2019.01.01 (火)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法 297号

    東洋療法297号
    謹賀新年

    月刊東洋療法297号 (2019年1月1日)
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

    目次
    *****
    1 瑞光祥春
      新年のご挨拶(会長 伊藤久夫、内閣総理大臣補佐官 参議院議員 衛藤晟一、理事の抱負)
    2 第1回災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会開催!
    3 平成30年度 あはき師臨床実習指導者講習会開催のお知らせ
    4 第5回AMDA災害鍼灸チーム育成プログラムへの参加報告
    5 地域健康つくり指導者研修会in金沢(全鍼師会&北陸地区共催)報告
    6 生涯研修理事長表彰者報告
    7 第12回地域健康つくり指導者研修会開催のお知らせ
    8 医者いらず健康長寿処方箋(60)「ピロリ菌と21世紀病の逆襲」
    9 協同組合ニュース
    10 第7回認定訪問マッサージ師講習会開催
    11 Dr.タコの外来小咄(105)
    12 名刺交換会
    13 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    14 編集後記
    *****

    以下本文

    1 瑞光祥春

    春霞(まどろみ)から覚醒(めざめ)
    大きな両翼(つばさ)で清新な空気を攪拌し
    力強く 高く 遠くへ飛んで行く
    変化の朝(あした)
    恵方の光輝く頂をめざし
    未来にときめきながら
    皆で共に明日へ進もう

    平成三十一年 元旦
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

    □ 明けましておめでとうございます  会長 伊藤 久夫(いとうひさお)

     会員の皆様には、健やかに新春を迎えられたことと、心からお慶び申し上げますとともに、日頃から全鍼師会に深いご理解と格別のご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
     「災いは忘れた頃にやってくる。」と言いますが、昨年は西日本豪雪(1-2月)にはじまり、島根県西部地震(4月)、大阪北部地震(6月)、西日本豪雨や度重なる平成最強レベルの台風(7-9月)、さらには北海道胆振東部地震(9月)など、近年例のない災害の多い年でした。お亡くなりになりました方々に哀悼の意を表しますとともに、被災地の一日も早い復興を願うばかりです。全鍼師会は、災害時の被災者支援鍼灸マッサージ体制を確立するために関係機関と連携を深め組織体制の構築に取り組んでいるところです。
     さて、全鍼師会は晴盲一体、三療の職能団体として、あはき師の業権擁護を図りつつ国民の利益に資する事業を推進しなければなりません。その一つとして最優先課題であった「あはき療養費受領委任制度」が本年1月より導入されました。全てのあはき師は、この受領委任制度を理解することが必要であり、その為に全鍼師会は適正な運用を図る教育の場を積極的に提供してまいります。
     鍼灸マッサージは国民の健康保持増進や予防、医療・介護の分野で幅広く利用されていますが、まだまだ国民の認知度は低く、真の国民医療として位置づけるために全鍼師会として取り組まなければならない諸問題は山積しております。問題解決のために一つひとつ丁寧に説明し、会員のコンセンサスを得ながら国民のニーズに応えられる事業を推進してまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。
     結びに今年が会員皆様にとりまして幸多い一年でありますよう祈念申し上げ、年頭の挨拶に代えさせていただきます。


    □ 謹んで新年のご挨拶申し上げます  内閣総理大臣補佐官 参議院議員 衛藤 晟一(えとうせいいち)

     全日本鍼灸マッサージ師会の伊藤会長はじめ会員の皆様方におかれては、鍼灸マッサージの進歩発展とその医学的研究推進に努められ、鍼灸マッサージ師の資質の向上等、さまざまな活動を通じて、国民の健康の保持に大きく貢献されてきたことに、心から敬意を表します。
     我が国においては、世界に類を見ない速度で高齢化が進展しており、疾病や身体的な不調などが複合する患者が増加していくと見込まれます。
     これからの保健医療は、こうした変化に柔軟に対応すべく、「チーム医療」をさらに推し進め、多職種による包括的なケアが求められます。これまでも鍼灸マッサージは、伝統的な医療として永く社会に受け入れられ、国民の健康の保持に大きく寄与してこられましたが、これからもその役割が重要となるものと思います。
     このような中、あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費につきましては、貴会も委員として参画された厚生労働省の専門委員会で、施術者、保険者、医学・法学などの学識経験者によってさまざまな課題が議論されました。また、昨年4月に当委員会で取りまとめられた報告書では、不正対策及び受領委任制度による指導監督の仕組みの導入に取り組むこととされ、本年1月より受領委任制度の取扱いが開始されます。
     このような制度により鍼灸マッサージ師の皆様と保険者との信頼関係が深まるとともに、国民がこれまで以上に安心して施術を受けられる制度となるよう期待しております。
     最後になりますが、鍼灸マッサージ師の皆様方が、引き続き国民の信頼と期待にお応えいただけるようお願い申し上げるとともに、貴会の益々のご発展と皆様方のご健康、ご活躍を心から祈念いたします。


    □ 謹んで新年のお慶びを申し上げます   ―理事の抱負―

    〇副会長・総務局長・広報局長 廣野 敏明(ひろのとしあき)

     受領委任制度がいよいよ本格的に始まります。あはき療養費の位置づけが明文化されたことは業界にとって大きな前進であり、歴史的な出来事と言えますが、保険者によって参入時期が異なることや、添付書類が多様化したことから、今年は療養費の請求業務に大きな混乱が予想されております。全鍼師会は、業界を代表する組織として、全てのあはき師が正しく療養費を取扱えるよう情報発信に努めるとともに、あはきを必要とする国民にとって、療養費を利用しやすい環境づくりにも取り組みたいと考えております。また、今年は厚生労働省において作成される広告ガイドラインを周知すること、施術管理者研修の計画と準備を進めること、2020東京大会に関する取り組み、JIMTEF、AMDAとの災害協定に基づく活動、地域健康つくりなど、当会が関わる全ての事業を推進しなければなりません。副会長、総務局長、広報局長として、甚だ微力ながら会長はじめ、各理事、師会長、委員、会員の先生方や、職員、関係団体各位との連携を密に、より幅広い情報共有と意見交換を図りながら国民の健康に奉仕する全鍼師会の事業推進に努めたいと思いますので、本年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。結びに皆様にとってこの一年が素晴らしい年になりますようにお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。


    〇副会長・財務局長 堀 昌弘(ほりまさひろ)

     今年から、あはき等療養費の受領委任制度が開始されます。会員の皆様、施術管理者登録等準備は整いましたか。我々を取り巻く業界環境も新しい制度のもと、治療院経営もますます厳しくなってくると思われます。限られた需要と増える供給者のバランスのなかで分配の減少、価格競争、労働時間の増加、リラクゼーション等が、業界の競争激化を生み出しています。高齢化社会に対応すべく鍼灸師の機能訓練指導員への参入、東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、空前のスポーツブームに対応すべく、スポーツ鍼灸マッサージトレーナーの養成、大地震や台風等集中豪雨による自然災害の影響を受け、災害対策等鍼灸マッサージの需要は増加傾向にあるものの、それに対応すべく資質の向上、技術の向上、施術者管理の重要性がますます要求されます。
     また、あはき等広告の検討会が開始され、今後いかにして集客できるか、安定した治療院経営のノウハウを身につけるか、SNSの発達によるネット環境の変化等、それぞれの課題克服に心掛けなければなりません。
     このような状況下、当会のメインイベントである全国大会「東洋療法推進大会」が、神奈川県の新横浜プリンスホテルで開催されます。沢山の会員にご参加いただき、これからの業界の進むべき道、諸問題について大いに語ろうではありませんか。積極的な参加をお待ちしております。
     末筆ながら皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。


    〇副会長・保険局長 往田 和章(おおたかずあき)

     本年は「あはき療養費」において、いよいよ受領委任制度が開始となります。
    しかし残念ながら、私が長年にわたり目指しておりました「全保険者の参加」と「指定更新制」に関しては叶えることはできませんでした。
     わが国の社会保障制度は、おそらく多くの鍼灸マッサージ師が感じているより極めて厳しい状況にあり、鍼灸の国民受療率は低下を続け、本会を含む業界団体の会員数も減少を続けております。そういった状況の中で、あはきがこの先もわが国の医療の一翼を担うために、どうしても必要な制度を短期間の中で確立しておきたいと願っておりましたが残念でなりません。
    本年も様々な困難や障害に直面すると思いますが、そういった負の要因に負けることなく信念を持って課題に取り組みたいと存じます。


    〇副会長・事業局長 中野 義雄(なかのよしお)

     会員皆様には佳き年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
     昨年の第17回東洋療法推進大会in鹿児島は大盛会でした。鹿児島県師会の松元会長を始め各スタッフの皆様のご尽力と心からのおもてなしに感謝申し上げます。また全国よりご参加いただきました多数の皆様、大会運営に携わっていただいた全ての皆様に御礼を申し上げます。
     さて本年は10月20日・21日の両日、神奈川県 新横浜プリンスホテルにて第18回大会を予定しています。是非、多数のご参加をお願いします。
     東洋療法推進大会は全鍼師会の最大唯一の全国大会です。会員はもとより全てのあはき師が参加できる大会です。あはきの将来!あはき師の有るべき姿等々、多くの企画は意義ある内容で繰り広げられます。5年先、10年先を見据えた大会を期待しています。
     本年も皆様にとって佳き年となりますよう祈念申し上げます。


    〇業務執行理事・事務局長 長嶺 芳文(ながみねよしふみ)

