2023.12.01 (金)会員の皆様月刊東洋療法

    月刊東洋療法356号

    月刊東洋療法356号(電子ブック版)

    月刊東洋療法356号(PDFカラー版)(5.37MB)
    月刊東洋療法356号(PDF白黒版)(2.98MB)
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    目次

    1 令和5年度 都道府県師会会長会 開催
    2 日本鍼灸マッサージ協同組合 第9回研修会 開催報告
    3 秋の褒章の栄誉
    4 視覚障害委員会 期待高まる障害者向け機器展~サイトワールド2023~
    5 中医学コラム(2)
    6 Dr.タコのちょっとエッセイ こころのバリアフリー
    7 FOCUS ホスピタリティ
    8 共生社会の実現を推進するための認知症基本法~意思決定支援との関係で~2
    9 医者いらず健康長寿処方箋(118) 「狂気のパンデミック条約と改悪IHR」
    10 インフォメーション 研修会・イベント開催予定
    11 協同組合ニュース
    12 お知らせ
    13 編集後記
    *****
    以下本文


    1 令和5年度  都道府県師会会長会 開催

     令和5年11月12日(日)午前11時より、東京「BIZ新宿」において、「令和5年度・都道府県師会 会長会」がハイブ
    リッド開催された。会場には師会長(しかいちょう)23名(含: 理事兼務7名)、業務執行理事11名、協同組合(兼務)が
    参加し、オンライン会場に師会長(しかいちょう)21名が出席した(4名欠席)。冒頭、伊藤 久夫(いとうひさお)会長は、
    「第22回東洋療法推進大会in岩手」では、オンライン参加も含め、3百数十名の参加者があったことと、岩手県知事、盛岡市
    長はじめ、多くのご来賓(本誌355号参照)にご出席いただけたこと、昨年度から始めたシンポジウムで多数のご意見をいた
    だけたことなどに感謝を述べられた。続いて、長嶺 芳文(ながみねよしふみ)会長代行が、10月14日の理事会で「会長代
    行」に就任したことを報告、各業務執行理事と力を合わせて、今後の業界発展を目指していきたいと挨拶された。
     その後、長嶺(ながみね)会長代行が議長を務め、下記の各審議事項について報告、審議された。
    1)各委員会報告及び後期事業の件
    ・公一(こういち)事業(学術、保険、介護、スポーツケア、災害対策、健康経営、フェムテック委員会)
    ・公二(こうに)事業(広報IT、法制委員会)
    ・公三(こうさん)事業(視覚障害委員会)
    ・法人管理(組織、将来ビジョン等検討、総務、財務委員会)
    ・その他
    2)第22回東洋療法推進大会in岩手、及び次期開催地の件
    ・第22回東洋療法推進大会in岩手報告について
    ・次期開催県について(予定)
    日程: 令和6年9月29日(日)・30日(月)
    会場: 徳島県徳島市「徳島グランヴィリオホテル」
    3)地方提出議案の件
    4)その他
    ・協同組合について
    ・全鍼連盟について
    以上、活発な意見交換の後、往田和章副会長の閉会宣言によって散会した。


    2 日本鍼灸マッサージ協同組合 第9回研修会 開催報告

     11月11日(土)、BIZ新宿に於いて、「日本鍼灸マッサージ協同組合第9回研修会」が開催された。第一部の労災保険
    災害防止講習会では、エル・クリエートシステム(株)の中野 祐治(なかのゆうじ)氏を招き、「過去の労災事例とその予防対
    策など」についてご講演いただいた。また第二部では独立行政法人中小企業基盤整備機構から小林 正樹(こばやしまさき)氏、
    若松 嘉樹(わかまつ よしき)氏の お二方により「個人事業主でも出来る退職金の積み立て」についてご説明いただいた。その
    後の第三部では全鍼師会(ぜんしんしかい)副会長・保険委員長の往田 和章(おおたかずあき)先生を中心に、「療養費取り扱
    いの現状と将来展望」をテーマに全国保険担当者会議がおこなわれた。
     尚、第一部の「労災保険災害防止講習会」は労災保険特別加入者及び今年度中に加入予定の方は受講が義務付けられた講習会
    となっています。今回参加できなかった方は日本鍼灸マッサージ協同組合のホームページに講習会の動画を近々アップする予定
    になっていますので必ずご視聴をお願いいたします。
                                       (協同組合専務理事 髙野 広行 たかのひろゆき)


    3 秋の褒章の栄誉

     11月3日、秋の叙勲褒章の受章者が発表され、本会関係者では、次の方が受章されました。
     全国の会員の皆様と共にお慶び申し上げたいと思います。

    ★藍綬褒章(敬称略)
    ・江口 雅昭(えぐちまさあき) (57歳 佐賀県) 佐賀県師会会長。
    多年にわたり地域の保健衛生に貢献し、学術向上、斯界発展に尽力されました。
    ・下釜 光弘(しもがまみつひろ) (65歳 長崎県) 長崎県師会会長。
    多年にわたり地域の保健衛生に貢献し、学術向上、斯界発展に尽力されました。


