2023.11.01 (水)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法355号

    月刊東洋療法355号(電子ブック版)

    月刊東洋療法355号(PDFカラー版)(2.96MB)
    月刊東洋療法355号(PDF白黒版)(2.56MB)
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    目次

    1 第22回東洋療法推進大会in岩手 開催
    ・特別講演「鍼灸マッサージにおけるフェムテックの展望」
    ・保険講演「療養費改定とマイナカード資格確認等について」
    ・シンポジウム(1) 「イーハトーブの郷(さと)から広めよう!伝えよう!あはきの魅力」
    ・シンポジウム(2) 「広告ガイドラインと無免許問題」
    ・懇親会
    ・臨床研究発表(オンデマンド)
    2 Dr. タコのちょっとエッセイ 医者遍歴物語
    3 共生社会の実現を推進するための認知症基本法~意思決定支援との関係で~
    4 医者いらず 健康長寿処方箋(117)「遺伝子ワクチンと血塗られたノーベル賞」
    5 FOCUS フェムテックとは
    6 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    7 協同組合ニュース
    8 編集後記
    *****
    以下本文


    1 第22回東洋療法推進大会in岩手 開催

     令和5年10月15日から16日、岩手県盛岡市「アートホテル盛岡」において「第22回東洋療法推進大会in岩手」が開催
    され、WEBを含む参加者は2日間のべ600名を超えた。コロナウイルス感染症5類移行後初めての大会であり、会場には多く
    の先生方が集まり再会を喜んだ。
     開会式では長嶺 芳文(ながみねよしふみ) 全鍼師会(ぜんしんしかい)会長代行・主催者挨拶に続き、佐々木 実(ささきみ
    のる) 岩手県鍼灸マッサージ師会会長が開会挨拶を述べられ、ご来賓の岩手県知事 達増 拓也(たっそたくや)様、参議院議員 内
    閣府特命担当大臣 自見(じみ) はなこ先生、日本医師会会長 松本吉郎(まつもときちろう)先生によるビデオメッセージ、参
    議院議員 厚生労働大臣 武見 敬三(たけみけいぞう)先生、参議院議員 鍼灸マッサージを考える国会議員の会 会長 衛藤 晟一
    (えとうせいいち)先生、衆議院議員 伊佐 進一(いさしんいち)先生、参議院議員 臼井 正一(うすいしょういち)先生、盛岡
    市長 内舘 茂(うちだてしげる)様代理、参議院議員 財務大臣 鈴木 俊一(すずきしゅんいち)先生代理より、ご祝辞・ご祝電
    をいただいた。その他のご来賓紹介、祝電披露後に、往田 和章(おおたかずあき) 全鍼師会(ぜんしんしかい)副会長が閉式
    の言葉を述べ、熱気あふれる2日間のスタートを切った。
     詳細は次につづく。


    ■特別講演 「鍼灸マッサージにおけるフェムテックの展望」
    講師:関西医療大学フェムテック寄附講座 特任教授 菅 万希子(すがまきこ)先生

     特別講演に先立ち、京都大学大学院医学研究科教授の中山 健夫(なかやまたけお)先生にZoomよりリアルタイムで「不定愁
    訴や更年期に伴う症状等、必ずしも西洋医学が得意としていない領域に鍼灸マッサージの専門職だからこそ可能な西洋医学とは
    異なる技術と心が大きく生きるに違いありません。その可能性は女性の健康だけではなく人間全体にも広がっていくでしょ
    う。」と応援メッセージをいただき大変心強く感じました。
     女性特有の健康問題による社会的損失は甚大であり、それぞれのライフステージで病気とは言えない症状をどこへ相談したら
    よいか分からずに悩んでいる女性は非常に多くいます。今回の菅(すが)先生の特別公演では、女性特有の健康問題事例を3例
    (更年期障害・月経痛・産後の不調)紹介いただき、患者目線での貴重な意見を拝聴しました。
     今後、鍼灸マッサージ師がフェムテックに関わっていく為にはエビデンス・認定制度・ビジネスモデルの3つの柱が重要と教
    えられました。エビデンスとは証拠・根拠であり、自らの施術において自信を持って「治せます」と言える鍼灸マッサージ師に
    なる為の強い武器となります。質の高い認定制度を大学や教育機関と共同で立ち上げ、受講してもらうことにより、専門性の高
    い鍼灸マッサージ師となり、またリカレント教育を充実させることにより一層社会的信用が増します。全鍼と各都道府県師会が
    会員の治療院経営が安定する施策を提供し、会員の経済力の向上を目指すことが喫緊の課題であります。このフェムテック事業
    を発展させることの重要性を再確認し、今後も会員の皆様と共に頑張って参りたいと強く思わされる講演でした。
                                       (フェムテック委員長 狩野 裕治 かのうゆうじ)

    ■保険講演 「療養費改定とマイナカード資格確認等について」
    講師:保険委員長 往田 和章(おおたかずあき)

