2020.04.01 (水)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法 312号

    月刊東洋療法312号

    月刊東洋療法312号(4月1日号)
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会


    目次

    *****
    1  あはき療養費の受領委任取り扱いの施術管理者の要件について厚生労働省・通知)
    2  新型コロナウイルス感染拡大防止に関する施術者対応について
    3  【あはき療養費】2月末3月末まで有効の同意書は4月末まで延長されます。
    4  災害対策委員会 第25回日本災害医学会に参加して
    5  ICD-11 伝統医学章 新設記念講演会報告
    6  医者いらず 健康長寿者処方箋(75)「スペインの貴婦人とコロナのインフォデミック」
    7  Dr.タコの外来小咄(120)
    8  認知症ミニ講座(47) 認知症の予防
    9  あはきミニTopics 古くて新しいお灸と養生のお話し
    10 FOCUS 感染症の流行
    11 令和2年度 定時総会開催のお知らせ
    12 令和2年度 行事カレンダー(予定)
    13 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    14 協同組合ニュース
    15 編集後記
    *****
    以下本文


    1 あはき療養費の受領委任取り扱いの施術管理者の要件について            
    【厚生労働省・通知】

     令和3年1月から、「はり師」、「きゅう師」および「あん摩マッサージ指圧師」が療養費の受領委任を取り扱う「施術管理者」として地方厚生(支)局に新たに申し出する場合、実務経験と研修の受講が必要となります。
     「施術管理者」になるための要件は、これまでは国家資格(免許)のみでしたが、令和3年1月から、「実務経験」と「研
    修の受講」についても必要であり、過去に施術管理者の経験がある方も、令和3年1月以降、新たに申し出する場合、「研修
    の受講」が必要です。

    ■実務経験について
     国家資格の取得後、施術所での実務経験が1年間必要となります。
     ※施術所では他のはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師と一緒に勤務する必要があります(令和2年12月以前の期
    間を除く)。
    ■研修の受講について
     研修については、施術管理者として適切に保険請求をおこなうとともに、質の高い施術を提供できるように、以下の研修時
    間、研修内容とします。

     研修の時間:16時間、2日間以上
     研修の内容:(1)職業倫理
           (2)適切な保険請求
           (3)適切な施術所管理
           (4)安全な臨床

    ★ ただし、以下の方は特別に申し出をおこなうことが可能です。

    a. 取り扱い開始当初の特例
    1.対象者
     令和3年1月1日から令和3年12月31日までの期間において、新たに施術管理者となるための要件のうち実務経験は有
    しており、研修は受講していないが、施術管理者として受領委任の申し出をおこなう方
    2.内容
     申し出に際し、受領委任の申し出をおこなった日から1年以内に研修を受講し、「施術管理者研修修了証」の写しを提出す
    る旨を確約した「確約書(施術管理者研修)」を添付することにより、受領委任の申し出が可能です。
    《注意》受領委任の申し出をおこなった日から1年以内に「施術管理者研修修了証」の写しを提出しなかった場合、受領委任
    の取り扱いを中止します。その場合、その後、2年間、受領委任の申し出をおこなうことができません。

    b. 施術管理者が死亡した場合の特例
    1.対象者
     施術所の施術管理者が死亡し、その際にその施術所に勤務する施術者として申し出されており、その施術所の施術管理者と
    して受領委任の申し出をおこなう方
    2.内容
     ア 実務経験を有していない方
      申し出に際し、受領委任の申し出をおこなった日から速やか(遅くとも2年以内)に実務経験の期間を有し、「実務経験
     期間証明書」の写しを提出する旨を確約した「確約書(実務経験)」を添付することにより、受領委任の申し出が可能で
     す。
      《注意》受領委任の申し出をおこなった日から速やか(遅くとも2年以内)に「実務経験期間証明書」の写しを提出しな
     かった場合、受領委任の取り扱いを中止します。その場合、その後、2年間、受領委任の申し出をおこなうことができませ
     ん。
     イ 研修を受講していない方
     上記a の「2.内容」と同じ


    2 新型コロナウイルス感染拡大防止に関する施術者対応について           
     会長 伊藤 久夫(いとうひさお)

     ここ数カ月にわたり、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響が各地で広がっており、鍼灸マッサージの業務に関しても
    院外施術(訪問施術)現場への影響が拡大しつつあります。
     高齢者が感染した場合の悪化リスクが高いことから、施設、ならびに在宅施術の現場におきましては、普段より衛生面の徹
    底が強く求められております。
     医師の同意により、必要性があり施術がおこなわれているものの、施設側としてのリスクを避けるためにやむを得ず出入り
    禁止になる施設も徐々に増加しています。
     ある地域では、訪問施術の担当者が、手指消毒やマスクの着用をしていなかったという医療関係者からの苦情が入っている
    とのことです。鍼灸マッサージ業界全体に影響が出る事案です。
     当会ホームページには、厚生労働省からの最新情報や大学病院から提供された動画で「新型コロナウイルス感染症に対する
    個人防護具の適切な着脱方法」や「福祉・介護施設における新型コロナウイルス感染症の対策」を紹介しております。
     是非ご覧になって適確な情報を把握されるとともに、医療従事者の心得として、手洗い、マスクの着用は当然のこととして
    自らが媒体とならないよう、細心の注意を払って対応していただきますようお願いいたします。
    (全鍼師会ホームページより)


