2019.08.01 (木)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法 304号

    東洋療法304号(3.09MB)

    月刊東洋療法304号(8月1日号)
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

    目次

    *****
    1      神奈川から広げよう!未病治(みびょうち)の輪
             2025年問題に向けて
             東洋療法推進大会in神奈川 申込み受付開始!
    2     第18回東洋療法推進大会in神奈川 詳報
    3     令和 元年度 認定訪問マッサージ師更新講習会開催
    4     日本東洋医学会学術総会 報告
    5     NEWS
    6     DSAM(ディーサム)第2回災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会報告
    7     第13回JIMTEF(ジムテフ)災害医療研修ベーシックコース東京開催募集
    8     医者いらず 健康長寿処方箋(67)「抗生剤乱用時代と温故知新療法」
    9     Dr.タコの外来小咄(112)
    10 介護の言葉(1)
    11 あはきミニTopics 「診療ガイドライン」第2回
    12 鍼灸師のための機能訓練指導員スキルアップ研修講座【(公社)日本鍼灸師会】
    13 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    14 お知らせ
    15 協同組合ニュース
    16 編集後記
    *****
    以下本文


    1 神奈川から広げよう! 未病治の輪
    2025年問題に向けて
    東洋療法推進大会 in 神奈川 申込み受付開始!


     2025年には「団塊の世代」と呼ばれる世代が75歳以上の後期高齢者になります。3人に1人が65歳以上の高齢者という社会が到来し、医療・社会保障・介護などの社会保障費の急増が懸念されているのが「2025年問題」です。これからの未来のために、私たち鍼灸マッサージ師はどんなことができるのでしょうか?
     高齢者数は増加の一途をたどり、高齢者人口が約3,600万人に達すると予想されており、総人口の約30%が高齢者という世界でも類を見ない超高齢社会に達する見込みです。
     東京五輪が終わったタイミングで、日本の姿は、今とは大きく変わっていることが予想されます。現在と同水準の人口を維持できるのは、東京・神奈川・千葉・埼玉の首都圏と、愛知・滋賀・沖縄のみで、その他の大半の都道府県は、1割人口を減らすと言われています。
     また働き方についても、厚生労働省のデータによれば、2000年からの10年間で、事務職・技術者は14%、農家・漁師は30%、土木作業者や建築技術者は40%減少。その一方で、介護職員は倍以上に増加し、葬儀関係者も1.5倍に増えており、この傾向は2025年までに加速すると予想されます。
     若者が減り、老人が増えることで、何かを作る仕事に携わる人が減り、介護・葬儀に携わる人が激増する社会が到来するとされます。
     2025年問題で懸念される医療・社会保障・介護のポイントを考えてみましょう。
    <医療に関する問題>───────────────────────
    1.医療費 厚生労働省の推計によると、2025年の医療保険給付は総額54兆円と、現在より12兆円以上増える見通し
      です。
    2.病院や医師の不足 2017年以降、病院や医師の数は減少傾向にあり、人手不足による医師の過酷労働状況が表面化し
      ています。
    3.認知症患者の急増 65歳以上の高齢者のうち、認知症高齢者(日常生活自立度Ⅱ以上)は、2010年では280万人
      に対し、2025年には470万人と急増することを予測しています。
    <社会保障に関する問題>─────────────────────
    1.社会保障費 2025年を境に団魂(だんかい)の世代すべての人が75歳以上の後期高齢者になることで、医療・介護
      費用がこれまでとは段違いに多くなり、社会保障に必要な金額が膨張することになります。
    2.年金に関する問題 団魂の世代が75歳以上になる2025年には、支給金額の減少、支給年齢の引き上げなどが予測さ
      れます。
    <介護に関する問題>───────────────────────
    1.要介護者数の増加 2025年には、認知症高齢者の人数は1,200万人を超えます。それに伴い要介護者数も増加しま
      す。介護者と要介護者の両方が認知症という認認介護なども増加していく可能性があります。
    2.孤独死問題 65歳以上の一人暮らしをしている高齢者の増加は、男女ともに顕著です。パラサイトシングル(親に生活
      を依存している未婚者)も高齢者に仲間入りし、将来一人暮らしをする高齢者の増加に拍車をかけていくことが予想され
      ます。こうしたことから、介護が追いついていかず、孤独死も増加することが予想されます。
     2025年問題は目前に差し迫っている問題であり、私たち鍼灸マッサージ師も危機感をもって取り組むべき問題です。
    東洋医学においては未病(みびょう)(病気の一歩手前の状態)から病気を未然に防ぐことで2025年問題の解決を推進し、健康寿命を延ばして、高齢になっても誰もが健康に暮らし、長生きして誰もが幸せだったという社会の実現に向けて取り組みをはじめる必要があります。
     令和 元年の東洋療法推進大会開催県である神奈川県、テーマは「令和 元年 未病治(みびょうち)宣言 ~新たな時代へ Let’s go Sailing!~」会員の皆様が一致団結し未病治の輪が広まることを望みます。


    2 第18回 東洋療法推進大会 in 神奈川 詳報

    いよいよ東洋療法推進大会in神奈川の申込受付が始まりました!
    申込み方法等の詳細は、こちらのページをご確認ください。
    締切は9月10日厳守となります。多くの方の参加をお待ちしています!!
    お申込先:下電観光バス(株) FAX:086-231-2730
    お問合せ先:(公社)全日本鍼灸マッサージ師会
    電話:03-3359-6049

    ★分科会のご案内(予定)