    1.マイナンバーカードによる資格確認について
     現在「社会保障審議会医療保険部会 あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会」では保険証資格確認限定の
    「ポータルサイト(あはき師、柔整師[じゅうせいし]専用サイト)以下 専用サイト」にアクセスすることにより資格確認ができる
    仕組みが進められています。
     専用サイトにて資格確認をおこなう事前準備は(1)受領委任の届け出をおこなっていること、(2)資格確認をおこなうた
    めのPC及び汎用カードリーダー、スマホ、タブレット等インターネットに接続できる 端末を準備する、(3)専用サイトの開
    設、(4)専用サイトでオンライン資格確認の利用申請をおこない、使用 端末の登録、認証を受ける、(5)資格確認用アプリ
    をダウンロードし(app store、Google Playなど)、初期設定をおこなう、(6)登録した 端末での運用テストをおこなう、
    (7)新たに資格確認用の 端末を購入(端末にPCを使用する場合は、汎用カードリーダーを想定)する場合は、領収書を保管
    しておき専用サイトから補助金申請(現状では、購入 端末の全額が対象で上限41,000円)をおこなう、となっています。
     各準備の実施時期は(3)(4)(5)(7)は令和5年秋から、(6)は令和5年12月以降、(7)導入完了後となりま
    す。
     マイナ保険証資格確認の実際は(令和6年4月から運用開始)、まず本人確認をA:目視確認、B:患者が4桁の暗証番号を
    (2)から(5)で準備が完了した 端末に入力、前記A、Bどちらかをおこなった後にマイナンバーカードを読み取り、資格情
    報の確認をおこなう。
     療養費の支給申請書の作成等においての資格情報転記機能(APIを使った連携機能の実装は令和6年10月予定)は実装され
    る予定です。
    2.令和6年度療養費改定について
    (1)往療料距離加算の廃止。
    (2)離島や中山間地(ちゅうさんかんち)等の地域に係わる加算の創設
    (3)往療料の見直し及び訪問施術料(仮)の創設
    (4)料金包括化
    (5)同一日・同一建物への施術
    (6)その他の見直し
    などが話し合われています。                           (保険委員 清水 洋二 しみずようじ)

    ■シンポジウム(1) 組織委員会&将来ビジョン等検討委員会
    「イーハトーブの郷(さと)から広めよう!伝えよう! あはきの魅力」

     8月に各都道府県師会へ「組織&将来ビジョン」のアンケート調査を実施し、そのアンケート結果を踏まえ9月11日に県師
    会担当者と事前のWEB会議を実施し、その内容をもとにシンポジウムで協議をおこないました。
     全国的に会員数が減少している中、会員増強に向けSNSを活用した宣伝活動や、学生へ鍼灸マッサージの魅力を伝え、学生が
    業界へ興味を持つような活動が重要であること、学校との協力関係の成功例がいくつか示された。また若い年代の先生方の考え
    方や気持ちを理解し、現行の入会方法や情報発信の仕方に工夫が必要である等、活発な意見交換がおこなわれた。
     限られた時間内での意見交換であったが、全国の会員の皆様と情報共有の良い機会になったと思います。
     アンケート結果については、各都道府県師会へ送付してありますので、師会(しかい)から配布いただくか、全鍼師会のHPで
    も公開していますので、ご覧いただければと思います。
                                      (将来ビジョン等検討委員長 尾野 彰 おのあきら)

    ■シンポジウム(2) 法制委員会
    「広告ガイドラインと無免許問題」
    【写真:会場の様子、医事専門官】

    司会・座長:法制委員長 森 孝太郎(もりこうたろう)
    シンポジスト:厚生労働省 景山 庸平(かげやまようへい)氏、副会長 石川 英樹(いしかわひでき)、理事 清水 洋二(しみず
    ようじ)
     今回も厚生労働省より景山 庸平(かげやまようへい)医事専門官をお迎えし、「広告ガイドラインと無免許問題について」都
    道府県師会より前もって意見、疑問点など伺い、それについて討論の場となりました。
     広告のガイドラインに関しては、様々な問題があるが、やはりいつ発出なのか?が気になるところでした。景山(かげやま)
    専門官からの回答はまだまだ時間がかかりそうな様子でした。
     無免許問題に関しては、無免許業者による温灸、水素灸の問題や、有資格者、無資格者が行う整体に関しての問題があげられ
    ました。活発な討議の影響もあり、時間が足りない状態になってしまいました。
     今後広告のガイドラインが発出されれば、その次の段階になると法制委員会メンバーは考えており、早く発出されることを
    願っています。
                                         (法制委員長 森 孝太郎 もりこうたろう)

    ★懇親会

     懇親会は、ご来賓として、衆議院議員 藤原 崇(ふじわらたかし)先生、県議会議員 神﨑 浩之(かんざきひろゆき)先生、参
    議院議員 広瀬(ひろせ)めぐみ先生代理等にご臨席を賜り、あはき業界に力強いエールをいただいた。その他のご来賓の方々か
    らも温かいメッセージが贈られた。乾杯後は、全国の業友(ぎょうゆう)、旧友らとテーブルを超えて語り合い、アトラクショ
    ンでは「盛岡さんさ踊り」と、歌手で会員の高橋(たかはし)のりおさんの歌声で大いに盛り上がった。楽しい時間はあっとい
    う間に過ぎ去り、多くの酔客が二次会会場へと向かわれた。
     
    ★御礼の言葉 岩手県師会会長 佐々木 実(ささきみのる)