    3 「あはき療養費」2月末3月末まで有効の同意書は4月末まで延長されます!      
    【厚生労働省・事務連絡】

     「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」(令和2年2月25日)において「感染防止の観点から、極力、医療機関を
    受診しなくてもよい体制をあらかじめ構築する」とされたことを踏まえ、下記の事務連絡がありましたのでお知らせします。

    1 同意の取扱い
    (1)はり、きゅう及びあん摩マッサージ指圧(変形徒手矯正術を除く。)の再同意
      前回交付の同意書に基づく支給可能な期間の最終日が令和2年2月25日から4月末までである場合 において、支給可
     能な期間を超えた日から令和2年4月末までの期間に受けた施術については、引き続き療養費(施術報告書交付料をむ。)
     の支給対象となる期間と認めること。
      なお、さらに引き続き施術の必要がある患者は、遅くとも令和2年4月末までに医師の診察を受け、同意書(当該診察日
     以降の交付年月日であるもの)の交付を受けること。
    (2)変形徒手矯正術の再同意
      医師の診察は、電話等を用いたもので差し支えないこと。
      また、臨時的な取扱いであるため、当該診察に基づく再同意は、患者が実際に医師から同意を得ておれば、同意書の交付
     は要しないこと。
      なお、当該診察及び同意の取扱いは、令和2年4月末までの取扱いであること。
      施術報告書については、医師の再同意に資するものであり、施術報告書が交付された場合、電話等を用いた診察の前に医
     師に送付するか又は電話等を用いた診察に際し患者が内容を伝えることが望ましい。
      保険医療機関は、医師が電話等を用いた診察を患者に行った場合、電話等再診料を算定でき、当該診察に基づく療養費同
     意書交付料は算定できないこと。
    (3)初回の同意(変形徒手矯正術を含む。)
      従来どおり、医師の診察及び同意書の交付が必要であること。

    2 療養費支給申請書の取扱い
     上記1(1)により療養費支給申請書(以下「申請書」という。)に同意書を添付できない場合、前回交付の同意書の内容
    を申請書の「同意記録」の各欄に記載し、申請書の「摘要」欄等に添付できない具体的理由(「新型コロナウイルスの感染防
    止のため医療機関を受診していない」等)を記載すること。
     また、上記1(2)により申請書に同意書を添付できない場合、電話等を用いた診察に基づく同意の内容を申請書の「同意
    記録」の各欄に記載し、申請書の「摘要」欄等に添付できない具体的理由(「新型コロナウイルスの感染防止のため電話で診
    察及び同意を受けた」等)を記載すること。

    3 施術録の取扱い
     施術録の取扱いについては、「はり師、きゅう師及びあん摩マッサージ指圧師の施術に係る療養費に関する受領委任の取扱
    いについて」(平成30年6月12日保発[ほはつ]0612第2号)の別添1「受領委任の取扱規程」の21に基づき、受領
    委任を取り扱う開設者及び施術管理者が施術録を整理し、施術完結の日から5年間保存する(同意書の写しを含む。)ことと
    しているが、上記1(1)(2)により申請書に同意書を添付できない場合、施術管理者は、上記2の申請書への記載内容を
    施術録にも記載すること。

    4 その他
     この取扱いは、新型コロナウイルス感染症の発生という事態を踏まえた臨時的なものであることから、この取扱いも含め、
    引き続き関係通知等を遵守し療養費支給の適正化に努めるものであること。                   以上