    ■10月20日
    ★14時20分~15時50分
     
    【B会場】スポーツ災害対策委員会
     「災害とスキンタッチ~発災(はっさい)急性期から慢性期までエブリタイム~」
    いつ起こるかわからない災害に対し日頃から何を準備したらいいのか?資材?知識?心づもり?などをそれぞれの立場から検証してみたい。
     今回の分科会では熊本地震から北海道東部胆振地震まで、実際に現地で活動をおこなった経験から学んだことをディスカッションし、今後の活動に役立たせたい。また、仮設住宅で活動したことが地域包括ケアシステムでの鍼灸師・マッサージ師の活動にどう繋げられるかを模索してみたい。
     
    【C会場】保険委員会(1)
    特別講演:「政治家としての二階 俊博(にかいとしひろ)」(仮題)
    講師:政治ジャーナリスト 森田 実(もりたみのる)先生
    ※講演前に療養費制度についての連絡事項をお伝えさせて頂く場合があります。

    ★16時~17時30分

    【B会場】神奈川県師会
    「杉山 和一(すぎやまわいち)の生涯」
    講師:歴史研究家 内海 恒雄(うつみつねお)先生
     杉山 和一(すぎやまわいち)は、視力障害というハンディを乗り越え、管鍼法(かんしんほう)」を考案し、現在の鍼灸術を確立させた新興の租です。5代将軍 綱吉の病を治した和一は、綱吉が発した鍼治新興令を受け、鍼術講習所である「杉山流鍼治(しんち)導引(どういん)稽古所」を開設し、視覚障碍者の生業の道を開きました。この功績に対し将軍が和一に与えた3,000坪の本所一つ目の逸話は有名です。地元歴史研究家 内海先生による杉山和一の生涯を講演してくださいます。
        
    【C会場】保険委員会(2)
    シンポジウム「地域に貢献し生き残れる施術所を目指して」
    ・あん摩マッサージ指圧(シンポジスト:株式会社フレアス 代表取締役社長 澤登 拓:さわのぼりたく)
     1.地域で市民権を得るためには
     2.地域の医師との連携を深めるためには
     3.今後の課題について
    ・鍼灸(シンポジスト:未定)
     1.地域の医師との連携により同意書拒否を回避した事例
     2.今後の課題について
                
    ■10月21日
    ★9時~10時30分    

    【B会場】学術委員会
    「症例報告・臨床研究発表」
     本年5月にWHOの総会にて、ICD-11(国際疾病分類)の中に正式に伝統医学が承認されました。日本は伝統医学の歴史があり、独自に継承発展してきた実績があります。統合医療の視点からも、鍼灸マッサージ師は、しっかりとエビデンスに基づいた病態把握をおこない、医師との信頼関係・連携を強化できるチャンスではないかと思います。
     今回より、分科会の名称も「症例報告・臨床研究発表」と改めました。日々の臨床の中で、多くの疾患を扱い成果を上げていると思います。その実績をまとめて発表することは、医学の発展のためにも、とても重要なことであり、また、国民の認識や、我々会員の質の向上に役立つものと考えています。分科会では、活発なディスカッションを交わし、さらなる臨床の質の向上を目指し、国民の医療・保健に寄与していきましょう。
    (発表を希望されるかたは、全鍼[ぜんしん]事務局まで連絡願います)
        
    【C会場】法制委員会
    「あはき広告ガイドラインの展望」
     今年も厚生労働省 医政局医事課 医事専門官 松田 芳和(まつだよしかず)様を講師にお招きし、既に7回おこなわれている「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師等の広告に関する検討会」について、これまでの議論を踏まえた概要と今後の展望について、ご講演をしていただく予定です。次回の「あはき広告検討会」は10月24日(木)、12月18日(水)に予定されています。
     当日は皆様の想いを専門官に伝える最後の機会になると思われますので、多くの会員のご参加をお待ちしております。
     また、厚労省のWebサイトに第1回~第7回の議事録が掲載されていますので、事前にご確認いただければ、より有意義な分科会になると思われます。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_547242.html

    ★10時40分~12時10分

    【B会場】視覚障害委員会
    「視覚障害あはき師の施術所経営と臨床」
     視覚に障害があるために鍼灸マッサージの医療保険請求を諦めていませんか?パソコンの読み上げソフトを使えば、ある程度の所までレセプト作成が可能になります。このソフト開発に尽力した会員が概要について説明します。また、パソコンを使わないで代筆をお願いする場合においても視覚障害者はレセプト全般の書式を理解している必要があります。全鍼師会、保険委員会より配布された書類の点訳に取り組む視覚障害委員からお話しさせていただきます。
     最後に全盲の鍼灸マッサージ師による三療施術所(せじゅつしょ)の経営と、臨床についてのコメントです。いずれも視覚障害者が充実した仕事をするための情報源となるよう準備を進めております。
      
    【C会場】介護委員会
    「地域包括ケアで鍼灸マッサージ師に期待する役割」
     地域包括ケアシステムとは、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」が切れ目なく一体的に提供される体制のことです。今後急速に進む少子高齢化社会をいかに豊かで幸福な生活を過ごすことが出来るのか?疾病を抱えても、住み慣れた生活の場で療養し、自分らしい生活を続けられることが望まれています。その為には医療介護福祉の連携が重要となり、包括的かつ持続的な支援が必要となります。我々、鍼灸マッサージ師が地域の重要なインフラとなる為にはどのような知識と技術が必須となるのか?地域から何を期待されているのか?厚生労働省老健局の担当官を講師に迎え講義していただく予定です。地域のかかりつけ鍼灸マッサージ師として活躍出来るよう共に考えて参りましょう。