    4 視覚障害委員会 期待高まる障害者向け機器展 ~サイトワールド2023~

     昔から視覚障害者には三大不自由があると言われている。墨字を書くこと、読むこと、そして独り歩きすることの3つであ
    る。これらは化学や技術の発達により大きく改善されてきた。最新の技術を駆使した視覚障害者向け機器展「サイトワールド2
    023」が11月1日から3日まで東京の墨田産業会館でおこなわれた。コロナで4年ぶりの開催とあってものすごい人だっ
    た。
     人の波が一番多かったのは単独歩行を援助する機器「あしらせ」。両足の甲から踵(かかと)にかけて振動板を付け、スマホ
    に目的地を入力すると真っ直ぐに進む時は前が、右に曲がる時は右足の横の板が震えるというように行き先を知らせてくれると
    いうもの。来年の夏を目途(めど)に5万円程度で発売したいとのこと。
     その他、スマホと連携した歩行支援機器が幾つか紹介されていたが、私が注目したのはダイハツ工業で開発中の補助具。ネッ
    クスピーカー型の物を首にかけると右下にカメラがついており、それで4メートルくらい先に障害物があるとネックスピーカー
    から声で教えてくれるというもの。これは単体で使え、スマホが苦手とか、できないという人でも大丈夫。上に突き出た看板な
    どや階段の上り下りも知らせてくれるように、と注文を出しておいた。
     注文と言えば、KGSのairシリーズには「32桝が一番便利であること」「点字表示部をまたぐ形でのキー配列ではなく、元
    の形に戻してほしいこと」などをお願いした。
     墨字を読ませる機器は今やスキャナタイプからカメラタイプの物へと変わり、アメディアはじめ各社がこぞって出品してい
    た。携帯型の物も多く、エンビジョンやウォーカムはその代表だ。あとは値段をどう下げるかだろう。
     家電製品ではソニーもしゃべるテレビをはじめ、音声で操作を教えてくれる家電製品を次々と出しているようだ。三菱・パナ
    ソニックと並んで今後期待したい。
     女性の人気を集めていたのは花王のブース。スタイリストが寝癖を直す方法を絵や図ではなく、音声で説明している物を出し
    ていてわかりやすかった。
     8階の展示コーナーには38社がブースを出していた。まだまだ説明したりないが紙面の都合で省略させていただく。なお、
    9階では点字や視覚障害者の生活についての講演やイベントが3日間おこなわれていた。私達視覚障害者の生活が科学技術の発
    達によって少しでもよりよく改善されていくことはとても嬉しいことだ。
     外は季節外れの晴天と暑さだった。「そのうち独りで墨字を読み書きし、颯爽と白杖なしで街に繰り出せる時代がやって来る
    かもしれない」。私は期待と希望をいっぱいに抱きながら会場を後にした。
                                         (視覚障害委員長 佐々木 実 ささきみのる)


    5 中医学コラム(2)

    北京中医薬大学国際学院名誉顧問・名誉主任 梅野 弘樹(うめのひろき)

     梅野(うめの)先生は、北京に本拠地を置く世界中医薬学会連合会常任理事として、日本での 中医学普及に努めておられま
    す。「黄帝内経研究会」(毎週)、「中医学講座」(隔月)だけでなく、令和6年からは「太極拳教室」も始められる予定です
    (全てリモート可)。
    連絡先:shiga-skm-shikai@leto.eonet.ne.jp
    電話:(077)526-4199・(077)523-4114