    4 災害対策委員会報告 第25回日本災害医学会に参加して

     令和2年2月20日~22日、神戸国際会議場で開催された第25回日本災害医学会にDSAM(ディーサム)から8名参
    加。その中2名が口演発表、4名がポスター発表をおこなった。(全鍼師会[ぜんしんしかい]からは朝日山[あさひやま]、榎
    本[えのもと]、成田[なりた]、古田[ふるた]各先生が発表)
     今回、新型コロナウイルスの事で世の中が混乱し、開催自体に賛否がある中、全国から災害関連医療従事者をはじめ関係者
    が集まったが、新型コロナウイルス対応で、DMAT(ディーマット)や関係されている多くの方々の講演と発表の取り下げが
    あるなど、現況をリアルに感じた学会であった。今回コロナウイルスに果敢に立ち向かっている先生方を応援する意味でも開
    催を踏み切ったとのこと。
     また新型コロナウイルスによる肺炎に対応した医療関係者が職場でいじめや、その子どもが保育園・幼稚園に通うのを自粛
    するよう求められたりする事態が起きているとして、日本災害医学会は「看過できない行為。もはや人権問題」とし、抗議す
    る声明を発表した。
     急遽予定を変更しての緊急特別講演「新型コロナウイルス(COVID-19)感染症日本でいま起こっていること」を重症急
    性呼吸器症候群(SARS:サーズ)や高病原性鳥インフルエンザの発生時、世界保健機関(WHO)の短期専門家として海外
    で活動した新潟大学大学院の斎藤 玲子(さいとうれいこ)教授が務めた。
     斎藤(さいとう)教授は日本の現状を「誰から感染したか分からない人が増えつつあり、感染拡大期に入ったと考えられるこ
    と、さらに病院・医療関係者は非常にリスクが高く、院内感染が一定程度出ると、医療崩壊を招く恐れがある」と説明した。
     2009年の新型インフルエンザ流行時には、発熱外来が“パンク”したことなどを例に挙げ、「軽症者は拡散防止のため自
    宅待機を」と強調。「病床は重症者のために確保することが必要」と訴えた。
     また、新型コロナウイルスの感染者1人が広げるのは2~3人で、季節性インフルエンザと同程度の感染力とする見方を示
    し、予防にはアルコール消毒はエチルアルコールが効果的、流水で15秒以上の手洗いが有効、死滅温度は85度でアイロン
    など有効。逆にマイナス温度では死滅せず、と解説。飛沫(ひまつ)感染についても、会話によってもつばは1メートルほど
    飛ぶとして、マスクをするなどの注意を呼びかけた。国外では薬については国内で使われていない薬やHIV抗ウイルス薬など
    が有効と言われているが、現在日本国内では効果的な薬はないと解説した。
     DSAMの発表は「平成30年7月豪雨」に対するDSAMの「健康支援活動~仮設フェーズにおける鍼灸マッサージ施術の有
    用性~」をDSAM委員長 矢津田 善仁(やつだよしひと)氏(日鍼会[にっしんかい]危機管理委員長)、「東洋医学に基づく
    養生指導」をDSAM顧問 堀口 正剛(ほりぐちせいごう)氏(日鍼会危機管理委員)が一般演題で口演し、会場や座長から
    高評価を得ることが出来た。
     ポスター発表は全鍼師会災害対策委員の「現場で培う繋ぐ力」を榎本 恭子(えのもとやすこ)氏、「災害支援にむけての
    アンケート調査」を古田 高征(ふるたたかゆき)氏、「仮設住宅・復興住宅における鍼灸マッサージ施術とサロン活動の意
    義」を朝日山 一男(あさひやまかずお)氏、「被災地でのサロン活動についての報告」を成田 卓志(なりたたかし)氏が
    務め、司会者から慢性期に至る活動の重要性、生活不活発病予防の観点から我々の活動を高く評価され、PTや医師から取り
    入れたいがどう動いたらいいのか教示してほしいなど質問された。
     今回の学会は新型コロナウイルスに対応するため、各所にアルコールが置かれ、来場者にはマスク着用を促し、懇親会は中
    止となり、災害医学会らしく予防に徹していた学会であった。そして全鍼師会の会員が他学会で学会発表をおこなったことは
    大変意義があることと思う。
     また、やみくもに不確かな情報をうのみにせず、正しい知識をつけ情報共有の大切さを改めて学べた。
     次回は令和3年3月15日~17日国際医療福祉大学 東京赤坂キャンパスで開催予定。我々DSAMも今回同様発表を目指していきたい。
      (報告:災害対策委員長 仲嶋 隆史 なかじまたかし)


    5 ICD-11 伝統医学章 新設記念講演会報告

     日時:2月20日(木)15時~17時50分  
     場所:東京都千代田区神田錦町 学士会館
     特別講演:
     1. 武見 敬三(たけみけいぞう)氏(参議院議員)
     2. Nenad Kostanjesk (ネナード氏)
    (WHO Technical Officer, Data Standards and Informatics Department ofInformation, Research and Evidence)