    3 令和元年度認定訪問マッサージ師更新講習会開催

     7月13日に令和 元年度 認定訪問マッサージ師更新講習会が、東京医療福祉専門学校にて開催されました。講習は、(公社)全日本鍼灸マッサージ師会副会長・保険委員長 往田 和章(おおたかずあき)先生による「療養費改定に関する最新情報」ならびに、かわさき基幹相談支援センター・センター長 中澤 伸(なかざわしん)先生による「地域包括ケアシステムにおける多職種連携~医療職の役割~」、グループワーク「多職種連携における訪問マッサージ師の役割とは何か?」が内容となりました。
     また、前日にはリハビリテーション天草病院・リハビリ事業本部参与・田尻 和行(たじりかずゆき)先生による『訪問マッサージの実践講座・片麻痺の考え方と実技講習会』がおこなわれ、臨床において最も遭遇する片麻痺の動作・構えからくる筋緊張(きんきんちょう)の変化と緩和策、分離運動を誘発するためのハンドリング、マッサージと併用すると効果的な関節可動域訓練(ストレッチングを含む)手技を学びました。
     今年度から認定訪問マッサージ師講習会に認定機能訓練指導員の講習会を併設することになりました。奮ってご参加をお待ちしております。
     すでに認定を受けている訪問マッサージ師の方は2万円の受講料で特別に受講でき認定されます。
    “受講の詳細については、下記ホームページをご覧ください。
    https://manintei.amebaownd.com/
    事務局 (公社)埼玉県鍼灸マッサージ師会内「認定訪問マッサージ師事務局」
    電話:070-6454-9541(PHS)
    (報告:認定訪問マッサージ講習会 実行委員)


    4 日本東洋医学会学術総会報告

     6月28から30日に第70回日本東洋医学会学術総会が新宿京王プラザホテルで開催された。参加者は、医師が中心となり薬剤師、看護師、鍼灸師などのコメディカルも含まれている。総数は4,000名を超える盛大な学術総会となった。
     特別講演プログラムでは、学会本部企画プログラムとして用語委員会や国際委員会が組織されている。前者では「ICD-11」や「ISO/TC249」の最新情報が報告され、後者ではオーストリアのBernd Kostner氏(Austrian Society of Oriental Medicine)とアメリカのIman Majd氏 (University of Washington, Department of family Medicine)を招聘し「伝統医学の世界における実情」について講演がおこなわれた。伝統医学における日本の立ち位置や世界情勢の理解に有益な情報が得られ、大変見所の多いプログラムとなった。
     閉幕後には、上述した Bernd Kostner 氏と Iman Majd 氏を囲み、懇親会をおこなった。日本の立ち位置について、改めて意見交換をしたところ、2018年の段階ではWHO加盟国の内、日本が属しているWestern Pacific Regionでは63%(17/27)の国が伝統医学を国家政策としていることがわかった。隣国の中国や韓国は勿論の事、オセアニアの諸国までもが上記の政策をとっている(世界地図参照)にも関わらず、日本は未だに足踏みをしている状態が続いている。伝統医学の歴史があり発展に寄与してきたはずである我が国の特殊性が浮き彫りとなり、今後の方向性を思案することになった。
    (報告:学術委員長 小川 眞悟 おがわしんご)
    ※この報告書は英文での発表でしたので、千葉大学大学院医学研究院 和漢診療学所属の森田 智(もりたあきら)先生に和訳いただき情報提供していただきました。今後もJLOM等の情報も随時提供していきます。


    5 NEWS

     全鍼師会 相談役の髙田 外司(たかたそとし)先生が、6月29日 京王プラザホテルにて開催された第70回日本東洋医学会学術総会の表彰式において、鍼灸師としては3人目(芹沢 勝助[せりざわかつすけ]先生、西沢 道允[にしざわみちまさ]先生)となる「称号記」を受賞され、(一社)日本東洋医学会名誉会員となられました。


    6 DSAM 第2回 災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会報告

     7月21日(10時10分から16時40分)、新大阪駅近くの大阪ハイテクノロジー専門学校 でDSAM第2回災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会が開催された。
     北は北海道から南は沖縄まで受講者75名(全鍼師会[ぜんしんしかい]41名、日鍼会[にっしんかい]25名、一般4名、学生5名)DSAM委員会11名総勢86名の参加者であった。
     避難者アセスメント演習は災害医療ACT研究所所属の名古屋第一赤十字病院救命救急センター長 花木 芳洋(はなきよしひろ)医師、大津赤十字病院医療社会事業部社会課 辻 多鶴子(つじたずこ)課長、 NPO法人鍼灸地域支援ネット日比泰広(ひびやすひろ)鍼灸師がおこなった。避難所の実際を先生方の熱のこもった演技で始まり、概要の説明、避難所での問題を隣同士でディスカッションし発表。参加者も積極的に挙手し白熱したディスカッションであった。
     災害弱者への対応は助産師で鍼灸師でもある長崎の山田 真由美(やまだまゆみ)先生が助産師の立場から災害現場の妊産婦の切実な声を紹介しどのような対応をすべきかを紹介。矢津田 善仁(やつだよしひと)DSAM委員長は深部静脈血栓症(DVT)の対応と生活不活発病の予防を紹介。
     災害協定の実際は滋賀県(滋賀県鍼灸師会長 飯塚 季也 いいづかとしや 先生)、岡山県(岡山県鍼灸師会長 内田 輝和(うちだてるかず)先生)、大阪府(大阪府鍼灸師会副会長 堀口 正剛(ほりぐちせいごう)先生)が府県と結んだ災害協定の経緯とメリット・デメリットを紹介後、会場とディスカッション。
     西日本豪雨災害医療支援報告を岡山県(松浦 浩市(まつうらこういち)全鍼師会災害対策委員)広島県(朝日山 一男(あさひやまかずお)全鍼師会理事、榎本 恭子(えのもとやすこ)全鍼師会災害対策委員)愛媛県(堀口 正剛 ほりぐちせいごう 日鍼会危機管理委員会)がそれぞれ3県でおこなってきた災害支援の実際を報告し会場とディスカッションをおこなった。
    長丁場の研修会であったが今回は会場一杯の参加者からの積極的な発表や質問が多く、受講者参加型の研修会で大変有意義であった。DSAM委員会は今後JIMTEF災害医療研修とリンクしてリーダーとなる災害支援鍼灸マッサージ師を輩出すべく階級制を導入しHPに掲載し災害医療関係者に広く周知していく計画を進めていく。
     次回DSAM第3回災害支援鍼灸マッサージ師合同育成講習会は全鍼師会が担当。日時は令和2年12月13日、場所は四国医療専門学校を予定。
    (報告:スポーツ・災害対策委員長 仲嶋 隆史 なかじまたかし)