     般若心経(はんにゃしんぎょう)の内容を詳しく見ていく前に、結論とも言える重要な点を指摘しておきたい。般若心経(は
    んにゃしんぎょう)で最も重要な部分、それは「色即是空(しきそくぜくう)空即是色(くうそくぜしき)」である。この短い
    言葉こそ、般若心経(はんにゃしんぎょう)が最も言いたい核心の部分なのだ。
     まず「色(しき)」とは物質のことを指すと思えば分かりやすい。見たり、触ったりして明らかにその存在を証明することが
    できる物質全般を指す。
     では「空(くう)」とは何か。我々にはこの「空」という概念がないので、般若心経(はんにゃしんぎょう)が難解で近寄り
    がたいものになっている。
     「空」を定義すると、「あるのだけれども無いに等しいこと」となる。これだけの説明ではさっぱり分からないので、もっと
    かみ砕いて説明することにする。
     「あるのだけれども無いに等しい」とは「0ではないが、100でもない」「無存在ではないが、永遠に存在するものでもな
    い」「無存在ではないが、確実にその存在を証明するだけの確固たる形がない」という説明になる。
     般若心経(はんにゃしんぎょう)において無存在とは、森羅万象が始まった瞬間から今まで、一度も存在しなかったことを意
    味する。逆に存在するとは、永遠にその形を変えずに存在することを意味する。
     したがって、例えば太陽という物体は森羅万象が生じてから存在していて、決して滅亡しないならば、般若心経(はんにゃし
    んぎょう)からすると太陽は存在するといえる。しかし現実は太陽もいずれかは寿命が来て滅亡する運命にある。故に太陽も般
    若心経(はんにゃしんぎょう)のいう存在するとは言えない。だから太陽といえども「空」になるのである。
     「空」が定義するように、この世の全てが存在していないならば、我々の頭や手は何なのか。ちゃんと存在しているし、頬を
    つねれば痛みだって感じとることができる。存在しているではないか。
     率直に言うと「空」とは「0」(ゼロ)のことである。「0」は無いという意味を表す数字だが、全くないのかと言えばそう
    ではない。
     10と100を比較すると、100のほうが数は多い。これは「0」のおかげである。「0」が意味を持って存在しているか
    らこそ、10と100の違いを表現できているのである。もし「0」が何も機能しないし存在もしないならば、10と100は
    同じ数字になってしまう。10と100を比べると、存在するのは1だけになってしまう。
     このようにあるのだけれども無いという意味を表す「0」こそが「空」を説明する際に、最も例として挙げやすいものなの
    だ。
     00も000も単なる「0」である。しかし0以外の数字とくっつけば、途端にその存在に輝きが増す。単体としては成立し
    ないが、0以外の数字に附属することにより、ちゃんと機能してくれるのである。しかし0以外の数字のように圧倒的な存在感
    をアピールすることはない。あるのかないのか明確に定義できない数字、それが「0」なのである。
     般若心経(はんにゃしんぎょう)はこの世の全てが「空」であると説いているが、中医学は「気」であると説いている。森羅
    万象を構成しているものが「気」ならば、人間を構成しているものも同じく「気」なのである。ここから「人体は小宇宙であ
    る」と導いている。
     「気」とは元々「氣」と書いて、お米を炊く時に出る水蒸気を意味している。簡単に言えば「気」とは固体でも液体でもな
    く、気体だというのだ。あるのだけれども、その存在を五官によって確認することができない、それが「気」の正体である。 
     我々は五官によって確認できないと「無」だと表現する傾向にあるが、真実はそうではない。
     「空」と「気」の両者に共通すること、それはあるのだけれども無いようであり、無いようにみえて実はある。まさに「0」
    の概念なのである。
     ここで般若心経(はんにゃしんぎょう)の中の一文に中医学と同じ思想を表している所が2ヶ所あるので記しておきたい。

     1つ目は「色不異空(しきふいくう) 空不異色(くうふいしき) 色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜしき)
    受想行識亦復如是(じゅそうぎょうしきやくぶうにょぜ)」の部分である。この部分はまさに中医学のいう「気」を説明してい
    るのだ。「色」を肉体、「空」を気と置き換えて読むと分かりやすい。
     2つ目は「是諸法空相(ぜしょほうくうそう) 不生不滅(ふしょうふめつ) 不垢不浄(ふくふじょう)不増不減(ふぞうふ
    げん)是故空中(ぜこくうちゅう) 無色無受想行識(むしきむじゅそうぎょうしき)無眼耳鼻舌身意(むげんにびぜっしんい)
    無色声香味觸法(むしきしょうこうみそくほう)無眼界(むげんかい)乃至無意識界(ないしむいしきかい)無無明(むむみょ
    う)亦無無明盡(やくむむみょうじん)乃至無老死(ないしむろうし)亦無老死盡(やくむろうしじん)無苦集滅道(むくじゅ
    うめつどう)無智亦無得(むちやくむとく)」の部分である。この部分は「変易(へんえき)」「不易(ふえき)」「簡易(か
    んえき)」を表している。
     「変易(へんえき)」「不易(ふえき)」「簡易(かんえき)」は3つとも易経(えきぎょう)用語である。「変易(へんえ
    き)」とは部分的に変化すること、「不易(ふえき)」とは全体としては変わらないこと、「簡易(かんえき)」とはその法則
    は簡潔なことを意味している。これは魔法陣(まほうじん 洛書ともいう)を例に取ると分かりやすい。
     魔法陣とは縱、横、斜めのいずれの和も15になる図のことである。部分的に変化しているものの、全体としてはどの列の和
    も15である。そしてその法則は簡単である。
     「空」とは物質にそのすがたを変えて、一瞬一瞬は変化するものの、その本質は変わらない。そしてその法則は単純である。
     「気」とは精神状態や環境によりその姿を変えるが、本質は変わらない。そしてその法則はやはり単純なのである。