     10月15日から16日にかけて、盛岡市の「アートホテル盛岡」でおこなわれた「第22回東洋療法推進大会in岩手」は現
    地参加が200名を超え、WEB参加者を含めると2日間でのべ600名を超えました。
     大会テーマのもと、魅力ある全鍼(ぜんしん)、魅力ある鍼灸マッサージにするための方策が熱く語られました。また、お楽
    しみの懇親会ではみんなで岩手のさんさ踊りを踊っておおいに盛り上がりました。
     今回の大会が魅力ある全鍼・魅力ある鍼灸マッサージの第一歩となることを祈念して、御礼の言葉とさせていただきます。あ
    りがとうございました。来年は徳島でお会いしましょう。

    ■オンデマンド 東洋療法推進大会in岩手 臨床研究発表

    11月1日から30日に全鍼師会HPにて、オンデマンド視聴が行われています。
    ・東鍼連(とうしんれん)学術大会 令和5年7月3日開催されました。発表者6名による様々な分野の貴重な検証内容です。
    ・神奈川県師会    第50回学術大会記念講演 県民公開講座 講師:湘南慶育病院 鍼灸科部長 鳥海 春樹(とりうみはるき)氏
    「快眠・快食・快便(かいべん)」自然治癒力を高めるツボ療法
    NHKの「東洋医学ホントのチカラ」に出演して、全国から患者さんが殺到している先生です。鍼を使いコリをほぐす治療法を紹
    介しています。
    ・大阪府師会 古田 高征(ふるたたかゆき)氏
    「eスポーツアスリートの身体愁訴、睡眠、気分に関するアンケート調査」
    今人気のeスポーツアスリートの抱える症状も調査し、その効果も検証しています。
    ・大分県師会 梅木 龍男(うめきたつお)氏 「斜鍼法 期待される治療効果の汎用性について」
    斜鍼(しゃしん)法の理論から実技まで詳細に教授しており、即臨床に役立つ内容です。
    ・大阪府師会 岩本 文子(いわもとあやこ)氏 他2名
    「産後腰痛に対する骨盤ベルト装着と鍼治療併用のランダム比較体験 第二期の取り組みについて」
    前回大阪大会で発表した内容の続編です。教育機関・医療機関・業団(ぎょうだん)が連携して研究した貴重な発表です。
    ・宮城県師会 山田 幹夫(やまだみきお)氏 他1名
    「診鍼連携で取り組んだ顔面神経麻痺の鍼通電療法を起点としての10症例」
    診療所と鍼灸院で連携して治療をおこなって、効果がでた発表です。
                                         (学術委員長 小川 眞悟 おがわしんご)


    2 Dr.タコのちょっとエッセイ

     大学で研究に携わっている先輩からの賀状に「今の医局はまさに白い巨塔(大学内の教授戦や人間模様の物語)状態です」と
    ありました。そういえば教授交代の時期だったな。遠い昔のことのように思い出しました。さてタコの医者遍歴の物語をしてみ
    ましょう。

    ★医者遍歴物語

     友人から「‘白い巨塔’を観たけど、本当にああいう事ってあるの?」ときかれることがありました。よく見ていないからと断言
    はしませんが、医局という構造のある一面の真実を写し出していたのかもしれません。
     大学病院の医局に籍を置いたものとして、TVや映画ほどドラマチックではありませんがいろいろな経験をしました。医局員を
    後ろにぞろぞろと引き連れる教授回診はもちろん(先輩から診察技術、治療の流れを学ぶという教育の一環ではありますが)、
    出張病院の人事采配、医局内の軋轢などなど。
     そういうことに無頓着な私でも、人間関係の難しさを感じ、また周囲から教えられたりもしました。もともと地元で父の内科
    医院を継ぐつもりの私でしたが、これらの経験を通して「大学病院は自分の肌に合わない」と感じたものです。
     一口に医者といっても様々です。内科・外科・眼科という専門科のくくりのほかに、実際の患者さんの治療にあたる臨床医
    や、動物実験などをおこない薬や治療法を開発する研究医や解剖などで病因を解明する病理医もいます。
     細分化された疾患を見る専門医や、ひろく患者さんの最初の門戸となる総合診療医もあり、政策立案から医療の改革を図る議
    員(厚生労働省の医系技官)としての活動もあるでしょう。それぞれに優劣や尊卑はあるわけではなく、皆なくてはならない立
    場です。
     これまで「地方の病院は医師の確保に躍起」とか「後継者不足に悩む開業医」という図式が繰り返され、今でもその様相は変
    わりませんし、むしろ状況は悪化しているようです。医者も人間ですから、特に若い時期には僻地での孤独な開業よりは都会の
    大病院でのチーム医療や最新医療に安心感やあこがれを抱くことは否定できません。「都会も地方も患者に違いがあるわけでな
    し、高い理想に燃えて医者になったんじゃないのか?贅沢な悩みだ」という声が聞こえてきそうです。それでも今まで様々な課
    題がありましたが、医局や研修医制度もタコの時代よりは大きく方向転換したのです。
     欧米では家庭医、ジェネラリスト(一般医)、プライマリ・ケア(初期治療)、総合診察医などという、地域に密着して患者
    さんの最初の窓口となる医師・診療科の地位があり、必要に応じて専門医に送るというシステムが確立しています。
     日本ではかかりつけ医の登録などが取り沙汰されていますが、この分野の存在・認知がまだ不足しているようです。国民皆保
    険制度とそれに基づく受診の容易さ・自由さと、かかりつけ医の制度。これらのバランスや整合性をとることが難しいところで
    す。
     結局、タコは大学病院での研修、関東圏内での2つの公立病院での勤務をへて、父の急逝により、この田舎に戻り医院を継ぎ
    ました。私自身はまち医者であることに誇りを感じています。この立場が地域医療・福祉・まちづくりなどとも結びつき、自分
    の性(しょう)に合っていると思うからです。
     赤ひげ・ブラックジャック・Dr.コトー等々。様々な医者の理想像が描かれてきました。医者が各々の持ち場で課題にぶつか
    り、解決すべく日々模索・努力している。患者さんや病気に向きあうその志には同じものがある、私はそう信じています。
     先日、恩師たる教授の訃報に接し急遽上京してきました。久しぶりの東京は未来都市のようでアウトサイダー感を強くしてき
    ました。医者としての一区切りがついたように感じ、万感の思いでした。まだまだ未熟なタコですが、できることを地道に日々
    努めていきますので、これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
    +++++
    Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。
    田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。