     昨年5月、WHO総会で伝統医学の章を含むICD-11が承認されました。今回の改訂では、西洋医学用語だけの分類項目に
    加え、新たに伝統医学用語の項目が入ることになりました。これにより日本伝統医学の独自性の根拠が得られ、医療の中で日
    本伝統医学の地位向上が期待されることは私達日本の伝統医学に携わる者にとっては悲願でありました。こうした結果は、今
    後更なる日本国民の健康維持・増進につながると存じます。また、これからはICHI(医療行為の国際分類)は、世界で標準
    的に使用できる分類レベルを作成する必要があります。
     この作成した分類レベルを基に、各国で独自に使用することも可能であります(※世界標準分類を基に、その下に日本独自
    の分類も付加できる)。
     これにより医療経済学的な国際比較や各国独自の分析も可能となります。
     例えば、米国では、戦場における痛みや、精神的ストレス、PTSDに対して鍼を活用しています。このことは目的が明確で
    あり、疾病と鍼との関連があります。
     また、米国では6~7州で認められた鍼のクリニカル・ガイドラインがあり、保険適応疾患に対する治療方法が決まってい
    ます(シンプルに作られている)。
     なお、左記の例は、国にとって国家資源となるために活用されています。
    (つまり、具体的な目的が明確にあるために、それに従ってICHIが作られている。)ICHIは、米国の鍼のクリニカル・ガイ
    ドラインを参考にして作られているため、対応する疾患が少ないようです。
     WHOはICHIを2020年に公表したいと考えていますが、リソースがありません(資金不足)。
     ネナード氏は、個人的見解として、ICHIは小さな所から、確実に始めていくことが大事である。少ない項目でも、どこま
    で広げるか、深めていくのかが重要。
     但し、ビジョンは大きく持つことが大事であり、そのほうが人も集まり、お金も集まる可能性があると述べていました。
     また、航海に例えて「最初から心配するよりは、大きな希望を持って進むことが大事である」と私達の志と行動が大切であることを教えていただきました。
     当日参加者:副会長 長嶺 芳文(ながみねよしふみ)、介護委員長 狩野 裕治(かのうゆうじ)、学術委員長 小川 眞悟
    (おがわしんご)。
     (報告:学術委員長 小川 眞悟 おがわしんご)


    6 医者いらず 健康長寿処方箋(75)

     健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)

     井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史と
    いう大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博していま
    す。ぜひ貴師会でも!!
    ご連絡はURLより。http://www.inouemasayasu.net

    「スペインの貴夫人(きふじん)とコロナのインフォデミック」

     2019年暮に新型コロナウイルスCOVID-19が武漢を襲い、瞬く間に世界中へ拡散した。翌年3月上旬までに中国を中
    心に100ヵ国以上で約11万人の感染が確認されて約3,800人が死亡した。イタリアでは7,375人が罹患して366
    人が亡くなり、韓国では6,284人中42人が死亡した。日本でもクルーズ船を除く495人の感染が確認され、高齢者を
    中心に8名が亡くなった。その後も感染は拡大し続けて3月18日には150ヶ国以上で約21万人の感染者と8,784人
    の死者が確認され、多くの国々が非常事態宣言を出している。現時点ではCOVID-19の死亡率(1~3%)はインフルエン
    ザ(0.01%)より遥かに高いと思われているが、“PCR検査を受けていない無症状感染者”も多いので実際の致死率はかな
    り低いと考えられる。ヒト型コロナウイルス(HCOV)には4種類が知られており、大半の幼児はこれらに感染して抵抗力を
    獲得している。その多くは無症状で経過するが、偶に発症すれば“風邪”に罹ったと診断される。“風邪は万病の源”であり、特
    に高齢者では肺炎で死亡する事が多い。HCOVと2002年広東省で発生して約8,000人の罹患者中800人が死亡した
    重症急性呼吸器症候群(SARS;死亡率10%)と2012年に中東や韓国などで約2,500人が感染して860人が死亡し
    た中東呼吸器症候群(MERS;死亡率40%)を加えると、COVID-19は7番目に確認されたコロナウイルスである。
     SARSでは中国政府の情報隠蔽により多くの犠牲者を出して首都北京がパニック状態に陥った。COVID-19もコロナの仲
    間である事から、メディアに煽られた恐怖心が世界中で入国制限、営業自粛、外出禁止などを誘発して極めて深刻な二次被害を拡大し続けている。
     災害時に不確かな情報や数値がメディアで拡散されて独り歩きすると過剰なヒステリー反応を誘発しうる。日本でもマスク、消毒用アルコール、トイレットペーパーなどが店頭から消え、病院の必需品まで不足する事態に陥っている。関東大震災
    でも“朝鮮人が井戸に毒を入れた”とのデマがアッという間に広がり、約7,000名もの人々が自警団に虐殺された。今回の
    最大のリスクはパンデミックではなく、メディアに煽られて恐怖感がヒステリー反応を暴走させる“インフォデミック”であ
    る。
     人類の歴史は感染症との戦いであり、病原体は永遠の宿敵である。パンデミックでは事態を歴史的に俯瞰視する事が大切で
    ある。因みに、米国では毎年数千万人が季節性インフルエンザに罹患して約3万人が死亡し、日本でも約2千万人が感染して
    約1万人が亡くなっている。感染史では百年前の第1次世界大戦中に猛威を振るった“スペイン風邪”が様々な教訓を与えてく
    れる。このインフルエンザウイルス(H1N1)は米国カンザス州で兵士に感染し、シカゴからボストンを経由してヨーロッ
    パの戦場へ運ばれ、瞬く間に世界へ広がった。当時、中立国で戦時報道管制の無かったスペインからこの感染情報が発信され
    た為、米国生まれでありながら“スペインの貴婦人(きふじん)”と呼ばれた。当時の世界人口(じんこう)は約15億人であ
    り、5億人が感染して1億人以上が死亡した。この貴婦人(きふじん)は軍艦に乗って極東にまで訪れ、横須賀港から上陸し
    て日本全土へ広がっていった。当時の日本人口(じんこう)は約5,500万人であったが、短期間に約40万人もの国民が
    犠牲となった。この大戦では約1,700万人の兵士が戦死したが、貴婦人(きふじん)の犠牲者はそれを遥かに上回ってい
    た。
     このパンデミックにより徴兵可能な男子が激減して大戦の終結が早まったとも言われている。
     多数の人々が世界中を目まぐるしく駆け巡るグローバル社会では病原体も一緒に旅をしているので空港や国境で彼らを完全
    に封じ込める事は不可能である。武漢の貴婦人(きふじん)が短期間で五大陸へ拡散したのもその為である。新興病原体は抗
    体の無い人々に感染し、変異で弱毒化したり集団免疫力が確立されると流行が下火になる。毎年晩秋に目覚める季節性インフ
    ルエンザも2月頃にピークを迎えて桜の季節と共に収束していく。今年はコロナ騒動のお陰で手洗いなどが広まり、インフル
    エンザの患者や死亡者が例年と比べて著明(ちょめい)に減少した。
     簡単な手洗と過密状態の回避が貴婦人(きふじん)への正しいオモテナシなのである。今回は唐突な休校措置がおこなわれ
    たが、インフルエンザでは数千万人が感染して20%以上の生徒が発症した場合に1週間程休校すると流行を抑制できる事も
    知られている。新興感染症では想定外の惨事も起こりうるが、歴史は“人類が感染症のリスクを確実に軽減してきた事”を示し
    ている。世界的に深刻化しているインフォデミックに翻弄される事なく“感染症を正しく怖がる俯瞰的視野”で冷静に対応する
    事が大切である。日本では感染症に対処する疾病管理予防センターの設立、デジタル化によるWeb教育やテレワーク及び働
    き方改革の促進、更には病的過密通勤地獄の解消など、グローバル時代の感染症対策としても有効な課題が山積みである。


