具体的事例及び19条の総量規制としての役割が説明された。
     質疑応答では視覚障害者へのサポート等の要望や将来のあマ指師の数と需要、死亡時の廃業届出などについて話された。(報告:工藤 司 くどうつかさ)


    【第6部-7】 スポーツ事業委員会 「2020東京大会ポリクリニック(総合診療所)及びホストタウン対応、今後のスポーツ事業のあり方」
    【写真:司会者、シンポジスト】

     2020東京オリンピック・パラリンピックが2年後に開催が迫っている中、鍼師・マッサージ師が3か所の選手村(晴海、大磯、伊豆)内に入ることが決まり、組織委員会から専用のボランティア申請用紙が近々に鍼灸業団、学校協会、それ以外のはり師、マッサージ師に配布されることになっている。ハードルは高いが挑戦してみてもいいのでは、と思う。
     各市町村245か所でオリンピック・パラリンピックの事前合宿が行われることが決まっている。それぞれの市町村の鍼灸マッサージ師会はS級及びA級のスポーツ指導者認定者を中心に、積極的に行政と協議した上で対応をお願いしたい。
     また、これから先10年の国体、インターハイ、ねんりんピックの開催県が決まっている中、国体は以前、次年度の都道府県への引き継ぎは研修や申し送りという形でバトンを渡していたが、最近途絶えてしまい単独で行うようになり、あげく要領がわからないことから関与しないケースもあった。鍼・マッサージがスポーツに対し有効であることをアピールするためにも絶好のチャンスであり、業界の発展に繋がることであるため是非積極的に関与してほしい。今後スポーツ事業委員が積極的に関与し、次期開催県との橋渡しを行い、再度バトンを繋いでいくようにする。今回は先日行われた福井国体の福井県師会のよしなかよしひろ会長、次期開催県の茨城県師会のいとうのりや会長とあさひやまかずお委員長が登壇し、開催にあたり良かった点、悪かった点、学んだ点などを披露してもらい、次期開催県の進捗状況を報告し、これからの準備に役立ててもらった。最後はフロアと問題点や疑問点等を活発に話し合った。(報告:仲嶋 隆史 なかじまたかし)

    【第6部-8】 地域健康つくり(介護事業)委員会 「機能訓練指導員の役割」
    【写真:司会者、小川局長と長嶺局長】

     はじめに、小川眞悟(おがわしんご)学術局長よりICF(国際生活機能分類)を中心に今後の介護事業の在り方、続いて、長嶺 芳文(ながみねよしふみ)事務局長より、鍼灸師が機能訓練指導員の要件として認められたことを踏まえ、機能訓練指導員の実務、今後の役割について具体的に説明していただいた。最後に、狩野裕治地域健康つくり委員長を座長としたフロアの先生方との質疑応答では、様々な意見が出され、機能訓練指導員や今後の介護事業の在り方についての関心の高さがうかがわれた。(報告:高野 広行 たかのひろゆき)

    ★懇親会 【写真:アトラクション】

     伊藤会長の開会挨拶に続き鹿児島県師会 顧問の先生方よりご祝辞を賜り、その後、会長より衛藤参議院議員を紹介、「東洋医療の地位を保険医療の制度の中で確立したい」とのスピーチをいただいた。鹿児島県師会  松元会長の乾杯で宴会が始まり、協同組合 堀理事長より協力業者紹介、豪華景品の大抽選会が行われ、ご当地アイドル「サザンクロス」のアトラクションで更に盛り上がり大盛況であった。鹿児島県師会の皆様の「楽しんでいただきたい」おもてなしの心を存分に感じる鹿児島の夜だった。次期開催地の神奈川県師会のいせやま会長による三本締め、最後におおた副会長よりユーモアあふれる閉会挨拶で懇親会が閉会された。(報告:中川 紀寛 なかがわとしひろ)