    7 第13回 JIMTEF(ジムテフ)災害医療研修ベーシックコース 東京開催 募集

    ■主催 公益財団法人 国際医療技術財団(JIMTEF/ジムテフ)/独立行政法人国立病院機構 災害医療センター災害医療に関す
     る知識と技術を有する医療関係者の育成を図ることを目的に標記研修コースを開催します。
    1 日時:令和 元年9月21日(土) 13時~18時20分
              9月22日(日) 9時~15時
    2 会場:独立行政法人 国際協力機構東京センター(JICA東京 幡ヶ谷駅)
    3 受講料:1人 20,000円(お支払方法は受講者決定通知にて)
    4 募集期間:7月12日~8月20日(厳守・事務局取り纏め)
    5 その他:宿泊が必要な場合は各自で手配して下さい。
    ■応募方法■
    受講申込書:JIMTEFまたは全鍼師会ホームページからダウンロード、または事務局に受講申込みの連絡をいただければ申込書をお送りします。FAXまたはメール添付で全鍼事務局まで返信して下さい。取りまとめて提出します。


    8 医者いらず 健康長寿処方箋67

    健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)

    井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!!

    「抗生剤乱用時代と温故知新療法」

     ペニシリンも発見当初は軍の貴重な専用品であったが、第2次世界大戦中に大量産生法が発明され、大戦後の米国ではヒトのみならず鶏や家畜を過密状態で効率よく飼育する為の感染予防目的で大量に使用され始めた。その抗生剤が抗菌作用のみならず家畜の成長を促進して出荷までの期間を大幅に短縮する事が分かり、以後は成長促進剤として大量に使われる様になった。この成長促進効果が世界中の畜産業者に利用される様になり、今では北欧の特定の国を除く大半の業者が抗生剤を大量に使用している。近年、経済大国にのし上がった中国での家畜用抗生剤使用量が世界一となり、それを米国や南米が追いかけている。現在、世界中で生産されている抗生物質の8割以上が家畜の成長促進剤として乱用されている。この為に最新の抗生剤も効かない超多剤耐性菌(スーパーバーグ)が出現して世界に広がり続けている。これらの多剤耐性菌の中には人畜共通の病原菌も含まれており、医療現場への大きな脅威となっている。
     近年、ハイテク医療機器が完備した欧米先進国の医療現場では抗生剤の乱用によるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、シュードモナス、クラブシエラなどの多剤耐性菌が増加し続けている。この為に多剤耐性菌に感染した患者では単純な傷の治療にも抗生剤が使用できず、それによる院内感染の頻度も増加して深刻な非常事態が日常化しつつある。最悪の場合は閉院に追い込まれる事も少なくない。現在、この様な多剤耐性菌に対処する目的で抗生剤とは作用機構が異なる菌制圧法が模索されている。
     塩には優れた抗菌作用があり、生モノを塩漬けにすると腐らないことから食物保存に古くから利用されてきた。これは高浸透圧の塩が細胞の代謝に必要な水を奪って生命活動を抑制する作用に起因する。しかし、傷口に塩を塗ると強烈に痛むので人体の消毒には利用できず、捕虜の拷問などに塩塗布が利用されてきた。砂糖は塩と同様に古くから食物の保存に利用されてきたが、高浸透圧でも痛みを誘起することなく細胞から水を奪って生命活動を抑制する。砂糖はこの様な機序により病源菌の活動も抑制することから傷口の治療法として古くより利用されてきた。砂糖を傷口の治療に用いた歴史は古く、古代イタリアではハチミツと共に湿布に塗って汚れた傷口や切傷を消毒していた。高価な医薬品が買えないアフリカや発展途上国などでは今でも砂糖が民間療法として利用されている。
     最近、アフリカ出身の医師が砂糖の殺菌効果を再検討し、体液が浸出したり壊死組織が残っている傷口に砂糖を塗る治療法が極めて有効である事を示し、入手可能な市販の砂糖が全て強い抗菌作用を示す事を報告した。塩や砂糖と似た抗菌作用のある天然物としてはハチミツも利用可能であり、数千年前から世界中の伝統医療で用いられてきた。現在でもオーストラリアやニュージーランドで生産されるマヌカハニーはかさぶた形成を促進させる目的で傷口の治療に利用されている。マヌカ樹の抗菌成分メチルグリオキサールを含むマヌカハニーは浸透圧的制菌作用に加えて直接的抗菌作用も有している。事実、スプーン数杯のマヌカハニーの経口投与で虫歯菌、歯周病菌、ピロリ菌、およびインフルエンザウイルスなどが有意に抑制される事が報告されている。近年、ピロリ菌の保菌者を抗生剤で一律に除菌するガン予防治療法が進められているが、この除菌法では腸内の共生フローラが無差別に排除されるのみならず、除菌後に様々な有害事象が誘起(ゆうき)される事が判明しつつある。強力な抗生剤で除菌するよりも、腸内フローラの共生関係を障害しない安全な予防治療法が必要である。一方、ハチミツには破傷風菌の胞子が含まれている事もあり、離乳期の乳幼児同様に免疫力の低下している患者には利用できない。天然の治療薬として西洋弟切草(セントジョーンズワート)やニームオイル(西洋センダン)をベースにした軟膏はヒトへの利用が認められており、傷口、潰瘍、床ずれの処置などに利用されている。AIやハイテクロボットによる診断や治療法がクローズアップされている現代医療でも、感染症は未だに最大の脅威であり続けている。20世紀後半はペニシリンをはじめとする抗生物質が医学の黄金時代を築いたが、患者への安易な投与と畜産業界による乱用により様々な超耐性菌が出現し、再び抗生剤誕生以前の感染症脅威時代を再来させつつある。この様な時代には抗生剤とは異なる制菌作用を有する温故知新的な予防治療法の再評価が必要である。農業における農薬乱用、医療における抗生剤乱用、そして環境から微生物や臭いを徹底的に排除する不潔恐怖症的生活様式を再考する事も今世紀の大切な医学的課題である。