    3 共生社会の実現を推進するための認知症基本法~意思決定支援との関係で~
    顧問弁護士 井上 雅人(いのうえまさと)

     今回は、本誌352号でも取り上げられた「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」(令和5年6月成立)に関連す
    るお話しをしたいと思います。この法律は、その名称からわかるとおり、認知症の人もそうではない人も、誰もがそれぞれの人
    格や個性を尊重して、支え合いながら生きていく社会(共生社会)をつくることを目的としています。これは、認知症になって
    もかけがえのない個人として尊厳を保持した生き方ができる社会をつくることです。その点で大事なことは、国民が認知症や認
    知症の人の援助等について理解することはもちろんですが、本人の意思の尊重という点です。認知症になって判断能力が不十分
    になると、自分で物事を決めることが難しくなる場合があるため、周囲の支援者らの意向によって日常生活や社会生活の方向が
    決められてしまうことがあります。認知症になって判断能力が不十分な人の支援は、ただ生活できるように援助するということ
    ではなく、「その人らしい暮らし」を送ってもらうための支援であることが必要です。例えば、介護サービスの内容を決めるに
    あたって、本来は介護を必要とする本人の意向を確認して決めていくべきですが、周囲の者が本人にとってよかれと思う内容で
    決まってしまうことがあります。また、自宅での生活が厳しくなってきたときに、本人が在宅生活の継続を望んでいるにもかか
    わらず、そのための具体的な方法を検討することなく、施設のかたが「安全」ということで入所の方向で話が進められてしまう
    ということもあります。これらは、多くの場合「本人のため」という周囲の者の福祉的な価値観で決められ、本人の意思が置き
    去りにされている場合が少なくありません。また、本人はこうしてほしいという意思をもっているにもかかわらず、その意思を
    自分で表明することが困難なため、周囲の者が本人の代わりに決めてしまうということもあるでしょう。
     しかし、認知症になっても個人として尊厳を保持した生き方、言い換えると「自分らしい生き方」を送るには、本人の意思を
    中心にした支援が必要だといえます。そんなことを言っても、認知症が進行していて自分で決めることができないのだから他人
    が代わりに決めてあげるしかないのでは?という意見があるかもしれません。これは、(特に重い)認知症の人は意思疎通が困
    難で、自分で物事を決めることができない、だから日常生活や社会生活に困難が生じている、だから本人に代わって誰かが決め
    てあげなければならないという考えによるものだと思われます。しかし、誰にでもその人なりの価値観や選好などはあるはず
    で、本人が自ら意思決定することが難しかったとしても、意思決定できるように支援をすればできると考えることが必要です。
    イギリスの意思決定能力法に、「人は誰もが意思決定する能力があると推定される。」という基本原則があります。能力がある
    のだから、意思決定することが困難な人には、意思決定できるように支援しましょう、それをせずして、第三者が本人に代わっ
    て決めてはならないという考え方です。日本にはイギリスのような法律はありませんが、障がい者施策や支援を定めた法律では
    十数年前から「意思決定支援に配慮する」などの言葉が使われています。認知症基本法も、「国及び地方公共団体は、認知症の
    人の意思決定の適切な支援及び権利利益の保護を図るため、認知症の人の意思決定の適切な支援に関する指針の策定、認知症の
    人に対する分かりやすい形での情報提供の促進、消費生活における被害を防止するための啓発その他の必要な施策を講ずるもの
    とする」(17条)と定めています。また、国は、2018(平成30)年(ねん)に「認知症の人の日常生活・社会生活にお
    ける意思決定支援ガイドライン」を策定しており、インターネット等で見られるようになっています。
     ここまでのところを整理すると、自分のことを自分できめることを自己決定といい、認知症などで自分で決めることが難しい
    人が、自分で意思決定することができるように支援することを意思決定支援といいます。これに対して、他人がその人に代わっ
    てその人のことを決めることを代行決定といいます。簡単に言えば、意思決定は、決めること、選択すること、意思決定支援
    は、それができるように支援することで、「あなたはどれがいいですか、どうしたいですか。」と聞くことです。日常生活上の
    簡単な例を挙げると、認知症で意思決定が難しいAさんに、コーヒーと紅茶とジュースの3種類の飲物が選択できる場面で、
    「Aさんは何をのみたいですか?」と聞いてみて、○○にしたいという意思決定をしてもらうことです。そうではなくて、「は
    いジュース」と言って渡すのは代行決定になります。もっとも、この場面で、Aさんは、コーヒーと紅茶とジュースの違いが分
    かっているので比較的簡単に選択できましたが、Aさんにとって飲んだことのない飲料の場合、言い換えると経験したことがな
    い選択肢の場合はなかなか簡単にはいきません。もっというと、Aさんの暮らしや生活にかかわる重大な社会生活上のことで選
    択が必要な場合の意思決定支援はどうすればよいのでしょうか。次回は、この点についてさらに掘り下げてみたいと思います。