    【総評】【写真:総評する大会実行委員長、大会旗は神奈川へ】

     今大会は鹿児島県師会・松元健一(まつもとけんいち)会長の下、地元役員及び会員皆様の熱意と全鍼師会・廣野副会長の指揮する中、全スタッフが一丸となってのべ800名を超える大盛会と成りました。明治維新を成し遂げた薩摩隼人、西郷どんの文明観、特に「敬天愛人」を時代考証と人間関係を中心にドラマをどう楽しむかを紹介していただいた 原口 泉(はらぐちいずみ)教授の特別講演に始まり、分科会は、集中講義、部局のコラボ、鹿児島県師会の学術研修、臨床発表等々8つの分科会が充実した内容で繰り広げられました。
     開会式では鹿児島県知事・市長を始め素晴らしいご来賓に華を添えていただいた。懇親会では協同組合からのプレゼントと地元アイドル「サザンクロス」の皆様のステージとおもてなしは大変素晴らしい一時をいただきました。学生の参加も得て将来につなぐ大会として、全鍼師会の課題、活動、将来を考える意義ある最大のイベントとなりました。
     来年は神奈川県師会の開催です、是非ご参加いただき大会を盛り上げましょう。大家来来! (大会実行委員長 中野 義雄 なかのよしお)

    3 学術局からのお知らせ
      国際疾病分類(ICD-11)フィールドテストのお願い

     平素は学術局の事業運営に格別のご協力を賜り感謝申し上げます。
     さて、標記の件ですが2018年6月18日に世界保健機関(WHO)は国際疾病分類の第11版(ICD-11)を発表し、初めて伝統医学の分類が導入されました。現在、2019年の5月のWHO総会の採択に向け、その使用実績が求められています。そこで、日本からの提案として経脈病証に関するフィールドテストをおこない、来年3月に日本WHO国際統計分類センター会議に報告することになりました。
     今回、JLOM(日本東洋医学サミット会議)を主体的に運営しております(公社)全日本鍼灸学会より依頼があり、当会も支援団体としてJLOM鍼灸代表者会議に参加することになりました。
     全鍼師会としても調査に協力していきたいと存じますので、会員の皆様におかれましては、何卒よろしくお願い申し上げます。
     なお、調査書類は、全鍼師会から全国の師会長宛てに10月2日付けで送付しています。また、当会のホームページからも入手できますので、よろしくお願いいたします。(調査締切は本年12月末です)

    4 Dr.タコの外来小咄(103)

     保育所の健診に行くと、かつては30人もいた子どもが数人で終わって拍子抜けするようになりました。子どものありがたさをしみじみ感じる瞬間です。かたや入所者でいっぱいの老人ホームの回診は増えるばかり。都会に若者が集中するのも結構ですが、なにかしっぺ返しが来ないかちょっと心配なタコです。

    ◎インフルエンザならいい!?
    「学校でインフルエンザが流行っていて、この子も昨日の夜からセキし始めて」
    「どれどれ、熱も高いし可能性は高いですね」
    「インフルエンザですか?検査してください」
    「はい、いいですよ」
    「この子今まで皆勤賞なので・・・インフルエンザだったら病欠扱いになるんですよ」
    「そうですか、でも普通のカゼならダメというのもずいぶんと厳しいですなあ」
    インフルエンザだけ特別扱いです、マスコミも不安をあおりすぎかなあ

    ◎わからないじゃだめですか?
    「おかげさまでこの子、熱は下がったんですが、セキがまだ少し出ます」
    「よかったね、もう少しクスリ出しますか」
    「ええ、それと学校から『インフルエンザですか?』ってきかれたんですけど、どうでしょう」
    「検査してないから何ともいえないけど、軽いから違うんじゃないかなあ」
    「検査お願いできますか」
    「良くなってるのに検査というのもヘンですけど」
    「でも、学校になんと言ったら・・」
    「わかりません、じゃだめ?」「え”~~」
    迅速検査も特効薬も、なにもなかった時代が懐かしい

    ◎その場で解決してね
    「僕は●●病院の泌尿器科にかかってて、この間年に一回の検査をしたんだけど、超音波をやらなかったんですよ」「はあ」
    「いつもはやるんだけど、それはなぜでしょうか?」
    「・・・主治医にその場で聞かなかったんですか」
    「う~ん、まあいいかなってかんじでした」
    「病気のことも、検査内容も経過も知らない私に、わかるはずがないでしょう。まあ、ご心配ならうちでも超音波はできますからやりましょうか」
    「そうしてください」
    あとになっていろいろ考えて、不安になるんでしょうね