    6 Dr.タコのちょっとエッセイ

     何かの折りにたびたび思い出す、忘れ得ぬ患者さんがいらっしゃいます。国立病院にいたときに転院されてきた40代の主婦
    Bさんもその一人です。市販の感冒薬の副作用で、やけどに似た全身の皮膚症状や多臓器障害をきたすスティーヴンス・ジョン
    ソン症候群という、難病の患者さんでした。

    こころのバリアフリー

     皮膚のただれや黄疸は重症でしたが、Bさんは明るく、前向きに治療に専念しておられました。二人の小さなお子さんと旦那
    さんが、遠いながらもしばしば見舞いに来られていました。
     しかし改善のないまま治療は長期化し、ステロイドや血漿交換療法という強力な治療までおこないましたが、容態は次第に悪
    化していきました。旦那さんにはお会いするたびに、治療の効果がみられず、予断を許さないことをお話ししました。
     そうこうするうち、Bさんは肝不全に陥り、肺炎を合併し人工呼吸器が装着されました。血圧が低下してきた日、ご家族をお
    呼びして、非常に危険な状態であるとお話ししました。そしてBさんは昇圧剤にも反応しなくなり、翌朝、息を引き取られまし
    た。
     かけつけたご家族に経過をご説明するうちに、旦那さんは激昂されて「そんなに悪いなんて、先生は言わなかった、もっと
    はっきり言ってもらわんと、わからんじゃないか!」私は言葉を失いました。
     本人やご家族への説明には医学用語はなるべく使わない、そう努めてきたつもりでした。あえて昔ながらの表現を使ったりも
    しました。「今晩が峠です」「危篤状態です、今の内にご親族を呼んでください」など。お年寄りのご家族には「心肺停止で
    す」ではなく「ご臨終です」と。それでも伝わらないことを思い知らされました。
     外来の診察現場で、患者さんの多くは話そうと思っていることの半分もいえないとか、逆に医者の説明の8割が患者さんに伝
    われば良いほうだ、などということを耳にします。知り合いの方から、身内が入院していて病状を聞きたいのだが、主治医が説
    明してくれない、どういう状況なのでしょう、などと相談されることもあります。
     なぜそんなことになってしまうのでしょう、時間が足りないだけなのでしょうか?もちろん、医者としての私の態度が、話し
    ずらい雰囲気を醸し出していることは否定しません。
     ご家族には最悪の状況を含めてあらゆる可能性をお話しするのが常ですが「希望を捨てないで頑張りたい」という意志を伝え
    たい気持ちもあります。そんな中で患者さん側はどうしても良い材料に片寄って聞いてしまうのかもしれません。
     医療過誤や訴訟の陰にはいつも、医療側と患者側の意思の疎通の不足があげられます。これは医療だけに限ったことではない
    のでしょう。人と人とのコミュニケーションの困難という社会が抱えてきた大きな問題。それが、医療の現場では非常に悲しい
    齟齬を生じうる。特殊な事情の中で、医師は病気の治療とともにヒトとのコミュニケーションという大きな課題に向き合ってい
    るといえます。
     施設のバリアフリーは徐々に進められていますが、Bさんの笑顔を思い出すたびに、患者さんと医師が、親密にコミュニケー
    ションができて、思いを伝え合い、十分な説明を受けられる、そういった「こころのバリアフリー」を目指さねばと、気持ちを
    新たにする日々なのです。
    +++++
    Dr.タコ 昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。


    7 FOCUS ホスピタリティ

     「ホスピタリティ」の語源はラテン語のhospitalis(お客様の保護)といわれていますが、一般的には「心からのおもてなし」
    「深い思いやり」という意味で捉えられています。 最近ではサービス業のみならず、さまざまな産業で頻繁に使われるようにな
    りました。

    ◆ホスピタリティとサービスの違い
     ホスピタリティは、心地良い体験の提供に重点を置いています。このことは、顧客が感じる雰囲気や環境を作り出すことにも
    関連しています。例えば、ホテルやレストランでは部屋や席の配置、装飾、清潔さなどが顧客に心地良さを与えることにつなが
    ります。あわせて、スタッフの衣装やマナー、挨拶などもホスピタリティに関わる要素となります。また、ホスピタリティは地
    域に愛されるクリニック・施術所となるために欠かせない要素です。
     サービスは、顧客が求めるニーズや要望に対して、迅速で的確な対応をおこなうことに重点を置いています。サービスには対
    価があるという考え方があり、提供する側と受ける側には主従関係が生じます。
                                         (広報IT委員 中川 紀寛 なかがわとしひろ)


    8 共生社会の実現を推進するための認知症基本法~意思決定支援との関係で~2
    顧問弁護士 井上 雅人(いのうえまさと)