     鍼灸師が機能訓練指導員となれる制度が始まり、8か月が経ちました。6か月の研修の修了者がいるとすれば、早ければ昨年の10月には鍼灸の資格のみの機能訓練指導員が誕生していることになります。
     我が国の医療費を削減していくには、健康寿命を延ばすことも重要ですし、介護を重度化させないことも大切です。疾病を予防する、重度化させない、専門職として鍼灸マッサージが益々飛躍できるよう新年の願掛けをしたいと思います。


    〇業務執行理事・学術局長 小川 眞悟(おがわしんご)

     昨年度は、厚生労働省・老健局との長年に亘る協議の結果、鍼灸師の機能訓練指導員が認められました。また、オリンピック・パラリンピック東京大会への準備、災害緊急時の鍼灸マッサージ師の役割について等、社会の要請に応えることに専念してきました。
     特に、今年は、WHOの総会にてICD-11(国際疾病分類)に伝統医学が正式に認められる等、今までの日本の鍼灸が積み重ねてきた成果が問われることになります。
    とりわけ、我々鍼灸マッサージ師は、未病から治療に至るまで対応できる、専門職の特色として一番適している免許といえます。
     この素晴らしい知識・技術をもっと多くの国民に活用してもらえるように、積極的にアピールし、鍼灸マッサージの受療率の向上に繋げていきたいと思います。
     鍼灸マッサージ師の所属団体の枠を超えて、一丸となって目標を達成していきましょう。


    〇業務執行理事・法制局長 石川 英樹(いしかわひでき)

     昨年はついに、あはき柔整等広告の検討会が開始されました。現時点では進捗状況について詳しく申し上げることはできませんが、この広告検討会の成果が鍼灸マッサージ業界の発展に寄与できるように、最後まで粘り強く交渉を続けてまいります。また検討会終了後はあはき広告の新規則を持って経産省、消費者庁等と新たな協議を開始していく予定です。新年が皆様にとりまして、希望に満ちた明るい年となりますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
    謙虚・利他・感謝


    〇業務執行理事・視覚障害局長 仲澤 進(なかざわすすむ)

     あはき受領委任制度元年です。特に視覚障害者の先生方におかれましては、書類作成などでご苦労されているかと思われます。可能な限りの情報提供をさせていただきますので、これまで以上に保険取り扱いに対し積極的な取り組みをお願いしたいと思います。
     PC画面読み上げソフトで、レセプト作成のソフトが開発されております。
     ご相談は第2水曜・第4木曜、12時30分から14時30分
     フリーダイヤル:0120-47-1414


    〇理事・普及国際委員 朝田 聖二(あさだせいじ)

     全国の業友に新年のご挨拶を申し上げます。
     本年は変革の年になります。また、個人も変わっていかなければなりません。時代の波に飲み込まれないよう仲間をサポートするのも全鍼の責務です。「伝える」から「つながる」へ組織のあり方が重要になります。多様な個人の組織作りと未来への期待を込めて年始の抱負を申し上げます。


    〇理事・地域健康つくり委員 臼井 武文(うすいたけふみ)

     治療院見学に来院した盲学校理療科の生徒と話をしたり、専門学校のカリキュラム編成委員会に出席したりして感じるのは、大切な意識教育が欠けていることです。
     まず一番大切な「あはき」が好きかどうか、あるいは東洋医学的なモノの見方ができるかということ、つまり人は単なる部分の和ではなく、また全体は部分の和以上のものであること、結局教科書に書いてあること以外学ばせる余裕がないのではないでしょうか?


    〇理事・地域健康つくり委員長 狩野 裕治(かのうゆうじ)

     一昨年、理事及び健康つくり委員長を拝命し、早くも2年になりました。地域健康つくり事業におきましては、諸先輩方からのご指導、ご協力に深く感謝申し上げます。
     多職種連携や地域包括システム等、鍼灸マッサージ師の置かれる環境は激変しております。鍼灸マッサージ師の更なる飛躍を目指し、猪突猛進でこの一年間突き進みたいと思っております。分からないことがまだまだ多く、今後もご迷惑をかけるようなことがあるかと思いますが、一生懸命頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


    〇理事・無免許対策委員 工藤 司(くどうつかさ)

     昨年は広告検討会が開始され、今年はいよいよ広告ガイドラインが作成されます。またNHKで東洋医学として鍼治療が取り上げられるなど、東洋療法は存在感を増している状況です。しかし一方でカイロやリラクゼーションと称する無免許業者達が政治・行政に対する影響力を深めているのも事実です。正道は我々、国家資格者にあることを示すべく、尽力したい所存です。


    〇理事・保険推進委員 常盤 和成(ときわかずしげ)

     1月1日より、あはき受領委任制度が導入されます。また昨年10月からは、施術報告書の作成が必要となりました。これにより、施術者と医師とのコミュニケーションや信頼関係が増せば、大きなメリットとなります。ぜひ、施術報告書には、施術の報告だけではなく、我々の想い、患者様の願いも行間に込めて作成していただき、この制度がより充実したものとなるよう祈念しております!


    〇理事・広報IT委員 中川 紀寛(なかがわとしひろ)

     広報IT委員会委員として月刊東洋療法などを通じて当業団の最新情報、活動内容やイベント、コラムなど会員の皆様に役立つ情報の発信をしていきたいと考えています。
     また、国民の皆様にも鍼灸マッサージの普及啓発、健康つくりに役立つ情報など、より良い広報活動が出来るよう、公益団体として国民の健康、社会の発展に貢献できるように、皆様と一致団結して頑張りたいと考えています。本年もご指導ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。


    〇理事・災害対策委員長・スポーツ事業副委員長 仲嶋 隆史(なかじまたかし)

     昨年は6月から3か月の間に地震、豪雨災害など未曽有の災害が起こり亡くなられた方々、怪我をされた方々、被災された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。また本会会員も被災され、やむなく休業しなければならなくなった先生方がおられます。重ねてお見舞い申し上げます。
     いつ起こるかわからない災害に備え、本会は災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会をはじめ、JIMTEF災害医療研修やスキルアップ研修、昨年協定を結んだAMDAの災害鍼灸チーム研修などの受講を推奨し、DMATを中心とした災害医療多職種の皆さんと連携が出来る災害支援鍼灸師・マッサージ師を育成し、即応できる環境づくりをしていきます。また、都道府県とも災害協定を結んでいただき、災害に備えて欲しいと願っています。
     スポーツ事業については1月7日から28日まで東京2020オリンピック・パラリンピック選手村スタッフ募集が行われます。条件が厳しいですがすべての鍼灸師・マッサージ師に与えられた機会です。挑戦する価値があると思いますので是非チャレンジして下さい。
     今年も夏ごろスポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会を開催し、その上級のスキルアップ研修会も構想に入れて活動していきます。あらゆる段階のスポーツ選手に治療やコンディショニング、指導などができる鍼灸師・マッサージ師の育成も急務です。10年先まで決まっている国体やインターハイ、ねんりんピックに対応できるように、スポーツ事業委員も一緒に関わっていきたいと思います。


    〇理事・普及国際委員 西島 登貴子(にしじまときこ)

     事業局の普及国際委員の一員として、女性の理事は一人ですが、女性の目線でも色々と考えていきたいと思っています。東洋療法推進大会や研修会等で多くの方々と語り合い共有できるようにしたいです。亥年は、翌年から始まる次の種の成長に備えて、個人は、知識を増やす精神を育てる、組織は、人材育成や設備投資、財務基盤を固めるなど、外に向けての活動ではなく、内部の充実を心がけると良い年だそうです。これからも皆様と共に研鑽して参りたいと思います。


    〇理事・無免許対策委員 森 孝太郎(もりこうたろう)

     笑顔日和
     昨年は広告に関するガイドライン作成となり、現行法内とはいえ一歩前進した感じが見受けられます。国民の安心安全を確保し尚且つ、有免許者が少しでも国民に理解していただける環境の整備が今後も必要であると感じています。また今回の広告のガイドラインでは解決できないことは法整備も必要になると感じています。まだまだ道半ば。今後も精いっぱい笑顔を絶やさず邁進したいと思います。


    〇理事・保険推進委員 森下 輝弘(もりしたてるひろ)

     私達の悲願でもありました「受領委任制度」が新春より開始されます。しかし、受領委任への参加が保険者の裁量に任されたのが心残りではありますが、行政に公に認められたことには、大きな意義があると思います。
     国民全ての方々に、安心・安全な鍼灸マッサージを平等に受けられるように、今後全ての保険者の参加を願っています。
    AcuPOPJ(国民のための鍼灸医療推進機構)運営作業委員会・普及啓発作業部会の一員として、関係機関との協議、他団体との協力体制に邁進し、情報の見える化・見せる化を継続して行ってまいります。
     ご指導ご鞭撻を賜ります様よろしくお願い申し上げます。


    〇理事・地域健康つくり委員 吉田 高行(よしだたかゆき)

     私が所属する地域健康つくり委員会では、認定訪問マッサージの講習会が開催され、鍼灸師の機能訓練指導員が正式決定されるなど、とても良い年になったと思います。
     今年も社会情勢や全鍼の動きを見ながら、今行おうとしている課題について、他の地域健康つくり委員の先生方のご指導の下努めてまいります。

    2 第1回 災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会 開催!