    7 Dr.タコの外来小咄(120)

    息子の卒業式に同席できなかったタコです。諸外国に比して日本の死亡者が少なく抑えられているのは、衛生環境も大きいと
    感じます。蛇口をひねれば水で手洗いが出来、用足し後は紙も水に流せるとは、世界的にも貴重なのではないでしょうか。
    和食を食べて身を清潔に保ち、国難を乗り越えましょう!

    ◎今ここにある危機
    「いつ何時新型肺炎の患者さんが来てもおかしくないので、うちでも対応せざるを得ないですね、皆さん気をつけましょう」
    と朝礼で訓示。いきなり来ました、通院中の患者さん
    「タイの実家に2週間帰ってたけど、帰りに具合が悪くなって、東京の診療所で風邪だって言われて薬もらってきたです」
    「えっ!じゃ・じゃなんで来たんですか?」
    「咳と熱が良くならないのできました」
    「今どき大騒ぎになってるのは知ってるのかな」
    「しってます、あっちでもおおさわぎです」
    「・・・」
    現場はこんなもんです、ちなみにこの方はカゼだったようで回復しました、ふー

    ◎カラスの勝手でしょ
    「いやーえらい目にあったよ、電柱のカラスがフンを落として、あやうく頭に落ちるところだった」
    「フン害ねえ、それで憤慨してるわけか」
    「おいおい、笑えないぞ、カラスはどんどん増えてゴミを散らかす、そこらじゅうフンだらけにするし」
    「そういうこともあるけど、おおげさだよ」
    「おまえは気にならないのか?」
    「ないね、カラスはエサを探して食べて、フンをしてるだけで、人が勝手に迷惑にしてるだけだ、それに、カラスを見たら良
    い徴ということにしてるから、逆にワクワクする」
    「おまえもカラスみたいにむかつく野郎だなあ」
    ほら怒る対象は別にカラスじゃなくてもいいんじゃないか