    4 医者いらず 健康長寿処方箋(117)
    健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)

     井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という
    大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ
    貴師会でも!!
    ご連絡はURLより。http://www.inouemasayasu.net

    「遺伝子ワクチンと血塗られたノーベル賞」

     2023年度のノーベル生理学・医学賞がmRNAワクチンの開発に貢献したカタリン・カリコ氏とドリュー・ワイスマン氏に
    授与された。その安全性を疑問視する多くの医学者がこの受賞に反対してノーベル委員会を厳しく批判している。ワイスマン氏
    自身も2018年に「mRNAワクチンの毒性について正直に警告し、過剰炎症反応、自己免疫疾患、血栓症などが起こる」と警
    告している(ネイチャー)。 mRNAワクチンは無効なだけでなく、様々な病原体に感染し易くし、悪性腫瘍を誘発する事が多く
    の接種者で確認されている。 今回のノーベル賞を獲得する為に、ファイザー社は2020年から異常なロビー活動をおこない、
    カロリンスカ研究所に巨額の献金を注ぎ込んでいる。この為、「巨大製薬企業が商業目的で科学を腐敗させ、ノーベル委員会は
    “時間の篩にかけて数十年前の大発見を称える慣行”を破って崇高なノーベル賞に対する全ての敬意を失わせた」と非難されてい
    る。
     「mRNAワクチン開発自体は二人の発明ではなく、ロバート・マーロン博士の研究成果」である。二人の主な研究内容は
    「RNAの塩基ウラシル(U)をメチル化修飾したシュードウリジンを用いて難分解性mRNAを開発し、体内でスパイク毒蛋白を
    長期間産生させる事を可能にした事」である。カリコ氏はペンシルベニア大学から「教師の資質を欠き、mRNA研究は危険過ぎ
    る」とされ、2013年にファイザー社とmRNAワクチンを共同製造するBioNTechの副社長に就任した。
     mRNAワクチンの接種により体内で有毒スパイクが産生され、血栓症、血管障害、脳機能障害、自己免疫疾患、生理不順、内
    在性ウイルスの活性化、帯状疱疹などの日和見感染症、乳がんをはじめとするターボ癌など、多様な後遺症が世界中で激増して
    いる。2023年8月にPubMedを用いて「mRNAワクチンの副作用」で論文検索した結果、直ちに1万篇を超える国際論文が
    ヒットした。その中の臨床系論文では数百から数千人もの後遺症例を解析した内容が多い。国内でも過去2年間に500編以上
    の被害患者の症例が学会報告されており、厚労省に報告された障害申請者数は8,667件、死者は2,076人もいる(9月6
    日時点)。日本でワクチン接種が開始された2021年度の超過死亡数は約8万人、2022年度は10万人、2023年度は
    それを遙かに上回る死者が激増している。この様に目に見える死者数に対し、隠された無数の死者がいる。実は、2021年と
    2022年の出産数は前年度までと比べてそれぞれ20万人近く減少しており、2023年度には更に減少する事が予測されて
    いる。オーストラリアとイギリスにおけるワクチン接種妊婦の流産率は74%と報告されている。これらの事実は、mRNAワク
    チンが人体に極めて危険である事を明白に示している。
     米国のピーター・マッカロー博士はmRNAワクチンの有害事象に関する世界保健評議会の報告書を引用して「この呪われた
    ノーベル賞決定は、ノーベル委員会にとって最悪の歴史的汚点になる」と述べている。ゲノム科学のパイオニアである米国のケ
    ビン・マッカナン博士は「ファイザー社のmRNAワクチンにサルの癌ウイルスSV40のプラスミドDNAが大量(2,000億個/
    バイアル)混入している事」を発見した。このDNA混入は南カリフォルニア大学やドイツの研究室でも確認されており、複数の
    研究室で同じ結果が得られていることから、「ファイザー社製mRNAワクチンへのDNA混入は確実」と考えられる。DNAが混入
    したmRNAワクチンを接種されると、様々な組織や細胞で遺伝子組み換えにより機能障害を起こす可能性が高い。その影響は
    DNAが挿入された遺伝子の種類や部位により異なり、がん遺伝子や がん抑制遺伝子の場合は発がんの可能性がある。今回のノー