    9 Dr.タコの外来小咄(112)

     少子高齢化の最先端を行くわが町ですが、最近子どもも減りましたが、お年寄りも減っていると感じます。老人ホームは満員ですが、ショートなどでは半分しか居ない施設も。外来も寂しくなり、医院の将来も危ぶまれる(!?)昨今、外人の姿が目立ちます。日本の近未来を体験していますよ、ある意味。

    ◎いなかなまりの会話
    地元のおまつりに「アメッコ市」というのがあります
    この日にアメを食べると一年中カゼをひかないそうで(医者泣かせです)、このへんではこの手のお祭りが多いですネ
    「犬っこまつり」「もちっこ市」「花っこ市」など「っこ」をつけるのが好き(?)なんですね
    事務が受付で患者さんに薬を渡しています
    「これ新しいクスリっこです。袋さ、なまえっこ書いてあるがら間違えないで。これ、おつりっこ、かばんこさちゃんと入れでね」
    ものをだいじにする考えから「こ」をつけるそうな

    ◎どっちかだけにしてっ
    郊外ではドラッグストアの大型店が当たり前に目薬を買いに行ってびっくりしました
    入り口には自動販売機が立ち並び、ビールやウイスキーやらワインが沢山積まれているではないですか、もちろんタバコも販売しています
    その奥には「飲み過ぎに○○」の胃腸薬が並び
    そりゃある意味酒もタバコもドラッグだけど・・
    ぶつぶつ言いながらお酒と胃薬をついでに買ったタコでした

    ◎単刀直入にお願いします
    「先生、NT◎ナントカというところからお電話です」
    「ボクに?」
    「ええ、通信担当の方お願いしますというので」
    「かわりました、どういうご用件でしょう」
    「そちらでは毎月の電話料金の請求書はどういったところから行っておりますでしょうか?」
    「あのう、忙しいので用件をお願いします」
    「新しく基本料金が割引になるサービスが始まりまして、そちらでは(中略)ここまでのところご理解頂けましたでしょう
     か?」
    「いいえ、残念ながらわかりません」ガチャン
    「何かの勧誘ですか?」「はい」「では結構です」が手っ取り早い

    ◎最高のプレゼント
    「君に人生最高のプレゼントをあげよう」
    「どうしたんだ急に、で、何をくれるんだい」
    「人生最高のものってなんだと思う?」
    「モノやカネじゃないよな」「もちろん」
    「‘愛’とか言い出すんじゃないだろうな?」
    「間違いではないけど」「えっ、なんだろう」
    「実はもう受け取ってるんだ」「もうもらってる!」
    今(present)ここにいること。在る(present)こと。それがいつももらっているプレゼント(present)なのさ!
    +++++
    ドクター タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。


    10 介護の言葉(1)

     専門用語って「聞いたことはある」けれど、正確に説明しようとすると難しいものです。もう一度介護の用語を確認しなおして、多職種連携に役立てましょう。
    ●介護保険
     介護保険を利用するには認定調査が必要となります。介護保険利用希望の方がいましたら、まずはお住まいの市町村の介護保険担当窓口を紹介いたしましょう。
     申請から介護度の認定が出るまでには1カ月程度かかりますので注意が必要です。
     介護認定が出たらケアマネジャーを決めます。市町村の窓口でケアマネ事業所の一覧表は貰えますが、どのケアマネがいいとかは紹介してもらえないので、あらかじめ評判のいいケアマネ事業所を探しておくことをお勧めします。

    ●介護度(要介護状態区分)
     介護度は、その人にどれ位、介護サービスを行う必要があるか?を判断するものです。
     軽い順から非該当・要支援1~2・要介護1~5の8段階に分かれています。
     介護度によって介護保険の利用限度額が変わります。認定期間は原則6カ月ですが更新により上限36カ月まで延長されることもあります。
     認定結果に不服がある時や、認定期間内でも心身の状態が悪化・重度化した場合は「審査請求」や「区分変更の申請」などをすることにより介護度が変更されることもあります(変更されない場合もあります)。

    ●ケアマネジャー(介護支援専門員)
     ケアマネジャーとは介護保険制度に基づいて担当利用者のケアマネジメントをおこなうことを業とします。ケアマネ試験受験資格は該当の国家資格(医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師、柔道整復師、栄養士、管理栄養士、精神保健福祉士)に基づく業務経験5年が必要となります。なりたくてもなかなか受験資格を取得するのも難しくなっております。ケアマネ業務につかなくともケアマネ資格を持つことによる社会的信用や多職種連携に絶大な効果を発揮します。
     今後、もっともっと鍼灸マッサージ師のケアマネジャーが増えることを期待します。(介護委員会)