     12月9日、横浜市技能文化会館にて全鍼師会災害対策委員会・日鍼会危機管理委員会合同の「第1回災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会」が開催されました。全国から災害支援に対し同じ志を持った68名(全鍼35名・日鍼20名・学生一般他13名)が熱心に受講しました。今回記念すべき1回目ということで伊藤 久夫(いとうひさお)全鍼師会会長、仲野 彌和(なかのよしかず)日鍼会会長も参加して下さり一緒に聴講していただけました。

    ■第1部「業界の危機管理体制構築経緯と災害支援の現状と実際」
     堀口 正剛(ほりぐちせいごう)日鍼会危機管理委員長、仲嶋 隆史(なかじまたかし)全鍼師会災害対策委員長が災害鍼灸マッサージの成り立ちと被災地での実際の活動を発表。その講演の中で今回災害支援鍼灸マッサージ合同委員会を設立し、英語表記:Disaster Support Acupuncture Masseur Joint Committee(DSAM)(ディーサム)と決定したことを報告した。今後JIMTEF、災害医学会、災害現場でこの名称を用いることになることも合わせて報告した。今後はDSAMが中心となり災害マニュアルや共通カルテの作成を行うこととなる。
     次に「データ管理の必要性」を大阪府鍼灸師会のよしのりょうこ先生が講演。スポーツや災害などの現場で活動を行った結果をデータ化することで、その活動を行政や他医療職、一般の人々に認知され情報の共有化を図ることにより他職種への連絡がよりスムーズになることを強調した。

    ■第2部 講演1「災害時のメンタルヘルスの実際」
     DMAT・DPATの河嶌 譲(かわしまゆずる)先生が講演。災害時には日常生活とは異なる非常にストレスフルな体験をし、また被災地で災害支援にかかわるスタッフも同様に大きなストレスがあることを話された。
     次に平成30年7月豪雨災害直前に、初めて岡山県と費用弁済が盛り込まれた災害協定を結んだ(公社)岡山県鍼灸師会会長の内田 輝和(うちだてるかず)先生が講演。
     協定を結んだ翌日、豪雨災害(7月豪雨災害)に見舞われ、早速岡山県から出動要請が下り、慣れない中、手探り状態での災害支援活動を(一社)岡山県鍼灸マッサージ師会・AMDAと共に行ったこと、協定のメリット・デメリットが浮き彫りになったことを語った。

    ■講演2「災害医療対策の歴史と多職種連携の必要性」
     日本災害医学会・DMATの小井土 雄一(こいどゆういち)先生による講演。阪神淡路大震災から災害医療の必要性が提唱され、東日本大震災の教訓を生かし、熊本地震で本格的な多職種連携がとれた災害医療がなされた。その中で鍼灸マッサージ師の活動に対し高い評価がなされた。そして「大規模災害時の保健医療活動にかかる体制整備について」(平成29年7月5日発出)において今後医療と福祉・福祉と介護の連携を強調され、国家レベルで鍼灸マッサージを含めた多職種連携が実現されつつあることを語った。最後に、避難所において車中泊によるDVTや生活不活発病、こころのケアにおける鍼灸師・マッサージ師の期待は大きいと締めくくった。

     ようやくDSAMが発足いたしました。今後、財務や規約作成など運営方法の確立を行い、2回・3回と繋げて行けるように努力していきたいと思っております。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
    (報告:仲嶋 隆史 なかじまたかし)

    3 平成30年度 あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師臨床実習指導者講習会開催のお知らせ

     臨床実習指導者講習会が各地で開催され、全鍼師会会員で受講資格条件を満たす方は推薦枠で受講可能です。(各回各50名・先着順)

    第7回 大阪開催 2月9日・10日 会場:森ノ宮医療学園専門学校
       申請受付期間:12月8日から1月8日

    第8回 札幌開催 3月30日・31日 会場:北海道鍼灸専門学校
       申請受付期間:1月30日から2月28日

    【お問い合わせ先】
    (公社)東洋療法学校協会事務局 担当:鈴木・五十嵐
    電話:03-3432-0258 e-mail:cts2017@toyoryoho.or.jp

    4 第5回 AMDA災害鍼灸チーム 育成プログラムへの参加報告

     11月23日・24日、岡山県朝日医療大学校と岡山県立大学の2か所でAMDA災害鍼灸チーム育成プログラムが開催された。全鍼師会は10月14日にAMDAと協定を結んだこともあり、伊藤 久夫(いとうひさお)会長・廣野 敏明(ひろのとしあき)副会長・仲嶋 隆史(なかじまたかし)災害対策委員長、岡山県鍼灸マッサージ師会の吉田 高行(よしだたかゆき)師会長、松浦 浩市(まつうらこういち)監事(災害対策委員)らが出席した。

    「災害鍼灸活動におけるAMDAの展望」 菅波 茂(すがなみしげる)医師・AMDA理事長
    「東日本大震災、福知山水害および広島土砂被害における鍼灸支援活動の内容」 今井 賢治(いまいけんじ)AMDA災害鍼灸ネットワーク代表 世話人帝京平成大学教授
    「熊本地震災害における活動概要および現地鍼灸チームによる包括的活動について」 吉井 治(よしいおさむ)・松村 幸子(まつむらゆきこ)AMDA熊本鍼灸チーム
    「西日本豪雨における鍼灸活動の総括及び課題の抽出」 山口 大輔(やまぐちだいすけ)朝日医療大学校副校長
    「熊本地震の活動報告」仲嶋 隆史(なかじまたかし)全日本鍼灸マッサージ師会災害対策委員長
    の講義が行われた。プログラムの予定にはなかったが、業界としての動きを急遽 仲嶋が発表した。

     菅波(すがなみ)AMDA理事長は被災地で体に触れることが大切であるとマッサージの重要性を語られ、今回の我々との協定の意義も話された。また、医療事故を起こさない、他の災害派遣者を非難しないなど、AMDAの理念を説明された。
     2日目は場所を岡山県立大学に移動し、「AMDA災害鍼灸活動」を難波 妙(なんばたえ)AMDA理事・GPSP支援局長、「鍼灸支援活動における問題点とその解決」として質疑応答や討論会形式で行った。難波氏の実家が熊本県益城町にあり家族が被災された経験や発災後なにもできなかったことを生々しく語られた。その後、災害支援活動に入り、落ち着いたところで益城町役場の職員に対するケアに移行したことを説明した。
     討論会では様々な現場で災害支援活動を行った先生方の苦労話、良かった話、問題点など、現場での生の声で活発な議論が交わされ、予定の時間を大幅に超えてしまうほどであった。
     今回の育成プログラムで感じたことは、協定を結んだからといってAMDAの傘下に入るのではなく、情報の共有・スタッフの補完などを行い、お互いに助け合っていくことの大切さを確認した。
    (報告:仲嶋 隆史 なかじまたかし)

    5 地域健康つくり指導者研修会 in 金沢 報告(全鍼師会&北陸地区共催)

     12月2日、金沢勤労者プラザにおいて地域健康つくり指導者研修会が開催された。参加者は38名。
     はじめに小川 眞悟(おがわしんご)学術局長による「健康つくり施策の原点~WHOの理念とICF・ICDH-11の解説~」、続いて、北陸三県の師会長によるシンポジウムが行われた。テーマは「地方師会の現状と課題~北陸三県師会長からの提言~」。富山県師会の中野 邦雄(なかのくにお)会長からは同意書が取りづらくなっていることにより保険の取り扱いが減少していること、それに伴い会の魅力が減少していること、福井県師会の吉中 義弘(よしなかよしひろ)会長からは今後全鍼師会とのかかわりを強化していくことや生涯研修開催の必要性を、北陸地区長で石川県師会の常盤 和成(ときわかずしげ)会長からは、今後あはき師には医師をはじめとした多職種との高いコミュニケーション能力が求められてくることを踏まえ、県師会として様々な研修を行っていくこと等が報告された。
     その後の話し合いでは、受領委任制度のスタートや鍼灸師が機能訓練指導員として認められたことなど、あはき師を取り巻く環境は大きく変化しており、各個人の能力を高めていく必要があること、東京オリンピックの開催は日本の優れた鍼灸マッサージを世界に発信するのに最高の機会であり、そのためには様々な組織との連携を図り、組織力の強化を図ることが必要であること等が話し合われた。
     午前の最後は長嶺 芳文(ながみねよしふみ)事務局長より地域支援事業や地域包括ケアシステムの解説、及び主に埼玉県地域における事例紹介が行われた。
     午後からは、狩野 裕治(かのうゆうじ)地域健康つくり委員長より「高齢者の運動時におけるリスク管理」「高齢者の体力測定法」、「通所介護における機能訓練~機能訓練加算ⅠⅡ・パーセルインデックス~」について具体例を用いた解説が行われた。研修の最後には、高野広行(たかのひろゆき)地域健康つくり委員により経絡ストレッチとゼンシン体操及び各測定法の実技が行われ終了した。
    (報告:高野 広行 たかのひろゆき)

    6 生涯研修理事長表彰者報告

    (公財)東洋療法研修試験財団から、11月2日、平成29年度理事長表彰の表彰状が贈られましたのでご紹介いたします。(学術局)

    ●第1回目表彰者 29名(敬称略)
     山口県師会 青野 和子(あおのかずこ)
           小澤 由佳(おざわゆか)
           藤本 和人(ふじもとかずと)
           松村 秀之(まつむらひでゆき)
           渡邉 敬子(わたなべけいこ)
     京都府師会 江田 元一(えだもとかず)
           田中 光博(たなかみつひろ)
           山内 敏司(やまうちさとし)
     大阪府師会 安藤 幸一(あんどうこういち)
           岡田 純一(おかだじゅんいち)
           坂田 実夫(さかたじつお)
    北海道師会  福良 均 (ふくらひとし)
           水上 弘祥(みずかみひろよし)
    静岡県師会  小嶋 愼 (こじましん)
           相馬 和彦(そうまかずひこ)
    鹿児島県師会 上ノ園 高行(うえのそのたかゆき)
           片平 俊彦(かたひらとしひこ)
    青森県師会  乘田 直樹(のりたなおき)
    栃木県師会  弓田 文子(ゆみたふみこ)
    群馬県師会  星 博之(ほしひろゆき)
    埼玉県師会  秋山 喜和(あきやまよしかず)
    東京東洋師会 成田 卓志(なりたたかし)
    石川県師会  西田 裕美(にしだひろみ)
    長野県師会  山邊 齊(やまべひとし)
    兵庫県師会  櫻井 義明(さくらいよしあき)
    奈良県師会  森村 哲夫(もりむらてつお)
    香川県師会  岡村 龍(おかむらりょう)
    徳島県師会  高島 弘和(たかしまひろかず)
    福岡県師会  前田 徹(まえだとおる)