    ◎周回遅れの田舎遺産?
    「いつこの町で新型肺炎の患者が出るか戦々恐々だね」
    「してみると、つくづく過疎の良さがわかるよね」
    「過疎の良さ?」
    「じゃないか、満員電車もない、バスもない、人混みは探してもない、あるとすればスーパーか病院ぐらいのものだろう」
    「確かにね」
    「インバウンドといってるけど、幸い?ここではあまり外国人は増えてない」
    「まあ、寂しい気もするけど」
    「具合が悪ければ隔離といわれても、もともと隔離されてるようなものだし」
    「都会を離れる人が増えるかもしれないね」
    白神山地は天然ブナの山林が手つかずで残り世界遺産に指定されましたが、開発と称して観光地化されずに放置された賜物な
    のです

    ◎ヒトは虫のターミネーター
    「あのね、良いニュースと悪いニュースがあるんだけど、どっちから聞く?」
    娘は「じゃあいいニュース!」
    「それはやっつけられて、かたづけられました!ふー」
    「?じゃあ、悪いニュースは?」
    「さっき●匹目のゴキ●リくんを発見しました!」
    「ギョベッ!うわっこわい、どうしよう!」
    「だから、やっつけたから心配ないってば」
    「そっかよかった」
    自分はたいがいの害虫呼ばわりされているゲジゲジやカメムシ達も逃がしてやるため、リピーター?が後を絶ちません
    (ティッシュで優しくくるんで窓からリリースします)
    が、ゴキ●リだけは、反射的に潰してしまいます、なんかのカルマかしらん?

    +++++
    Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれた
    ふるさとで診療する熱き内科医。


    8 認知症ミニ講座(47)   

    認知症の予防

    ・認知症になりやすい人は、真面目で責任感が強く、自分の許容を超えて頑張り過ぎたり、ストレスをためこんでしまうた
    め、心身のバランスを崩しやすい傾向にあるようです。自分の性格を変えるのは簡単なことではありませんが早めに周りに
    相談することで、このような考え方に対する指導やアドバイスを受けることも大事です。
     ◆認知症になりやすい人
     几帳面でまじめ
     ネガティブ思考
     人見知り
     短気で怒りっぽい

     ◆認知症になりにくい人
     大雑把に考える
     ポジティブ思考
     社交的
     のんびりと構えている

    ・肥満は万病のもとと言われますが、認知症へのリスクも高くなります。また、最近では、BMI20未満の痩せすぎている人
    が、認知症発生のリスクが34%以上と高いことがイギリス・ロンドン大学の研究で発表されています。また、糖尿病などの
    生活習慣病、慢性的な睡眠不足についても、認知症の原因と言われるアミロイドβを増やす傾向にあり、認知症リスクを高め
    ます。
     ◆認知症になりやすい人
     太り過ぎまたは痩せすぎ
     高血圧の傾向がある
     糖尿病の傾向がある
     睡眠障害、慢性的な寝不足

     ◆認知症になりにくい人
     太っていない、体脂肪率は低い
     高血圧ではない
     うつ病ではない
     毎日ぐっすり寝ている
      (広報IT委員 中川 紀寛 なかがわとしひろ)


    9 あはきミニTopics  

    古くて新しい お灸と養生(健康で、病に打ち勝つ抵抗力を得る方法)のお話し

     お灸と養生についての記述は、古くは「千金方(せんきんぽう)(中国の古典652年)」に「凡そ人、家に居す、及び遠
    行随身するに、常に熟艾一升あり。」(家にいる場合でも、旅をする際にも常に古いモグサを一定量備えておかねばならない
    の意)と記載されており、また「千金翼方(せんきんよくほう)(中国の古典657~681年の間と推定)」には、有名な
    「三里の灸」についての記載が登場しています。
     日本においても、吉田 兼好(よしだけんこう)の「徒然草」に「四十以後の人、身に灸を加へて三里をやかざれば、上気
    のことあり。必ず灸すべし。」の記載があり、松尾 芭蕉(まつおばしょう)の「奥の細道」には「そぞろ神の物につきて心
    をくるはせ、道祖神の招きにあひて取るもの手につかず、もも引きの破れをつづり笠の緒付けかえて、三里に灸すゆるより松
    島の月先ずこころにかかりて、住める方は人に譲り…。」と記載され、貝原 益軒(かいばらえきけん)の「養生訓」におい
    ても日常的に養生(健康で、病に打ち勝つ抵抗力を得る方法)の為にお灸を積極的に勧めていたことが記されています。
     この養生のための「お灸」について現代西洋医学的方面から考察を加えた事で「お灸博士」と呼ばれた研究者は原 志免太
    郎(はらしめたろう)氏です。原志免太郎(はらしめたろう)氏は、九州帝国大学医学部にて1929年に結核を患ったウサ
    ギにお灸をすることにより、生体の抵抗力が増すことについての論文(灸を施せる結核動物の治癒傾向 福岡医科大学雑誌
    1929年)を著し、お灸と養生についての関係性の追求を行っています。
     現代では、原 志免太郎(はらしめたろう)氏のお灸の知見を元にアフリカにおいて結核患者に対して、標準的西洋医学的
    治療(短期結核薬療法 DOTS)とDOTSに自己施灸を毎日おこなった2群に分けて回復具合、血清学的変化を比較した研究
    がおこなわれています1)。現在発表されている論文では、灸療法をおこなった群は、喀痰陰性(P=0.032、初月)によ
    り結核薬療法(DOTS)のみをおこなった群よりも早く薬物療法に反応を示したと計測されたとなっています。ただしこの論
    文の結語では、「人間の肺結核症(HIVとの同時感染の有無に関わらず)を治療する際、灸療法の効果と潜在的な効能の両方
    のより広い理解を提供する為にもより多くの調査を行うべきであると結論づける。」とも記されています。
     我が国において古くから養生法の一つとして行われてきた「自己施灸(特に足三里)」は、養生法(健康で、病に打ち勝つ
    抵抗力を得る方法)として大いに期待が持てる方法ではありますが、現段階では、確たる証明がされていないため、今後の更
    なる研究結果が切望されます。