    ベル賞授与が巨大製薬企業のプロパガンダに利用される事は確実であり、『血塗られたノーベル賞』と呼ばれている所以であ
    る。
     実は、カリコ氏とワイスマン氏は2022年に『日本賞』も受賞している。この賞には「近々、ノーベル賞を受賞しそうな研
    究者に授与する事により日本の先進性をアピールする涙ぐましい目的」がある。第2次世界大戦での敗戦で自信を喪失した日本
    国民には、オリンピックの金メダルやノーベル賞の獲得は「自信回復の特効薬」として崇められてきた。その為にiPS細胞研究で
    受賞した山中 伸弥(やまなかしんや)氏の国民的人気も極めて高かった。iPS研究は細胞の発生分化を考える上で大きく貢献を
    した素晴らしい研究であるが、これも今回のワクチンスキャンダルと深く関係している。国民が大きく期待していたiPS研究の臨
    床的成果が思わしくない事から、2019年には研究費が大幅カットされようとしていた。これと同時期に暴走したのが『パン
    デミック騒動とワクチンヒステリー』である。iPS研究は学問的には興味深いが国民の期待とは裏腹に“臨床医学的可能性”は限り
    なく低い。しかし、当時の山中(やまなか)氏には研究所長として巨額の研究費を確保する重要なミッションがあった。
     2020年2月に同じく京都大学の上久保 靖彦(かみくぼやすひこ)教授が、「インフルエンザとのウイルス干渉の解析か
    ら、日本人は既に新型コロナに対する集団免疫を確立しており、ノーガード戦法で対応する事が最良の政策である」と故・安倍
    (あべ)元首相にレクチャーしていた。安倍(あべ)元総理はその重要性をシッカリと理解し、4月7日に非常事態宣言を出し
    ながら、“アクセルとブレーキを同時に踏み込む様なGo To トラベル政策”を打ち出したのである。これはパンデミック騒動の最
    中に“ノーガード対策”を指導したテグネル博士のスエーデンと同じ政策である。この政策によりスエーデンは、新型コロナ騒動
    による人的被害と経済被害を最小限に止めた国となった。残念ながら、集団免疫の重要性を理解できなかった首相側近や野党の
    罵声により、この重要な政策は安倍(あべ)内閣と共に頓挫した。新型コロナ対策で科学的に成功したスエーデンは“ノーベル賞
    という人参”をぶら下げる側であり、それを欲しがる日本の民度との差が顕在化した一例である。
     iPS研究所の予算復活折衝の際に“八割おじさん”こと北海道大学の西浦 博(にしうらひろし)氏と対談した山中(やまなか)
    氏は「何もしなければ10万人死亡する」とテレビで国民に向けて「根拠のないデマ」を流した。その年の秋には、“死んだ鯖の
    目の様な虚ろな顔貌”で、「このワクチンは安全で、皆様を感染から守ります。ワクチンで軽い心筋炎などが起こりますが、必ず
    治ります。不妊や流産の言説は根拠のないデマです」と国民に向けて接種を推奨した。筆者は彼の虚ろな表情を診ながら“哀れ”
    をもよおすと同時に、医学者として強い義憤が込み上げてきた。ドイツでは「ワクチン接種者1,000人に1人が重篤な副作用
    を経験し、心筋炎の10年生存率は約50%」と報告されている。豪州や英国でのワクチン接種妊婦の流産率は74%である。
     その後、西浦(にしうら)氏は京都大学教授に栄転し、iPS研究所は今も安泰に続いている。それとは逆に上久保(かみくぼ)
    教授は京都大学を辞めざるを得なくなった。山中(やまなか)氏にも様々な葛藤があったと思われ、長年勤めてきた京都大学の
    研究所長職を辞任してヒラ教授に降格した。同学の士として、山中(やまなか)氏が早い時期に“コトの顛末”を国民に説明し、
    再び敬愛される研究者に返り咲いてくれる事を願っている。日本人もこの機会にノーベル賞をはじめとする“ニンジン”の御利益
    を冷静に再考する必要がある。


    5 FOCUS フェムテックとは

     フェムテック(Femtech)とは、Female(女性)と Technology(技術)をかけ合わせた言葉であり、女性の健康課題をテク
    ノロジーで解決へと導く製品やサービスを指します。
     フェムテックには確立された分類やカテゴリーはありませんが、女性のメンタルヘルスから始まり、 女性のライフステージに
    沿った体の悩みや健康課題に応じて、主に 「月経」「妊娠・不妊」「産後ケア」「更年期」「婦人科系疾患」「セクシャルウェ
    ルネス」 の6つの分野に分けられています。