    11 あはきミニTopics

    「診療ガイドライン」第2回

    あはき施術が掲載されているガイドラインはどれ Part1
    -あはき(主にはき)施術を推奨している診療ガイドライン-

     前回(303号)は、「診療ガイドライン(以下 GL と記します)」とはなにかについての説明をさせていただきました。GLは現代医療において診療行為をおこなう上での重要な指針となっており、殆どの医療関係者(特に医師)は、自分の守備範囲に関する症状、疾患に対するGLを日常業務で用いていると考えられます。我々あはき師も医師達による医療と伴走あるいは独走など様々に医療との関わり方はありますが、扱っている患者様の訴え(症状)は、医師達による医療と同様のものに対する施術と考えられます。GLを熟知していれば、全てが解決する訳ではありませんが、例えば医師等から施術の妥当性について問われたときに、その症状・疾患のGLについての知識があればGLでの推奨度を伝えることができると思います。
    では実際にあはき(主にはき)に関する記載があり、推奨されているGLについて紹介させていただきます。

    ★推奨度があり、鍼灸が推奨されているもの (2019年1月)
    №、疾患、報告年、ガイドライン名称、作成者、出版社/書誌情報の順番で記載
    1、上腕骨外側上顆炎(がいそくじょうかえん)、2006、上腕骨外側上顆炎(がいそくじょうかえん)診療ガイドライ
      ン、編集:日本整形外科学会診療ガイドライン委員会/上腕骨外側上顆炎ガイドライン策定委員会、南江堂
    2、腰痛、2012、腰痛診療ガイドライン2012、監修:日本整形外科学会/日本腰痛学会 日本整形外科学会診療ガイド
      ライン委員会、腰痛診療ガイドライン策定委員会、南江堂
    3、妊娠出産、2012、エビデンスに基づく助産ガイドライン-分娩期2012、日本助産学会、日本助産学会誌26巻
      別冊(2012)
    4、非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)、2012、非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)診療ガイドライン、日本口腔
     (こうくう)顔面痛学会、日本口腔(こうくう)顔面痛学会雑誌 4(2),0-88,2012
    5、慢性頭痛、1,一次性頭痛「薬物療法以外にどのような治療法があるか」、2,「頭痛診療においてチーム医療は必要
      か」、2013、慢性頭痛の診療ガイドライン2013    監修:日本神経学会、日本頭痛学会 編集:慢性頭痛の診療ガ
      イドライン作成委員会    医学書院
    6、線維筋痛症(せんいきんつうしょう)、2013、線維筋痛症(せんいきんつうしょう)診療ガイドライン2013、日
      本線維筋痛症(せんいきんつうしょう)学会 編集、日本医事新報社
    7、妊娠出産(産痛の緩和)、2013、科学的根拠に基づく 快適で安全な妊娠出産のためのガイドライン2013年版、
      編集:厚生労働科学研究 妊娠出産ガイドライン研究班、金原出版
    8、過活動膀胱、2015、過活動膀胱診療ガイドライン[第2版]、日本排尿機能学会 過活動膀胱診療ガイドライン作成
      委員会、RichHillMedical
    9、線維筋痛症(せんいきんつうしょう)、2017、線維筋痛症(せんいきんつうしょう)診療ガイドライン2017、日
      本線維筋痛症(せんいきんつうしょう)学会 日本医療研究開発機構線維筋痛症(せんいきんつうしょう)研究班、日本
      医事新報社
    以上が現在確認できている、あはき(主にはき)に関連する記載があるGLとなります。次回は、あはきに関する記載はあるが、推奨していないGLを紹介いたします。
    「鍼灸の記載がある日本の診療ガイドラインの調査(2019年1月)関西医療大学 若山 育郎(わかやまいくろう)、深澤 洋滋(ふかざわようじ)、川﨑 寛二(かわさきかんじ)*(* 現 金沢大学附属病院東洋医学科)」より改編


    12 鍼灸師のための機能訓練指導員スキルアップ研修講座【(公社)日本鍼灸師会】

    1日目(9月15日 受付:9:00から) 講義:9:20から17:00
     [内容]認知症(認知症サポーター養成講座)、機能訓練指導(員)・介護予防運動指導(員) 概論、リハビリテーショ  ン概論・IFC、評価方法(基本チェックリスト・バーセルインデックス・SF-8)
    2日目(9月16日)講義・演習:9:00から17:00
     [内容] 評価方法(体力測定・MMSE・MMT・居宅訪問チェックリスト・興味関心チェックリスト)、ケアマネジメント 概論・介護福祉概論、栄養・口腔機能・行動科学、個別機能訓練加算Ⅰ(自立支援) 個別機能訓練加算Ⅱ(生活行為向  上)、プログラム作成実施(個別指導)・機能訓練団体運動指導、まとめ
    【主催】 (公社) 日本鍼灸師会
    【会場】 新潟県上越市福祉交流プラザ(旧高田盲学校) 最寄り駅:JR上越妙高駅
    【募集人数】 50名
    【受講料】会員 20,000円 一般30,000円 学生10,000円 介護予防運動指導員20,000円 日鍼会主催介護予防
                   運動指導員養成講座受講済者10,000 円
    ※第1日目の認知症サポーター養成講座のみの受講も可能です(無料)
    修了証については、2日間受講の方には(公社) 日本鍼灸師会より機能訓練指導員および介護予防運動指導員研修修了証を発行します。(※注:介護施設においての6カ月研修にかわるものではありません)。
    ※介護予防運動指導員の方は第2日目のみの参加で認定されます。
    ※同時開催:介護予防運動指導員スキルアップ研修講座・認知症サポーター養成講座(※受講者にはオレンジリングを進呈します。)
    ※申込書は(公社)日本鍼灸師会ホームページをご覧ください。
    (地域ケア推進委員会)