    ●第2回目表彰者 32名    
    福島県師会  阿部 厚司(あべあつし)
           梅宮 光男(うめみやみつお)
           熊田 泰治(くまだやすはる)
           相樂 清子(さがらきよこ)
           鈴木 利夫(すずきとしお)
           鈴木 良知(すずきよしとも)
           平栗 辰也(ひらぐりたつや)
           矢吹 賢治(やぶきけんじ)
    長野県師会  石川 浩一郎(いしかわこういちろう)
           臼井 武文(うすいたけふみ)
           三村 明(みむらあきら)
           三村 守(みむらまもる)
    埼玉県師会  栗谷川 雅人(くりやがわまさと)
           長嶺 芳文(ながみねよしふみ)
           山岸 克也(やまぎしかつや)
    大阪府師会  堀井 僚子(ほりいりょうこ)
           萬田 逸蔵(まんだいつぞう)
    徳島県師会  森 智美(もりともみ)
           八百原 義正(やおはらよしまさ)
    愛媛県師会  佐藤 佳孝(さとうよしたか)
           渡部 辰治(わたべたつじ)
    北海道師会  石橋 剛(いしばしつよし)
    青森県師会  古沢 心治(ふるさわしんじ)
    岩手県師会  佐藤 明(さとうあきら)
    栃木県師会  増田 淳(ますだじゅん)
    群馬県師会  狩野 裕治(かのうゆうじ)
    富山県師会  中野 剛志(なかのたけし)
    石川県師会  宮川 巌幸(みやかわみねゆき)
    静岡県師会  宮本 順一朗(みやもとじゅんいちろう)
    京都府師会  松嶋 誠(まつしままこと)
    兵庫県師会  難波 正博(なんばまさひろ)
    島根県師会  持田 栄一(もちだえいいち)

    ●第3回目表彰者 5名
    岐阜県師会  富成 勝(とみなりまさる)
           森 章(もりあきら)
           山田 敏治(やまだとしはる)
    鳥取県師会  山根 和由(やまねかずよし)
    長崎県師会  林 義久(はやしよしひさ)

    ●第4回目表彰者 5名
    栃木県師会  植木 均也(うえききんや)
           増田 薫(ますだかおる)
    山形県師会  池田 研二(いけだけんじ)
    茨城県師会  仲澤 進(なかざわすすむ)
    神奈川県師会 沢田 昌子(さわだまさこ)

    7 第12回地域健康つくり指導者研修会(初回者・ステップアップ)開催のお知らせ

     平成31年2月に開催いたします「第12回地域健康つくり指導者研修会」のご案内を申し上げます。
     この度の研修においては、介護予防・日常生活総合事業(新総合事業)の研修を実施いたします。
     この事業は今後の地域や社会において重要な位置付けをされており、業界としても積極的な取り組みが必要となります。今回新たに鍼灸師が機能訓練指導員の人員要件に加わりました。今後はさらに機能訓練指導員の理解を我々が深めていかなくてはなりません。
     また、多くの方が悩む行政へのアプローチの仕方をグループワークで話し合い、より良いアイディアを出せるように企画しています。総合事業実施に役立つ機能訓練指導や講話の実技指導も行いますので、是非、多くの皆様にご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
     ※一日目のシンポジウムでは、厚生労働省老健局から担当者をお招きし、「介護予防・日常生活総合事業」について詳しく講演をしていただく予定です。

    ・日時:(本研修は2日間行われます)
     2月16日(土)12:00受付開始~終了17:30
     2月17日(日) 8:45受付開始~終了12:00
    ・会場:新宿鍼灸柔整歯科衛生専門学校
     〒160-0017 東京都新宿区左門町5 電話075-551-6377
     (最寄り駅:地下鉄丸ノ内線「四谷3丁目」駅下車)
    ・参加費:会員10,000円(学生も同額) 一般20,000円
     ※宿泊のご用意はありませんので、お早めにご手配下さい。
    ・申込み方法
     申込書を本会HPトップページ「事務局より」内からダウンロードし、必要事項を記入の上、参加費を郵便局(青伝票)にて払込、メールまたはFAXにてお申込下さい。
    ・振込先
     郵便局振込先:00160-8-31031
     加入者名:(公社)全日本鍼灸マッサージ師会
     通信欄には「健康つくり研修会参加費」と明記のこと。
    ・申込締切:1月21日(月)必着 (入金含)

    ■第12回地域健康つくり指導者研修会(初回・ステップアップ)
    ①テーマ:「地域包括ケアシステムにおける鍼灸マッサージ師の役割」
    ②デイサービスや介護予防教室での機能訓練指導員としての指導方法など(実技)
    ③講演・シンポジウム 『介護予防における鍼灸マッサージ師の取り組み事例』
    ④新総合事業参入に向けたグループワーク
    ⑤認定審査会

    ・お申込み先 (公社)全日本鍼灸マッサージ師会
    事務局 地域健康つくり委員会
    電話03-3359-6049 FAX03-3359-2023

    8 医者いらず 健康長寿処方箋(60)「ピロリ菌と21世紀病の逆襲」

    健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)
    井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!!ご連絡は下記URLより。
    健康科学研究所HP http://www.inouemasayasu.com/seminar/

    「ピロリ菌と21世紀病の逆襲」

     体内にある限り何とも思わない唾や便は排泄された途端に汚いと嫌われるモノの代表である。この嫌悪感は太古より人類が様々な病原体に翻弄されてきた歴史に起因する。口から侵入して来る“バイ菌”の大半は強酸性の胃液で殺菌される為、胃には細菌が住めないと長い間信じられてきた。しかし、1982年にオーストラリアのウォーレンとマーシャルがプロペラ状の鞭毛を持つヘリコバクターピロリを胃液から分離培養する事に成功した。胃潰瘍や胃癌の患者に多いピロリ菌を病因菌と考えた彼らは、これを飲む事により胃炎が起る事や抗生剤で胃潰瘍が治る事などを世界に先駆けて報告した。この研究に対して2005年にノーべル賞が授与され、“ピロリ菌は排除すべき病原体”との考えが医師達の間に広がった。これを追い風に日本でも除菌治療が保健診療として認められた。しかし、これは“ピロリ菌がコッホの三原則を満たす病原菌である事”を証明したものではない。
     10万年以上も人類と共に旅をしてきたピロリ菌は極めて多様であり、その中でCagA蛋白陽性の東アジア人型は胃炎や胃癌の誘因となりうるが、欧米人型ではそのリスクが半分以下である。ピロリ菌の大半は幼児期に感染し、日本では人口の約半数(~6,000万人)、50歳以上では70%が保菌者である。これだけ多くの保菌者がいながら、胃癌は70代以後の発症が多く、その率も1%以下と低い。胃癌の誘因となる胃粘膜萎縮は子供では起らないことから、欧米では“中学生を含む小児にはピロリ菌の除菌を行うべきではない”と考えられている。日本小児栄養消化器肝臓学会も“胃癌予防の目的で無症状の子供に検査や除菌を行うべきではない”と警告している。一方、日本ヘリコバクター学会は“全高校生を検査して早期に除菌する事が望ましい”と提言し、ある地域では高校生を対象に検査や除菌が進められている。
     一方、ピロリ菌はウレアーゼでアンモニアを産生して胃酸を中和する機能を有し、保菌者では逆流性食道炎、食道癌、肺癌、及び脳卒中などが抑制される事が知られている。更に、保菌者では喘息などのアレルギー性疾患が40%も低く、特に子供では花粉症やアレルギー鼻炎が抑制される。病理学では“身体で常時起っている軽度の炎症は組織修復や新陳代謝に必要な防御反応である”との概念があり、胃のピロリ菌も樹状細胞や制御性T細胞を介して免疫系のバランスを調節している可能性が示唆されている。事実、ピロリ菌を投与したマウスではアレルギー反応が抑制され、ピロリ菌を除菌した患者の多くで逆流性食道炎が多発している。これらの事実を考慮するとピロリ菌の功罪を一元的に考える事は危険である。若年者ではピロリ菌がアレルギー性疾患を抑制して福音となり、胃に異常がなければ腸内細菌のバランスを崩してまで除菌する必要は無い。成人後は胃潰瘍や萎縮性胃炎が胃癌のリスクを高めるので、症状のある患者のみを除菌するのがバランスの良い対応と考えられる。
     新生児の胃は未発達で胃酸が無い為、出産時に母の膣や腸内の多様な共生細菌が口から入り生着する事が出来る。乳幼児期に多様な環境微生物に曝される事により病原体に対する細胞性免疫力が強化され、逆に暴露経験が少なかったり抗生剤で治療されるとアレルギー反応の液性免疫力が強くなる。この為、胃のピロリ菌を含め、口内には約12,000種、大腸には34,000種以上の細菌が共生する様になり、彼らのバランスにより様々な生命現象が制御されている。日本は20世紀後半に極めて清潔な先進国となったが、これと並行してアトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギー、肥満などの“21世紀病”が激増してきた。一方、多様な細菌と接する農家やペットがいる家庭ではアレルギー疾患が少なく、数百年前の自給自足生活を続けている米国のアーミッシュではアレルギー疾患は殆ど見られない。人類と時空を共有してきた腸内細菌は人体を構成する“重要な代謝臓器”であり、彼らとの平和共存が健康にも不可欠なのである。
     感染防御や共生細菌の“貯菌箱”として重要な扁桃腺や虫垂は扁桃炎や盲腸炎を起こすことから“無用の長物”と見なされていた。半世紀程前は虫垂炎の予防目的で新米医師の教育を兼ねて胃の手術の際に虫垂まで切除していた。無知とは怖いものである。自然界に無駄は無く、悠久の時空を旅してきた存在には相応の意味がある。抗生剤は大戦後の医療に大きく貢献してきたが、この“切れ過ぎる化学のメス”は健康に必要な共生細菌の多様性まで切除してきた。20世紀後半から抗菌薬を乱用してきた先進国では常在細菌の15~40%とその遺伝子が失われてきた。これが大戦後の短期間に免疫アレルギー病態をはじめとする“21世紀病”を引き寄せてきた主因と考えられる。抗生剤は病原菌のみならず共生細菌の多様性の喪失を介してホストにも深刻な影響を与える可能性を俯瞰的に考える必要がある。