     前回に引き続き意思決定支援についてお話しします。
     意思決定支援は、自ら意思を決定することに困難を抱える人について、その人の意思を引き出すための支援をおこない、その
    人の意思を中心とした日常生活・社会生活を支援していくための取り組みです。特に、認知症や知的障害などにより判断能力が
    不十分な人については、意思決定をするのに支援を必要とする人が多いといえます。意思決定の支援をする人は、対象者の支援
    に関わっている人すべてです。例えば、自宅で介護サービスを受けて生活している認知症のある人であれば、ケアマネジャーや
    ヘルパー、かよっているデイサービスの職員、成年後見人が就いていれば後見人、民生委員、家族などが考えられます。また、
    意思決定の対象となる課題に医療が関係するときは、主治医や病院の相談員なども考えられます。意思決定支援の対象となる行
    為は、何を食べるか、どんな服を着るか、どこへ出かけるかなど日常的なこともあれば、自宅で暮らしている本人が施設への入
    所を考えなければならないような非日常的な場面もあります。
     では、意思決定支援は具体的にどのような方法でおこなうのでしょうか。日常的なことについては、支援者の一人が本人の意
    思を確認することで良いと思われます。これに対して、本人にとって重大なことを決めなければならない場合には、支援に関
    わっている者たちがチームとなって意思決定支援をすることが必要です。意思決定支援は、潜在的な本人の意思を引き出すため
    の支援ですから、支援者が良いと考えている方向に説得したり誘導したりしてはいけません。しかしながら、それは結構難しい
    ことで、本人とのやりとりの中で、つい支援者が進めたい方向に話をもっていこうとしてしまうことが少なくありません。チー
    ムでおこなう場合には、誰かが本人を誘導するような発言をしたときは、他の者がストップをかけるということもできます。ま
    た、そればかりではなく、チームによる意思決定支援は、本人に適切な情報提供をするという点からもメリットがあります。一
    人であれば持っている情報量が少なくても、複数の人が寄れば情報量が増えることもあります。もちろん、情報が錯綜するよう
    では本人が混乱するので整理が必要です。また、チーム支援をすることで、一人よりも多くのアイデアが出て、本人の選択肢を
    広げることができる場合もあります。さらに、記録することも大切です。チームの一人が意思決定支援の状況を記録しておくこ
    とで、後日の振り返り会議において、良かった点や改善すべき点をチェックすることができます。このように、本人にとって重
    大な課題についての意思決定支援はチームで行うことが必要だといえます。意思決定支援の研修会において、グループワークに
    よる課題の検討をおこなった際に、参加者から、「自分一人では思いつかない発想があることがよく分かった」とか、「異業種
    のグループメンバーの意見が聞けて参考になった」などの感想が寄せられることは多く、この点からもチーム支援が本人にとっ
    ていかに大切かが分かります。
     もっとも、できる限りの意思決定支援をしても、本人の意思を引き出すことができない場合もありますが、そのようなとき
    は、まずはチームによる意思決定支援が適切にされたかどうかを検証する必要があるでしょう。意思決定をすることに困難を抱
    えた本人が、支援を受けて意思決定できるかどうかは、本人の意思決定能力だけではなく、意思決定支援チームの支援力が大き
    な比重を占めているといえます。意思決定=(イコール)本人の能力+(プラス)意思決定支援力であると言えるでしょう。
     それでは、実際に、意思決定支援チームで意思決定支援を実践する(意思決定支援会議を開催する)場合に、事前にどのよう
    な準備をしておく必要があるでしょうか。大事なことは、意思決定支援チームのメンバーで、本人の意思決定が必要となってい
    る課題を明確にすることと、会議のルールを明確にしておくことです。課題については様々ですが、それについての共通認識が
    できていなければ、そもそも会議が成り立たないといえますし、課題が何かによっては意思決定支援チームのメンバーを誰にす
    るかを考える必要があります。意思決定支援会議のメンバーは、通常は日常の支援に関わっている支援者になると考えられます
    が、必ずしも固定する必要はありません。ただ、本人が自分の意思を伝えるには、初めて会うような人ばかりでは緊張して話も
    できなくなってしまうと思われます。また、日常の支援をしている人の他に、その課題の解決に必要な知識や経験のある人に会
    議に参加してもらうのが良い場合もあります。次にルールですが、会議のルールを決めておくというと何か大層なことのように
    も思いますが、例えば、「本人の話をよく聴いて、話を遮ったり、否定的なことは言わない」、「本人を誘導したり、説得した
    り、押しつけはしない」、「本人にわかりやすい方法で、適切な選択肢を提示する」、「本人が疲れてきたり、混乱したり、落
    ち着きがなくなったら終わる」、「1回の会議で終わらそうとしない」など、会議において本人の意思を引き出すために必要な
    申し合わせ事項のようなものです。また、意思決定支援会議をおこなう場所や時間帯にも気をつける必要があります。やはり、
    本人がリラックスできる場所として、一般的には自宅が良いと思われますが、この点は本人に聞いてみましょう。また、会議を
    開く時間帯については、例えば、本人がいつも昼寝をしているような時間帯に会議を設定するのは適切ではないといえます。
     このように事前の準備を整えたうえで意思決定支援会議を開催することになります。意思決定支援の内容には、「意思形成支
    援」=本人が適切な情報・環境等で意思が形成できることへの支援、「意思表明支援」=本人の内面に形成された意思を適切に
    表明することの支援、「意思実現支援」=本人が決定した意思を日常生活・社会生活に反映するための支援があることを知って
    おくことが必要です。これらについては次回お話ししたいと思います。