    13 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

    各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
    詳細・申込については各師会(しかい)事務所へお問い合わせ下さい。
    (変更等がある場合もありますので事前にご確認下さい)
    なお、全鍼師会HP:トップページ内「事務局より」もご参照下さい。
    月日、師会(しかい)名、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位の順番で記載

    8月4日、岩手、10時から15時、アイーナ、鍼灸マッサージ県民公開セミナー2019、可、無料、6単位
    8月4日、山形、10時から16時30分、山形市山形テルサ、介護予防および災害支援について、スポーツ障害と鍼灸マッサージ、可、1,000円、7単位
    8月4日、福島、10時から15時15分、郡山市中央公民館、地域健康つくり指導者研修(1)、可、無料、6単位
    8月4日、石川、10時30分から12時30分、石川県立盲学校、加賀・三策塾、可、無料、2単位
    8月4日、長野、10時から12時、松本盲学校、松本盲学校理療部公開講座、不可、無料、3単位
    8月4日、静岡、10時から15時30分、沼津労政会館、食と健康、五行論を意識した食生活、可、無料、6単位
    8月4日、大阪、10時から15時40分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、無料、6単位
    8月4日、兵庫、10時30分から16時、ウイズあかし、肺癌の最新医療、生活習慣病に対する鍼灸治療、可、会員無料 会員外1,000円、6単位
    8月10日、長野、10時から11時、松本盲学校、松本盲学校理療部公開講座、不可、無料、1単位
    8月11日、福井、14時から16時30分、ハピリンホール、日本人の自然観と日本の風景美、可、無料、3単位
    8月11日、愛媛、10時から16時、松山市総合コミュニティセンター、鍼灸マッサージの日、可、無料、2単位
    8月18日、青森、10時から15時15分、青森市 県民福祉プラザ、組織学的理解を深めた徒手技術講習会、可、3,000円、6単位
    8月25日、宮城、13時から14時、トークネットホール仙台、家庭でできる気功術、可、会員500円 学生・一般 無料、1単位
    8月25日、宮城、14時30分から17時、経営に役立てよう!IT基礎講座、患者さんと向き合う…患者さんからの痛みの伝え方、聞き方の工夫、不可、会員2,000円、3単位
    8月25日、福島、8時から13時、会津大学、うつくしまトライアスロンinあいづ ボランティアマッサージ、可、無料、5単位
    8月25日、栃木、10時から15時、宇都宮市北生涯学習センター、姿勢と内臓の相関、可、無料、6単位
    8月25日、富山、10時から16時、富山県鍼灸マッサージ師会館、しびれの診断推論、可、10,000円(予約制)要問合せ、4単位
    8月25日、大阪、12時30分から15時40分、大阪府鍼灸マッサージ会館、東大病院リハビリテーション部 鍼灸治療における最新研究1・2、可、1,000円(資料代)、4単位
    8月25日、兵庫、10時30分から16時、兵庫県民会館、腸内フローラpart2~健康・疾患と腸内細菌との関係~、排尿障害に対する鍼灸マッサージ、可、無料、6単位
    8月25日、和歌山、10時から12時15分、和歌山県鍼灸マッサージ会館、スポーツマッサージ研修、不可、無料、3単位
    8月25日、山口、10時から15時15分、新南陽ふれあいセンター、訪問鍼灸マッサージの現状とその実際、可、会員2,000円 会員外2,500円 学生1,500円(昼食込)、6単位
    8月25日、佐賀、9時45分から15時30分、メートプラザ佐賀、炎症性腸疾患ー最近の知見と長期経過における発癌の問題ー、障がい者スポーツ、可、会員3,500円 会員外10,000円 学生 無料、6単位
    8月29日、長野、15時から17時、松本盲学校、松本盲学校理療部公開講座、不可、無料、3単位
    9月1日、山形、13時30分から17時、山形市福祉文化センター、山形まるごとマラソン「鍼灸ボランティア」総括、選手ケアの理論と実技、診察・診断とカルテの記入法、可(有資格)、県師会会員無料 会員外1,000円、6単位
    9月1日、福島、6時45分から10時30分、伊達市保原中央交流館前、伊達ももの里マラソン大会ボランティアマッサージ、可、無料、5単位
    9月1日、福島、10時から15時15分、福島市内、地域健康つくり指導者研修(2)、可、無料、6単位
    9月1日、富山、13時30分から15時45分、富山県鍼灸マッサージ師会館、統合医療のことについて、可、1,000円、3単位
    9月1日、石川、10時30分から12時30分、石川県立盲学校、加賀・三策塾、可、無料、2単位
    9月1日、大阪、10時から15時40分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、無料、6単位
    9月1日、鳥取、10時30分から15時30分、鳥取市障碍者福祉センター さわやか会館、中国伝統医療の宇宙論・日本鍼灸の鏡として『黄帝内経』読む、可、会員1,000円 会員外2,000円 一般無料、5単位
    9月1日、広島、9時から16時、廿日市市スポーツセンター、廿日市市スポーツ大会施術ボランティア活動、不可、無料、5単位
    9月1日、山口、10時から15時30分、山口小郡地域交流センター、受領委任払い制度の現状と将来像、膀胱炎と頻尿、前立腺がんとその対策と予防、可、会員1,500円 会員外3,000円、5単位
    9月8日、岩手、9時30分から15時、岩手県立盛岡視覚支援学校、腰部脊柱管狭窄症の診かたと鍼灸手技療法、不可、1,000円、6単位
    9月8日、宮城、13時から17時、仙台市荒町市民センター、変動経絡検索法入門、一症例からスキルアップのヒントを探る、可、会員2,000円 一般3,000円 学生無料、5単位
    9月8日、茨城、13時から17時30分、茨城県立盲学校、症例報告会、明日から使える!実践『Mーtest』診断即治療、可、会員2,000円 会員外5,000円 学生1,000円 付添500円、6単位
    9月8日、広島、10時から15時、広島市南区民文化センター、悪性疾患・難治性疾患の鑑別法と治療、可、会員1,000円 会員外4,500円 学生2,000円、5単位
    9月8日、鹿児島、10時から15時、かごしま県民交流センター、頭痛・顔面神経麻痺に対する鍼灸手技療法の最近の進歩~病態に基づく神経・筋・椎間関節に対する治療の実際~、可、県師会会員外3,000円、5単位
    9月15日、青森、10時から14時30分、弘前市社会福祉センター、自律神経、治療のヒント頚椎疾患、可、無料、5単位
    9月15日、埼玉、10時30分から16時、川口友愛センタービル、解剖学講義、可、会員5,000円 会員外10,000円 学生1,000円、6単位
    ※研修単位は会員のみ