    ◎開業医も高齢化
    「最近、診療所がどんどん閉業してるようだけど」
    「そうだね、意外と知られていないけど開業医は高齢化が進んでいるんだよ」
    「そうなの」
    「うん、一般診療科の医院・クリニックの医者の4人に1人が70才以上だという報告もある。開業医の平均年齢は58才。勤務医の平均年齢は約42才だから16才も違う」
    「まあある程度の期間勤務医をやったあとで開業するからね」
    「定年はないけど68才くらいでやめたいという医者が多いようだから、あと10年もすれば診療所の医者が急減する可能性があるってことだよ」
    「どうなるんだろうね」
    「ボクの理屈で行くと人口も病気も減るからバランスは大丈夫」「医者が言うことか」
    +++++
    Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

    5 医者いらず 健康長寿処方箋(58)「顎力  握力  歩行力」

    健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)
    井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!!ご連絡は下記URLより。
    健康科学研究所HP http://www.inouemasayasu.com/seminar/

    「顎力  握力  歩行力」

     鳥は恐竜の子孫であるが、彼らには先祖の様な歯がない。この為、鳥は食物を丸呑みして消化吸収しなければならない。恐竜は当初は卵を地中で孵化させていたが、これでは時間がかかるので卵が他の動物の餌食になる可能性が高かった。やがて暖かい地上で抱卵する様になり、孵化期間が短縮して捕食されるリスクが軽減したが、むき出しで無防備な巣では卵を奪われる危険性も高かった。恐竜の胚の化石の成長線を分析した結果、歯の形成には孵化期間の約60%を要し、卵が孵化するまでに数ケ月もかかっていた事が判明した。ジュラ紀を支配した恐竜と言えども、留守中に卵を他の獣などに狙われるリスクは大きかった。この為に孵化期間を更に短縮する戦略が生存に有利に作用した。
     鳥は軽い羽毛を持った事により体表面から熱を逃さずに体温を40~42度に維持でき、この高い体温で抱卵期間を数日~数週間に短縮する事に成功した。しかも、長期間かかる硬くて重たい歯の形成を放棄する事により孵化期間を更に短縮させ、体重の軽量化と高温のエネルギー代謝で空を飛ぶ事を可能にした。これにより高い樹上に巣を作る事ができ、卵が捕食されるリスクが激減した。これらの要因が同じ卵生でありながら恐竜と鳥類の繁殖戦略に大きな差をつけ、鳥類の繁栄を助けてきた。しかし、そのトレードオフとして鳥は噛まずに丸呑みして消化吸収できる食物しか食べられなくなった。木の実や魚を丸呑みするのはその様な歴史によるのである。
     これに較べて胚が体内で守られながら母親と一緒に移動しながら成長できる哺乳類は捕食者からのリスクを最小化する事に成功した。哺乳類は可動型保育器の子宮内で長い時間をかけて生存に必要な身体をユックリと構築する事が可能になった。その中でも脳を巨大化する事に成功した人類は、更に巧妙な生存戦略を展開できる様に進化してきた。形成期間が長い歯を持たずに生まれて柔らかい乳房から栄養豊富なミルクをもらいながら、長い離乳期間に腸内細菌叢を整えて免疫的軍事訓練を行い、多様な異種生物を食べられる様に進化した。離乳と共に歯が生えてくると硬い食物を噛み砕く事が可能となり、顎力が脳を鍛えていった。これに調理と云う武器が加わって広範な材を食べる事が可能になった。更に、手を器用に動かす能力を進化させながら、握力と顎力を制御する脳の領域が大きく広がってきた。
     最近、英国で約50万人の住民を対象に約7年間に渡り握力の強さと心血管系疾患、呼吸器系疾患、及び大腸、肺、乳房、前立腺などの癌発生率や全死亡率との関係が調査された。その結果、握力の強さが心血管障害、呼吸器疾患、及び癌の発生率や全疾患による死亡率と逆相関することが判明した。男女ともに握力が5kg低下するごとに死亡リスクが16~20%増加し、握力や筋力が低いほど不健康になり死亡率や罹患率が増加するのである。年齢、性別、糖尿病、BMI、収縮期血圧、喫煙などに握力の強度を加える事により、全死因死亡や心血管系疾患の発症に関する予測精度が有意に高くなる。年齢や性別に加え、握力も健康長寿の重要な要素なのである。   
     握力のみならず、顎力や歩行力も健康長寿に重要である事が明らかにされている。歯が丈夫でシッカリ噛める高齢者は健康であり、噛む力と健康寿命が相関するのである。80歳で20本の自分の歯を維持して食事できる事を目標にした日本の“80・20運動”は健康長寿の基本なのである。最近、誤嚥性肺炎などを恐れる老健施設では、“年寄りには柔らかい食事が優しい”との配慮からクタクタに煮込んだ野菜の煮付けなどが日常的に出されている。この小さな親切は考えようによっては大きなお世話でもある。ヒトには“廃用性萎縮”という現象があり、使わない身体や臓器の機能は速やかに劣化するので、無理のない範囲で使い続ける事が大切なのである。食事では歯応えのある食物をよく噛んで食べると急激な血糖値の上昇を抑制でき、顎力が鍛えられると同時に脳機能が維持されて認知症を予防する健康法になる。
     同様の事は手足をはじめとする身体全てについて言える。自立している71歳の日本人男女419人で調査した結果、日常の歩行数が多い高齢者では全死因による死亡率が低いことも判明している。毎日の平均歩行数が4,500歩未満、8,000歩以上、及びその中間の高齢者グループで追跡調査した結果、約10年間に76人(18%)が死亡したが、歩行数の多いグループでは死亡リスクが有意に低かった。高齢少子化が爆進する日本では、シッカリと噛み、握り、歩き続ける事が自立度を高めて健康長寿を楽しむ秘訣であり、若い世代の負担にならずに人生をしなやかに駆け抜ける基本的礼儀なのである。