    9 医者いらず 健康長寿処方箋(118)

    健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上 正康(いのうえまさやす)

     井上 正康(いのうえまさやす)先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という
    大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ
    貴師会でも!!
    ご連絡はURLより。http://www.inouemasayasu.net

    「狂気のパンデミック条約と改悪IHR」

     国連は第二次世界大戦の戦勝国である米、英、旧ソ連、中国の安保常任理事国が設立し、国際保健機関WHOは政府間協定で
    1948年に新設された国連機関である。その憲章第1条には「全人類が可能な最高の健康水準に到達する為の支援をおこな
    う」と謳われている。世界中が貧しかった大戦直後には、途上国を支援するWHOは素晴らしい存在であった。筆者も医学生 時
    代に、将来はWHOの様な国際的組織で働きたいと憧れていた。しかし、今回のパンデミック騒動と遺伝子ワクチン事件を契機
    に、WHOの理念とは無縁の邪悪な組織に変貌している事を知って愕然とした。“世界を知るには金の動きを追え”との名言があ
    る。実は、現在のWHOの活動資金の約85%はグローバル営利私企業の寄付であり、その最大出資団体のビル&メリンダ財団
    とGAVIアライアンスは何れもビル・ゲイツの所有組織である。彼は“慈善事業”の名目でアフリカ大陸やインドで多数のワク
    チン被害者を続出させ、インド政府からは犯罪者として国外退去を命じられている。彼はパソコン事業の“コンピューターウイル
    スとPCワクチン”で儲け、その延長線上で“人用ワクチンビジネス”で荒稼ぎしているサイコパスである。今回も“mRNAワクチ
    ンビジネス”で暗躍し、その薬害が露呈する直前に独ビオンテック社の株を全て売り抜けている。
     この様な輩や米巨大製薬企業の活動を促進する為に、バイデン政権とEU委員会は「WHOの権限を大幅に拡大する新パンデ
    ミック条約と国際保健規則(IHR)の改訂」を提案した。これを受けてWHOは、2022から23年にIHRの内容を30
    0ケ所以上も書き換え、2024年5月の第77回世界保健総会(WHA)でその最終案を採択させる予定である。“パンデミッ
    ク条約”には加盟国の2/3以上の賛成が必要であり、あまりにも理不尽な内容なので過去に2度も否決された。しかし、IHR
    の改定は“参加国の単純過半数”で採択され、日本の様に異議を申し立てない国や欠席国は“賛成国”と見做すルールに改変されて
    いる。IHRの規則改定で異常な点は、(1)WHO事務局長の権限を大幅に強化する事、(2)事務局長の一存で何時でも緊
    急事態宣言を出せる事、(3)その通達が加盟国の憲法より強い法的拘束力を持つ事(国家主権の消失)、(4)全ての健康情
    報を検閲する権限をWHOに付与する事、(5)パンデミック宣言で加盟国に“戒厳令”を命じられる事、(6)WHOが指定す
    る製薬企業や関連組織へ説明責任の無い巨額資金を加盟国から提供させる事などである。
     実は、WHOのマーガレット・チャン事務局長が「2009年の新型インフルエンザ流行時にパンデミックを宣言し、保健当
    局、医療関係者、巨大製薬企業の癒着を強化」させた。しかし、それが普通の季節性インフルエンザに過ぎなかった事が発覚し
    た。欧州議会保健衛生前委員長ボーダルク博士がその過剰な対応を調査し、“WHOが巨大製薬企業と癒着してパンデミック宣言
    を出した”と強く非難した。今回のパンデミック騒動は遥かに深刻な誤情報で世界を混乱させ、ワクチンヒステリーを誘発させて
    深刻な薬害と超過死亡数を激増させた。現在、この様に異常で危険な内容を2024年5月の第77回世界保健総会で「WHO憲
    章第19/22条を改悪したパンデミック条約 CA+(枠組条約)」と共に可決させる目論見が進行中である。
     これはWHOを“勧告諮問機関”から“法的拘束力のある統治機関”に変質させる事を意味する。最も重要な点は、第3条の“人々
    の尊厳、人権、基本的自由の尊重”に関する項目が削除されている事である。パンデミック下では保健製品の割当と生産手段を事
    務局長が一元管理して締約国に供給させる事も盛り込まれている。しかも、「健康診断書、検査証明書、接触者追跡、旅客所在
    確認書、予防薬とワクチンの接種証明書など、検疫から治療に至る全てを義務づける権限」をWHOに付与している。何よりも
    危険な事は「最終案が未定の“枠組条約”を批准させ、健康対策に関する主権国家の決定を無視してWHOを最終決定者とする
    事」である。この様に不条理な内容をゴリ押しする為に、WHOが誤情報や偽情報と見做すものを検閲する権限を承認させよう
    としている。最終的に国家の主権をWHOに預け、緊急委員会が最終決定機関となる事により「ワクチン接種の選択の自由」は
    完全に消失する。“ワンヘルス”の基にWHOが潜在的危機と決めれば、加盟国に戒厳令が出されて行動の自由や人権が消失し、遺
    伝子ワクチンが強制接種される事になる。この案に異議申し立が可能な締切は2023年11月末日で既に過ぎている。これほ
    ど理不尽な規則が外務省の江副 聡(えぞえさとし)氏や厚労省の一部の官僚の判断に任されて国会で一度も議論されず、国民も
    知らされずに採決されようとしている。その準備として2023年5月に『国立健康危機管理研究機構(日本版CDC)』が設
    立され、9月1日には『感染症危機管理統括庁』が発足して元警察庁長官が就任し、日本人の生命を守る為の外堀は埋められて
    しまった。憲法改正に緊急事態条項が追加されれば、感染症を理由に政府権限が無制限に拡大して国家主権がWHOに移行する
    事になる。今、日本を筆頭に世界は“健康問題を人質にしたグローバリストとWHOにより崖っ淵に追いやられつつあり、202
    4年は日本建国以来最大の分水嶺となる。我々は子供や孫の世代にどの様な日本を引き継いでやれるであろうか?今、全国民に
    その事が問われている。