     参考文献:
     東郷 俊宏(とうごうとしひろ) お灸の歴史-科学史の視点から-.
     全日本鍼灸学会雑誌 第53巻4号、510-525.2003
     引用文献:
     1)Hood Ahmed Ibanda, Merlin Young 他:Adjunctive moxibustion
     treatment for tuberculosis: A randomised clinical trial investigating
     potential efficacy and comparative safety. European Journal of
     Integrative Medicine 20 (2018) 90-97
      (広報IT委員 清水 洋二 しみずようじ)


    10 FOCUS 感染症の流行  

    ◆エンデミック〔地域流行〕
     一定の地域内において、感染症などの疾患が恒常的に発生している状況のこと。
     「エンデミック」は、一定の地域内において、同じような罹患率で、あるいは一定の周期で同じ疾患が繰り返されることを
    指します。「特定のエリア」というニュアンスで、ある病院や病棟という比較的狭い範囲で流行するようなケースも含まれま
    す。

    ◆エピデミック〔流行〕
     一定の地域内で、感染症などの罹患が通常の期待値を超えて急増する状況のこと。
     明らかに通常の予測を超えた罹患が、一定期間、一定の地域で急に発生するのがエピデミックです。あるいは、これまでそ
    の疾患の流行がみられなかった地域で、いきなり流行するという意味もあります。

    ◆パンデミック〔世界的大流行〕
     エピデミックとなった疾患が、一定の地域を超えた広範囲で同時に流行する状況のこと。
     エピデミックが世界の複数地域で同時発生するという一種の緊急事態で、病原体の種類によっては多数の死者を出すケース
    も少なくありません。
     歴史に暗い影を落としたペストやコレラ、スペイン風邪などもパンデミックの一例です。
     最近では、2009年に発生した新型インフルエンザをWHO(世界保健機関)がパンデミック宣言したことが記憶に新し
    いです。
     (広報IT委員 中川 紀寛 なかがわとしひろ)


    11 令和2年度 定時総会開催のお知らせ

     定時総会を下記の通り開催いたしますので、任期中の代議員各位のご出席をお願い申し上げます。任期中の代議員には別途
    ご案内文書をお送りしますので、出欠等については必ず期日内にご回答下さいますようお願いいたします。 
    (事務局)

     ●日時 令和2年5月24日(日)12時~ 受付開始  
     ●場所 ホテルルポール麹町 3階マーブル 
         電話:03-3265-5361(代)
         東京都千代田区平河町2-4-3 
        (※地下鉄「麹町駅」「永田町」下車)
     ●内容 ・第1部        定時総会 13時~15時20分
               ・第2部        特別講演 15時30分~17時
               演題:「無意識世界と健康長寿の処方箋」(仮題)
               講師:健康科学研究所所長・大阪市立大学名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)先生

    【参考】5月25日(月)は連盟総会、協同組合総代会を3階マーブルにおいて開催予定です。


    12 令和2年度行事カレンダー(予定)
     
     日程、行事名、場所の順番で記載

     5月16・17日、スポーツ鍼灸マッサージ指導者育成講習会、神奈川(横浜)
     5月24日、令和2年 定時総会、東京(麹町)
     5月25日、令和2年 全日本鍼灸マッサージ師連盟総会、東京(麹町)
     5月25日、日本鍼灸マッサージ協同組合総代会、東京(麹町)
     5月25日、あはき療養費&広告ガイドライン説明会、東京 (四谷三丁目)
     9月27・28日、第19回 東洋療法推進大会in徳島、徳島(徳島)
     11月15日、都道府県師会会長会、東京(四谷三丁目)
     12月13日、災害支援指導者育成講習会、香川(宇多津町)
     令和3年2月27・28日、地域健康つくり指導者研修会、東京(四谷三丁目)