    9 協同組合ニュース

    明けましておめでとうございます
    本年も協同組合の各種事業を宜しくお願いいたします。

     さて、協同組合のお勧め商品の一つに生命保険があります。
     それが「新保障制度」。家計への負担が少ない保険料水準はどこにも負けません。毎月の掛金は、40歳男性で815円より。38歳女性で720円より。50歳男性で1,385円より。48歳女性で1,095円より。さらにご希望に応じて入院保障にもご加入いただけます。
     新年のスタートにあたり、会員の皆様、そしてご家族の無病息災をお祈りしておりますが、万一の場合のお守りとして協同組合の新保障制度をお勧めします。
     ご希望の方には詳しいパンフレットをお送りしますので、協同組合までご連絡下さい。
     お問合せは、日本鍼灸マッサージ協同組合
     電話:03-3358-6363
     メール:jamm@jamm.or.jp

    10 第7回 認定訪問マッサージ師講習会開催

     第7回認定訪問マッサージ師講習会(基礎講義)が11月24日・25日の二日間にわたり東京医療福祉専門学校(東京都八丁堀)で開催された。
     主催は(公社)全日本鍼灸マッサージ師会(以下、全鍼師会)をはじめとする関連7団体がまとまり運営するマッサージ等将来研究会であり、『利用者にのぞまれる訪問マッサージ師をめざそう』とのスローガンのもと、国家資格を有するマッサージ師が利用者らのニーズに対応できる資質の向上、共通のフォーマットによる報告書やマッサージによるエビデンスづくりを目指している。
     基礎講義の内容は、『初期評価・報告書・施術録の書き方』尾野 彰(おのあきら)氏(全鍼師会 学術委員)、『身体の機能解剖』松田 和郎(まつだわこと)氏(日本老人福祉財団京都ゆうゆうの里診療所・同志社大学脳科学研究科)、『療養費の扱いと同意書』往田 和章(おおたかずあき)氏(全鍼師会 副会長・保険局長)、『高齢者の医療と倫理』三橋 由佳(みつはしゆか)氏(社会福祉法人川崎聖風福祉会かわさき基幹型相談支援センター所長 訪問認定看護師)、『高齢者の合併症とリスク管理』大越 教夫(おおこしのりお)氏(国立大学法人 筑波技術大学  学長)、『高齢者の心理』稲富 正治(いなどみまさはる)氏(医療法人財団石心会 川崎幸クリニック)の計14単位であった。
     受講者からは、療養費の受領委任制度や報告書の書き方について必要な情報を入手することができ、訪問マッサージ師にとって有意義な講義で、いずれの講義も臨床に即役立つものであり大変参考になったとの声を多数いただいた。
    初日の講習会終了後に行われた情報交換会では、全国から集まった方々が活発に意見を交わし、2時間にわたって交流を深めた。
     2月2日・3日(同会場)に行われる実技講習では、ベテラン講師陣による徒手筋力検査等の各種評価法の他、機能回復訓練の実技などが予定されている。
    (報告:認定訪問マッサージ実行委員会)

    11 Dr.タコの外来小咄(105)

    謹んで新年のお慶びを申し上げます。平成最後のお正月を迎えました。このような経験ができるのも希有なことと思います。世界は相変わらず騒々しいのですが、平らに成り(平成)これからどう展開していくのか、田舎の片隅で(でも世界の中心で)見守っていきたいタコなのです。

    ◎原因と結果の法則
    「急に左手が挙がらなくて痛いんですのよ」
    「何か思い当たることは?最近変わったことはしてませんか?」
    「いえ、ぜんぜん」
    「そうですか、じゃあ万が一今飲んでいる薬の副作用かもしれませんから、中止しましょう」
    一ヶ月後「その後どうですか?」
    「ああ、全然よくなりました。それで、日記見て気づいたんですが、あの前日わたし農作業したんですよ。それって、やっぱり関係ありますかね?」
    「・・・もちろん、おおありでしょう(このように自覚のない方が非常に多いですね)」
    「地面が濡れてるのは、昨日降った雨と関係がありますか?」みたい

    ◎きっとなおるかも
    「今日は先生に話したいことを思い出したので来ました」と90才のHさん
    「私は昔足にひどい静脈瘤があってすごく病んだんです。産婆やったりいっぱい歩いたからだと思うんですけど、それで一生薬飲まないといけないよって言われて、それがここに来た最初だったんですのよ」
    「そうだったんですか、で今も病むんですか?」
    「それが2年前からすっかり良くなりました、それを先生に言うのを忘れてて」
    「そりゃすごい、じゃあ同じ症状の人に言ってあげられますね『きっとなおりますよ50年かかって治った人もいますから』って」

    ◎干物を水で戻したい
    「足がけくてけくて(カユくて痒くて)しょうがねえす」
    「カサカサですね。かきむしって血までにじんでるじゃないですか。電気毛布にくるまって寝てるでしょう?」
    「んだ、寒いがら」
    「夜中じゅう強くして寝てると、カラカラに干からびちゃいますよ、電子レンジに入ってるようで静電気もすごいし。弱めに、寝入りばなだけにね。あと、石けんでゴシゴシするでしょう」
    「んだ、けがらな(かゆいからな)」
    「そうやって皮膚の大事な脂や常在菌を落とすのもよくない」
    「んだすか?」
    「一応、お肌しっとりするクリームを出しておきますね」
    塩分多くて干物状態の方を水で戻したい衝動に駆られます!

    ◎今日しかありません
    「ふと気がついたんだけどさ」「なんだい?」
    「昨日はどこにもないだろう」「はっ?」
    「明日もどこを探してもない」「まあね」
    「昨日は今日の記憶、明日は今日の夢や想像。だから全部今日ここにあるんだよ」
    「そうだね」
    「思い出している昨日は今ここにある、思い描く明日も今ここにある」
    「どうしたんだい急に」
    「だから、どこに行かなくてもいいと思ったら、すごく気が楽になったというわけさ」
    「それはよかった」
    次の人が待ってるから、とりあえずどっかに行ってくれないかな?
    +++++
    Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

    12 名刺交換会

    謹んで新春のお慶びを申し上げます
    皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします
    2019年 元旦
    〈全鍼師会:ぜんしんしかい〉

    (公社)北海道鍼灸柔整(じゅうせい)マッサージ師会
    会長 水上 弘祥(みずかみひろよし)
    〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西1丁目10
    ピア2・1 702号
    TEL 011-222-4189/FAX 011-222-5589
    hhkm@gaea.ocn.ne.jp

    (一社)青森県鍼灸マッサージ師会
    会長 笹川 隆人(ささかわたかと)
    〒031-0804 青森県八戸市青葉3-2-16
    TEL 0178-22-0701/FAX 0178-22-0712
    hari-hari@mve.biglobe.ne.jp

    全鍼師会 視覚障害委員会委員
    (一社)岩手県鍼灸マッサージ師会
    会長 佐々木 実(ささきみのる)
    〒028-7401 岩手県八幡平市西根寺田13-108
    TEL/FAX 0195-77-2057  
    ms2001@aioros.ocn.ne.jp

    (一社)宮城県鍼灸マッサージ師会
    会長 山田 幹夫(やまだみきお)
    〒981-3225 宮城県仙台市泉区福岡字岳山7-37
    TEL/FAX 022-344-7747
    m-sinkyuu-massage@silk.plala.or.jp

    (一社)秋田県鍼灸マッサージ師会
    会長 高橋 和彦(たかはしかずひこ)
    〒014-0048 秋田県大仙市大曲上大町4-27
    TEL 0187-62-1287/FAX0187-62-5216
    kzhktkhs@h9.dion.ne.jp

    (一社)山形県鍼灸マッサージ師会
    会長 白田 栄二(しらたえいじ)
    〒994-0013 山形県天童市老野森3-10-8
    白田はり灸院
    TEL/FAX 023-654-7007
    s-hari@ic-net.or.jp

    (公社)福島県鍼灸あん摩マッサージ指圧師会
    代表理事・会長 平栗 辰也(ひらぐりたつや)
    〒960-8033 福島県福島市万世町2-13
    TEL/FAX 024-535-9093
    fukushima.hkm@touhoku.me

    (公社)茨城県鍼灸マッサージ師会
    会長 伊藤 徳也(いとうのりや)
    〒310-0851 茨城県水戸市千波町1918
    県総合福祉会館5階
    TEL/FAX 029-244-4343
    ibasikai@dream.ocn.ne.jp