    10 インフォメーション 研修会・イベント開催予定

    各地での研修会・イベント情報をお知らせいたします。多くの方のご参加をお待ちしています。
    詳細・申込については各師会事務所へお問い合わせ下さい。(変更・中止等がある場合もありますので必ず事前にご確認下さ
    い)
    なお、全鍼師会HP:トップページ内「全鍼ニュース」もご参照下さい。

    月日、師会(しかい)名、時間、場所、内容、一般参加、参加費、生涯研修単位の順番で記載
    12月3日、岩手、9時30分から12時、アイーナ【ハイブリッド】、鍼灸マッサージ業界の中央情勢について、在籍55年
    間を振り返って、R5年東洋療法推進大会in岩手反省会とR6年東鍼連岩手大会準備集会、不可、無料、3単位
    12月3日、秋田、13時から16時30分、サンサン横手、症例報告会、保険取扱い説明、インボイス制度について、不可、
    無料、4単位
    12月3日、東京、14時から17時、都師会(としかい)会館、緩和ケア、疼痛治療、患者に寄り添い癌に特化した鍼灸治療
    3、可、有料 ※都師会(としかい)事務局まで問合せ、4単位
    12月3日、石川、10時30分から12時30分、石川県立盲学校【ハイブリッド】、加賀・三策塾 「大会・研修課・学会参
    加報告会」、可、無料、2単位
    12月3日、岐阜、13時から14時30分、岐阜県鍼灸マッサージ会館、プロバスケットボールチーム岐阜スゥープストレー
    ナーから学ぶ『現場でよくみられるスポーツ障害への対応~マッサージを中心に~』、可、無料、2単位
    12月3日、京都、10時30分から16時、ハートンホテル京都、府市民公開講座 「東洋医学で整える自分のココロカラ
    ダ」、可、府市民公開講座:無料、2単位
                      中央学術大会「妊産婦さんへの施術の有効性と安全性を知る『エビデンス』講座入門編」「妊産婦さんへも活用で
    きる『小さな刺激でカラダを変える』実践講座」、可、中央学術大会:府師会会員1,000円 府師会会員外2,000円 学生5
    00円、4単位
    12月3日、大阪、10時から15時50分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、会員・学生 無料 会員外1,0
    00円、6単位
    12月3日、広島、10時から15時、IGL医療福祉専門学校    タクティールケア、可、会員無料 会員外3,500円 学生1,0
    00円、5単位
    12月10日、埼玉、13時から17時、呉竹医療専門学校大宮校【ハイブリッド】、サッカー選手のリコンディショニング~
    ケアや怪我予防について~、保険講習会、可、会員3,000円 会員外6,000円、6単位
    12月10日、東京、16時から19時、都師会(としかい)会館、臨床四方八方初級コース3、可、有 ※都師会(としかい)
    事務局まで問合せ、4単位
    12月10日、兵庫、13時30分から16時30分、あすてっぷKOBE【ハイブリッド】、妊娠・妊娠ライフ・子育て(母
    乳育児)の鍼灸治療、可、無料(要 県師会に問合せ)、4単位
    12月10日、愛媛、10時から12時、松山市総合コミュニティセンター【ハイブリッド】、青年女性部基礎セミナー 認知症
    に対する鍼灸治療の戦略~外来×土着=希望~、不可、会員・学生 無料 会員外有資格者2,000円、2単位
    12月17日、東京、14時から17時10分、ワイム神田【ハイブリッド】、なぜ当院からたくさんのオリンピック、世界大
    会選手が育つのか、可、無料、4単位
    12月17日、愛媛、13時から15時45分、松山市総合コミュニティセンター【ハイブリッド】、中央学術研修会、【公開
    講座】 フレイルの患者さんに役立つ鍼灸治療、可、会員・学生・一般無料 会員外有資格者2,000円、3単位
    12月24日、宮城、12時30分から16時、荒町市民センター、宮城県師会学術大会 ~現場で使っている手技療法~、可、
    会員2,000円 会員外4,000円、4単位
    1月7日、大阪、10時から15時50分、大阪府鍼灸マッサージ会館、保険取扱講習会、可、会員・学生、無料 会員外1,0
    00円、6単位
    1月14日、東京、16時から19時、都師会(としかい)会館、切経探穴(せっけい たんけつ)「臨床四方八方」中級コース
    4、可、有料※都師会(としかい)事務局まで問合せ、3単位
    ※研修単位は会員のみ