    ◆月経: PMS(月経前症候群)の症状が気になる、疲れやすい……など、女性特有の不調を感じている方に漢方薬が注目されています。漢方は、不調の原因を根本から改善し、身体のバランスを整えてくれる効果が期待できます。
    ◆妊娠・不妊:近年では、妊娠に関する知識を得たり、妊娠に向けて体調管理を心掛けたりする「妊活」もクローズアップされています。
    ◆産後ケア: 出産後は心身ともに何らかの不調を感じやすくなる時期。 産後ケア分野のフェムテックサービスとしては、オンラインでおこなう遠隔健康医療相談サービスや、東洋医学による産後ケアが注目されています。
    ◆更年期: 閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間のことです。イライラしたり冷えや肩こりなどで日常生活に影響が出る「更年期障害」と呼ばれる不調に悩まされる人もいます。
    ◆婦人科系疾患: 女性特有のがんに対して痛みや負担の少ない検査方法の開発などが代表的です。男性にはない子宮や卵巣、乳房などにかかる病気を女性特有疾病と呼びます。
    ◆セクシャルウェルネス: WHO(世界保健機関)の定義では、セクシシャルウェルネスとは "セクシュアリティに対して身体的、感情的、精神的、社会的にも健康な状態であること"とされています。
                                         (広報IT委員 中川 紀寛 なかがわとしひろ)


    6 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

     各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
     詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更・中止等がある場合もありますので必ず事前にご確認下さ
    い)
    なお、全鍼師会(ぜんしんしかい)HP:トップページ内「全鍼ニュース」もご参照下さい。

    月日、師会(しかい)名、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位 の順番で記載
    11月4日、北海道、13時30分から15時、十勝(とかち)プラザ、頭痛に対するアプローチ~緊張型頭痛を中心に、不
    可、2,000円、2単位
    11月5日、北海道、9時から12時、十勝プラザ、筋の触察と評価・運動療法~頸肩背部・上肢、不可、2,000円、4単位
    11月5日、茨城、13時30分から16時、水戸市福祉ボランティア会館、会員による情報交換会、可、会員2,000円 会
    員外5,000円 学生1,000円、4単位
    11月5日、東京、10時から17時、都師会(としかい)会議室、治療家の手を作るための手技療法5、お灸を中心とした臨
    床3、可、有料 ※都師会(としかい)事務局まで問合せ、8単位
    11月5日、石川、10時30分から12時30分、石川県立盲学校、加賀・三策塾「症例検討会」、可、無料、2単位
    11月5日、大阪、10時から15時50分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、会員・学生 無料 会員外1,0
    00円、6単位
    11月5日、鹿児島、13時から17時、鹿児島県民交流センター【ハイブリッド】、頭痛に対する現代と東洋両面からの考え
    方、可、3,000円、5単位
    11月12日、東京、16時から19時、都師会(としかい)会議室、臨床四方八方中級コース3、可、有料 ※都師会(としか
    い)事務局まで問合せ、4単位
    11月12日、長野、10時30分から15時、松本市信州スカイパークやまびこドーム、松本マラソン ランナーズケア、―、
    無料、5単位
    11月17日、滋賀、10時から15時、滋賀県鍼灸マッサージ会館【ハイブリッド】、皇帝内径概論 他、可、無料、4単位
    11月19日、青森、10時から12時15分、青森市福祉増進センターしあわせプラザ、全鍼師会110番補償制度と労災保
    険、可、3,000円 全鍼師会(ぜんしんしかい)会員と学生は無料、3単位
    11月19日、東京、14時から17時10分、NATULUCK淡路町【ハイブリッド】、鍼灸とは何か、可、無料、4単位
    11月19日、鳥取、10時から15時、米子コンベンションセンター、スポーツ鍼灸マッサージの実際 ~ねんりんピックを支
    える~、可、会員1,000円 会員外2,000円 一般・学生無料、5単位
    11月23日、東京、14時から17時、都師会会議室、伝統鍼灸の重鎮 伊藤 瑞鳳(いとうみずおう)先生の技を伝える2、
    可、有料 ※都師会(としかい)事務局まで問合せ、4単位
    11月25日・26日、福岡、25日18時から20時 26日12時から17時、福岡市鍼灸師会館【ハイブリッド】、運動器
    疾患のみかた、西洋と東洋を繋げる、経絡治療的に診る運動器疾患、中医鍼灸で診る運動器疾患、鍼灸と短期記憶の関連につい
    て、産前産後ケアにおける鍼灸治療の実際、鍼治療後の筋出力の変化~置鍼(ちしん)と低周波鍼通電による比較~、明日から
    使える膝疾患、可、県師会会員2,000円 会員外5,000円 学生1,000円 一般市民等 無料、10単位
    11月26日、山形、10時から16時、山形市中央公民館、災(さい)プロが大事にしてきたこと、腰部脊柱管狭窄症の新し
    い概念と鍼灸治療の実際~術後のしびれ残存症状に対して~実技供覧、可、県師会会員1,000円 それ以外2,000円、6単