    (一社)栃木県鍼灸マッサージ師会
    会長 増田 薫(ますだかおる)
    〒321-1444 栃木県日光市清滝2-3-9
    TEL 0288-53-3303/FAX 0288-53-3306
    yoosuke@maple.ocn.ne.jp

    全鍼師会 理事・地域健康つくり委員会委員長
    (公社)群馬県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 狩野 裕治(かのうゆうじ)
    〒371-0843 群馬県前橋市新前橋町13-12
         群馬県社会福祉総合センター4階
    TEL 027-255-6803/FAX 027-255-6804

    全鍼師会 学術委員会委員
    (公社)埼玉県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 尾野 彰(おのあきら)
    〒360-0012 埼玉県熊谷市上之1777-4
    TEL 048-525-3222/FAX 048-525-3231
    info@saitama-sams.or.jp

    全鍼師会 法制局長・無免許対策委員会委員長
    (公社)千葉県鍼灸マッサージ師会
    会長 石川 英樹(いしかわひでき)
    〒260-0021 千葉県千葉市中央区新宿1-8-11
    千葉新宿ビル3階
    TEL 043-301-3489/FAX 043-301-3499
    info@harikyumassage.jp

    (公社)東京都はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師会
    会長 黒澤 淳(くろさわじゅん)
    〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町37-4
    TEL 03-3252-8811/FAX 03-3252-8813

    (一社)東京都東洋医学療法鍼灸マッサージ師会
    会長 森井 貴司(もりいたかし)
    〒150-0011 東京都渋谷区東3-26-3-1002
    TEL/FAX 03-3409-9669

    (一社)神奈川県鍼灸マッサージ師会
    会長 伊勢山 竹雄(いせやまたけお)
    〒231-0065 神奈川県横浜市中区宮川町2-55
    ルリエ横浜宮川町304
    TEL 045-242-7790/FAX 045-242-7791

    (一社)新潟県鍼灸マッサージ師会
    理事長 髙野 栄(たかのさかえ)
    〒950-0908 新潟県新潟市中央区幸西1-3-5
    鍼灸マッサージ会館
    TEL 025-244-6666/FAX 025-250-5909
    niigata-kenshikai@k5.dion.ne.jp

    (一社)山梨県東洋療法師会
    会長 坂本 司(さかもとつかさ)
    〒400-0031 山梨県甲府市丸の内3-32-15
                               東洋医学会館
    TEL 055-225-5089/FAX 055-288-1144
    toyo@royal.ocn.ne.jp

    (公社)富山県鍼灸マッサージ師会
    会長 中野 邦雄(なかのくにお)
    〒930-0009 富山県富山市神通町1-2-6
                       鍼灸マッサージ師会館
    TEL 076-441-8986/FAX 076-441-7878
    shinkyu@bd.wakwak.com

    全鍼師会 理事・保険推進委員会委員
    (公社)石川県鍼灸マッサージ師会
    会長 常盤 和成(ときわかずしげ)
    〒921-8105 石川県金沢市平和町1-3-1
                    石川県平和町庁舎B館3階
    TEL/FAX 076-259-6628
    info@ishikawa-shinkyu.or.jp

    (一社)福井県鍼灸マッサージ師会
    会長 吉中 善弘(よしなかよしひろ)
    〒918-8011 福井県福井市月見1-12-19
    TEL 0776-37-4189/FAX 0776-35-8410
    yoshi12190@post.email.ne.jp

    全鍼師会 理事・地域健康つくり委員会委員
    (一社)長野県はり灸マッサージ師会
    理事長 臼井 武文(うすいたけふみ)
    〒390-0802 長野県松本市旭2-11-38
               長野県はり灸マッサージ会館
    TEL 0263-33-1660/FAX 0263-33-7566
    n-ahaki@nifty.com

    全鍼師会 保険推進委員会委員
    (公社)岐阜県鍼灸マッサージ師会
    会長 山田 敏雄(やまだとしお)
    〒500-8042 岐阜県岐阜市末広町78-5 鍼灸マッサージ会館
    TEL 058-269-4045/FAX 058-269-4046
    qq487kk9k@adagio.ocn.ne.jp
    http://gifukensikai.hp4u.jp/

    (公社)静岡県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 齋藤 恭二郎(さいとうきょうじろう)
    〒421-0523 静岡県牧之原市波津1667-1
    TEL 0548-52-6626/FAX 0548-52-1969
    motojiro@po2.across.or.jp

    (一社)愛知県鍼灸マッサージ師会
    会長 足立 忠(あだちただし)
    〒454-0014 愛知県名古屋市中川区柳川町4-24
    TEL 052-683-8921/FAX 052-683-8924
    aamm-info@fmly.japan-net.ne.jp
    URL http://a89m.jp

    (一社)三重県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 島谷 宏(しまたにひろし)
    〒514-0004 三重県津市栄町2丁目325
      三重県鍼灸会館内
    TEL/FAX 059-246-7427
    sanryu@opal.plala.or.jp

    (一社)滋賀県鍼灸マッサージ師会
    会長 岳 東弘(おかはるみつ)
    〒520-0814 滋賀県大津市本丸町6-28
                            鍼灸マッサージ会館
    TEL 077-526-4199/FAX 077-523-4132

    全鍼師会 理事・普及国際委員会委員
    (公社)京都府鍼灸マッサージ師会
    会長 朝田 聖二(あさだせいじ)
    〒602-8155 京都府京都市上京区千本通り
    二条下る東入主税町1031-3
                   京都府鍼灸マッサージ師会会館
    TEL 075-803-6078/FAX 075-821-2390
    office@ksmk.jp

    全鍼師会 副会長 総務局長・広報局長・広報IT委員会委員長
    (公社)大阪府鍼灸マッサージ師会
    会長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
    〒545-0011 大阪府大阪市阿倍野区昭和町2-10-5
    TEL 06-6624-3331/FAX 06-6624-5141
    info@osmk.osaka.jp

    (公社)兵庫県鍼灸マッサージ師会
    会長 梅木 茂樹(うめきしげき)
    〒673-0018 兵庫県明石市西明石北町3-8-15
    TEL 078-926-0801/FAX 078-926-0802
    info@mam-hyogo.or.jp
    URL  https://mam-hyogo.or.jp/

    (一社)奈良県鍼灸マッサージ師会
    会長 喜多嶋 毅(きたじまつよし)
    〒630-8344 奈良県奈良市東城戸町46
                          なら漢方ハイツ1階
    TEL/FAX 0742-26-7829

    (一社)和歌山県鍼灸マッサージ師会
    会長 宮本 年起(みやもととしき)
    〒640-8341 和歌山県和歌山市黒田97-14
    TEL 073-475-7771/FAX 073-474-2241
    info@washinshi.com

    (一社)全和歌山県鍼灸マッサージ師会
    会長 能澤 義和(のざわよしかず)
    〒640-8323 和歌山県和歌山市太田49-1 小川コーポ1階
    TEL 073-488-4577/FAX 073-488-4578
    URL http://zenwaka.sakura.ne.jp/index.html

    (公社)鳥取県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 山根 和由(やまねかずよし)
    〒680-0031 鳥取県鳥取市本町3-201
    鳥取産業会館・鳥取商工会議所ビル
    TEL 0857-22-7598/FAX 0857-30-0115
    tosikima@orange.ocn.ne.jp

    (一社)島根県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 持田 栄一(もちだえいいち)
    〒699-1101 島根県雲南市加茂町大西264-1
    TEL/FAX 0854-49-7082
    ymgtmmy@gj8.so-net.ne.jp

    全鍼師会 理事・地域健康つくり委員会委員
    (一社)岡山県鍼灸マッサージ師会
    会長 吉田 高行(よしだたかゆき)
    <審査室>
    〒700-0927 岡山県岡山市北区西古松2-26-22
      BIOプラザ 1013号
    TEL/FAX 086-244-2322

    (一社)広島県鍼灸マッサージ師会
    会長 竹辺 博敏(たけべひろとし)
    〒732-0009 広島県広島市東区戸坂千足1-1-21
    TEL 082-220-3115/FAX 082-502-5084

    (公社)山口県鍼灸マッサージ師会
    会長 林 和俊(はやしかずとし)
    〒742-0417 山口県岩国市周東町下久原439-5
    TEL/FAX 0827-84-3509
    k-hayashi0103@hb.tp1.jp

    全鍼師会 副会長・事業局長・普及国際委員会委員長
    (公社)徳島県鍼灸マッサージ師会
    会長 中野 義雄(なかのよしお)
    〒770-0831 徳島県徳島市寺島本町西1-60-5
    TEL/FAX 088-625-2412
    nakano@juno.ocn.ne.jp

    (一社)香川県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 山本 英介(やまもとえいすけ)
    〒761-0701 香川県木田郡三木町池戸2851-5
            柴田鍼灸治療院内
    TEL/FAX 087-813-8789

    (公社)愛媛県鍼灸マッサージ師会
    会長 浦川 武之(うらかわたけし)
    〒791-8032 愛媛県松山市南斎院町951-11
    TEL/FAX 089-974-1219
    ehimekenshikai@e-ahaki.com

    (一社)高知県鍼灸マッサージ師会
    会長 林 道夫(はやしみちお)
    〒781-5621 高知県香南市夜須町手結298-66
    TEL 0887-54-0225
    hayashi-genki@cg8.so-net.ne.jp

    (一社)長崎県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 下釜 光弘(しもがまみつひろ)
    〒852-8021 長崎県長崎市城山町2-3
    TEL/FAX 095-862-2263

    (一社)熊本県鍼灸マッサージ師会
    会長 髙橋 武良(たかはしたけよし)
    〒860-0844 熊本県熊本市中央区水道町14-21
                                  熊本県婦人会館内
    TEL 096-356-7609/FAX 096-356-0901
    harikuma@izu.bbiq.jp