    14 ★お知らせ★

    ○夏期休館のお知らせ 8月10日(土)より8月15日(木)まで全鍼師会会館を休館させていただきますので、よろしくお願いいたします。
    (事務局)


    15 協同組合ニュース

    2020年ヘルシーライフカレンダーのご案内
     暑い毎日ですが、早いもので来年のカレンダーのお申込みを受付ける時期となりました。人気の「健康ツボカレンダー」「生活習慣病予防カレンダー」の他、澄んだ海の青さで心が休まる「リラクゼーションブルー」、可愛い犬や猫が豊かな表情で楽しませてくれる「ペットランド」など 多種多様な商品を取り揃えております。また、無料にて治療院名、ご住所などの印字も承ります。新しい時代の年末のご挨拶に是非ご利用下さい。
     申込書付きパンフレットご希望の方は、協同組合・購買担当までご連絡下さい。お待ちしております。
    TEL :03-3358-6363 FAX :03-3359-2023
    Mail :jamm@jamm.or.jp


    16 編集後記

     「エレベーターテスト」は、説明力をつけるトレーニング法で、“エレベーターに居合わせた重役に30秒間で自分のアイデアをいかにアピールできるか”というシリコンバレー発祥の方法です。ポイントは話す順序。“大きいことから小さいことに”が基本で、(1)まず結論:「A社と取引が決まりました。」(2)簡潔な説明:「いついつ納品で〇〇を△個受注しました。」(3)補足、まとめなど:「ご希望であれば詳細を後ほどご説明いたします。」という風に、伝えたいことを30秒以内にまとめます。ビジネスの場面では、「簡潔に説明すること」が求められます。しかし現実には、説明を聞きながら「結局何が言いたいの?」と思ってしまったり、話が長く、途中で会話を遮りたくなったりすることがあります。結論がなく、自分目線の主張ばかりで、話がいつ終わるか分からないのは困りますよね。話す前に「相手の視点から」考えて「相手にどうしてほしいのか?」にポイントを置いて結論から話すこと、その説明も「ポイントは3つあります。」という具合に全体像をまず示してから各論を簡潔に伝えることが大切と言われます。ただし、話を要約すると誤解を招く可能性も高まりますので注意が必要です。広報IT委員会でも、このような基本を意識しながら毎号、新鮮な情報の編集に取組んでいきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
    (広報IT委員長:廣野 敏明 ひろのとしあき)
    以上本文


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    ◇全鍼師会 110番補償制度 好評発売中!
    この制度は会員の先生方が、安心して日常の業務に専念いただけるよう、不慮の施術事故をはじめ院内施設の不備や日常生活中の事故により損害賠償責任を負った時に、その損害をお支払いするものです。
    ※会員以外の方は加入できません。(更新日6月1日)

    ・掛金と補償額についてはお問合せ下さい。

    お問合せ:日本鍼灸マッサージ協同組合
    TEL:(03)3358-6363
    ■元受保険会社 三井住友海上火災保険株式会社

    ◇学校法人呉竹学園
    呉竹学園は、時代に適応した人材を育成し社会に貢献する努力を続けます
    設置学科: 鍼灸マッサージ科 鍼灸科 柔道整復科
    鍼灸マッサージ教員養成科(東京医療専門学校のみ)
    http://www.kuretake.ac.jp

    <東京医療専門学校>
    〒160-0008 東京都新宿区三栄町3番地
    TEL03-3341-4043
    <呉竹鍼灸柔整専門学校>
    〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-7-24
    TEL045-471-3731
    <呉竹医療専門学校>
    〒330-0854 さいたま市大宮区桜木町1-185-1
    TEL048-658-0001
    以上広告





    発行所 〒160-0004 東京都新宿区四谷 3-12-17
    全鍼師会(ぜんしんしかい)会館内
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
    TEL.03-3359-6049 FAX.03-3359-2023
    全鍼師会
    ホームページURL  http://www.zensin.or.jp
    E-mail   zensin@zensin.or.jp
    協同組合
    ホームページURL  http://www.jamm.or.jp
    E-mail    jamm@jamm.or.jp
    名称   鍼灸マッサージ情報誌  月刊東洋療法
    代表者   伊藤 久夫(いとうひさお)
    郵便振替 00160-8-31031
    銀行口座 りそな銀行 新宿支店 普通口座 1717115
    名義/公益社団法人  全日本鍼灸マッサージ師会

    発行人   伊藤 久夫(いとうひさお)
    編集人/広報IT委員長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
    購読料   3,600円  〒共(会員は会費より)

    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」となります

    以上