    6 協同組合ニュース【写真:スタッフ集合】

     鹿児島大会での展示販売では多くの方にお買い上げいただき、ありがとうございました。
     今年もあと2か月。年末のご挨拶に、日本一美味しい和歌山の梅干・なにわ名物 松前昆布はいかがでしょうか? 来年のカレンダー、年賀はがきも販売しています。
     協同組合の共同購買商品をぜひご利用下さい。ご希望の方には商品カタログをお送りいたします。
     ご注文・お問い合わせは協同組合購買担当までお電話下さい。
    TEL:03-3358-6363
    FAX:03-3359-2023
    MAIL:jamm@jamm.or.jp

    7 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

     各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
     詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更等がある場合もございますので事前にご確認下さい)
     なお、全鍼師会HP:トップページ内「事務局より」もご参照下さい。

    月日    師会名    時間    場所    内容    一般参加    参加費     生涯研修単位の順番で記載。

    11月3日    石川    10時~12時    西田幾太郎記念館    学会伝達講習    不可    無料    2単位
    11月3日    広島    8時~14時    コカコーラボトラーズジャパン 広島スタジアム    ひろしま国際平和マラソンの施術ボランティア    不可    無料    5単位
    11月4日    北海道    9時~12時    釧路プリンスホテル    キネシオテープを活用しよう    可    会員・一般無料 会員外有資格者2,000円    4単位
    11月4日    宮城    13時~15時30分    石巻保健相談センター    筋膜リリースの基礎と鍼灸手技療法    可    無料    3単位
    11月4日    茨城    10時~16時30分    茨城県立盲学校    ゲートキーパーについて、普通救命講習1    可    会員2,000円、会員外5,000円 学生1,000円、付添500円    7単位
    11月4日    石川    10時30分~12時30分    石川県立盲学校    学会・大会参加報告(発表報告)    可    無料    2単位
    11月4日    鳥取    10時30分~15時30分    鳥取市障碍者福祉センター    スポーツ障害に対する鍼灸マッサージ    可    会員1,000円 会員外2,000円、一般無料    5単位
    11月4日    山口    9時30分~16時    下関海峡メッセ    しものせき海響マラソン2018 クールダウンボランティア    ―    ―    5単位
    11月8日    長野    15時30分~17時    松本盲学校    松本盲学校理療部公開講座    不可    無料    2単位
    11月11日    北海道    14時30分~16時    札幌市民ホール    上肢神経根障害の評価とアプローチ    可    道鍼会員・学生1,000円 一般2,000円    2単位
    11月11日    青森    10時~14時30分    弘前市社会福祉センター    中枢神経・末梢神経 上肢疾患治療のヒント(五十肩・衝突肩・投球肩)    可    無料    5単位
    11月11日    群馬    10時30分~16時    群馬県社会福祉総合センター    上肢関節の治療法    可    無料    6単位
    11月11日    神奈川    13時30分~16時45分    ハロー会議室横浜関内    腸内フローラについて、「VAMFIT(経絡系統システム)」の実際(奇経治療)    可    会員無料、一般1,000円 学生500円    4単位
    11月11日    大阪    13時~16時    天王寺 都ホテル    ロコモケアとアミノ酸栄養、高齢者の栄養管理について    可    無料    4単位
    11月11日    兵庫    10時~13時    宝塚市さらら仁川    リンパマッサージ(後編)    可    会員無料 会員外2,000円    4単位
    11月11日    島根    10時30分~15時    東洋鍼灸院    医療機関に紹介する徴候について    不可    1,500円    5単位
    11月11日    香川    13時~15時30分    香川県社会福祉総合センター    ギックリ腰    可    無料    3単位
    11月11日    鹿児島    10時~15時    宝山ホール    東京大学附属病院における鍼灸の実際~腰下肢痛・頸肩腕症候群に対する鍼灸    可    1,000円    4単位
    11月17日    北海道    15時~18時    札幌第一ホテル    躍進大会1日目(鍼灸マッサージ業界の中央情勢、近代経営、治療院経営)    可    無料    3単位
    11月18日    北海道    9時~14時30分    札幌第一ホテル    躍進大会2日目(よみがえる養生訓、腱板断裂の鑑別方法、スポーツ領域のリハビリテーション③)    可    無料    6単位