    (一社)大分県鍼灸マッサージ師会
    会長 梅木 龍男(うめきたつお)
    〒870-0022 大分県大分市大手町2-3-34
                              サンハイツ大手町1階
    TEL 097-536-2600/FAX 097-536-2606
    oharikyu@oct-net.ne.jp

    (一社)宮崎県鍼灸マッサージ師会
    会長 河野 哲史(かわのさとし)
    〒880-0013 宮崎県宮崎市松橋1-7-7-203
    TEL 0985-27-4681/FAX 0985-22-7691
    mamma@camel.plala.or.jp

    (公社)鹿児島県鍼灸マッサージ師会
    代表理事 松元 健一(まつもとけんいち)
    〒890-0015 鹿児島県鹿児島市草牟田町8-4
    鹿児島県鍼灸マッサージ師会館
    TEL 099-224-9445 FAX 099-800-5573
    kensinkaikan@tuc.bbiq.jp

    (一社)沖縄県はり・きゅう・マッサージ師会
    会長 金城 ゆかり(きんじょうゆかり)
    〒903-0124 沖縄県中頭郡西原町字呉屋114-2
    TEL 098-945-8941/FAX 098-943-8838
    info@okinawa-ahaki.or.jp

    全鍼師会 監事
    今村 茂(いまむらしげる)
    〒890-0032 鹿児島県鹿児島市西陵2-30-3
    TEL/FAX 099-282-8867
    adb104477@lib.bbiq.jp

    全鍼師会 監事
    田中 秀(たなかしげる)
    〒410-0874 静岡県沼津市松長788-3
    TEL/FAX 055-966-1818
    tsi11hati@kna.biglobe.ne.jp

    全鍼師会 員外監事
    君嶋 眞理子(きみしままりこ)
    〒244-0805 神奈川県横浜市戸塚区川上町84-1
    湘南医療福祉専門学校
    TEL 045-820-1329(代表)/FAX 045-820-1357
    info@smw.ac.jp


    全鍼師会 顧問
    杉田 久雄(すぎたひさお)
    〒236-0038 神奈川県横浜市金沢区六浦南1-37-14
    TEL 045-701-6646  FAX 045-788-2799
    sugita@xk9.so-net.ne.jp


    全鍼師会 相談役
    (公社)茨城県鍼灸マッサージ師会常任顧問
    根本 博行(ねもとひろゆき)
    〒316-0033 茨城県日立市中成沢町2-5-7
    TEL/FAX 0294-37-3282

    全鍼師会 相談役
    髙田 外司(たかたそとし)
    〒920-0347 石川県金沢市松村町ヌ17-2
    TEL/FAX 076-268-7171
    s-takata@ivy.ocn.ne.jp

    全鍼師会 相談役
    山本 登(やまもとのぼる)
    〒950-2054 新潟県新潟市西区寺尾東1-19-13
    TEL 025-268-4075 FAX 025-268-4044


    ******


    あけましておめでとうございます
    今年も変わらぬご愛顧の程お願い申し上げます
    2019 年 元旦
    日本鍼灸マッサージ協同組合

    ●専門学校
    謹賀新年
    学校法人呉竹学園
    理事長 坂本 歩(さかもと あゆみ)
    東京医療専門学校
    〒160-0008 東京都新宿区四谷三栄町16番12号
    TEL03-3341-4043
    (東京都新宿区三栄町3番地より住居表示変更)
    呉竹鍼灸柔整専門学校
    〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-7-24
    TEL045-471-3731
    呉竹医療専門学校
    〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-185-1
    TEL048-658-0001
    http://www.kuretake.ac.jp/
    鍼灸マッサージ科・鍼灸科・柔道整復科・鍼灸マッサージ
    教員養成科

    ●大学・専門学校
    謹賀新年
    学校法人 花田学園
    理事長 櫻井 康司(さくらい こうじ)
    東京有明医療大学
    保健医療学部(鍼灸学科/柔道整復学科)
    看護学部(看護学科)
    大学院(修士課程)保健医療学研究科
    (修士課程)看護学研究科
    〒135-0063 東京都江東区有明2-9-1
    TEL03-6703-7000
    https://www.tau.ac.jp
    日本鍼灸理療専門学校
    本科(鍼灸あん摩マッサージ指圧科)
    専科(鍼灸科)
    日本柔道整復専門学校
    柔道整復科
    〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1
    TEL 03-3461-4787
    https://www.hanada.ac.jp/

    ●専門学校
    謹賀新年
    学校法人 東海医療学園
    東海医療学園専門学校
    理事長・校長 杉山 誠一(すぎやま せいいち)
    〒413-0006 静岡県熱海市桃山町20-7
    TEL0557-82-0459 FAX0557-82-2775
    http://www.tokaicom.ac.jp

    ●保険
    三井住友海上火災保険株式会社
    新年おめでとうございます
    110番補償制度(鍼灸師賠償責任保険)
    団体所得補償保険・団体総合生活補償保険
    担当:広域法人部 営業第一課
    〒101-8011
    東京都千代田区神田駿河台3-11-1
    TEL 03-3259-6692 FAX 03-3259-7218
    http://www.ms-ins.com

    ●保険
    謹賀新年
    担当:メットライフ生命保険株式会社
    EBサポート部
    〒130-0012 東京都墨田区太平4-1-3 オリナスタワー28階
    TEL:03-6775-5620 FAX:03-3623-5729

    ●保険代理店
    迎春
    山王商事株式会社
    〒160-0011 東京都新宿区若葉3-8-3-703
    TEL03-5366-1204 FAX03-5366-1205

    ●保険代理店
    謹賀新年
    110番補償制度・団体所得補償保険
    団体総合生活補償保険 取扱代理店
    MSK保険センター株式会社
    担当:本店営業第2部
    〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-2
    御茶ノ水杏雲ビル6F
    TEL.03-3259-7901 FAX.03-3259-7917

    ●鍼(はり)
    謹賀新年
    健康にはり
    SEIRIN
    通話無料:0120-100890
    〈HP〉http://www.seirin.jp

    ●東洋医学はり・もぐさ・物療機械の総合卸
    謹賀新年
    平成三十一年
    株式会社 カナケン
    本社横浜・大阪・新潟・福島・仙台
    オンラインショップ http://e-kenkou.jp

    ●白衣・患者衣(かんじゃい)
    賀正
    マーク入り白衣・患者衣・各種制服製造卸
    株式会社 ユア・ユニフォーム
    〒541-0051 大阪市中央区備後町2-4-10
    第一住建越後町ビル 2階
    TEL06-6222-6636 FAX06-6222-6776

    ●治療院用ベッド等
    謹賀新年
    喜ばれる商品づくりと喜び合える会社づくり
    株式会社 高田ベッド製作所
    本社/大阪府泉南市りんくう南浜2番地27
    TEL072-484-8800 FAX072-484-8806
    フリーコール0120-62-2382 http://www.takada-bed.co.jp

    ●看板・ネオンサイン
    謹賀新年
    看板・広告・ディスプレイ・ネオンサイン・プラスチック電飾
    シート切文字・グラフィック出力サイン・金属銘板
    各種展示会・装飾テント― 設計・施工
    アドネット株式会社
    代表取締役 大野 正人(おおの まさと)
    〒641-0055 和歌山県和歌山市和歌川町5-3
    Tel.073-448-3303 Fax.073-448-3301
    E-mail adnet@leto.eonet.ne.jp

    ●タオル・日本手拭
    謹賀新年
    名入れタオル・日本手拭
    各種贈答品・宣伝用粗品
    石垣商事株式会社
    GIFTワカヤマ
    〒640-8334 和歌山市茶屋町18番地
    TEL(073)436-1201 FAX(073)426-3166
    ホームページ http://www.isigaki.co.jp
    E-mail  isigaki@isigaki.co.jp

    ●うちわ・カレンダー
    謹賀新年
    患者さんとの素敵なコミュニケーションづくりにお役立て下さい
    鍼灸カレンダーのご用命は・・・
    うちわ・カレンダー企画・製造販売
    株式会社 ヤマダ
    〒763-0062 香川県丸亀市蓬莱町55番地の6
    TEL 0877-22-9121~3 FAX(0877)22-9129
    HP http://www.uchiwa-yamada.jp/

    ●健康食品
    謹賀新年
    大高酵素株式会社
    本社
    〒047-0193 北海道小樽市桜1-22-10
    TEL0134-54-7311 FAX0134-52-2610
    大阪支店
    〒577-0012 大阪府東大阪市長田東4-2-46
    TEL06-6747-2261 FAX06-6747-2301
    http://www.ohtakakohso.co.jp
    【伊達・仙台・東京・富山・名古屋・広島・福岡】

    ●梅干商品
    迎春
    産地直送
    紀州特産梅ぼし ハチミツ入り福豊梅
    株式会社 かわしま
    代表取締役 川嶋 秀樹(かわしまひでき)
    〒640-8043 和歌山市福町23-2
    TEL 073-423-2318(代) FAX 073-433-2011
    http://www.fukuhoubai.com

    ●医学書
    謹賀新年
    株式会社 医道の日本社
    http://www.idononippon.com
    本社
    〒237-0068 神奈川県横須賀市追浜本町1-105
    TEL 046-865-2161 FAX046-865-2707
    東京支社
    〒108-0075 東京都港区港南2-4-3 三和港南ビル5階
    編集部 TEL03-5461-3053 FAX03-5461-3054
    営業販売部 TEL03-5461-3055 FAX03-5461-7237
    ディスプレイルーム品川
    TEL 03-5461-3050 FAX 03-5461-3051