    13 インフォメーション  研修会・イベント開催予定

     各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
     詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更・中止等がある場合もありますので必ず事前にご確認下
     さい)
     なお、全鍼師会HP:トップページ内「全鍼ニュース」もご参照下さい。

     月日、師会(しかい)名、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位の順番で記載

     4月5日、石川、10時30分~12時30分、石川県立盲学校(予定)、症例検討会ほか、可、無料、2単位
     4月5日、大阪、10時~15時40分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、無料、6単位
     4月12日、福井、13時~15時、福井市 「アオッサ」、被災する前にすることは、可、無料、2単位
     5月3日、石川、10時30分~12時30分、石川県立盲学校(予定)、症例検討会ほか、可、無料、2単位
     5月3日、大阪、10時~15時40分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、無料、6単位
     ※研修単位は会員のみ

     ※4月12日 福井県師会の予定は開催中止となりました。
     

    14 協同組合ニュース

     110番補償制度(医療事故等に備える賠償保険)は6月1日更新です  
     今年も110番補償制度更新の時期となりました。ご加入者の皆様には3月に更新案内をお送りしていますので、案内に従ってお手続き願います。未加入の先生方でご希望の方には新年度パンフレットをお送りしますので、協同組合までご連絡下
    さい。
     これまで長年事故とは無縁だから大丈夫、とは言えません。まさか!ということがいつ起きるかわからない世の中です。 
     備えはできていますか?
     お問合せは、協同組合・保険担当まで。
     TEL:03-3358-6363  FAX:03-6380-6032
     Mail:jamm@jamm.or.jp


    15 編集後記

     皆で決めなくてはいけないのに、どうするのか誰からも意見が出ない時、あえて極端な提案をすることがあります。当然反
    対されるような意見です。誰かに聞いた話ですが、たとえば何人かで昼ご飯を食べる店をどこにするかという話になって、
    「どこでもいいよ」「任せるよ」とか言って誰も考えないようなケース。「じゃあ某ファーストフード店にしよう」というと
    「それはいやだ」という人がいます。
     嫌な人は、そこで初めて何を食べたいか意見を考えます。これは、会議や仕事の現場でも応用できるかも知れません。気を
    つけないといけないのは、極端な意見を言って相手を怒らせないか、誰かを傷つけないか、といった点です。でも、あえて
    反対されるような意見を出すことで他の選択肢を考えるきっかけになるのであれば、この方法を使ってみるのもいいかも知れ
    ませんね。
      (広報IT委員長 廣野 敏明 ひろのとしあき)
    以上本文


    以下広告
    ◇全鍼師会 110番補償制度 好評発売中!
     この制度は会員の先生方が、安心して日常の業務に専念いただけるよう、不慮の施術事故をはじめ院内施設の不備や日常生
    活中の事故により損害賠償責任を負った時に、その損害をお支払いするものです。
     ※会員以外の方は加入できません。(更新日6月1日)

     ・掛金と補償額についてはお問合せ下さい。

     お問合せ:日本鍼灸マッサージ協同組合
     TEL:(03)3358-6363
     ■元受保険会社  三井住友海上火災保険株式会社

    ◇鍼電極低周波治療器
     Lasper-A・MC ラスパーA・MC
     鍼電極低周波治療器+マイクロカレント
     マイクロカレントは実績のデュアルクロス通電方式
     この1台で鍼治療は「新たな時代」を迎える
     ラスパーA・MC
     KE-600 65,000円+税
     [クラスⅡ/特管]
     認証番号 230ALBZX00034000
     株式会社カナケン
      本社: 〒225-0002 
         神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-17-39
      TEL_045-901-5471(代)  
      FAX_045-902-9262
      オンラインショップ http://e-kenkou.jp/
        E-mail info@kanaken.co.jp
     大阪営業所:TEL_06-6935-3016(代)  
           FAX_06-6935-3017
     新潟営業所:TEL_025-286-0521(代)  
           FAX_025-286-8870
     福島営業所:TEL_024-961-7211(代)  
           FAX_024-961-7221
     仙台出張所:TEL_022-287-6273(代)  
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    以上広告


    発行所  〒160-0004 東京都新宿区四谷3-12-17
         全鍼師会(ぜんしんしかい)会館内
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
    TEL.03-3359-6049 FAX.03-3359-2023
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    協同組合
    ホームページURL  http://www.jamm.or.jp
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    名称   鍼灸マッサージ情報誌  月刊東洋療法
    代表者   伊藤 久夫(いとうひさお)
    郵便振替 00160-8-31031
    銀行口座 りそな銀行 新宿支店 普通口座 1717115
         名義/公益社団法人  全日本鍼灸マッサージ師会 
    発行人   伊藤 久夫(いとうひさお)
    編集人/広報IT委員長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
    購読料   3,600円  〒共(会員は会費より)

    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」と
    なります


    以上

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    〒160-0004
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