    11月18日    宮城    10時~12時    多賀城市市民活動サポートセンター    自宅でできる気功術    可    会員1,000円 一般無料    2単位
    11月18日    埼玉    13時~17時30分    埼玉会館    「美容鍼」~ヴィーナスポイントの攻略法~    可    会員5,000円 会員外10,000円    6単位
    11月18日    長野    10時~16時    松本盲学校    松筑支会学術講習会    可    2,000円    7単位
    11月18日    静岡    10時~15時30分    静岡医療福祉センター    午前:アスリートのケア 午後:①鍼灸マッサージ師の皆様に知ってほしい災害医療の基礎知識②大災害時鍼灸マッサージ師にできること    可    無料    6単位
    11月18日    高知    13時30分~16時45分    小高坂更生センター    the実技    可    1,000円    4単位
    11月23日    石川    10時~17時    中和医療専門学校    (公社)全日本鍼灸学会中部支部集会    可    〈事前申込〉会員4,000円、一般5,000円 〈当日申込〉会員5,000円、一般6,000円学生1,000円    5単位
    11月25日    青森    10時~15時15分    青森市しあわせプラザ    「痛みについて知ろう」「実践・臨床に役立つツボ療法の実践」    可    県外参加者(会員含)2,000円 県内非会員1,000円    6単位
    11月25日    福島    10時~15時20分    福島市市民会館    地域包括ケアシステムと予防の必要性・鍼灸マッサージ師の活躍・他    可    セミナーのみ無料    6単位
    11月25日    埼玉    8時30分~13時    川越水上公園    小江戸川越マラソン ボランティアマッサージ    可    無料    5単位
    11月25日    石川    10時~12時    金沢ニューグランドホテル    県民公開講座「あなたに知ってほしい栄養のお話し」    可    1,000円    2単位
    11月25日    京都    9時~16時10分    京都府鍼灸マッサージ師会館    アスリートのコンディショニング、KTTAPEの基本    可    京都府師会会員・学生500円 一般1,000円    4単位
    11月25日    奈良    10時~16時    奈良市商工会議所    スポーツ障害の対応について②    可    会員2,000円 会員外10,000円、学生2,000円    6単位
    11月25日    和歌山    13時~16時    和歌山県JAビル    学術研修会(・保健医療行政について・地域医療の現場から・鍼灸マッサージの現状と展望)    可    3,000円    4単位
    11月25日    広島    10時~15時    IGL医療福祉専門学校    日常診療で出会う小児科の疾患、受領委任制度について    可    会員無料 会員外3,000円、学生1,000円    5単位
    11月25日    山口    10時~15時15分    下関市立長府東公民館    腰仙関節、変形性膝関節の機能不全に対するアプローチ    可    会員2,500円 非会員3,000円、学生2,000円    6単位
    12月2日    福島    13時~17時30分    磐梯熱海温泉 清稜山倶楽部    「はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧と足浴療法との併用での効果について(実技含む)」「体表解剖学・生理学を意識した、はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧の実技」    可    セミナーのみは無料    6単位
    12月2日    石川    10時~16時     金沢勤労者プラザ    地域健康づくり指導者研修会    有資格者・養成学校学生以外は不可    無料    4単位
    12月2日    岐阜    13時~16時    岐阜県鍼灸マッサージ会館    救急救命講習    可    無料    4単位
    12月2日    鳥取    10時~15時    米子市公会堂    経筋治療と手技療法    可    会員1,000円 会員外2,000円、一般・学生無料    5単位
    12月9日    栃木    10時~15時    とちぎ福祉プラザ    がん患者に対する鍼灸治療~接触鍼の実際    可    会員無料 会員外1,000円    6単位
    12月9日    埼玉    10時~16時30分予定    さいたまスーパーアリーナ    さいたま国際マラソン ボランティアマッサージ    可    無料    5単位
    12月9日    長野    15時30分~17時    松本盲学校    松本盲学校理療部公開講座    不可    無料    2単位
    12月9日    奈良    9時~16時    奈良市鴻ノ池陸上競技場    奈良マラソン大会ボランティア    可    無料    5単位
    12月9日    高知    13時30分~15時    ホワイトキャッスル    認知症について    可    1,000円    2単位
    ※研修単位は会員のみ