    ●図書出版
    謹賀新年
    地域包括ケアシステム構築の強化書
    「医療・介護・福祉の
    地域ネットワークづくり事例集」
    株式会社素朴社
    〒164-0013 東京都中野区弥生町2-8-15 VIAXビル4F
    TEL:03-6276-8301 FAX:03-6276-8385
    http://www.sobokusha.jp

    13 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

     各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更等がある場合もありますので事前にご確認下さい)なお、全鍼師会HP:トップページ内「事務局より」もご参照下さい。

    月日、師会名、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位の順番で記載。
    1月20日、宮城、9時~12時、名取市増田公民館、1.私の治療室から(経絡治療とは・・) 2.トリガ―ポイント治療、可、会員・学生1,000円 一般無料、3単位
    1月20日、福島、13時30分~16時30分、飯坂温泉 ホテル聚楽、スポーツ鍼灸マッサージについて 運動療法について、可、無料、4単位
    1月20日、群馬、10時30分~14時30分、群馬県社会福祉総合センター、あはき治療のスキルアップ、可、会員・会員外3,000円 学生無料、4単位
    1月20日、石川、13時~16時45分、金沢勤労者プラザ、第2回療養費適正指導研修会、学術研修会、石川県鍼灸師会会員可 他不可、無料、5単位
    1月20日、大阪、12時30分~17時20分、大阪府鍼灸マッサージ会館、発達に凹凸のある人が力を発揮するには 障がい児への取り組み ハンドケア、可、2,000円(資料代含)、6単位
    1月20日、兵庫、11時~15時20分、姫路市民会館、フルマラソン後のランナーに対する治療の注意点 美顔マッサージ、不可、無料、    4単位
    1月20日、広島、11時~16時、広島市東区民文化センター、スポーツ現場における鍼灸マッサージの実際、可、会員1,000円 会員外4,500円 学生2,500円、5単位
    1月20日、香川、10時~14時、池戸商工センター、受領委任払いについて、可、無料、4単位
    1月20日、愛媛、9時50分~14時35分、愛媛県男女共同参画センター、第3回学術研修会、可、会員無料 会員外有資格者2,000円 学生500円、5単位
    1月23日、東京、18時~21時、都師会会館、認知症の方をとりまく現状と三療師会のアプローチ、可、都師会会員2,000円 会員外2,500円、4単位
    1月27日、埼玉、13時~17時、医療福祉カレッジ大宮校、保険講習会、訪問鍼灸・機能訓練指導員について、可、会員事前4,000円 会員外事前9,000円、6単位
    1月27日、鳥取、10時~15時、倉吉市・伯耆しあわせの郷、会員による治験発表・報告、可、会員500円 会員外2,000円 一般・学生無料、5単位
    1月27日、岡山、10時~15時15分、おかやま西川原プラザ、女性の心の病に対する鍼灸治療、可(事前申込)、会員3,000円 会員外6,000円 学生2,000円、6単位
    2月3日、茨城、10時30分~15時30分、茨城県総合福祉会館、鍼灸最前線-鍼灸適応疾患とその効果のメカニズム 健康に聴くコンサート 鍼灸マッサージ無料体験、可、会員1,000円 付添500円 一般無料、8単位
    2月3日、東京、11時~17時、新橋ビジネスフォーラム、救急救命講習(緊急時の鍼灸マッサージ)、可(事前申込)、無料、8単位
    2月3日、石川、10時30分~12時30分、石川県立盲学校、『ビジュアルでわかるトリガーポイント鍼療法』実習、可、無料、2単位
    2月3日、兵庫、13時~16時、あすてっぷ神戸、ヨガ、可、無料、4単位
    2月3日、愛媛、10時~15時、河原医療福祉専門学校、新時代の鍼灸院経営について アスリートのコンディショニングと鍼灸について、可、会員1,500円 会員外有資格者3,000円 学生1,000円、5単位
    2月7日、東京、18時~21時、都師会会館、介護現場で活躍する鍼灸マッサージ、可、都師会会員2,000円 会員外2,500円、4単位
    2月10日、愛媛、7時~17時、松山市民会館西駐車場、第57回愛媛マラソンケアボランティア、可(110番補償制度加入者に限る)、無料、5単位
    ※研修単位は会員のみ

    14 編集後記

     日本人は議論が苦手だと言われる。理由としては、協調を重んじる気質や自分の意見を言うのが苦手な日本人の国民性が挙げられることが多い。なぜ、意見を述べるのが苦手なのでしょう。誰かと違う意見を持っていても、それを口にすることは和を乱す行為であり悪者であり、人格まで否定されかねない。しかし議論で大事なのは、誰の意見が正しいかを決める勝負ではなく、正解がないテーマに対し、多様な意見、知恵を持ち寄って「より正しい答え」を模索すること。当然のことだが、意見の賛否と人間性は分けて考えるべきだ。仲のいい友人でも全く考え方が違う場合もあるし、逆に考え方は似ているのに好きになれない人だっている。意見の根拠となるのは「客観的な事実」であり、感情や好き嫌い等の主観ではない。まずは、議論の目的、テーマの本質を全員で認識を共有し、論破や勝ち負けが目的ではなく意見を通じた対話こそが大事だと考えれば、関係のない人格攻撃や揚げ足取り、詭弁がいかに無駄で邪魔かわかる。グローバル化が進む世界では特に、自分の意見を述べて相手の意見を聞き、「より正しい答え」を構築する対話能力は必須になる。と、自分に言い聞かせております。本年もよろしくお願いいたします。(広報局長:廣野 敏明 ひろのとしあき)

    以上本文

     

    15 編集後記

     エジソンの有名な言葉、“Genius is one percent inspiration and 99 percent perspiration.”は、「天才は1%の才能と99%の努力である」と訳されることが多いかと思いますが、訳としては「天才は1%のひらめきと99%の汗である」の方がより正確でしょう。原文では、「インスピレーション」(ひらめき・霊感)と「パースピレーション」(汗・努力)が韻を踏んでいます。一般には、努力の大切さを語った発言と受けとめられていますが、実はエジソンの真意は異なるようです。 
     Wikipediaによると、『本人が後年語ったところによると、「取材した若い記者は私の言葉を聞いて落胆したのか、大衆受けを狙ったのか、努力の美徳を強調するニュアンスに勝手に書き換えて発表してしまった」ものであった。実際は「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」との発言だった。言い換えれば、「1%のひらめきさえあれば、99%の努力も苦にはならない」ということである。』随分印象は違って聞こえますね。「才能」と「ひらめき」についても、よく考えると全く意味は異なると思いますし、掘り下げてみると意味の深い言葉ですね。
    (広報局長:廣野 敏明 ひろのとしあき)

    以上本文
    以下広告

    ◇鍼灸マッサージ師等国民年金基金
     今がチャンス!!新規加入者キャンペーン!
     期間:平成31年1月31日まで
    《キャンペーン内容》
    ●新たにご加入された方全員に、全国デパート共通券・図書カードのいずれか3,000円分をプレゼント。
     仮に将来、国民年金の受給開始年齢が引き上げられても安心。
     国民年金基金は、65歳から年金が受取れます。
    ※2口目以降には、60歳から年金が受け取れるものもあります。
    ★加入をご検討されている方の掛金・年金額等のプランを作成いたします。
     国民年金にゆとりをプラス。自分で入る公的な個人年金。
     まずはお気軽に資料請求を!
     フリーダイヤル 0120-151289
    (土・日・祝日を除く9:00から17:00)
     http://www.hari-kyuu.org/

    ◇鍼電極低周波治療器 KANAKEN
    Lasper-A・MC(ラスパーA・MC)
    KE-600 65,000円+税
    〔クラスⅡ/特管〕
    認証番号 230ALBZX00034000
    鍼電極低周波治療器+マイクロカレント
    マイクロカレントは実績のデュアルクロス通電方式
    この1台で鍼治療は「新たな時代」を迎える

      株式会社カナケン
    本社: 〒225-0002
    神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-17-39
    TEL_045-901-5471(代)
    FAX_045-902-9262
    オンラインショップ http://e-kenkou.jp/
        E-mail info@kanaken.co.jp
    大阪営業所:TEL_06-6935-3016(代)
    FAX_06-6935-3017
    新潟営業所:TEL_025-286-0521(代)
    FAX_025-286-8870
    福島営業所:TEL_024-961-7211(代)
    FAX_024-961-7221
    仙台出張所:TEL_022-287-6273(代)
    FAX_022-287-6218

    ◇サンケイワーク
    滝の水しぶき原理から生まれたレナードエアシステム
    お灸のニオイ・綿ボコリを水フィルターで浄化
    室内の保温・室内のマイナスイオン濃度UP
    フィルターは水なのでランニングコストがかからない
    《小型タイプ・業務用》
    お問合せ:日本鍼灸マッサージ協同組合 TEL:03-3358-6363
    発売:サンケイワーク

    以上広告



    以下奥付

    発行所 〒160-0004 東京都新宿区四谷 3-12-17 全鍼師会会館内
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
    TEL.03-3359-6049 FAX.03-3359-2023
    全鍼師会
    ホームページURL  http://www.zensin.or.jp
    E-mail   zensin@zensin.or.jp
    協同組合
    ホームページURL  http://www.jamm.or.jp
    E-mail    jamm@jamm.or.jp
    名称   鍼灸マッサージ情報誌  月刊東洋療法
    代表者   伊藤 久夫(いとうひさお)
    郵便振替 00160-8-31031
    銀行口座 りそな銀行 新宿支店 普通口座 1717115
    名義/公益社団法人  全日本鍼灸マッサージ師会

    発行人   伊藤 久夫(いとうひさお)
    編集人/ 広報局長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
    購読料   3,600円  〒共(会員は会費より)

    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」となります

    以上