    11月26日、石川、10時から12時、金沢文化ホール【ハイブリッド】、県民公開講座、可、無料、2単位
    11月26日、大阪、13時から16時、都シティ大阪天王寺、~鍼の聖地OSAKA~500年の歴史に学ぶ#つぼパワー!!、
    いのち輝く未来社会のデザイン、可、無料、4単位
    11月26日、兵庫、10時から12時、姫路市市民会館、電子灸(N灸)の開発とその効果の検討、可、無料、2単位
    11月26日、和歌山、13時から15時30分、和歌山ビッグ愛【ハイブリッド】、保険医療行政について、深谷灸法、可、
    3,000円、3単位
    11月26日、島根、10時から15時、大田市民会館、人工的に作られた遺伝子情報 体内に入れる危険性と背景、不可、1,
    500円、5単位
    11月26日、山口、14時から15時30分、デザインプラザHOFU、県民公開講座「超高齢社会における鍼灸マッサージ療
    法の役割」、可、無料、2単位
    12月3日、岩手、9時30分から12時、アイーナ【ハイブリッド】、鍼灸マッサージ業界の中央情勢について、在籍55年
    間を振り返って、 R5年東洋療法推進大会in岩手大会反省会とR6東鍼連岩手大会準備集会、不可、無料、3単位
    12月3日、東京、14時から17時、都師会(としかい)会議室、緩和ケア、疼痛治療、患者に寄り添い癌に特化した鍼灸治
    療3、可、有料 ※都師会(としかい)事務局まで問合せ、4単位
    12月3日、石川、10時30分から12時30分、石川県立盲学校【ハイブリッド】、加賀・三策塾「大会・研修課・学会参
    加報告会」、可、無料、2単位
    12月3日、岐阜、13時から14時30分、岐阜県鍼灸マッサージ会館、プロバスケットボールチーム岐阜スゥープストレー
    ナーから学ぶ『現場でよくみられるスポーツ障害への対応~マッサージを中心に~』、可、無料、2単位
    12月3日、京都、10時30分から16時、ハートンホテル京都、府市民公開講座「東洋医学で整える自分のココロカラダ」
    中央学術大会「妊産婦さんへの施術の有効性と安全性を知る『エビデンス』講座入門編」「妊産婦さんへも活用できる『小さな
    刺激でカラダを変える』実践講座」、可、府市民公開講座:無料 学術大会:府師会会員1,000円 府師会会員外2,000円
    学生500円、6単位
    12月3日、大阪、10時から15時50分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、会員・学生 無料 会員外1,0
    00円、6単位
    12月3日、広島、10時から15時、IGL医療福祉専門学校、タクティールケア、可、会員無料 会員外3,500円 学生1,0
    00円、5単位
    12月10日、埼玉、13時から17時、呉竹医療専門学校大宮校【ハイブリッド】、サッカー選手のリコンディショニング ~
    ケアや怪我予防について~、保険講習会、可、会員3,000円 会員外6,000円、6単位
    12月10日、東京、16時から19時、都師会(としかい)会議室、臨床四方八方初級コース3、可、有料 ※都師会(としか
    い)事務局まで問合せ、4単位
    ※研修単位は会員のみ


    7 協同組合ニュース

    れんこん販売、はじめました
    受注してから収穫するから最高の鮮度でお届け食感が断然違います
    れんこんはビタミンCや食物繊維が豊富で、またカリウムやカルシウムも含まれています。
    更に抗酸化作用に優れたポリフェノールの一種タンニンも含まれておりますアンチエイジングや血圧上昇抑制に役立つ成分が豊
    富な野菜です。
    穴が開いていて先を見通せることから、日本では「見通しがきく」縁起物としておせち料理にも欠かせない食材です。
    2kg入り 3,150円(化粧箱入り)
    ※送料別途、詳細はお問い合わせ下さい
    販売期間 令和5年10月15日から令和5年12月中旬
    お申込みは 日本鍼灸マッサージ協同組合
    HP https://www.jammk.net E-mail jamm@jamm.or.jp
    TEL 03-3358-6363


    8 編集後記

     「遠回りが一番の近道」という言葉があります。「ん?なんで?」と、最初思いました。目的地に向かって道を歩いて分岐点
    に来た時に、真っすぐに行ける道があるのに、なぜ遠回りする必要があるのかと、誰しも思うと思います。でも、この言葉で勇
    気づけられた、という人も多いようです。考えてみると、この言葉は「人生を振り返ったとき」に言える言葉ではないでしょう
    か。私も、これまでに選択を間違って、いろんな苦労をして遠回りしたようにも思えますが、今の私があるのは、その経験が
    あったからこそであろうことは間違いありません。今の環境や立場が辛くて、とてもしんどいときでも、いつか、この経験が自
    分の糧となっていると思える日が来ることを信じて前を向こうよ!そんな意味なんだろうと思います。
                                         (広報IT委員長 廣野 敏明 ひろのとしあき)

    以上本文


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    お問合せ:日本鍼灸マッサージ協同組合
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    発行所 〒160-0004 東京都新宿区四谷 3-12-17
    全鍼師会(ぜんしんしかい)会館内
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
    TEL.03-3359-6049 FAX.03-3359-2023
    全鍼師会
    ホームページURL  https://www.zensin.or.jp
    E-mail   zensin@zensin.or.jp
    協同組合
    ホームページURL  https://www.jammk.net/
    E-mail    jamm@jamm.or.jp
    名称   鍼灸マッサージ情報誌  月刊東洋療法
    代表者   伊藤 久夫(いとうひさお)
    郵便振替 00160-8-31031
    銀行口座 りそな銀行 新宿支店 普通口座 1717115
    名義/公益社団法人  全日本鍼灸マッサージ師会
    発行人   伊藤 久夫(いとうひさお)
    編集人/広報IT委員長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
    購読料   3,600円  〒共(会員は会費より)

    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」となります

    以上