    8 編集後記

     第17回東洋療法推進大会in鹿児島が無事開催され、副実行委員長として安堵しております。参加者数は当初の見込みを大幅に上回り、大盛況でした。これも鹿児島県師会の松元会長はじめ実行委員の皆様、全鍼師会と協同組合の役員・職員の皆様、そして参加くださいました会員の先生方全ての方々のお陰と感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
     この大会は業界の様々な課題について全国の業友と意見交換、情報共有する場として長い歴史を持ち、様々な意見を知ることで見識を広めることができます。年に一度のお祭りでもあり、多くの先生方とコミュニケーションを取ることで仲良くなり、その様子を見ている学生、一般資格者の入会促進にもつながっていると思います。
     来年の神奈川県での開催も今から楽しみにしております。(広報局長:廣野 敏明 ひろのとしあき)

    12 編集後記

     公益社団法人「全国有料老人ホーム協会」が2001年から毎年募集している「シルバー川柳」の入選作品が毎回9月に発表される。「うまかった 何を食べたか 忘れたが」「デイサービス 『お迎えです』は やめてくれ」「お揃いの 茶碗にされる 俺と猫」今回も肉体・容姿の衰え、持病に関する悩み、不安、家族との関係性などを自虐的に詠んだ作品が多く、思わず笑ってしまう。年を重ねることについて深刻に嘆く方もいれば、飄々と自分を客観的に見てユーモアたっぷりに表現し、周囲を和ませる方もいる。同じ時間が過ぎていくなら、毎日楽しく過ごしていきたいものです。
    (広報局長:廣野 敏明 ひろのとしあき)
    以上本文
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    大阪営業所:TEL_06-6935-3016(代)
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    FAX_025-286-8870
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    FAX_024-961-7221
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    発売元:株式会社かわしま
    お申し込み:日本鍼灸マッサージ協同組合
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    発行所 〒160-0004 東京都新宿区四谷 3-12-17 全鍼師会会館内
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
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    名称   鍼灸マッサージ情報誌  月刊東洋療法
    代表者   伊藤 久夫(いとうひさお)
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    名義/公益社団法人  全日本鍼灸マッサージ師会

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    編集人/広報局長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
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    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」となります。
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