    11 協同組合ニュース

    今年中に買い求めください!
    令和6年1月1日より 大高酵素全商品 が値上げとなります。
    一例として、スーパーオータカ1,200mlが5,350円 → 6,480円
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    HP  https://www.jammk.net
    E-mail  jamm@jamm.or.jp


    12 年末年始の休館のお知らせ

    令和5年12月29日(金)より令和6年1月4日(木)まで全鍼師会(ぜんしんしかい)会館を休館させていただきます。
    年始の開館は1月5日(金)からとなりますので、よろしくお願いいたします。
    (事務局)


    13 編集後記

     先日、103歳 現役最高齢 京都の茶人 茶道裏千家名誉師範 北風 宗照(きたかぜそうしょう)さんが凛とした佇まいで茶の
    湯に向き合い続けているという新聞記事を読みました。茶道を教え始めて半世紀以上、初期のころから稽古に通う人は90歳を
    超えた。裾野は広がり。曽孫弟子までいる。今でも月に20日は教えるそうです。北風さんにとって茶道とは「何とも言えん、
    行儀作法でもなく、学問でもなく、精神修養だけでもない。ただただ、面白いから」現在、国では国民年金保険料の納付期間5
    年延長が議論されていますが働く高齢者増加や平均寿命延伸、少子高齢化から自然の流れなのかもしれません。北風さんの尽き
    ることのない探求心、好奇心を見習って生涯あはき師を貫き、自然の流れに身を任せてみようと思います。
                                         (広報IT委員 中川 紀寛 なかがわとしひろ)

    以上本文


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    お世話になったあの方に、健康を贈りませんか!!
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    2 さわやか 紀州の梅
    3 昔風 しそ漬梅
    4 天然 白干梅
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    お申し込み:日本鍼灸マッサージ協同組合
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    カナホットモイスト [KB-248]54,000円(税込59,400円)
    クラスⅡ 認証番号16300BZZ01121000
    ・時間設定:60タイマー(ゼンマイ式)
    ・温度設定:40℃以上70℃以下(自動調整)
    ・寸法重量:本体サイズ約380mm×620mm 重さ約900g
    カバーのサイズ約430mm×730mm 重さ約500g
    ・安全装置:本体内蔵サーモスタット

    総発売元 株式会社カナケン
    本社: 〒225-0002 神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-17-39
    TEL_045-901-5471(代)
    FAX_045-902-9262
    オンラインショップ http://e-kenkou.jp/
        E-mail info@kanaken.co.jp
    大阪営業所:TEL_06-6935-3016(代)
    FAX_06-6935-3017
    新潟営業所:TEL_025-286-0521(代)
    FAX_025-286-8870
    福島営業所:TEL_024-961-7211(代)
    FAX_024-961-7221
    仙台出張所:TEL_022-287-6273(代)
    FAX_022-287-6218
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    発行所 〒160-0004 東京都新宿区四谷 3-12-17 全鍼師会会館内
    公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
    TEL.03-3359-6049 FAX.03-3359-2023
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    E-mail   zensin@zensin.or.jp
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    E-mail    jamm@jamm.or.jp
    名称   鍼灸マッサージ情報誌  月刊東洋療法
    代表者   伊藤 久夫(いとうひさお)
    郵便振替 00160-8-31031
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    名義/公益社団法人  全日本鍼灸マッサージ師会
    発行人   伊藤 久夫(いとうひさお)
    編集人/広報IT委員長 廣野 敏明(ひろのとしあき)
    購読料   3,600円  〒共(会員は会費より)

    口座名のフリガナは「シヤ)ゼンニホンシンキユウマツサージシカイ」となります

    以上